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戦況確認と土地の整理

 ターン終了宣言をしたので先程出したユニットカード達を見る。


『天眼導師』は身長180cmくらいで白髪混じりの金髪で筋肉質な身体をした初老の男性だ。黄色いローブを着ていて鉄製の杖を持ち、杖の先端には眼球を模した飾りが付いている。


「初めまして、あなたの能力を教えて欲しいんですが」

「初めまして主様、私の能力は自分の視界操作で天から地上を見下ろす事ができます。」

「それは自分の真上だけですか?それともどこでも?」

「時間は掛かりますが離れた場所でも可能です」

「それならよかった、ではさっそくあそこにいる智将さん達と一緒にお仕事をお願いします。」


 自分の後ろにいる智将さん達を指し示して天眼さんに移動して貰い、次に『腹ぺこ鼠』を見る。


 尻尾は短く尻尾を含まないで30cmくらいの大きさをした焦茶色の鼠が6匹いる、カードのイラストと同じ匹数だ。この子らに敵本拠地に潜入して貰って魔王近辺を調べて貰おうと思ってデッキに入れたのだが・・・


 意外とでかいけど大丈夫かなぁ・・・てかリアルで鼠って見た事無いけど地球でもこんなもんなんか?正直もっと小さいイメージだった・・・まぁなんにせよ


「さて初めまして、君達には敵の本拠地に忍び込んで破壊神様が気にしてる物を調べて貰おうと思ってますが、こっちの言葉ちゃんと解ってますか?解ってるなら俺から見て右側に並んでみてくれる?」


 右手で自分の左を指さしながら言うと鼠達は指の方向を無視してちゃんと右側に並んだ。


「大丈夫みたいだね、では後で転移さんに送ってもらうので待機しててください。」


 次に墓地から戻した『キマイラライダー』を見る。こちらはパッと見では第1デッキで出した時と変わらない。てか出したはいいけどどちらに向かわせよう。


「え~ととりあえず君は智将さん達と話してエルフ救援戦かリッテン大陸の戦闘のどちらかに加わって下さい」

「「かしこまりました」」


 乗り手とキマイラの両方が答えて智将さんの方へ歩き出すのを確認したので次に『贄の巨人』を見る。

一言で言えばとても不気味な見た目だ・・・まぁそれはカードのイラストで解ってはいたのだが・・・


 背筋が曲がっているからよく解らないが多分身長は35mくらいで全身が紫色の全裸巨人だ。それだけならまぁ別にいいのだがこれは『人』っていうか『巨人』というか『生物』として分類していいのだろうか?所謂生殖器は見当たらず、顔の部分には目や鼻・口などの人間にはある物が一切無い・・・いやあると言えばあるのだがそれは身体のサイズを考えるととても小さい物で全身のいたる所に付いていた。巨人のサイズではなく一般的な人間サイズの顔が頭・首・胴体・腕・脚などにバラバラの角度で無数に付いていてそれぞれの口からは微かに呻き声を漏らし、目からは血の涙を流している部分もある。それと指だけはやたらと毛深いと思って見ていたら、それは毛ではなく人間サイズの指が指毛のように無数に生えていてそれぞれが動いてる事に気付き軽くゾッとした。集合体恐怖症の人とかが見たら気絶するんじゃなかろうか?

 見上げながら話しかける。


「え~と初めまして、今すぐにではないですが、君には敵の本拠地がある大陸に行って暴れてもらおうと思ってます。潜入する鼠君達が動きやすいよう派手目に暴れてくれると有り難いです。ああ勿論保護対象種族は出来るだけ攻撃しない方針で」


 そう言うと今まで微かに聞こえていた呻き声がいきなりホラー映画で女性があげるような甲高い悲鳴(×複数)に変わり思わず耳を塞ぐ。


「な!なななな何だぁ!?」

(わかりました との事です)

「伝達さん便利!てか今のが返事なの!?勘弁して!」


 俺の言葉を聞いた『贄の巨人』はすぐに静かになり、軽くシュンとしたように見える。まぁとりあえず次はヤンゼルさんの能力で出した2人の転移さんを見る。1人は最初に出した転移さんの2Pカラーかというぐらい似ていて全体的にオレンジ色の装備、もう1人は緑のとんがり帽子に緑のローブと木製の杖という所は変わらないが、他の2人より少し身長が低くて髭が非常に長く先っぽが地面に付いている。


「初めまして転移さんのお二人、二人はあちらにいる転移さんと同じく動ける兵士をリッテン大陸に送って下さい」

「「かしこまりました主様」」

「で、戦況の方はどうですか伝達さん」


 移動する転移さん達を見ながら聞く。


(良くも悪くもない・・・と言った所でしょうか、まずワイバーンは全騎失っており、闇騎士殿は1人やられております。)

「闇騎士は計5回撃破されてるわけね、たしかに良くは無いね」

(代わりに敵左翼の指揮官と思われる闇騎士殿を倒したオーガは天騎士殿が討ち、敵左翼は本格的に崩れ始めていて、敵全体を見ればオーガ種は最初の5分の1程までになっていますし、こちらはまだ送れる兵士がいて失う速度よりも転移殿が送る速度の方が早くなってきております)

「ん~・・・ワイバーン全騎と闇騎士1人失ったのは普通に痛いけど一応押してはいるのね」

(はい)


 少々考える・・・敵の大将は1500って話しだから敵の副司令とか他も相当やばいかもなぁと思ってたけどほんとにピンキリだな・・・敵右翼の方がどうなのか予想もつかんが・・・ん~まぁとりあえず・・・


「このままで大丈夫そうな感じかな?」

(おそらく大丈夫かと)


 楽観的かもしれんがリッテン戦線の方を考えるのはそこまでにしておく。


「まぁとりあえずやばそうになったら連絡して下さい、自分はちょっと土地の整理をするんで」

(かしこまりました)


 地図を開き第4デッキで多少雑に出した土地を整理する。まずこの半島の最南端は『火山』にすると決めているので今までの『火山』に隣接していた『山岳』2つを一旦ずらして新しい『火山』2枚をその場に置き、『火山』がなくなり空いた部分に『山岳』を置く。これで南端は『火山』4つがまとまった。

 次は火山の北3㎞程に『呪火の祭壇』を置いて、そのさらに北200メートル程の位置に『聖火神殿』を置く。

 次は聖火神殿のさらに北10㎞程の地点に『聖なる泉』を置き、その聖なる泉の範囲の北側に隣接する形に『林』を置く、そしてその林の範囲の北側に隣接する形で『森林』を置き、残りの『森林』×5を後に『林』を置く場所を考えながら円形に配置する。この部分は最終的に『聖なる泉』の周りを『林』で囲って、さらにその『林』の周囲を『森林』で囲おうと思っている。

 南側はこれで良いとして次に北側のクレーター周りをいじる。

 まず溶岩地帯の東側に隣接するように『汚泥溜り』を置き、その東に連なるように『底無し沼』×3を配置し、底無し沼の南には『毒の沼』×4を配置し、その東には『死の大地』×4を置き、さらにその東に『荒野』×2を配置。とにかく東側クレーター南側は『底無し沼』で囲いたいのでまだまだ全然足りない。

 西側クレーターは『聖山』×4を北西の限界地点に出しているので今の所問題ないのからこのまま。

 今度は『動く城塞都市』の西に出した『海』と本物の海の繋ぎ目部分の北と南に『雪山』を2つずつ配置し、『永久凍土』もそのすぐ近く、海との繋ぎ目を塞がないように2つずつ配置。

 これで土地の整理を終わらせて画面を閉じる。


 やる事もやったので戦況が不利にならないのを祈りつつ頭の中で鳴り続けるユニットの被撃破音を聞きながら次のターンを待つ。

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