#109 ちゃんとした名前…あったんだね…
いつも読んでくださり感謝です!
いいね、評価、ブクマありがとうございます!
「始まりの町よ!僕は戻ってきた!」
というわけで戻ってきました!プレイヤーは前ほど居ないかな?現在地は裏街だね。テレポートの行き先に【ファースト・ラトシティ<裏街噴水>】てのがあったから選択したら飛んでこれた。最初見た時は知らない名前!?ってなったけど、消去法で始まりの町かなーって。
僕は呼びやすいから始まりの町って呼ぶ事にした
「何言ってるのよ、まずは宿に行きましょ。私達は石の中に入ってくからよろしくね」
「よろしくー!」
石っていうのは従魔石の事だね。ついに略されちゃったか…。2人共スッと石の中に入っていった。んじゃ、行きますかー
◆◆◆
「おお、なんか久々だねぇ…あれ?久々?」
あっというまに真夜中の微睡亭に到着した。1日しか経ってないのに妙に懐かしい気がするね?なんでだろう?
そんな事を考えながら、受付で鍵を受け取って部屋に直行する。あ、部屋の延長もしないとね。戻って来れる以上お世話になるだろうし
「おーい、出ておいでー」
部屋に着いて2人を呼び出す。この部屋…なーんか落ち着くんだよね。
「ありがとね、助かったわ」
「お勤めご苦労!」
2人はお礼を言いつつベッドに向かった。イン?別にお勤めしてないよ?それはともかく僕もベッド行こー。……そうだ!良い物見つけたんだった
「ん?何やってるのよ?」
「どしたのー?」
「ちょっと…ね」
確か…この辺に……あった!
アイテムボックスの断捨離中に発見したんだよね!何をだって?むっふっふー。このスウェットだぁー!
良いよねスウェット。夏以外ずっと部屋で来てる気がする。
こっちの世界でも出会えるとは…もはや運命!もうこれは着るしかないよね!装備変更!
「えいっ……どう?この服?向こうの世界でも良く来てるんだけどさ」
「あら、可愛いわね。その着方は斬新ね?PK狩りにでも行くのかしら?」
「超可愛いね!それなら皆んなイチコロだね!」
うんうん、もっとスウェット君を褒めて!……ん?着方?PK?イチコロ?スウェットにそんな要素あっ…た…っけ…
えええええ!?部屋にある姿見で慌てて確認する
「oh……」
そこにはダボダボのスウェットの上だけを着た僕の姿が映っていた。なんでさっ!?上下セットじゃないの!?さっきはテンション上がってて気づかなかったけど、下がスースーする……。僕の感動を返して……
スウェット良いよね…




