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おそらく勇者の村役場  作者: Plot
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プロローグ

朝、目覚ましの音で目を覚ます。

多少の眠気を押しのけ俺、伊佐 陶也(いざい とうや)はベッドから起きた。

時刻は午前6時30分、部活の朝練などがある学生などがちらほら見受けられる時間だ。

超インドア派な俺がこんな時間に起きているのは学校が遠い訳でもましてや朝練に行く訳でもない。朝食を作るためだ。

一人暮らしであるため食事を含めた家事全般を自分でしなければならない。まぁ、シリアルやコンビニ飯などで済ませばこんなに早く起きなくてもいいのだが…

「さて、昨日焼いたマフィンと卵があることだし今日の朝食はエッグベネディクトでも作るかな〜」

長いこと自炊をするうちにすっかり料理が趣味の一部になってしまいつい凝ったものを作るようになってしまい早起きも辞さないレベルになってしまった。

「おっと、そろそろ準備しないとな」

優雅な朝食をとっているうちに時刻は8時いくら高校が近所でもいい加減出ないと遅刻してしまう。俺は食器を食洗機に放り込むと急いで支度して家を出るのだった。

「おーい!陶也〜!」

多少駆け足になって通学していると、後ろからおよそ女子とは思えない大声を上げながら小柄なやつが爆走してきた。

「はー、はー、お、おはよう、陶也…」

「おう相変わらずの速度だな、桜華」

爆走少女の正体は吉良 桜華(きら おうか)俺の幼馴染である。長いストレートの黒髪に整った顔立ちと、顔だけ見ると完全美少女なのだが、小柄な身長に男勝りな性格、更には空手でもやってるのかと思えるほどの腕力のせいで男子からは「オーガ」と呼ばれ恐れられている。

「む、今何か失礼な事考えなかったか?」

その上勘の鋭さは野生動物並みだし

「そ、そんなことないゾ?ところで今日はどうして遅刻しそうになってたんだ?」

桜華は遅刻もしくは、滑り込みの常習犯だ。その上いつもよくわからん言い訳をする。

「今日は魔王と戦ってきた。もう少しの所だったんだけど逃げられた。」

桜華の言い訳の大半はこういった異世界で何かをしてきた的なものだ。要するに夢が面白すぎて寝坊したという事だと思う。

「はいはい、わかったわかった」

「あ!また信じてないな〜!くそぅ見せてやりたかったぜ私の拳が魔王のバリアを砕くところを…」

桜華は昔から何かにつけてこういった話をしてくる。それに影響されてか俺も異世界ものの話が好きになってしまい部屋の本棚にもそういったものが多くある。

「まぁまだ間に合うし早く学校行こうぜ」

桜華と他愛のないやりとりをしながら学校へ向かおうとしていると

「……見つけた…あなたなら…」

ふと声が聞こえた。桜華がまた何か言っているのかと振り向くと

「おい…陶也、それ…」

桜華が惚けた顔でこっちを見ていた。

よく見たら足元が青白く光っている。

「な、何だこれ…」

「…お願い…終わらせて……」

謎の声がまた聞こえたかと思うと足元の魔法陣にも見えるものが更に光ったかと感じたあたりで

俺の意識が途切れた…

はじめましてPlotと申します。

「おそらく勇者の村役場」始まりました。

まだまだ構築段階のストーリーなので多少ごちゃつくかもしれません

とにかくこれからよろしくお願いします。

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