#132剣聖クエスト!その17
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「とりあえずその話はダメです!」
「わ、分かったから矛収めよ?」
剣がさっきより増えてるよ!?こんなに囲まれてたら気が気で無いよ!ていうか避けるスペースも無いよ!
「…!失礼しました。取り乱した様です」
「良かった…」
これで一安心だね…。よっぽど理由は聞かれたく無いみたいだ。精霊さんの前では聞くのやめとこう
「…ふぅ。ではこれで諸々終わりで良いですかね」
「そうね。私の依頼も完了って事で」
「一時はどうなる事かと思いましたぞ」
あ、俊足おじさん!台詞が無かったからすっかり忘れてたよ。時々アーサーさんを慰めたり…あれ?慰めてただけ?
「それじゃあ、また遊びに来るね」
「……貴方だけ特別ですよ。他の混沌神の関係者は出禁です」
よし!言質ゲット!…ん?混沌様のが移ったかな。とはいえこれでまた遊びに来れるね
「アーサーちゃん達は残って下さいね。少しお話があります」
「ん?分かったよ。じゃあ私ともここでお別れだね」
「そっか、アーサーさん達もまたね」
残念だけど仕方ないね。でも冒険してれば、また何処かで会えるよね。インとスズもそれぞれ別れの挨拶を済ませてる。
「よし、帰ろっか!」
「了解よー」
「帰ろー!」
「では戻りましょうか」
びっくりした…俊足おじさんも帰宅組なんだ?てっきり残るかと思ってたよ
「帰りは…ふむ、この人数なら問題ありますまい。ショートカットして戻りますぞ」
「ショートカット?んーよろしく?」
どうやるんだろ?もしかして空を飛ぶとかだったり!そんな事を考えてると、俊足おじさんは一度頷いてから持っていた鈍器…本を持ち上げた。漸く本の出番だね!
「魔導書E・ダーテン起動」
「起動コードを確認………音声認証完了。起動します。…おはよう!おにいちゃん!」
「「「……え!??!?」」」
ど、どいうこと!?魔導書!起動?おにいちゃん!?
俊足おじさん「やっと私のターンですな!」
魔導書「いやいや、私のターンだよっ!」




