#102 湖の町! その13
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取り巻きの人達は口をあんぐりとさせてリーダー?が突っ込んだ滝の方を見ている。
「ふっ…またつまらぬ物をぶっ飛ばしてしまったー」
「目は覚めたみたいね。ほら、まだ4人残ってるわよ」
目覚めの一杯ならぬ目覚めの一発だったみたいで半目だったインがいつものパッチリおめめに戻ってる
「「「「ひぃっ!…覚えてろよぉ!」」」」
「あら、逃げちゃったわねー」
「なーんだ、幻の左もお見舞いしようと思ってたのにー」
インが取り巻きさん達の方を見ると、捨て台詞を言いながら一目散にギルドから出て行った。リーダーさんは…?あ、1人だけ戻って来てリーダーさんを回収していった
「撃退したのは良いけど、やりすぎかな?」
「最近多いんですよ。新人冒険者に絡む輩が。特に下衆な輩にはあんな感じの対応で大丈夫ですよ」
あんな感じで良いんだ…。良いって言ってるし、良いのかな?じゃあ、これからもお下衆さんには容赦無しで!
インの幻の左も見たいしね
「横槍が入っちゃいましたので改めて。冒険者ギルドは24時間開放されておりますので、いつでもいらして下さいね。
あなたの冒険に幸多からん事を」
「ありがとうございました!また来るね」
「またねー!」
「今度もよろしくね」
クーカさんと別れを済ませて冒険者ギルドを後にする。最後は俊足おじさんもクーカさんの横に立って見送ってくれた。
結局何者だったんだろ…。それと衝撃の事実だったんだけどギルドって24時間営業なのね…。今度ギルド来る時は何か差入れ持っていこう
◆◆◆
sideクーカ&俊足おじさん
折角、久々に美少女が3人も来て内心テンション爆上がってたのに…。混沌神の所為でどっと疲れたわよ…。信仰道化師ってだけでお腹いっぱいなのに、介入までしてくるなんて!
はぁーレティ君の先が思いやられるわね…
しかもお気に入り2号で黒白の教団って…2代目って事かしらね…
「ハッハッハ。大変そうですな」
「何で他人事なのよ。介入の件は上手い事隠しといてね。よろしく頼むわよ副ギルド長」
「……ちなみに断ったら…」
「灰燼に帰すわよ」
「も、勿論喜んでやらせて頂きます!それに…英雄殿に尽くすのは私の生き甲斐ですからなぁ」
この男もいつまで付き従ってるのかしら。自由に生きろって言ってるのに…。ってそんな事よりレティ君よ!一応剣聖がいるって情報は流したから…後はなんとか知り合って貰いたいわねー。混沌神にちょっかい出されてる以上、伝手は多いに越した事はないしね
幻の左!はまた今度!




