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127.勇者グスカス

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 グスカスは逃げていた。

 それはもう、情けなく涙を流しながら。

 かつて……一度目の人生でそうしたように。


『どうして……どうしてええ……!!!』


 グスカスの口から漏れるのは、情けない声。

 どうして自分は逃げてるのか。


 どうして……自分は、変わったはずではなかったのか。


「変われるはずがないだろう?」


 誰かがささやく。


「人の根っこはそう簡単に変わらないのだ」


 その声は、自分の内なる声なのか、それとも別の何かなのか。


「おまえ、なに変わった気になってるんだ? おまえ、人を殺したんだぞ?」


 ……殺した。

 そう、一度目の人生のとき、グスカスは自分に逆らった人間を殺したことがある。


「人を殺した悪人が、ちょっと反省したくらいで許されるわけがないだろう?」


 誰が、足を引っ張る。

 グスカスは転び、そして……見た。


 自分が首をはねた、兵士が自分の足をつかんでいるのだ。


『うわあああああああ! うわああああああああああああああああああ!』


 ずるずる……と兵士が自分の足を引っ張る。

 自分に、憎しみのまなざしを向けながら……。


「おまえの罪が、これくらいで晴れると思うな。悪人がそう簡単に許されるわけがないだろ」

『ご、ごめん……ごめんなさい……』

「謝って、人が生き返るのか? おまえが改心すれば、人を殺したことが許されるのか」

『う、ううううう、うあああああああああああああああああああ!!!!』


 グスカスは泣き叫ぶ。

 強い精神的な負荷がかかり……。


 彼は、気を失ったのだった。

【★☆★読者の皆様へ 大切なお知らせです★☆★】


新作投稿しました!

タイトルは、


『【連載版】俺だけステータスオープンできる件~はずれスキル【開】のせいで実家を追放されたが、ステータス確認できる俺はチートスキルもS級アイテムも選び放題で気づけば世界最強。俺を虐げた皆ねえ今どんな気分?』


ページ下部にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!


リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。


https://ncode.syosetu.com/n9203ii/

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