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16.英雄、商業ギルド長から勧誘される




 隠しボスを、俺がダンジョンごと吹っ飛ばした翌日。


 午前中。喫茶ストレイキャットにて。


 今日は朝から雪がしんしんと降っており、客がいない状態だった。


「暇ですねー」


 バイト少女のハルコがつぶやく。


「大雪だからしょうがないよねー」

「ぐー……」


 タイガはカウンターに突っ伏して眠っている。俺が彼女を持ち上げる前に、ハルコが即座に移動。


 タイガを抱っこして、二階へと運んでいく。


「タイガちゃん寝かしてきますね」

「ごめんねハルちゃん。お願いね」


「はいっ! えへへ~……新婚さんみたいだに~♡ あなた、娘を寝かしつけてきました。今夜はふたりきりで……みたいなっみたいなっ」


 ハルコは上機嫌で、タイガを連れて階段を上っていく。


 と、そのときだった。



 からんからん♪



「いらっしゃいませー」


 珍しく客が来たかと思ったのだが、


「なんだ、おまえか」


 見知った顔だった。


「せんせぇ♡ また遊びにきたでっ。ひっさしぶりやなぁ♡」


 俺を【せんせぇ】と呼ぶ。


 その人は……女性だ。背が高く、つやのある長い黒髪を伸ばしている。


 白い妙な服を着ている。【すぅつ】とか言う異世界の服だ。


 上着の部分がプリッと膨らんでいる。豊かなバストが上着をはち切れんばかりに押し上げていた。


 黒髪に巨乳。そして特徴的なのは、その目と腰から生える翼。


 キツネのように細められた、糸目。

 腰から生える、鴉のような黒い翼。


「おうクロエ。元気」か……と言う前に、


「せ~~~~~んせ~~~~♡」


 ばさっ……! と腰の翼を広げて、クロエが俺めがけて飛んでくる。


 そのまま正面から、俺に抱きついてきた。

「ああんもう♡ うちなー、さみしかったんやで~。ほんまやで? 最近こっちこれんかったやろ~? だからもう毎晩さみしくてさみしくてっ!」


「わかったわかった。とりあえず離れてって」


「いややー♡ 離れとうないー。せんせぇにあえんかったぶん、ウチ、せんせぇの成分がたりとらんもん~♡」


 クロエは、ぐにぐに、と巨乳をこすりつけてくる。すりすり、と俺にほおずりしてくる。


「はぁ~ん♡ せんせぇの良い香りがする……♡ ウチの元気がもりもり回復するで~♡」


「はいはいわかったから離れてってば」


 ぐいっと離そうとするが、しかしクロエは離れない。


 そんなふうに押し合いへし合いしていたそのときだ。


「ジュードさんっ。タイガちゃん寝かしつけて来ました~♪ これでふたりっきりですね…………………………ドナタデスカ?」


 ハルコが死んだ目になり、クロエを見て言う。


「俺の知り合い。商人のクロエだ」

「はい~♡ クロエと申します~。よろしくね、ハルコ・サクラノちゃん♡」


 クロエがにっこり笑って言う。


「え……っと、どうしてわたしの名前を、ご存じなのですか?」


 ハルコが目を丸くする。


「知っておりますよ~♡」


 クロエは懐から、分厚い手帳を取り出す。


「ハルコ・サクラノ。出身はミョーコゥ。家は農家。8人兄弟の長女に産まれる。多くの妹弟たちが下に居たので非常に面倒見が良い。そしてちなみにGカップと自己申告しているが、実はHカップである」


 ぱたん、とクロエが手帳を閉じる。


「どどどど、どうして知ってるですかーーーー!?」


 顔を真っ赤にして、ハルコがクロエにくってかかる。


「そりゃウチ商人やからなぁ。情報は命やで♡ てゆーかなんでバストサイズ偽るんや? おっきいことは良いことやん。なぁせんせぇ♡」


「ああ、良いことだと思うな」


「じゅ、ジュードさんまでっ……!」


 ハルコは顔を真っ赤にする。その間に、クロエがハルコを見て言う。


「そしてウチの調べではハルコちゃんはせんせぇのこと……もごもごもごもご」


 ハルコがクロエを俺から引き剥がし、羽交い締めする。口を手で覆った。


「わかったハルコちゃん。黙っとくから」

「うう~…………ほんとですか? 約束ですからね」


 ぱっ……とハルコがクロエを解放する。


「しかしハルコちゃん。あんたせんせぇとキスまでしてるやん。なのにまだ告「わーーーーーーーーー!」


 ハルコが顔を真っ赤にして、二階へと走って行った。


 あとには俺とクロエだけが残される。


「あんまうちのバイトをからかわないでくれよ」

「すまんすまん♡ ほら、ウチせんせぇのこと大好きやン♡ だからついなー」


 どうして俺のことを好きであることと、ハルコにちょっかいかけるのだろうか。


 わからん……。


 何はともあれ、知り合いの商人・クロエがうちにやってきたのだった。



    ☆



 閑古鳥の鳴くストレイキャット店内にて。

 いつもの窓際の席に、クロエが座る。テーブルの前にホットコーヒーを出して、俺は正面に座る。


「それで何しに来たんだ?」

「せんせぇ、用事がないと、大好きな人に会いに来ちゃいけないんですか?」


「いや別にいけないってわけじゃないんだが……理由を知りたくてな」


「さよか。それじゃあいくつか。まずは今月分のコーヒー豆持ってきました」


「お、助かるよ」


 クロエはそう言うと、腰につけていた【袋】から、ドサドサドサ……! と大量の麻袋を取り出す。


 俺はそれらを受け取り、バッグヤードへと運び、クロエの元へ帰ってくる。


 クロエはコーヒーをずず……っとすする。


「うんっ。とぉっても美味しい♡ さすがせんせぇのコーヒーや。世界一うまいわ~♡」


「いやいや、おまえんところの商会から買ってる豆だから」


 豆だけじゃなく、ここで出しているパンや料理の材料は、クロエのところから下ろしている。


 俺がここの街へやってきたその日に、クロエは俺の元へやってきた。


 そしてその後店の準備やら必要な物品などを、手配してもらった次第だ。


「せやけどウチらが煎れてもここまで上手くはならんわ。やっぱせんせぇはすごい人や♡ 何やっても人並み以上にできてまう……素敵や♡」


 うっとりとほおを染めるクロエ。


「そんな素敵なせんせぇ♡ 実はお願いしたいことがあるんやけどー……」


 クロエがちら、っと目を開けて言う。細めたまぶたから覗くのは、金の色をした目だ。


「商会になら入らないぞ」

「あーん、まだ何も言うてないやないですか~……」


 しょぼん、とクロエが肩を落とす。


「なーなー、せんせぇ? どうして駄目? どうしてもウチら【銀の鳳】のメンバーになってくれへん?」


【銀の鳳】、とはこのクロエをトップとした商業組合ギルドのことだ。


 そう、なんとこの子、大ギルドのギルドマスターなのである。


「何が不満なん? 銀の鳳はこの人間国ゲータニィガのトップに君臨する、大規模商業ギルドやで?」


「知ってるよ。てかこの国で商業ギルドって言えば、おまえんところ商会しかないもんな」


 昔は商業ギルドは、この国にいくつかあった。


 だがこの子が【銀の鳳】のギルドマスターになったとたん、勢力図はがらりと変わった。


 クロエを長とした【銀の鳳】は、瞬く間に他の商業ギルドを飲み込んでいった。


 そして今では、この国唯一の大ギルドとして成長している。


「そうやで~……。なぁせんせぇ、そんな大ギルドに入るの、なにが不満なん? いつも言ってるやん、」


 クロエは俺をまっすぐに見て言う。



「ウチの代わりに、ギルドマスターになってくれって」



「いやだからほんと、無理だって……」

「なんでなん? 冒険者ギルドのギルドマスターの頼みは聞いたくせに」


 むーっと唇をとがらせるクロエ。


「もうそんなこともまで知ってるのか」

「ウチの情報網なめないでください」


 さっきも言ったが、クロエの商会はこの国唯一の商業ギルドだ。


 どこの店も、クロエのところから原料なり商品を買い取り、それを売っている。


 この子の商会が、この国の流通を支配していると言っても過言ではない。


「ものが動けば金も動く。金が動けば人も動く。ものの動きを把握しているウチは、人のうごきもよーく知ってるんですよ」


「知ってるよ。よーくな」


 この子には魔王討伐の旅の際、とても世話になったのだ。詳細は後日。


「なぁなぁせんせぇ……。冒険者ギルドの頼みきーてくれるのに、なんでウチの頼み、聞いてくれへんの? うちがおっぱいボインボインやから? つるぺたの方が好きなの?」


「ちがうってば。そこは関係ないよ」


 確かに冒険者ギルドのギルマス・ジュリアは幼児体型だけれども。


 俺はため息をついて言う。


「いつも言ってるけど、責任が持てないよ」


 冒険者は個人業だ。自分のケツは自分で持つ。


 しかし商業ギルドは組織だ。組織のトップになれといわれても、困る。


「組織の人間を食わせていく責任は持てないし、そもそもそんな能力はないよ」


 俺ができるのは、近しい人たちを守ることくらいだ。


 俺がそう言うと、クロエは苦笑して言う。

「せんせぇはほんま、謙虚なかたやな~」


 クロエはコーヒーをすすって言う。


「あんたでリーダーがつとまらんだったら、ほかのやつは誰もつとまらなんよ」


 やけに確信を持ったように、クロエが言う。


「そうかぁ? キースとかいるじゃん」


 まああの第二王子は、王族だから、商会の人間にはなれないだろけど。


「あの方は別格や。ばけもんや。人間ちゃう。怖くて組織をまかせられへん」


 クロエが真面目なトーンで否定する。


「そうなの?」

「そやでー。いくらうちでも、あの人をスカウトしようとは思わん。怖すぎてな」


 キースが怖い?


「いや、優しそうなやつだと思うんだけどなぁ」


「ま、普段はな。けどあの人は怒らせると怖いで。ウチら商人や貴族の間で、キース様なんと呼ばれてるか知ってます?」


「なんて?」


「【世界蛇ヨルムンガンド】って」


 たいそうな名前が付いてるなあ。


「その気になれば世界すら飲み込める。そして世界に影響を起こせるほどの毒を持つ毒蛇。それほどのキレモノや。実際あだ名にはじぬ能力と性格をしとりますよ、あの人は。だから怖くて、ウチはあの人に近づきたくありません」


 クロエは本気でそう思っているようだ。ぶるり、と身震いしている。


「だからあのバカ王子は、不憫でなりませんわ。毒蛇の尾を踏んでしまって、いま大変なことになっておりますからな」


 と。


 クロエが気になることを言った。


「バカ王子って……グスカスのことか? おいおいお前までそんなひでえ名前で呼んでやるなよ」


「ええんですよ。実際バカなんで、あの人。なにせあんたほどの傑物を、パーティだけじゃなく政界からも追放するんやから。アホとしか言い様がないわ」


 吐き捨てるように、クロエが言う。俺に向けるときの表情とは違った、冷たい顔をしていた。


「だからほんま、あのバカ王子が困ってて、ええ気味やってウチは思ってます」


「さっきも言ってたけど……グスカス、何かあったのか?」

「知りたい?」

「まぁいちおう」


「んふ~♡ じゃ今度デートな、せんせぇ♡」


 にぱっ、と笑ってクロエ。


「何でそうなるだよ」


「うちはせんせぇとデートできて嬉しい。せんせぇは知りたいことがしれる。世の中ギブアンドテイクって、ばあちゃんはいっとったで」


 ねー、とクロエがかわいらしく首をかしげる。


 しかし……ふぅむ、さっきのクロエのセリフは気になるものだった。


 グスカスの情報って、まったく入ってないんだよな。あいつ今どうしてるか、確かに気にはなる。


 よし。


「わかった」

「あいあい♪ 契約成立なー。ちゃんとデートしてな!」



    ☆



 2杯目のコーヒーを入れて、クロエがそれを飲み終えて言う。


 先ほどちらっと触れていた、グスカスの、現状について。


「で……グスカスなんやけど、今だいぶ、まいっとるようやで」


「まいってる? なんで?」

「キース様が病気療養に入ったからや」


 病気で休んでいるのか? キースが? あれでも……。


「おかしくないか? だってキースはこの間、元気にここへ来たぞ」

「まあ聞いてくださいよ」


 クロエがコーヒーをすすって言う。


「せんせぇが知っとるかどうかしらんですけど、第一王子グスカスの仕事は、今までキース様が肩代わりし取ったんです」


「あー、そんなこといってたな」


「あのバカ王子は、キース様に仕事を全部任せて、ひとり放蕩三昧。せやけど最近、キース様が体調を崩した。で、キース様が肩代わりし取った仕事を、グスカス様がやらんといけんことになった」


 それって……。


「上手くいくのか?」


 グスカスは書類仕事とか、できるやつには思えないのだが。


「上手くいっとらんよ。だから今、バカ王子は大変なんちゃう? なんせ今までなんもやってこなかったんや。仕事やれるわけないやろ」


「そりゃなぁ……。で、キースは大丈夫なのか? 病気。見舞いに行きたいんだけど」


 友達が病気してるのだ。心配だ。見舞いにいかないとな。


 だがクロエは首を振る。


「ああ、平気や。キース様、ピンピンしとるで」


 とか、妙なことを言う。


「キース様は病気のふりをして、第一線を引いたんや」

「なんでまた……?」


「そりゃせんせぇ、キース様の逆鱗を、あのバカ王子が触れたからにきまっとるやろ?」


 クロエが腕を組んで、眉間にしわを寄せる。


「キース様にとってせんせぇは命の恩人や。その恩人にひどいことしたんや。キース様の怒りは想像に難しくないわ」


 恩人か。照れるな。けどそんなにたいしたことしたつもりはない。


 あの子が普通の健康的な生活ができるよう、【指導者リーダー】の能力を使っただけだし。


 クロエは続ける。


「恩人であるせんせぇにひどいことしたグスカスに対して、キース様はめっちゃキレたんとちゃう? 本来は自分の仕事じゃないところを我慢してやっとった。けどバカ王子が大事な人を傷つけた。じゃあもうおまえの仕事なんてやってられるかっ! みたいな……な」


 そう言われても、


「キース……て、そんな感情的な振る舞いをするほど、精神年齢が低いとは思えないんだけど」


「まぁな。キース様は誰に対しても紳士的や。思慮深く、優しい。仕事に感情を持ち出すおかたちゃう。けどせんせぇ、あんただけや。あんただけが特別なんや。キース様が感情的になるくらいにはな」


 ふぅむ……。そこまでキースは、俺のことを大事に思ってくれていたのか。知らなかったな。


「そんなわけでキース様は第一線を引いた。第一王子の仕事は全部あのバカがやることになる。けどあのバカにそんな能力がないから……大混乱。周り大迷惑。周りからの評判がた落ちした、ちゅーわけや」


 ふぅ……とクロエが一息つく。


「大変な状況なんだなぁ」


 そう言っても、いっかいの平民である俺には、何もできない。


 俺はもうあの場から追い出された身だしな。


 クロエは顎に手を当ててつぶやく。

 

「しかしま、これはウチの想像に過ぎんけど……。これは序章に過ぎんような気ぃするわ。キース様はまだ裏で何か動いてるかもしれん。最近ミラピリカ第三王女とも手ぇ組んだみたいだし」


 さらに気になることを言うクロエ。


「裏で動くって……何してるんだよ?」

「さぁ。そこまではわからんとです。遠大な計画のほんの一部やもしれんで」


「遠大な計画って?」


 クロエは冗談めかすようにして言う。



「たとえば勇者にして王子であるグスカスを失脚させて、現国王も放逐し、新たな王に、せんせぇを置こうとしている……とかな」


 

 そんなおかしなことをおっしゃるクロエさん。


「いやいや、ないないない」


 俺は手を振って否定する。


「だって俺、王族じゃないし」


「ま、そうなんやけど。けど仮に現王子のグスカスがこのまま部下や民からの信頼を落とし、第一王子から失脚したとなると、次の王は第二王子のキース様になる」


 となると……とクロエ。


「国王となったキース様が、直々に、次期国王にせんせぇを指名すれば、ありえん話じゃなくなるで」


「いやいやないって。だって俺、裏切り者ジューダスだぜ?」


 クロエがうなずく。


「世間では確かにその名は広まってる。けどせんせぇを知るものたちは、裏切り者の件、まったく信じられてへんで?」


「そうなのか?」


「せや。現にお隣のお姫さまや女王さまたちは、信じておらんのやろ?」


「まあ……」


 ふっつーに遊びに来たから、ここへ。


「それにこの町の住人は、あんたをすいとる。ジューダスって知らんけど、あんた個人を実に慕ってる。信頼されとる。あんたは人に好かれるカリスマがある。王になる条件は十分やと、ウチは思いますよ♡」


 最後は笑顔で、クロエが締めた。


「ありがとな。お世辞でも嬉しいよ」


「あーん、ひどいで~♡ うちはお世辞を言ったつもりは毛頭ないでっ。心からそうおもっとるよ♡」


 クロエはコーヒーを飲み干して、まっすぐに俺を見やる。


「なぁせんせぇ? ほんまに駄目? ほんまにウチらのギルマスになってくれへん? キース様にせんせぇ取られる前に、ウチに来て欲しいって切実に思ってるんだけど」


 何度言われても、俺は首を振るだけだ。


「なら代案として、うちと結婚するとかどうやっ! なーなーせんせぇ。うちサービスするで~。獣王国の姫さんほどじゃないけど、うちも結構床上手なんやで~。ほら、おっぱいもおっきいやろ?」


 ほれほれ、とクロエが自分のおっぱいを両手で包んで言う。


 魅力的な提案ではあるけど、しかし。俺は首を振る。


「残念だけど、俺はこの平民の暮らしが好きなんだよ」


 俺の答えは、決まっているのだ。だから、断る。


「ちぇ、しゃーない。ま、今日はこの辺で退散します」


 がたっ、とクロエは立ち上がる。俺は彼女を入り口まで送る。


「また来ますわ。客として♡」

「ああ、いつでもどうぞ」


「次は媚薬をもって、せんせぇをメロメロにする作戦にでもでようかな」

「やめてな」

「うそやでー♡」


 けらけらと笑って、クロエはその場を後にする。

 

 こうして、商業組合長は、俺のスカウトに失敗し、帰って行ったのだった。

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