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ちょっとした異常事態 ドワーフについて調べる

 新たに召喚した2人によろしくと挨拶し、少し質問をしようと口を開いた時。


(主様、異常事態発生です)


千里眼さんの所で監視作業をしていた小太りの方の伝達さんから連絡が来た。どうしました?と心の中で聞きながら千里眼さんの仕事場へ走って移動する。


(シーサーペントが海の底でドワーフを見つけました、生きています。主様なら救助を望むと思い今口に咥えさせて地上に降ろす為移動中です。)


(良い判断ですありがとう、シーサーペントに近い陸地はどの方角ですか?)


(南の海で見つけたのでここからだと南南東の陸地に降ろす事になるかと思われます。)


「ガーゴイル!南南東方向の陸地に来るシーサーペントからドワーフを受け取ってここに連れてきて、行くのは全速力でも連れて帰ってくる際はドワーフの安全に配慮した速度でね」


 護衛をしていたガーゴイルが飛び去っていく。到着には1時間も掛からないだろうが正確な方角がわからないから少し探す事になるだろう事と連れてくるドワーフが耐えられる速度で帰る事を考えると大分時間が掛かるだろう。

 千里眼さんの仕事場に入りシーサーペントの視界を見ると海上に顔を出しつつドワーフの呼吸の為に口を開けながら移動しているせいか大分遅めに見える。声が届く場所なので口に出して質問する。


「とりあえず今ドワーフは口の中で落ち着いてますか?それとドワーフを海の底で見つけた状況を教えて下さい。」


(最初は口の中で暴れていましたがこちらからテレパシーで救助する事を連絡したので今はおとなしくしています。見つけた状況はシーサーペントが海中をパトロールしている時何か音を聞き取ったらしく移動をやめ一点をジッと見つめていたらその地点にドワーフが生えてきました)


「生えてきた?どゆこと?」


(言葉通りの意味でして・・・それ以外には伝え様が・・・)


「ふむ・・・少し調べてみる」


 歴史を使いドワーフについて調べてみる


 ドワーフとは人種の中で最も古くから存在し、熱に非常に強く鉄よりも堅い身体をしていて、最も早く知恵を身につけた種族である。この星の人間・エルフ・獣人に道具の作り方や家の建て方、酒の造り方を教えたのがドワーフである。

 ドワーフは岩から産まれ、産まれた瞬間から既に成人していて歳をとる事が無く、1万年の時を生きる。ただし1万年というのはあくまでも寿命であり、怪我や病気などで死ぬ事が普通である。この1万年というのは本当にぴったり1万年であり1秒たりとも多くなる事も少なくなる事も無い。そして1万年を生ききったドワーフは歴史上6人しかいない。現在の最年長ドワーフは4806歳である。ドワーフは死ぬと体が石になり、その石は鋼鉄並みの硬度があるため城や街壁の建材として使われる事が多く、人間が建材にするためにドワーフを乱獲していた時期が存在する。


 乱獲とか不穏な単語が出てきたな、だけど海の底にいたっていうのが何故なんだ?と思うと文字が表示された。


 ドワーフは1日の始まりに必ず1万人産まれ、2時間程で人としての身体になります。なおこの1万人という数は多くなる事も少なくなる事も無い。

 ドワーフはこの星の中にあるどこかの岩から産まれるが、その岩は『地上にある物』とは限らず、海の底・底無し沼の底などにある岩から産まれてすぐに死ぬことも多いため、産まれた瞬間から生き残れるかどうかが運に左右される種族である。その日産まれるドワーフの全てが海の底で産まれてそのまま窒息死してしまう事はかなり多い。


 神様は何でそんな危険な場所でも産まれる種族に創ってしまったん?


 ドワーフという種族の産まれ方を設定した後に海ができたのでかつては陸地だったのです。


 考えたらすぐに答えが返ってきちゃったわ・・・とりあえず日付が変わって海の底で動き出す瞬間にたまたま出くわしたって事ね・・・まぁ1人でも救えるのは良い事だしまぁいいか。


 しかし護衛用のガーゴイルが1体もいなくなっちゃって少し不安だな・・・それに今戦闘用に2ヶ所に派兵してるしその前に派兵してたのもまだ帰ってこない・・・どこまで行っちゃったんだろうな・・・帰り方の指示的に戦闘行為しながらな指示にしたのは間違・・・いやそれだとあの村がやられてたからこれでいいか・・・気長に待と・・・


 ついでに映っている視界を確認するがどの視界も『移動中』以外の表現ができない視界だったので引き続き作業をする事と今後海の底でドワーフを見つけたら救助するように言い外に出る。


 城門前まで移動して行商人に話しかける。


「そういえば行商人さんに聞きたい事があったんですが」

「なんですか?」


 見た目の割りに若い声で少々驚きつつ聞く。


「行商人さんを召喚した時後ろに馬車っぽい物がありましたけどあれ馬がいないですよね?あれもウッドゴーレムで自分で動くんですか?」

「いえあれは普通の馬車なので馬は用意しないと動きませんよ」

「え?それつまり俺が馬を用意しないとどうしようもない感じ?」

「そうなります」

「マジか・・・馬を用意って言っても馬車に使えそうな馬だけのカードってあったかなぁ・・・次のデッキ構築で入れるカード増えちゃったな・・・まぁしゃあないか考えよう」


 次のデッキ構築に頭を悩ませる理由が増えて溜め息をついた。

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