目的地の確認と派兵
調べ物をしていた時にターン開始音は鳴っていたのでカードをドロー『湿地』、そのまま場に出す、出す場所は南にある森林よりも少し北。次は全属性を1マナずつ出してハイネさんの能力を使いデッキから『川』を場に出しデッキをシャッフル、川の範囲選択画面に「既に出している川に重ねる」という項目があったので選ぶ。次に土人形の2マナと川2つ起動で手札から『伝達の魔術師』を場に出してデッキ内を検索『獣人の預言者』を手札に入れる、『果樹園』を起動して『獣人の預言者』を場に出してデッキの上から3枚を確認『シーサーペント』『墓掘り業者』『泥地』、『シーサーペント』を手札に入れて『泥地』を次に引くように2枚をデッキに戻す、『永久凍土』と『溶岩地帯』を起動して『シーサーペント』を場に出して『火山』と『荒野』を2枚ずつ起動して『引き寄せる手』を使い未起動化し『泥地』を引いて都市をゴーレム化してターンエンドを宣言後すぐに『炭鉱』を起動してまた都市をゴーレム化でライフを増やし3477になった。
ビタンビタンしているシーサーペントには前に出した個体の護衛をするよう指示し、フラムルに海まで運んでもらう。
ターンも終わらせたので城壁に地図を映す為ガーゴイルを連れて移動しながら考える・・・アマルテアとかいう性欲の権化が支配する国の上層部は全滅してもいい気がするが下の人間まで被害が出るのは良くない・・・それに性欲の権化のせいで二国の戦力が無駄に消耗されている訳だからヒットマンとしてガーゴイルを派遣しとかないとだしな・・・それと撤退戦中のエルフも早急に助けたいからこちらにも派遣は確定。
城壁に地図を映す、まずバルト大陸の全体を確認するために縮小してみる、確認してみるとバルト大陸は歪んだ平行四辺形といった形をしていて北東部分がこの星の北極点に近い位置にあるようだ。
とりあえず遠い方のアマルテア神皇国の首都を探してみる、地図の国色分け機能をONにして国土の範囲をざっと見てみる、明らかにでかい都市が1つと砦が複数、それ以外はさほど大きくない町ばかりというなんというかわかりやすい国だったので都市を拡大して観察する。
周りを円形の外壁で囲われている都市で南側に城門がある。
北側に大きな教会があり広い庭やら花畑があり、その教会から西側に通路があって大きな塔と繋がっている、パッと見この通路以外からは入れない事からまぁこの塔が例のハーレムなのだろう。
教会以外は街になっていて大きい家と小さい家の差が激しい事から貧富の差は激しそうに思える、教会の周りが所謂上流階級の居住区域らしく大きい家が建ち並び都市内の壁で区切られている。区切られているとはいっても都市の中央にある大通りは教会から外壁まで続いていてその部分には壁も城門も無い、一応信者が教会まで行く道を遮らないようにしているのだろう。
壁の外側は大通りに商店が並びその外側が居住区になっているようだ。
まぁ目的地は教会なので細かい事はいいかとガーゴイルを見る。
「能力211のガーゴイル達はこの教会にいる総大主教のジュリアンっていう性欲魔人とこの塔の中にいる魔物を殺してきてくれ、片方は前衛として先行して、もう1体は前衛が敵の注意を引いてる間に標的を後ろから殺せる位置取りをするように動いてくれ、別に前衛で標的を殺せるならそのまま殺して構わないからね、それと入り込んでるのが1匹とは限らないから魔物の索敵は入念に頼む」
ガーゴイル2体が真上に急上昇したと思ったら雲のあたりで急停止した、そして地上まで聞こえる程でかい音をだして北東方向へ飛び去っていった、どうやら停止状態からの急加速だけでソニックブームを発生させたようだ。211で音速をあっさり超えるなら倍以上強い個体はどうなるのか。
次にエルフの国の方を調べる、バルト大陸の最西端がエルフの国らしく倒れている木々の多さからおそらく数ヶ月前とかは大森林といって遜色なかったであろう広い範囲で焼け野原が広がっている。
北の方へ地図の表示を動かしてみると魔物達の少数部隊が残っている森を焼いているのが見えた。
「能力424と855のガーゴイル達の4体でエルフの国へ救援に向かってくれ、エルフの国に残っている森まで行ってそこの周りにいる魔物達を殲滅しながら南下してくれ、とにかくエルフを助けろ、魔物は1匹たりとも生かして返さないつもりで殲滅戦をするように」
ガーゴイル4体が先ほどの2体と同じ方法で北西方向へ移動する、ソニックブーム起こすならもうちょっと離れてから加速して欲しい気もするがまぁ急ぎだしいいや。
残った94のガーゴイルは護衛をしてもらう、広範囲に攻撃できるフラムルにも行ってもらいたいが今はまだ行かせる訳にはいかない理由があるからやめておく。
次に千里眼さんの所まで行き視界を映してない2人の千里眼さんに855と211のガーゴイルの視界を映してもらい、新しく召喚した方の伝達さん(今度は小太り)にここで視界を見てもらい異常発生時にこちらに連絡してもらうよう指示を出す。新しい獣人の予言者さん(今度は鹿ヘッドで小さな角も生えている)にも他の予言者さんと同じ仕事をしてもらうよう指示を出しておく。
さてここで音速について少し考える・・・音速、つまり音の速さ、だが音というのは空気中と水中で速さが変わるわけで・・・ついでにいうなら温度でも変わったはず・・・まぁ結局曖昧な速さであるわけで・・・この星の空気中と地球の空気中で音速に違いがあるかもしれない・・・まぁとにかく大体時速1,300㎞とかだったはず・・・とりあえず適当にそれで考えるか・・・
ソニックブームまで起きてる事からエルフの方には遅くても3時間以内には目的地に着くと思う、アマルテア神皇国の方は5時間強くらいだろうか・・・いやそれでも着かないか・・・
まぁとりあえずガーゴイルはゴーレムだから精神面に作用する類いの魔法は効かないはず、SMWの魔法カードにも敵のユニットを自分の場に移し操作権を手に入れる『洗脳』や『魅了』というカードがあるがゴーレム系には効かない。それだけを考えればサキュバスは怖くないのだが単純に強い場合もあるかもしれない。
なんにせよ油断はよくないから千里眼さん達と伝達さんには警戒してもらわないといけない。