恍惚の口づけ・ラリッサ&サーシャ編
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女性同士のキスシーンがありますので閲覧は自己責任でお願い致します。
マスタールーム階層
マスタールームでイライザとエリーゼの部屋へと運ぶ食事を受け取ったラリッサとサーシャは少し落ち着かない様子でイライザとエリーゼの部屋を訪れ、2人に食事を渡した後に自分達の居室へと向かっていた。
「……い、イライザ様とエリーゼはげ、元気そうだったな」
「……え、ええ、そうですわね」
仄かに頬を赤らめながら言葉を交わすラリッサとサーシャ、彼女達の脳裏には先程食卓を運んだイライザとエリーゼの姿がちらついていた。
食卓を運んだラリッサとサーシャがドアをノックしてから暫くした後にイライザとエリーゼはドアを開けて食卓を受け取ったのだが2人は頬を仄かに上気させていた上に着衣には微かな乱れがあり、更にそんな状態の2人の背後にはむせかえる程に甘く濃密な空気が漂っていたのだ。
ラリッサとサーシャが並んで歩きながら脳裏に浮かぶイライザとエリーゼの艶かしい姿に頬を赤らめていると、前方からライナ、リーナ、アリーシャの3人が姿を現し、それに気付いたラリッサとサーシャが脚を止めると、ライナが微笑しながら声をかけてきた。
「ラリッサ、イライザ様とエリーゼの様子はどうだ?」
「……あ、ああ、だ、大丈夫そうだ」
ライナの問いかけを受けたラリッサは脳裏に頬を上気させたイライザとエリーゼの姿を浮かべながら応じ、それを聞いたライナは安堵の表情で頷いた後に言葉を続けた。
「そうか、私達はこれから狩猟と採取に向かう、貴女達は今日はゆっくり休んで貰って構わないとの事だ」
「……そ、そうなのですか、些か心苦しいのですが甘えさせて頂きますわ」
ライナの言葉を受けたサーシャは自分の心臓が甘く高鳴るのを自覚しながら答え、サーシャの答えを受けたライナ達は微笑を浮かべて頷いた後にラリッサとサーシャの前を辞した。
ラリッサとサーシャは静かにその背中を見送り、その後に頬を赤らめながら互いの姿を見詰め合った。
「……へ、部屋に戻ろう、か?」
「……え、ええ、そうですわね」
ラリッサが上擦りかけた口調で告げるとサーシャも同じ様な口調で応じ、それから2人は無言で自分達に割り当てられた居室へと移動した。
居室に移動したラリッサとサーシャは向かい合う形で各々のベッドに腰を降ろし、その後2人の間に奇妙な沈黙が訪れた。
ラリッサとサーシャは頬を赤らめながら時折互いに視線を向けては直ぐに伏せると言った行動を続け、暫くそんなもどかしい行為を続けた後に意を決した様に同時に顔をあげながら口を開いた。
「「サーラリ……ッ!!」」
意を決して紡がれたラリッサとサーシャの言葉が物の見事に被さると同時に視線も重なり合い、ラリッサとサーシャは真っ赤になりながら反射的に目を逸らしてしまった。
「……す、すまない、な、何だサーシャ?」
「……こ、こちらこそごめんなさい、ラリッサ、そ、その、そちらこそ、何でしょうか?」
ラリッサが真っ赤になって声をかけながらサーシャを見るとサーシャは笹穂耳まで真っ赤になった状態でもじもじしながら返答しており、何時もの凛々しく自信に溢れた姿からは想像出来ないしおらしい姿を目にしたラリッサは全身が火照りを帯びるのを感じながら口を開いた。
「……さ、サーシャ、き、聞いて欲しい事が、あ、あるん……だ」
「……は、はい」
ラリッサが掠れ気味に声をかけるとサーシャはビクンッと身体を震わせた後にラリッサと同じくらい掠れた声で応じ、ラリッサは暫し口ごもった後に真っ赤な顔で言葉を続けた。
「……お、多くの戦友達が屑どもによって捕らえられ、汚し尽くされた……ヴァイスラントが陥落し、先の見えない逃走を続ける中、屑どもに捕らえられ、汚し尽くされてしまう貴女の姿が脳裏にちらついていた。そ、そして脚を痛めた貴女と再会し逃走する中、私の脳裏にあ、浅ましい考えが浮かんで、いた……か、かけがえのない戦友の貴女が、凛々しく、自信に溢れた気高い貴女が、く、屑どもに汚し尽くされてしまうなら……い、いっその事、わ、私が、その、貴女を……そ、そんな浅ましい考えを脳裏に浮かべながらわ、私はあ、貴女と……」
ラリッサは掠れがちの言葉で恐る恐る自分の脳裏に生じていた想いを告げ、それを聞いていたサーシャは真っ赤な顔で俯きながら口を開いた。
「……わ、私もそ、その様なはしたない願望を抱いていましたわ、凛々しく颯爽としている私のかけがえのない戦友である貴女に対して、こ、このまま捕らえられ、他の皆様の様に屑どもに汚し尽くされるくらいなら……あ、貴女に……こ、この身体を……さ、捧げ……たい……と……そ、そんなはしたない願望をい、抱いていました……わ」
サーシャはそう言うと伏し目がちにラリッサを見上げ、何時もの自信に溢れた立ち居振舞いからは想像出来ない振る舞いと熱く潤んだ瞳を目にしたラリッサは小さくコクリッと喉を鳴らした後に劣情に瞳を潤ませながら上擦った言葉を続けた。
「……さ、サーシャ、あ、浅ましい願いだとは……ひ、百も承知している……だ、だが……そ、それでも……わ、私は……あ、貴女が……欲し……い」
劣情に潤んだ瞳でサーシャを見詰めながら想いを告げるラリッサの姿は何時もの凛々しい姿からは想像出来ない程に艶かしく、サーシャはその姿と鼓膜を揺さぶる夢想していた念願の言葉に身体の奥を甘く疼くのを感じて笹穂耳まで真っ赤に染めながら想いを返した。
「……わ、私の方こそ、こ、この様な、はしたない願いが、淑女に相応しく無いと重々承知しておりますわ……そ、それでも……わ、私は……あ、貴女に……こ、この身体を……さ……捧げ……ます」
サーシャは真っ赤な顔で想いを告げながら立ち上がると潤んだ瞳でラリッサを見詰めつつライトアーマーを脱ぎ始め、ラリッサは頬が熱く火照るのを感じながら劣情に潤んだ瞳でサーシャを見詰めた。
サーシャが躊躇いがちの手つきでライトアーマーを脱いでいくと引き締まった肢体に緩やかな弧を描く双丘にもぎたての果実の様に瑞々しい臀部と言う、凛々しさと色香が程好く混ざり合った魅力的な下着姿の肢体がラリッサの目の前に晒され、ラリッサがその美しくも扇情的な姿に思わず小さく喉を鳴らしていると、サーシャは真っ赤な顔で下着を外し始めた。
微かな衣擦れの音と共に脱がれた下着はベッド脇の床に置かれたライトアーマーの傍らに置かれ、生まれたままの姿になったサーシャは真っ赤な顔で双丘の頂等を隠しながら消え入りそうな声で告げた。
「……ゆ、許して、ラリッサ……こ、こんなはしたない姿を……さ、晒して」
「……はしたなく等無いぞ、サーシャ……と、とても、綺麗、だ」
サーシャの恥じらいの声と晒される肢体の艶かしい美しさに劣情を刺激されたラリッサは恍惚の表情で呟きながら立ち上がると生まれたままの姿のサーシャに歩み寄り、サーシャの真っ赤な顔と魅力的な肢体を恍惚の眼差しで見詰めながら語りかけた。
「……サーシャ、貴女は本当に綺麗だ、はしたなく等無い、この美しい身体を私に捧げてくれて、嬉しい」
「……ら、ラリッサ、あ、貴女にだからこそ、捧げられるのです、わ、私の身体全てを」
ラリッサの言葉を受けたサーシャは真っ赤な顔で潤みきった瞳でラリッサを見詰めながら言葉を返し、その表情と甘い熱を帯びた言葉を受けたラリッサはそれに誘われる様に自分の顔をサーシャの顔へと近付けた。
サーシャは近付いてくるラリッサの顔を受け入れる様に心持ち上を向きながら両目を閉じ、ラリッサも同じ様に目を閉じると少しぎこちなく、だが、優しくしっかりと己の唇をサーシャの唇へと重ねた。
「「……ンックッンンッ」」
(や、柔らかくて、あ、熱い、こ、これがサーシャの唇!?)
(ら、ラリッサの唇、あ、熱……い、き、キスだけで蕩けそう……ですわ)
唇が触れ合うだけの軽いキスだったにも関わらず待ち焦がれていた想い女とのキスは一瞬にしてラリッサとサーシャの脳裏を甘く蕩けさせ、2人は恍惚の表情を浮かべながら互いの唇を啄み合った。
「……ンチュッ……チュッ……ンンチュッ……さ……サーシャの唇……ンチュッ……チュッ……甘くて……ンンチュッ……美味し……チュッ……ンチュッ……ンンチュッ」
「……ンッ……クッ……ンンッ……ら……ラリッ……サ……ンンッ……す……すご……ンックッ……ンンッ……ンッアッ……と、蕩け……ンチュッ……ンクッ……ンックッンンッ」
恍惚の表情で啄む様なキスを続けるラリッサとサーシャの姿は部屋に置かれたドレッサーの鏡にも映し出されており、ラリッサのキスに蕩けていたサーシャはそれに気付くと身体の奥や脳裏が甘く痺れ蕩けさせ始めた。
(……わ、私な、何て蕩けた姿を……さ、晒してます……の)
サーシャは鏡に映し出される自分の蕩けた姿に恍惚しながらラリッサとのキスに酔しれ、その様子に気付いたラリッサは愛する女を更に蕩けさせる為に半開きになった口内に舌を侵入させた。
「……ンチュッ……ンクッ……さ……サーシャ……ンンチュッ……ンンッ……も……もっと……ンチュッ……気持ちよくさせて……ンンンッ……ンンチュッ……レロッ」
「……ンッアッ……ンチュッ……ら……ラリッサ……ンクッ……ンッ?……ンンンッ!!!……ンッアッ……ンアアッ……ひ……ひら……ンクッ……ひゃ……ひゃめ……ンンンッ!!!」
啄む様なキスに蕩け酔しれていたサーシャは不意打ち気味に始められたラリッサの濃厚なキスに甘美な悲鳴をあげながら身体を震わせ、その反応を目にしたラリッサは更に激しくサーシャの口内を舌で蹂躙し始めた。
「……ンクッ……ンッアッ……ンンッ……さ……サーシャ……ンチュッ……ンンチュッ……サーシャの口……ンッアッ……甘い……ンンチュッ……ンチュッ……ンチュッ」
「……ンックッ……ンンッ!!……ら……ラリッサの……しひゃアァァッ!!……わ……わらふひの……ンックッンンッ……ンッアッ!!……くひれ……ンンンッ!!……あ……暴れ……ンックッンンッ……ヒッンッ……クウゥゥゥンッ!!」
ラリッサの濃厚なキスに口内を蹂躙されたサーシャは魅力的な肢体をビクビクと淫靡に震わせながら蕩ける様なキスに甘美な悲鳴をあげ、ラリッサはサーシャの蕩けた姿と反応に全身を火照らせながら夢中になってその口内を蹂躙し尽くした後に漸く唇を離した。
「……ッン……アッ……ンンッ……ハア……ハア……ら……ラリッ……サの……キス……ハア……ハア……す……凄過ぎ……ンッ……アッ……です……わ」
濃厚なキスに口内を蹂躙されたサーシャに腰砕けになってしまってベッドにへたり込むと荒く蕩けた呼吸をしながら濃厚なキスの余韻に酔しれ、そのあられもなく淫靡な姿を目にしたラリッサは身体の奥が劣情に燃え盛るのを感じながらサーシャの横に腰を降ろした。
ラリッサが腰を降ろすとサーシャは荒い呼吸をしながら立ち上がると恥ずかしげにラリッサの膝に跨がり、ラリッサが劣情に潤んだ瞳でサーシャを見上げるとサーシャは蕩けた瞳でラリッサを見ながら口を開いた。
「……ハア……ハア……こ、今度は……わ、わたく……しが……し……して……あげます……わね」
サーシャが蕩けた瞳でラリッサを見詰めながら告げるとラリッサは小さく頷き、それを確認したサーシャは濃厚なキスの余韻に小さく震えながら己の唇をラリッサの唇に重ね、ラリッサは愛しい女キスに酔しれながらその背中へと手を廻した。
それからラリッサとサーシャは貪る様に激しく互いを求め合い、蕩けた2人の嬌声が激しく絡みあっていた。
イライザとエリーゼの所に食事を運んだラリッサとサーシャ、2人はイライザとエリーゼが交わした蕩ける様な情交の気配に想いを刺激され、その流れに乗る形で互いへの想いを伝え合い、恍惚の口づけを交わし合った……