#134 オーナーさんからの伝言!
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屋根の上を暫く駆け抜けると、真夜中の微睡亭が見えてくる。もはや我が家だね。通りに人は…居ない。よし、今日も宿前で飛び降りちゃえ
「到着ー」
「お見事」
体操選手ばりにクルクルーっと体を回転させて着地してみた。芸術点高い?
「こんにちはー」
「こんにちはっ。今日も見事な着地でしたね!」
玄関横の小窓から見られてたみたいだね。10点の札を出してくれてる。やったー満点だー
「そうだ、レティさん。オーナーからメッセージを預かっているんですよ!」
「オーナーさんから?」
面識も無かったはずだけど、何の用だろ?それとも何かやらかしたっけ
「えぇ。飛び降りてくるのは見てて面白いけど、もしも人とぶつかると危ないからバルコニーからにしなさい。との事です」
「バルコニーから入っていいの?」
そういえば備え付けのバルコニーがあったね。一度も使った事無かったけど、後でどんな感じか見てみよ。窓から見た感じ広くはないけど着地するには問題無さそうだったね
「オーナーから直々に許可が出ましたので大丈夫ですよ!私は少し寂しいですが…」
「あはは…出て行く時はこっちからにするね」
そう言うとしょぼんとしてた受付のおねーさんは笑顔になった。うん、そうしよう
「それじゃ、行くね」
「はい!存分にお休み下さい!」
◆◆◆
「色々あり過ぎてつかれたー」
部屋に入ってベッドにダイブする。このふかふかの布団、癒されるー。これが布団の魔力…
「聖剣の精霊に、混沌神。イベント盛り盛りだったな」
「まぁ主だし、しょうがないわね」
「うんうん」
僕だからしょうがないって風潮良くないと思います!不可抗力だよ!




