135.
《ジュードSide》
俺たちはボス部屋へとやってきていた。
そこには気絶しているグスカスがいた。
戦闘の途中で、キャリバーが倒れる。これがボスの仕業であることがわかった。
ボスによる精神攻撃を解除するためには、倒す以外に方法はないと、キャスコは言う。
しかしボスを倒そうにも敵はガス状の体をしてるのだ。
そう簡単に見付かるはずもない。
「くっ! こいつ! 物理攻撃もしてきやがるっす!」
騎士オキシーが盾で敵の攻撃を防ぐ。
ボスはガスを固めて拳を作り、それで物理で殴ってくる。
宙に浮く腕が、凄い勢いで飛んでくる。 オキシーが盾で裁くも……。
「オキシー! 後だ!」
「くっ! 腕……どんだけあるんすか!」
腕は一本二本の話ではなく、空中に無数に浮いてる。
一発のダメージ量はさほどではなさそうだが、なにせ手数が多い。
さらに厄介なのは……。
「……【火球】」
どがんっ!
キャスコの炎の魔法を受けると、腕は爆発四散。
しかしそこから紫の煙が発生する。
あれを吸い込むとキャリバーたちのように、強制的に眠らされてしまう。
キャスコはそれ以上の追撃ができない。
「……厄介ですね」
「ああ……すまない。カバーに入れなくて」
「……いいんです。ジュードさんは、自分の作業に集中してください」
敵は手数で攻めてくるうえ、精神攻撃も同時に行ってくる。
そんな中で、ガス状モンスターの弱点である核を探すなんて……くそ……。
手が足りない……!
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『【連載版】俺だけステータスオープンできる件~はずれスキル【開】のせいで実家を追放されたが、ステータス確認できる俺はチートスキルもS級アイテムも選び放題で気づけば世界最強。俺を虐げた皆ねえ今どんな気分?』
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