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東方転生人録  作者: 黄金馬鹿
月人編
8/84

戦争は極力無視しましょう

今回で一旦えーりんとはお別れです


少しシリアスな感じです

鬼が来てから数ヵ月、とうとうえーりんと別れる日が来た


どつやら、本日の夕方に月へと旅立つらしい


そのため、俺は早朝からえーりんの家に来ていた


「貴方とも今日でお別れね」

「そうだな……色々と迷惑をかけたな」

「別にいいのよ。こっちも楽しかったし」


次にえーりんと会えるのは数千年後……いや、もしかしたら数万年後になるかもしれない


まぁ、また会えるだけマシだけどな


「この部屋の本、全部もって帰りなさい。中に私秘伝の薬の調合方法や蓬莱の薬……不老不死になれる薬の調合方法まで何でも書いてあるわ。薬には困らなくなるから持っていきなさい」

「それは月に持っていかなくてもいいのか?」

「別に良いわよ。全部記憶してるから」


流石は天才だ


しかし、蓬莱の薬か……


まぁ、使うことは無さそうだがな


確か、今日から始まる戦争で一時的に人間と妖怪は全滅。その後、また人間と妖怪が生まれて縄文時代の始まり……そこでようやく二柱と会える……長いな……


「それじゃあ、そろそろ時間だから」

「そうか……これでお別れだな」

「暇になったらその能力で妖精と一緒に月にでも来なさい。上には言っておいてあげるから」

「暇になったらな」


そうして、えーりんは椅子から立ち上がり、玄関へと進んでいく


「……またね。暮羽」

「またな。えーりん」


そして、えーりんは部屋から出ていった


「二次創作だとえーりんはマッドサイエンティストになってるが……本当は優しいんだな……」


えっと、薬の調合方法が書いてある本は……これか


パラパラっと


「えーりん、現代の薬を越している薬を作ってるよ……」


ページの端にヤゴコロが書いてあるやつは自信作なんだろうな


全く、えーりんには驚かされてばっかりだな……


ん?手紙?……えーりんからだな


『戦争は昼の三時から始まるわ。巻き込まれないように気を付けなさい  八意 永琳』


俺がすぐに本を見ることはお見通しかよ……


と、なると、家を広くして不可視フィールドを家全体に展開、その後にスイと本を買いにいかないとな


現時刻は朝の十時、あと五時間か……


ま、考えても仕方がないから


「一旦帰るか。『家、物置、テレポート開始』」


さて、一瞬で着いたな


もうちょっと家を広くして書庫と遊び場を作るか


多分、人間は止めか最後の手段、次元装置で核を使用するだろう……


そうなったら暫くは放射能とか色々とヤバイ物が飛び交うことになる


そうなるとソル達も遊べなくなる


それだけは避けないとな


「さて、おっ始めるか。『通路、製作開始、その先、部屋、製作開始』」


さて、一瞬で出来たから、


「『本棚、テレポート開始』」


貰ってきた本を全部書庫に移動させて完了っと


後はランタンとテーブルと椅子、ソファーベッドを置いてっと


これで書庫っぽくなったな


で、次はこの反対の通路から遊び場を作るか


まぁ、学校の体育館位の大きさで良いだろう


「『遊び場、製作開始』」


で、完了


人工芝を設置して、木とかも設置して完了っと


遊び道具は注文されてからだな


で、不可視フィールドは後にして、先に


「『バリア、展開開始』」


このバリアなら核が何発来ようがびくともしない


で、今の時間は朝の11時


そろそろか


「お~い!皆!集まってくれ!!」


数分後、ソル達はリビングに集まってくれた


「暫くたつと人間と妖怪、妖精が全面戦争を開始する」

『えっ!?』

「そのため、暫くは外に出られないだろうから、人里に買い物に行くぞ!!」

「え?いや、全面戦争ってなに?」

「何か知らない内に決まってた!」

「何で外に出られないの?」

「妖精を百人ぐらい一気に殺せるような兵器が普通に出てくるからだ」

『えっ!?』


やっぱり核の凄さを分かっていないな


こいつらは


「で、買い物に行きたくないやつはいるか?」

『行きたい行きたい!!』

「よろしい、ならば買い物だ」


で、その前に


「『羽、不可視フィールド展開』」

「あれっ!?羽が消えた!?」

「あっちだと妖精ってバレた瞬間殺されかねん。だから、羽だけ消しといたんだ」


バレて射殺なんて冗談じゃねぇからな


「さて、行くぞ。『テレポート開始』」


一瞬で到着


『わぁ~』


キラキラと目を輝かせる五妖精


まぁ、可愛いが時間がない


「よし、行くぞ」


そこからは色々な店で服やアクセサリーを見たり、スイの本を買いにいったら普通に百冊位買わされたり、初めて食べる食べ物を食べたりと、色々な事をした


出来ることなら明日もここに来て六人で遊びたいと思った


だが、昼の二時、ゴゴゴゴゴと地面が揺れた


少し早かったが、えーりんを乗せたロケットが発射したらしい


えーりんは見えなかったが、取り合えず手は振っておいた


その時、何となくだが、えーりんも手を振ってくれた気がした


しかし、そのロケットの発射は俺達の帰宅時間の報せだった


次にこんな現代に近い都市に来れるのは何万年後だろうか……もし、出来たのなら、また六人で遊びに来たい


何万年後かぁ……長いなぁ……


「さて、帰るぞ」

『は~い!』


またな、現代都市。そして……えーりん


「『テレポート開始』」


次に外に出れるのは何年後だろうか


それは分からない


もし、出れるようになったら……バ神に教えてもらおう


さて、帰ったら刀打ちを再開しよう


何千年後のために

次回、この章の最終話をやったあと、いよいよ縄文時代のスタートです


これまでの話はプロローグだと思ってください

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