#149 兄妹集結!
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初イベの情報を見た後は時間が近づいてきた為ログインした
「おはよー」
「おはよう」
「おはー!」
二人共ティータイムだったようで、片手にカップを持ちながら挨拶を返してくれた
「今日なんだけど…」
二人に今日は一人で行く事を伝える。
「了解よー。だったら今日もインと二人で過ごしてるわね」
「また散歩行こっか?」
二人共ごめんね。今度絶対埋め合わせしよう
◆◆◆
鍛治の町の東門を出た先でお姉を待つ。大きな石で待ち合わせって言ってたけどここで良いよね。
「ごめん…!待たせたわね」
「僕もさっき来た所だよー」
石の上でバランスを取って遊んでたら、猛ダッシュでお姉が来た。まだ時間じゃないけど何でこんな走ってたんだろ。深呼吸して呼吸を整えてる
「……ふぅ。撒くのが大変だった…。予想以上にレティに会いたがってね」
「…?あー、パーティの人?そういえばエンルドではまだ会って無かったね」
別に連れて来ても良かったのに…?
「いや、ダメよ。襲い掛かりかねないわ」
「えぇ…僕襲われちゃうの…」
襲われるような事やったっけ?うーん、心当たりが無い
「お、二人共早いじゃないか。久しぶりだな」
そんな事を考えてると、お兄が来た
「久しぶりね。ここじゃ目立つし、移動しながら話ましょ」
「久しぶり!パーティは一番遅かったお兄が組んでねー」
「ああ、良いぞ」
ピコンピコンと通知と共に、ウィンドウが出て来た。パーティに参加しますかという問いにYESと答える。誰かのパーティに入るのは初めてだね
「って二人共レベル高くない?」
お兄がLv22でお姉がLv21だ。僕はLv15だね。やっぱり効率良くレベリングとかしてるのかなぁ
「いや、それよりも15でここまで来てるレティに驚いたんだが」
「良くボスを越えられたわね」
「あはは…丁度配信者の人とさ…」
二人に麒麟さんと一緒に攻略した事を伝えた。
「そうかエンルドやっていたな。後でアーカイブを見ておこう」
「そうね。レティの勇姿を見届けなきゃ」
あ、これ失敗したかも。見られて困る事は無いんだけど、こういう時って後々やけに褒めてくるんだよね
「それで何処に向かっ……向かっているの?」
「「…………」」
行き先を聞こうとしたらスラさんが突っ込んできたから、短剣を投擲して倒す。あれ?聞こえなかったかな。スラさんが居た場所を見てポカーンとしてる
「どうしたの?」
「ハ、ハハ…一撃か。しかもノールックか」
「どうしてここまで来れたか理解できたわね…」
お兄は引きつった笑顔、お姉は溜息混じりだ。え、何この空気!?もしかして僕、何かやっちゃいました…?




