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南西側関所砦を見ながら

 一段落ついたので城壁に地図を映し偵察梟を派遣した南西関所を見る。ある程度拡大してから全体をザッと見てわかる事はまず全体は八角形状に城壁で囲まれていて南西の門から北東の門にかけて大通りがあり、南西側に兵士が多く北東側にいく程武装した人間が少なくなっている。大通り南西側には屋台が多く、北東側には露店が多く見える。兵士が買い食い等をしやすく、民間人が食材等を買いやすいよう配置されているんだろう。上空から見た地図の視点じゃわからないけど多分鍛冶屋等も南西側にあるんだろう。


 そこまで確認した時頭の中でガラスが割れるような音がした。


 地図を消してすぐに誰がやられたか確認する為目の前の空中に場を展開表示して墓地を見るが何も置かれていない。次に場を見てユニットを確認してみると『墓掘り業者』が1枚減っていた。


(予想通り、現在デッキで出したカードじゃないと墓地にいかないんだな、場のカードが持ち越されてる以上前のデッキで出したカードが墓地にいくと、墓地からデッキに戻すカードとかも使えてデッキ枚数がおかしくなるし当然かな。しかし『墓掘り業者』は元々1/1だったけど将系カードの能力で強化されて今は5/5。まぁ38/38が1撃でやられた事もあるし一応警戒してガーゴイルを向かわせ・・・いやまずは聞こう)


 伝達さんの方を見て聞く。


「やられた墓掘り業者さんの周りってどういう状況だったかわかりますか?」

(・・・・・・千里眼殿の視界共有を合わせて他の者の視界と思考を確認しましたが、突出して強い相手がいるわけではなく単純に数で押されたようです)

「なら慌てて送る必要もないか」


 『墓掘り業者』は5人組で召喚されていた、だから1人でもやられたら破壊判定なのか5人全員やられたらなのかを確認したいのもあって送ったが正直すっかり忘れていた。


「千里眼さんにガーゴイルを映すのをやめて墓掘り業者を映して5人中1人でもやられた時は報告するよう伝えて下さい」

(それでしたら既に送った15人中残っているのは5人ですので欠けていないグループはありませんよ)

「あ、そうなん?ならいいか・・・いやよくねぇな!墓掘り業者はドラゴンに送らせたからまだ戦線に参加してそんなに経ってないはずだよな、そんなあっさりやられたのか?」

(敵の数が多いだけじゃなくエルフ達の呪木がありますからね、エルフ達の防衛機構である呪木の方は攻撃する訳にもいきませんしあれに足を獲られてしまうともうやられるしかありません)

「あ~・・・」


 頭の中でまたユニット撃破音が響き思わず舌打ちした。


「戦術的には完全に人選ミスだったな・・・つかやっぱ空戦の有無は重要だな、まぁSMWの対戦でも空戦はでかいけど。まぁ最低限の情報は手に入ったしとりあえず今は関所の方を観察しないとな」

(偵察梟と繋げますか?)

「そう・・・ね、次のターンまでそれでもいいくらいだな、繋いでくださいな」


 すぐに視界が2重になったのでユニット撃破音を聞きながら目を閉じる。


 あの街並みのどの位置かはわからないが商店が並んでいるのが見える、露店がありアクセサリーらしき物を売っているのが見えるが値札等があるようには見えない、どういう値段になるのだろうか?他はどうなのかと気になって周りの露店を見るが値札らしき物がある店もあれば無い店もある。基準がわからん、識字率に問題でもあるんか?


「主様少々よろしいでしょうか?」


 などと考えていると転移さんが話しかけてきたので目を開けて振り返る。


「商売をしに行くまでまだ時間もあるのですし素材をそのまま売るのではなく武器等にしてから売ってもいいのではないでしょうか?」

「ん?ああそれも1回考えたんだけどやめたよ、どこどこの誰々が造った~とか○○商会の武器~とかの宣伝文句があるわけじゃないし、どんな装備に需要があるのかもわからないし素材ならまぁ一括で売っちゃえると思うんだよね、長期滞在は避けたいから売れやすそうな方が有り難い。それにドワーフ達を炭鉱に行かせたけど今どうなってるか認識してないしそもそもとして武器とかに加工する為の工房が無い。それに儲ける事が目的じゃないからね、素材をここでただお金に換えるよりもどっかの人類国家に売っとけばここよりは有効利用すると思うし食材もここで腐らせるよりは他に持ってく方がずっといいという程度の考えだからね」

「そうですか、せっかくドワーフもいるのですから何か造らせた方が良いかと思ったのですが」

「まぁそこらへんは2回目の行商時にでも考えるよ、それに装備関連ならガルミラの東側も需要があるだろうし売るのは南東関所でもいいからね、それに海と隣接してないガルミラは海の魔物素材は多分出回る事が無くって持ち込むと面倒い事になると思うんだよね、ってか海の魔物って海に隣接してる国でも遭遇しにくいだろうからそもそもどれくらい認識されてるかもわからない、もしここにある素材が彼等にとって未知の魔物の素材だった~とかを考えると下手に売れないっつーか持ち込めん、そういうのだったら加工してこっちで使っちゃうのもありかなぁと思うんよ」

「主様が海中討伐を命じているのは近海ですからその心配は無用だと思いますよ」

「そうなん?まぁ念の為よ・・・そういやそろそろ範囲広げちゃってもいいか・・・伝達さんシーサーペントに連絡、索敵と殲滅の範囲を5㎞まで広げるよう伝えて下さい、それとリーレとポセイドンの護衛に付いてる2体も参加させて下さい、行動は常に2体1組でね。ポセイドンの護衛はリーレに引き継ぎさせて下さい」

(伝えました)

「ありがと、んじゃ街の観察を続けるかね」


 偵察梟の視界を見る為また目を閉じる。

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