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昼飯を食べながら調べ物をし考える

 昼飯を食べながら今度は地図を開く。


 地図は右手でないと操作出来ないので持っているスプーンを左手に持ち替えて、縮小をかけて現在地から南にスクロールさせる。今いる土地の南端を通り過ぎて何回もスクロールのために指を動かしてようやく南の海を越え『ソール大陸』が見えた。ここからソール大陸までは小さな島すら無くずっと海だった、この星の赤道は地球の4倍くらいだったはずだからとんでもない広さの海だと確認する。この土地の南端をまっすぐ南に地図をスクロールさせるとソール大陸のほぼ中央にあたり、多少西側にスクロールすると大陸の西端があった。ついでにさらに南へスクロールさせて南極を見てみるが、地球とは違い氷だけで大陸にはなっていないようだ。地図をソール大陸に戻して少し考える・・・


 魔王の拠点は繋がってる9つの大陸の西から3番目らしいから空戦持ちのユニットをソール大陸に送って西から攻めるのもありかなぁと思ってたけど・・・これ絶対迷うわ・・・海しかなかったじゃんほんと・・・まぁ今までの俺の雑な指示でも目的地に着いてた事を考えると、カードの彼等にはどうも迷子防止的な機能もあるっぽいから実際は迷わないんだろうけど・・・でも海が広すぎるから空戦ユニット送っても実際に戦闘になるまでにどんだけかかるんだろ?・・・音速越えで飛んでもアマルテアでさえ何時間かかったんだっけ?・・・ソール大陸だと着くまでに日跨ぐんじゃないか?・・・でも西から進攻すれば大陸3つ分・・・こっちからだと7つ分やろ・・・直接乗り込むって方法だと挟み撃ちの危険があるしやりたくないのよなぁ・・・まぁ本丸だけ狙うんなら色々変わるんだろうけども・・・いや本丸狙い良いかもな・・・そもそもカードゲームでも相手のライフを削り切るかデッキを枯渇させるとかゲームによっては特殊勝利とかでも勝ちなんだからそういうのちゃんと狙わないといかんよなぁ・・・相手のユニットを除去してから~とかそういう事やってっから俺はよえぇんだってぇの・・・自分のユニットがやられる危険性が高い状態だと攻めないもんなぁ・・・いかんよなぁほんと・・・ユニットにユニットぶつけるとか魔法カードを使う楽しさとかを優先しちゃうからここぞっていう勝負時逃しちゃうのよなぁ・・・わかってんのになぁ・・・対戦してる最中は楽しくてそういうの抜けちゃうんだよなぁ・・・(深呼吸)・・・まぁ破壊神様から少数種族の保護もできればしてほしいと頼まれたから魔物の殲滅はしておいて損はないけども・・・


 落ち着く為に深呼吸してからソール大陸のほうに視線と思考を戻して観察する。


 西端から確認してみるがまさしくその西端に集落があるらしく、拡大してみると数十件程の家が建っているのがわかる、まぁそれはいいかと思いまた縮小して東と南側にスクロールするとソール大陸は東西に長い丸みのある逆三角形といった形をしているのがわかる・・・ソール大陸の東端からほぼ真北方向に向かって次の大陸への細い道が延びている・・・次の大陸も見てみようと思い地図を動かしているとターン開始音が頭に響いたので使い終わった食器を持ち立ち上がった時。


(主様!破壊神様からの伝言があるようで券が光っています)

(ん?わかったすぐ行くよ)


 昼食に使った食器を流しに置いてから外に出ると狼頭の予言者さんが家の前で俺の右側を見ながら待っていたので、有り難うと言いながら券を受け取り開く。良い感じに日陰になっていて読みやすい。


神:今地図でソール大陸を見ていましたよねさきほど伝えるべきでしたあそこには竜人がいます多分というか確実に見つかりました何があっても絶対に彼等には逆らわずに唯々諾々と従って下さい何があっても絶対にですよフリじゃないですからね


 焦っているのがわかる、点とか文字間隔とか一切なく字も書き殴った感じで少し崩れている。


 身体ごと右を向く、良い感じに日陰になっているのは俺を守るようにエドウィンさんが盾を構えているからだった。左斜め前でワルターさんがハルバードを構えているのも見えるし、闇騎士さんが予言者さんを押しのけて俺の横に来た。自分の位置からでは見えないがエドウィンさんの盾の向こう側にも闇騎士さんやオスカーさんもいるっぽい。


 何故ユニットが集まっているのか・・・何故武器を構えているのか・・・その原因を見る。


 和服の男が立っていた。茶色い髪に健康的な小麦色の肌に端整な顔立ち、濃い緑の和服はかなり上等な物に見える。その男は特に武器は持っていない。金色の瞳でただこっちを見下ろしている。そこだけを見れば身長が高い和服のイケメンなんだが普通の人間とは絶対的に違う点が2点、背中から茶色の翼が生えている事と身長が3メートルぐらいある事だ。ここで少し考える・・・


 先ほど伝達さんは券が光っていると連絡してきた・・・だが客が来ているとは連絡しなかった・・・つまりあの連絡の時はまだいなかったはず・・・連絡を受けてから20秒ないくらいで扉を開けた・・・エドウィンさんは基本俺の警護をしていて俺が家にいる時は玄関で見張りをしてくれているが、その時にはエドウィンさんは俺が扉を開けて出る位置を考え、俺を守る配置についていた・・・そしてこの伝言の内容・・・今目の前にいる相手ってもしかして光並の速さで動けるんじゃね?・・・転移系だったら多分家に直接来てるだろうし・・・まぁなんにせよ絶対に逆らうなと神様からのお達しだ。


「とりあえずみんな武器納めて」

「承服できません!危険すぎます!」

(主様!エドウィン殿の言うとおりです!私の読心でもまったく心が読めません!何の為にここに来たのかも何をやってくるのかもわかりません!)


 できるだけ落ち着いた声で言ってみたがエドウィンさん達から拒否られた、カードでもこういう時は逆らうのね・・・まぁそれはいいか・・・


 言う事を聞いてくれないようなので少し困りながら後頭部をかいて話の通じる相手だと願い客人に声をかける。


「まぁとりあえず・・・初めましてお客人、我々に何かご用でしょうか?」

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