#108 湖の町! その19
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「それで頼みたい事ってのは一緒に調査をして欲しいんだ。報酬は弾ませて貰うよ」
「調査…?」
何を調べるんだろう。そもそも剣聖が頼むような調査を僕に…?それこそオリハルコン級の冒険者とかに頼むようなレベルじゃないの?
「ははっ。どうして君に頼むのか分からないって顔だね?
実はさっきの件で顔を合わせた時にビビッと来たの。これでも昔から人を見る目と直感は先代に負けず劣らずなんだよ。だから君に頼む…いや依頼するんだ」
「分かったような分からないような…?」
僕自身は直感肯定派なんだけど、直感で決めて良い案件なのかなぁ
「要するに他の誰でも無くても君が良いんだって事よ。良かったわねー?」
「愛の告白かな?」
「主!君に決めた!」
「電気扱えないよ?」
完全に揶揄われてる?というより肩の力を抜けって事かな。
確かに考えすぎだったかも…
「その依頼…受けるよ」
「…!ありがとうっ。恩に切るよ!」
アーサーさんはそう言うとパァッと花が咲くような笑顔を見せた。剣聖の上にこの美貌…天は二物を与えずじゃないの…
与えまくってるよ…
「では早速内容の説明……をしたい所だけど、現地で説明した方が手っ取り早いんだよね。明日とか空いてるかな?」
「そう?……明日はまだ予定も無かったから大丈夫だよ」
内容は気になりまくるけど、現地で説明した方が良いって言うなら仕方ないね。インとスズも異論はないみたい。また明日だね
「良かった。じゃあ明日の8時に門前に集合ね」
「了解」
その後はアーサーさんが次の予定があるとかですぐお開きになった。忙しいね…。流石剣聖
「んーっ!…そういえば宿どうしようね」
通りを歩きながら伸びをする。他に人は居なかったけどお店の雰囲気で知らずに緊張してたのかな。
「来訪者は不思議パワーで噴水で町の移動が出来るんじゃ無かったかしら?」
「またローズさんの料理食べれるね!」
そうだった、噴水でテレポート出来るんだったね。失念してたよ…。じゃあとりあえず…噴水を探しに行こうか
いざ裏街へ帰還!




