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ありきたり異世界冒険日記  作者: 現実は不遇
1章
2/4

1話 ~ここは…… 俺は一体……~

 目が覚めると、そこには見慣れない景色が広がっていた。


「ここは……」


 ゆっくりと体を起こす。


「おぉ、気が付いたか。」

「あんた誰だ…?」


 厳格な顔をしたじいさんが水を持ってきてくれていた。


「恩人になんて口の利き方だ。 まぁ無理もないか、森の中で倒れていたんだからな。」

「倒れていた… なぜ…?」


 思い出そうとすると、頭に衝撃が走った。


 そうだ、俺はさっきまで自室でゲームをしていたのだ。

 よくあるRPGで黙々とレベルを上げていた。


 ひたすら魚のモンスターを倒していると目の前が真っ白になった。

 真っ白の世界で聞き覚えのない声がした。


「青年よ… おぬしの名は何という…」


 俺は、今にも消えそうな意識の中答える。


「俺は… 雨夜… 光…」

「では光よ問おう… 汝の夢はなんじゃ…」


 間髪入れずに聞いてくる声。


「夢!? なぜそんなことを…」

「汝の夢はなんじゃ…!」


 口調が強くなる。


「俺の夢… それは…」

「さぁ… 答えるのじゃ…!」

「主人公に… なりたいっ!!!」


―― フワ~~~ ―― 


 そう答えた瞬間に意識がふっとんだ。


 考えているとじいさんが聞いてきた。


「おぬし。 名は何という。」

「俺は雨夜 光。 そっちは。」

「最果ての村、村長のレイガンだ。」


 お互い自己紹介が済んだところで、入り口の扉が勢いよく開く。


「おい村長! 村の入り口に王都の兵士たちが大勢押し寄せてきたぞ!」

「兵士たちが…? 一体何事だ…」


 そう言って、村長は兵士たちのもとへ歩いて行った…

閲覧ありがとうございます。

次回は場面が変わって王都編です。

焦りすぎな王様が大暴走します。

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