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東方転生人録  作者: 黄金馬鹿
月人編
7/84

野生の鬼には注意しましょう

タイトル通り、鬼の登場です

ドゴーン!!


そんな音で俺は目が覚めた


「うおっ!?何だ!?おい、バ神!どうなってんだ!」

『鬼が食料目的で侵入したみたいたな』


鬼っすか……


酒はねぇのにさ


ちょっとお仕置きしてこようかね


「……勇義姐さんや萃香じゃないよな?」

『違うぞ』


ならOK


あの二人には勝てる気がしない


えっと、食料庫にいるかな?


「おい、そこの鬼」

「何だ?貴様は」


性別も男だから、気にすることはないか


「ここは俺の家だ。とっとと出ていけ」

「いや、俺が見つけたから俺の物だ」


しまいにゃ退治するぞ。ワレ


「いいからとっとと出てけ。三度は言わん」

「三度目を言ったら?」

「ぶっ潰す」

「ほぉ、人間がか?面白い。やってみろ」

「なら、遠慮なく」


確か、この時代にはスペルカードルールは存在しなかったな……


まぁ、マスタースパーク辺りなら鬼にも効くだろう


ま、あくまで最後の手段がマスタースパークだ


まずは肉弾戦さ


「はっ!」

「ふん、そんなものか?」


俺の放った拳はあっさりと避けられる


まぁ、相手は鬼だからな


「おっと、その前に外に行かないか?ここだと食料が粉砕されかねん」

「まぁ、妥当だな。お前が先に行け」

「ふん、不意打ちされそうな状況で敵に背なんて見せられるもんか」

「鬼は正々堂々、正面からの戦いしかしない。安心しろ」


確か、公式でもそうだったな


ちなみに、鬼からは殺気が溢れ出てるのでかなり怖い


と、まぁ心の中でガクブルしてる内に外に着いた


「次は俺から行かせて貰うぞ!」


は、はやっ!?


「ふん!!」


バキッ!!


ガードした腕からそんな音が出た


完全に折られた


だが、そんなもんは関係ない


「『腕、再生開始』」


それと同時にあいつの身体能力や反応できる早さ、あいつの力を『上回る』ようにする


「再生能力か?」

「似たような物さ」

「ふ、潰しがいが出てきたわ!!」


また突っ込んできた


さっきまではガードが精一杯だったが、今はあいつの動きが一つ一つがちゃんと見える


「ふん!!」

「甘い」


パシッではなく、ドゴッ!!っと音がする


「何だと!?」

「(いって~!!)」


表情には出さないが、受け止めた掌が滅茶苦茶ヒリヒリする


「もらい!!」

「うぐっ!?」


ボディーブローを一発


「これぐらいで!!」

「へっ、くらえ!!」


拳に霊力を一気に溜める


その霊力をそのまま


「マスタースパーク!!!」

「ぐぉぉぉぉぉ!!?」


ビーム状にして零距離で放つ


霊力版のマスタースパークだ


俺の撃つ程度の能力があるからこそ出来る技さ


それをくらったあいつは十メートル以上は吹っ飛んでいった


「おーい、生きてるか~?」

「こんな隠し玉を持っていたとはな……俺の敗けだ」


いさぎがいいな


「俺はそこら辺で食材でも取って食ってるさ」

「おい待て」


ここは俺の器の大きさを見せつけてやろう


「家にある食材、数日分なら分けてやるよ。酒はないがな」

「いや、俺は勝負に敗けた。そんな事をしてもらう事は出来ない」

「じゃあ、これは勝負に勝った俺の命令だ。食材を持ってけ」

「…………ふっ、それだと仕方が無いな。貰っていってやろう」


俺は一旦家に入り、なるべく腐らない食材を布に包んで鬼に分けてやった


鬼はその食材を受け取った時に


「ありがとな」


と言ってくれた


これからこの世界で過ごしていくなか、鬼とは仲良くなれそうだ

鬼の名前はありません


一回きりのモブキャラです


ちなみに、能力は加速する程度の能力です



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