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軍の動かし方

 兵士訓練所の能力を使った事で7000人の兵士が目の前に現れ、槍と鎧で武装した人間が大勢いるというのはかなりの圧迫感を感じる事がわかった。ちょっと怖い。しかしこんなにたくさんいてもカードゲーム的には 『場に存在する全てのユニットに1点のダメージを与える』 とかのカード使われたらその1枚で全滅なのよねwまぁ今は補正があるから大丈夫だけど。

 智将さんと老将さんの方を向き話をする。


「え~と取り合えずこの人達を指揮してもらう感じなんですけどやり方はちょっと特殊になります」

「特殊とはどのような?」


 老将さんに聞かれたので説明を続けるために口を開こうとしたら


「伝達の魔術師殿と千里眼の魔術師殿、それから偵察梟を使って現場には行かずこの場から軍に指示を出すという事ですね」

「ああそんな感じです、やっぱりわかりますか」

「我々は場に居る事で効果のある置物系ユニットカードですからね、主からすれば万が一にも撃破されて補正が消える事は避けたいでしょうから」


 こちらから説明するまでもなく智将さんが言ってくれた。


「まぁ伝達さんはまだ2人しか出してないので次のデッキでもう2人出そうと思ってます、でも伝達さんは自分の所に1人は居てもらわないと困るので同時に動かせる軍は最大でも3つって事になる感じですね。いや次のデッキで出すのはやりたい事的に無理かな?無理矢理入れてもいいっちゃいいけど」

「まずは伝達の魔術師殿と千里眼の魔術師殿にも相談して連携訓練をしてから動く事になりそうですね」


 そこまで会話をしてふと気になる事ができたので聞いてみる。


「そういえばSMWのフレーバーテキスト的に智将さん達の国は戦争してましたね、その時の記憶とかはあるんですか?」

「いえ、我々は主様によってカードから産み出された存在ですから以前という物は存在しません」

「なるほど、将軍っていう役職とかがあってもそんな感じなんすね、SMWでの世界観や人間関係なんかも全然関係無い感じですか?」

「ありません」

「なるほど」


 フレーバーテキスト的にSMWの世界にはたしか色んな種族が一緒に暮らしているような多種族国家が~あったようななかったような・・・で人間の国は5つ、エルフの国が3つにドワーフの国が2つで獣人の国が4つぐらいあったはず、それから魔族の国もあって世界の中心に聳え建つ神の世界に繋がる塔を巡ってほぼ全ての国同士で戦争状態。伝達さん達と将軍達の国なんかは思いっきり争ってたはずだが特に気にする必要は無いようだ。


「まぁとりあえず千里眼さんと伝達さんにもこっちに来てもらいましょう」

「他にもワルター殿にも来てもらった方が良いかと、王も含めれば将として活動できる者は6人、エドウィン殿とオスカー殿とヤンゼル殿は拠点の防衛をし、私とゼイガン殿とワルター殿で攻勢用の3軍に指示を出せばちょうど良いかと。小部隊であればルーファス殿も良いかと思いますが我々と同じタイプの能力ですし防衛に居てもらった方が良いでしょう」

「じゃあワルターさんにも来てもらうとして、兵士は今後どんどん増やしていく予定だしそれぞれの指揮する人数配分は任せます。ある程度増えたら防衛側にも兵士まわしてください」

「かしこまりました、まずはどこを攻めましょう?」

「リッテン大陸だね、エルフの国を救援したいところだけど地上戦力じゃ戦い辛い事が確認できちゃったからね」

「呪木でしたね、エルフ達は呪木を造れるのですし気にせず破壊した方が被害が少なくなりそうですが」

「いや~使える物は壊れるまでは使いたいタイプだから自分からわざわざ壊しに行くのはやだなぁ、まぁやるとしても今のデッキ中にはやりたくないなぁ、それに派兵するにしても転移さんと送還さんも増やさないとだからどっちにしろまだ先やね、だから部隊の動かし方の訓練だけお願い」

「かしこまりました」


 ここでする事も済んだのでメイザスの手に乗り移動する、途中ワイバーンに乗ったワルターさんとすれ違いつつ城門前に到着すると伝達さんと千里眼さんが1人ずつ待機していたので、自分はメイザスから降りて入れ替わりに彼等を運んでもらった。

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