#133剣聖クエスト!その18
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ちなみに俊足おじさんの異名はラグナリアの韋駄天です
俊足おじさんの魔導書は宙に浮いている。喋る度に装飾でついてる宝石が点滅してるね。うーん、心をくすぐるこの感覚…
「ギルドまで移動を頼みますぞ」
「了解だよっ!…指定座標への転移を開始します。5…4…3…」
「え!ちょっ…」
視界が暗転すると共にテレポートの独特な感覚が。暗転する直前にアーサーさんと精霊さんがこちらに手を振っているのが見えた。
「到着っ!任務完了っ!」
「ご苦労様でしたな」
「…ん、今のってテレポート…?」
喧騒が聞こえて、目を開けるとギルドの前だった。ショートカットするとは言ってたけどしすぎだね…
「だろうな。恐らく魔導書に記載されてるスキルだ」
「そうですぞ。テンちゃんのスキルです」
魔導書のスキル…!テレポート僕も使ってみたい…。魔導書探してみよっかな。簡単には見つからないと思うけど
「テンちゃんは…魔導書の事かしら?」
ああ、魔導書E・ダーテンだからテンちゃんね。声も可愛らしいし女の子かな?
「そうだよーっ!よろしくねっ♪」
「よろしくー!」
テンちゃんの挨拶にインが負けじと元気に返す。
そういえば、普通に会話してるけど、もしかしてインテリジェンス・ウェポンだったり…?
「それでは私達はこれで失礼しますぞ。報告する事が沢山あるので…」
「残念…。またねー!」
そう言うと俊足おじさんとテンちゃんは足早にギルドに入って行った。…お兄ちゃんって呼ばれてた件はまた今度聞こう…
「んー!一回宿戻って休憩しよっか。相談したい事もあるしね」
「そうしましょうか」
「休憩だー!」
伸びをしながら提案すると、肯定の返事が返って来た。
よーし、宿までちゃちゃっと戻りますかー。2人は何も言わずともスッと石の中に入ってくれた。もはや宿へ戻る時のルーティンだね
剣聖クエスト終わりー!当初は剣聖との邂逅って事でもっと短く纏める予定でした…
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