#107 湖の町! その18
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生剣聖だぁ。…うぇ!本物!?サイン貰わないと?でも色紙持ってないし…あ、ネームプレートもフルネームに表示が変わってる。…じゃなくて!生剣聖だぁ…あれ?ループしてる!?
「そんなに見つめられると照れるね…」
「…うぐっ」
「あなたが今代の剣聖なのね」
「へぇ…強そうだね?」
テーブルの下で足を蹴られた。痛いよ…でもお陰で正気に戻れた。完全にパニクってたね。チラリと2人の方を見ると、インは好戦的な笑みを浮かべて、スズは興味深そうに其々アーサーさんを見ていた
「ここまで連れて来ちゃったのは、あそこで正体がばれると囲まれて大変な事になっちゃうから。こんなに堂々と町を歩けるのはこの時期のこの町だけだからね。祭りの最中は私の格好を真似てくれる子が多いから、剣聖オーラを消せば案外バレないんだよ」
「そうなんだ…。それじゃあの騎士さん達は?」
さっきのカフェには居なかった…よね?それとも今みたいに外で待機してたのかな
「あの騎士達はね。なんというか私兵みたいなもんなんだけど、何処へ行くのにもついてくるんだよ。だからこの町に入った時に上手く撒いたんだけど、野暮用の時に見つかっちゃったんだ」
「それは…残念だったね」
私兵さんだったんだ。なんか店の外から苦労人オーラが漂って来てる気がするけど気のせいかな。
それから少しして料理が運ばれて来て食事タイムに入った。
見たこともない料理ばっかで凄く美味しかったです。
「ご満足頂けたかな?」
「とても!……でもココアを譲った事へのお礼としては貰いすぎな気がする…」
「それは本題があるんじゃないかしら」
「そうだねー。出てきた料理、全部超高級料理だったしねー」
え!?本題…?何かあるの!?2人共分かってたような感じだし…。分かってなかったの僕だけ…!?
「本題は勿論、お礼だよ。ただ…お願いがあってね。奮発したのは間違いないんだけどさ」
高級料理の詳細は…割愛!




