109.
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
王国の地下に突如現れたダンジョン。
俺は仲間とともにこのダンジョンを攻略することになった。
仲間のひとり、オキシーが尋ねてくる。
「ジュードさん、まずはどうしますっす?」
「内部構造の把握だな」
「じゃ見抜く目の出番っすね!」
俺の職業、指導者が持つスキル、見抜く目。
対象物の秘めたる情報を見抜く鑑定眼のひとつだ。
これを使ってダンジョンの構造、どれくらいの規模なのか、どんな部屋があるのか、できればダンジョンのゴール、迷宮主の部屋まで把握したい。
「つかちょっと思ったんすけど、ジュードさんの目があれば、10ある入口のどれがゴールに繋がる道なのかってわかったんじゃあないすかね?」
オキシーの疑問はもっともである。
だが……。
「……見抜く目は実物を見ないといけません。大人数で十カ所順繰りに見ていくと時間がかかります。それに、どのルーツでもいちおうゴールには繋がってるのですよ」
キャスコが俺の代わりに応えてくれた。
まあそういうことなのだ。
なら最初から手分けして、おのおのの方法でゴールを目指した方が良い。
ルートに難易度、距離の差はあるけど、結局ゴールにはいけるんだからな。
……さて。
見抜く目を使用したことで、俺の脳内には、このダンジョンの内部構造が描写される。
「これは……骨が折れそうだ……」
「……ジュードさん、そんなに、ですか?」
キャスコの不安そうなまなざし。
ああ、いかんな……顔に出ていたか。反省せねば。
いやでも、この子ら相手に嘘はつきたくない。
それに彼女たちの力なら……大丈夫だろう。
「今回の冒険は思ったよりもヘヴィだ。魔王討伐には及ばないけど……それに近いくらいの難易度はあると思う」
全員の顔に緊張が走る。
だが……キャスコはふわりと柔らかく笑う。
「……でも、私たちにはジュードさんがいます」
「そっす! 魔王すらたおして見せた、ジュードさんがいればらくしょーっすよ!」
彼女らが信頼を寄せてくれる。
それはうれしいが……俺ばっかりが頑張る展開は正直好ましくない。
難易度的な意味ではなく、先を見据えて。
「みんな、油断せずにいこう」
「「「はい……!」」」
【★新作の短編、投稿しました!】
タイトルは――
『学園トップの美少女【雪姫】と付き合ってるって本当?「はい彼と付き合ってます(※事実無根)」~浮気された陰キャの僕、高嶺の花な彼女に毎日お世話を、元カノにヤキモチを焼かれてるけど2人とも付き合ってない件』
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