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蹂躙・魔龍討伐隊編・誘出

更新が遅くなり申し訳ありませんm(__)m

この様な状況にも関わらず節目となる70000PVアクセスを突破し、ユニークアクセスも14000を突破致しました。

今後も宜しくお願い致しますm(__)m

魔龍討伐隊宿営地


朝食を終え活動中の捜索班からの報告を待ちつつ待機を続ける魔龍討伐隊主力部隊、無聊を託つ騎士達とエルフ兵達の一部は牢に繋がれている捕虜の女エルフと狐人族の娼奴隷達の冷やかしを行う為に牢へと向かい、牢の中にいる女エルフと狐人族の娼奴隷達に野卑た視線を送っていた。

狐人族の娼奴隷達は彼等の野卑た視線から女エルフ達を護る為に躊躇う事無く自分達の身体を晒し、女エルフ達は彼女達に対して感謝しつつ彼女達に申し訳無さと己の無力さに対する口惜しさから込み上げてくる涙を唇を噛み締めて懸命に押し留めていた。

「……すまない、サララ殿」

「……気にするなミリーナ殿、以前も言ったが堕ちてしまったこの身で貴女を護れる事は私の誇りだ」

連夜の責め苦に蹂躙された身体を騎士やエルフ兵の視線から護る為に淫靡な下着姿の身体を惜し気もなく晒すサララは穏やかな笑みと共にミリーナがかけてきた申し訳無さげな声に応じ、ミリーナが込み上げてくる涙を留める為に唇を噛み締めていると、騎士とエルフ兵達の所に指揮官のカスターがやって来た。

「……へっ中々に良い眺めじゃねえか負け犬と牝犬にはぴったりの住処だな、エルフどもに狐女ども、俺様達の温情に感謝するんだな」

カスターは牢の中を見渡しながら勝ち誇った口調で宣い、それを聞いたミリーナ達とサララ達が唇を噛み締めていると幕僚の1人が血相を変えてカスターの所へ駆け寄り報告を行った。

「……カスター様、たったいま第七捜索班から魔龍と遭遇したとの連絡がありましたっ!!」

「へっ漸く出てきやがったな蜥蜴野郎が、待ちくたびれてたぜ、状況はどうなってる」

幕僚の報告を受けたカスターは腕を撫でながら状況を確認し、それに対して幕僚は青ざめた表情で報告を続ける。

「あ、案内役のダークエルフの女からの連絡によれば奇襲を受け捜索班はその女を残して全滅したとの事です、女との連絡も直ぐに途絶しましたので恐らくは全滅した物と思われます」

「何だとおぉっ!!」

幕僚の報告を聞いたカスターは怒声を張り上げ、幕僚が脅えた表情で頷いていると幕僚がもう1人血相を変えた駆けつけて来て報告を行った。

「だ、第六捜索班からの通信が途絶しましたっ!!」

「蜥蜴野郎があぁぁっ!!なめくさった真似してくれるじゃねえかっ!!総員直ちに出撃、蜥蜴退治の時間だっ!!」

更なる報告を受けたカスターは怒髪天をつかせながら出撃を命じ、それを受けた騎士とエルフ兵は慌てて自分達のテントへ向けて駆け出していった。

「……漸く蜥蜴退治の時間だな、蜥蜴を退治したら帰る前にたっぷりと祝勝会をしてやるぜ、楽しみに俺等の凱旋を待っときなよっ!!」

カスターはミリーナ達とサララ達が舐め廻す様に見詰めながら宣言すると幕僚達を従えて本部の方へ向かい、サララはその背中を一瞥した後に言葉を吐き捨てる。

「……ゲスの狂犬がっ」

「……ダークエルフの女とは、エウレーネの事か」

サララが言葉を吐き捨てる傍らでミリーナが先程の幕僚の報告の中にあった一句に対して呟きをもらし、それを耳にしたサララは小さく鼻で笑いながら口を開いた。

「……あの裏切り者のダークエルフの事だな、ふん、因果応報だな」

「……確かに彼女は裏切り者の第六騎士団に所属していた、だが、彼女自身は非協力的だった第六騎士団の中で唯一奮戦し、彼女に救われた者も少なくない、裏切りの事等知らなかったのかもしれない、もしかしたら……」

サララの言葉を聞いたミリーナは表情を曇らせながら呟き、それを聞いたサララは表情を改めながら言葉を続けた。

「……死に場所を求めたのかもしれないと言う事か、確かに、その可能性も無くは無いな」

サララの言葉を聞いたミリーナは小さく頷く事で同意の意を示し、それからミリーナとサララは短く黙祷してエウレーネに対する哀悼の意を示した。

そうしている内に魔龍討伐隊は慌ただしく装備を整えて行き、やがて準備を終えた魔龍討伐隊は約70名を宿営地警備に残して熱り立ったカスターに率いられて宿営地を出撃して行き、出撃した約300名の魔龍討伐隊主力部隊は木々に止まる雲雀や空を舞う鳶に見詰められながら森の奥目掛けて突き進んで行った。


ダンジョン周辺・救出隊


出撃していく魔龍討伐隊の様子は使い魔達によって筒抜け状態になっており、アイリスは進撃を開始した魔龍討伐隊の様子が映し出された映像を不敵な笑みを浮かべて見詰めていた。

「出てきたわね、愚か者どもが」

アイリスはそう呟いた後に彼我の状況が表示された地図を表示させ、出撃した魔龍討伐隊と入れ替わりに宿営地へと向かう自軍の様子を満足気に見詰め、ミリアリアはアイリスの傍らでそれらを見ながらアイリスに声をかける。

「今の所順調の様だな」

「……ええ、猪騎士率いる本隊は同盟者フェデラートゥスを追って出撃し、此方は手薄になった連中の宿営地を三方から囲みつつある、想定通り数時間後、昼頃には襲撃を開始出来るわね、混乱を拡大させる為に食事時を狙いましょう」

「……ああ、そうだな」

ミリアリアに声をかけられたアイリスは彼我の状況が表示された地図を示しながら今後の方針を伝え、ミリアリアが相槌を打つと鞍を装着した骨だけの馬に股がるスケルトン、骸骨軽騎兵スケルトンフッサールに乗せられて此方へ連行されているダークエルフ、エウレーネの画像を表示させて言葉を続けた。

「……問題はこの捕虜をどう扱うかよね、魔龍との会話もかなり捨て鉢気味だったし裏切ったエルフ達とは少し毛色が違うみたいなのよね」

アイリスは骸骨軽騎兵に連行されるエウレーネの姿を見ながらミリアリアに語りかけ、ミリアリアはアイリスと同じ様に連行されるエウレーネの姿を見ながら口を開いた。

「……彼女はエウレーネ・フォン・ブランデンブルク、第六騎士団で中隊長をしていた、戦役中の第六騎士団の動きは活発では無かったが彼女の指揮する中隊だけは我々と共に奮戦していて彼女に助けられた戦友も少なくは無い、彼女は生真面目で公正かつ高潔な騎士であったから恐らく裏切りの事を知らされておらず、不本意なままロジナの屑どもに従っていたのだろう」

「……成る程ね、で、彼女をどうする気?」

ミリアリアの説明を聞いたアイリスは視線をミリアリアへと移しながら問いかけ、ミリアリアは難しい顔つきになりながら逆に問いかけた。

「……アイリスはどう思うんだ?忌憚のない意見を聞かせてくれ」

「……貴女や救出した他の皆の様に無条件で受け入れるのには反対よ、ミリアの言葉だから人柄が信頼出来るのは間違い無いとは思うけど、彼女がミリアを裏切ったのも間違い無い事実、それに今から救出する貴女のお仲間さんや狐人族の女兵士達もいい気はしないでしょう、一定期間牢に入れる等の何らかの条件をつけ無い限り彼女を迎え入れるつもりは無いわ、ミリアを護るために不確定要素なんて出来る限り入れたく無いもの」

(そう、だな、アイリスなら間違い無くそう言うだろうな、私を護る為に必要な手段なら例え私が拒絶したとして躊躇うこと無くその手段を取る、そう言ってくれるアイリスなら……)

ミリアリアの問いかけを受けたアイリスは言下に返答し、それを受けたミリアリアは予想通りの答えとそこに籠められているアイリスの自分に対する想いを噛み締めながら自分の考えを告げた。

「私や他の皆がこうしていられるのはアイリスのおかげだ、だから私の意思だけを押し通す気は無い、エウレーネを受け入れるか否かは救出した皆を含めた総意で判断し、受け入れが拒否された場合は……彼女を殺害、受け入れを許可された場合も最低1ヶ月は牢に入れた後に受け入れ、受け入れた後も背信の恐れが無いと確認されるまで継続的に監視を行う、これなら問題無いと思うがどうだろう?」

ミリアリア言葉の受け入れを拒否した場合のエウレーネの処遇について暫し逡巡した後にエウレーネの受け入れ条件を伝え、アイリスは想像以上に苛烈なエウレーネへの処遇に眉を潜めながら口を開いた。

「……受け入れが拒否された場合だけど別に放逐で構わないのよ」

「……いや、放逐した場合彼女の口からこのダンジョンの場所や精細が敵に知られてしまう可能性がある、だから、受け入れが拒否された場合は、彼女を殺害して憂いを断つ必要がある」

アイリスの確認の言葉を受けたミリアリアは決意の表情で返答し、それを受けたアイリスは暫し沈黙した後に表情を緩めながらミリアリアの身体を優しく抱き締めた。

「……っ!?あ、アイリス!?」

ミリアリアはアイリスの突然の行動と自分の身体を包み込むアイリスの身体の柔らかな感触に頬を真っ赤に染めながら驚きの声をあげ、アイリスは悪戯っぽく微笑んだ後に穏やかな表情で真っ赤になったミリアリアを見詰めつつ言葉を続けた。

「……無理しなくて良いわよ、あたしはミリアを護る為に必要な手段だと思ったら例えミリアが反対したとしてその手段を取るわ、だけどミリアは無理をして自分の考え方を変える必要は無いわ、もし彼女を放逐して彼女の口からあたしのダンジョンの事が知られたとしてもそれくらいじゃあたしのダンジョンはビクともしないし、その際は彼女にキッチリ落とし前をつけて貰うわ、だから、殺害せず数日分の食糧を渡した上で放逐する程度で充分よ」

「……敵わないな、アイリスには、ありがとう」

アイリスの言葉を受けたミリアリアはアイリスの配慮を噛み締めながら礼を言い、アイリスが嬉しそうに頬を緩めつつミリアリアを抱き締めていると、エウレーネを乗せた骸骨軽騎兵が到着し、それに気付いたアイリスは名残惜しげな表情でミリアリアから離れた後に鋭い表情を浮かべて立ち上がりながら口を開いた。

「……到着したみたいね」

「……ああ、そうだな」

アイリスの言葉を聞いたミリアリアはアイリスと同じ様に厳しい表情で相槌を打ちながら立ち上がり、少し離れた所で一連の状況を見守っていたアイリーン達も固い表情を浮かべて立ち上がって連行されて来たエウレーネを迎えた。

骸骨軽騎兵の骨の馬から降ろされたエウレーネは目まぐるしい状況の変化に戸惑いの表情を浮かべながら周囲を見回し始め、それを確認したミリアリアはその傍らへと歩み寄って口を開く。

「久しぶりだな、エウレーネ・フォン・ブランデンブルク」

「み、ミリアリア様っ!?ご、御無事だったのですかっ!?」

突然ミリアリアに声をかけられたエウレーネは驚愕の声をあげ、ミリアリアは厳しい表情で頷いた後にエウレーネを見詰めながら言葉を続けた。

「……私は何とか無事だ、戦友達の多くは筆舌に尽くし難い辛酸を嘗めさせられているがな」

「……っ!?」

ミリアリアが厳しい表情と共に告げた言葉を受けたエウレーネは言葉を喪ってしまい、ミリアリアが厳しい表情でエウレーネをそんなエウレーネを見詰めていると固い表情をしたアイリーンがミリアリアの傍らに進んで口を開いた。

「はじめまして、わたくしは元リステバルス皇国第五皇女、アイリーン・ド・リステバルス、貴女が獣どもの宿営地で目にした狐人族の戦士達は最後まで私に従って下さった方々ですわ」

アイリーンの言葉を受けたエウレーネは宿営地で目にしたサララ達の悲惨な姿と自分に向けられた冷たい憎悪の眼差しを思い出して唇を噛み締めながら俯いてしまい、ミリアリアは悔恨に苛まれるエウレーネを見詰めながら問いかけた。

「……何か言いたい事はあるか?」

「……ありません、我々第六騎士団が行った背信行為は決して許される事ではありません、何より私自身が私を許せません、屑どもの宿営地で捕虜になったかつての戦友達と狐人族の戦士の方々から注がれた冷たい憎悪の視線、あれとて当然の報いです、今の我が身は正に因果応報、覚悟は出来ています」

ミリアリアの問いかけを受けたエウレーネは絞り出す様な口調で返答し、それを受けたミリアリアが厳しい表情で頷いているとアイリスがミリアリアの傍らへと進んで来た後に口を開いた。

「はじめまして、ダークエルフさん、あたしはアイリス、魔龍の同盟者フェデラートゥスよ」

「……魔龍の同盟者?」

アイリスの言葉を受けたエウレーネは戸惑いの表情を浮かべて呟きつつ暫くエウレーネを見詰めていたが、アイリスの白雪のごとき肌と淡い瑠璃色の瞳、背中から伸びる蝙蝠の羽根と言う外見に戸惑いと驚愕がない交ぜになった表情を浮かべながら言葉を絞り出した。

「……まさか、魔王」

「……まあ、そう言う事になるわね」

エウレーネの絞り出した言葉を聞いたアイリスは不敵な笑みを浮かべて告げながら指を鳴らし、その音が響くと同時に地面を突き破ってスケルトンの腕が数本エウレーネの両足をガッシリと掴み、更に近くにあった藪から数本の蔦が伸びてエウレーネの上体を縛りあげた。

「……っ!?」

「……安心しなさい殺しはしないわ、暫くの間此処にいてもらうだけよ、貴女の処遇はあたし達が帰った後、救出したエルフと狐人族を含めた皆が協議した結果で決まるわ」

「……救出、魔王の貴女が、彼女達を?」

エウレーネが突然の事態に思わず身を固くしているとアイリスが淡々とした口調で告げ、予想外の言葉を受けたエウレーネのあげた戸惑いの声に対して悪戯っぽく微笑む事で応じた後に双角龍のカプセルを取り出しながらミリアリア達に声をかけた。

「間も無く出発するわ、準備は大丈夫?」

「ああ、問題無い」

アイリスに言葉をかけられたミリアリアは皆を代表して返答し、それを受けたアイリスは頷いた後に手にしたカプセルを投げながら口を開いた。

「さあ、パーティーの時間よ」

アイリスがそう言いながら投じたカプセルから眩い閃光と共に双角龍が出現して咆哮を轟かせ、エウレーネが唖然とした表情でそれを見詰めていると近寄って来たミリアリアが小声で囁きかけてきた。

「……安心しろ、アイリスなら必ず皆を救出してくれる」

「ミリアリア様……お願いします、彼女達を救出して下さい、私はどうなっても構いません、第六騎士団が皆を裏切ったその時から私は既に死んでいますから」

ミリアリアの言葉を受けたエウレーネは沈痛な表情で懇願し、ミリアリアが小さく頷いた後にアイリスの所へと戻るとアイリスは彼我の状況が表示された地図を確認しながら口を開いた。

「……今は屑どもを叩き潰す事に専念しましょ、彼女の事はその後よ」

「……ああ、無論だ」

アイリスの言葉を受けたミリアリアは力強い言葉で応じながら地図を見詰め、アイリスは微笑みながらミリアリアと共に地図に表示される彼我の状況を注視した。


魔龍討伐隊主力


アイリス達がエウレーネとの接触を終えて出撃態勢を整え始めた頃、カスター率いる魔龍討伐隊主力の下に魔龍から襲撃された他の捜索班からの悲鳴の様な救援要請が立て続けに舞い込んでいた。

「だ、第三捜索班からも救援要請がありましたがその最中に通信が途絶しましたっ!!恐らく全滅した模様!!」

「只今第二及び第一捜索班が帰還しました!!」

カスターの下には5個捜索班の全滅と残る2個捜索班の収容成功と言う報告が相次いでもたらされ、思わぬ損害の大きさに激怒したカスターは馬上で怒声を張り上げていた。

「くそったれの蜥蜴野郎があっ!!なめくさった真似してくれてるじゃねえかっ!!俺様直々にぶち殺してやるぜっ!!」

激怒したカスターが怒声を張り上げた刹那、先頭集団の辺りで巨大な爆発が生じて10名近い騎士が吹き飛ばされ、カスターは突然の爆発に暴れかけた乗馬を腕ずくで黙らせた後に怒声を張り上げた。

「うろたえるんじゃねえっ!!何事だっ一体」

「り、龍ですっ前方を龍が旋回していますっ!!」

カスターの怒声を聞いて周囲を確認していた騎士の1人が前方の木々の合間からゆったりと旋回している魔龍の姿を発見して声を張上げ、それを聞いたカスターは熱り立ちながら蛮声を張上げた。

「漸く見付けたぜ蜥蜴野郎!!お前ら、行くぜえっ!!」

カスターの張り上げた蛮声を受けた騎士達は雄叫びをあげる事でそれに応じると旋回する魔龍目掛けて進撃を開始し、それを確認した魔龍は蔑みの目で魔龍討伐隊を一瞥した後にゆっくりとした速度で距離を取り始めた。

「へっ、だらしねえ蜥蜴だなあオイッ俺らを見て逃げ出しやがったぜ、お前ら、追い詰めるぜえっ!!」

魔龍の行動を目にしたカスターは嘲りの視線で魔龍を見据えながら更なる追撃を命じ、騎士達は雄叫びをあげて応じながら魔龍を追撃した。

魔龍と接触し目の色を変えて追撃を開始した魔龍討伐隊主力、彼等が猛烈な勢いで遠ざかりつつある背後の宿営地では留守部隊がのんびりと時を過ごし、その周囲はアイリスの指揮する異形の軍勢によって完全に包囲されつつあった。



魔龍との接触及び損害の発生を報告された魔龍討伐隊指揮官カスターは激怒して魔龍討伐隊主力を率いて出撃し、それを確認したアイリスは手薄となった宿営地を襲撃する為同地を包囲した。

そして、魔龍と遭遇した魔龍討伐隊主力は目の色を変えて追撃を開始した。

自分達の背後に忍び寄る災厄に気付く事無く進撃する魔龍討伐隊主力と彼等を送り出し安逸な日々を貪る宿営地、その傲りと安寧は間も無く粉砕される。

魔王アイリスと彼女の指揮する異形の軍勢によって……


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