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東方転生人録  作者: 黄金馬鹿
旅路編其の二
45/84

薬は薬でも、ちゃんと気を付けて飲もう

はい、更新です

あ~……久々に風邪ひいたな……


風邪ひいたのは数千年振りだ


と、最後に風邪ひいたのはいつか考えている暮羽だ


「……そういえば…………」

「何?お父さん」

「ルーミアは何処だ?」


朝方気が付いたが、ルーミアが昨日からいない


極自然に何処か行きやがったから気が付かなかった


多分、今頃は●になって何処かフラフラしてるんだろうけど


ったく、何処行ってるんだか……


「まぁ、ルーミアもその内戻ってくるよ。はい、お粥」

「お、ありがとう」


まぁ、このまま帰ってこなくたってもいいんだけどな


そしたらルーミアは一人でフワフワしてたいって思ってただけだと思うし


え?風邪くらい情報操作で直せって?


情報操作もかなり集中力がいるんだよ


霊力は使わないんだけどな


腕折られておいて情報操作が出来たのはかなりの奇跡だ


腕ぶった斬られていたら無理だった


ちなみに、浮く程度の能力で痛みから浮いておけば使えるんだけどな


「はい、あーん」

「あーんっと」


ふむ、旨い。実に旨い


~青年食事中~


「ごちそうさま」

「お粗末さま」


しかし……食ったら眠くなってきた…………


「眠いの?」

「ん、少しな」

「じゃあ、寝ててもいいよ」

「そうだな……そうさせてもらうよ」


起きたら熱が下がっている事が一番の理想だな……


あ~……丁度いい感じの眠気が……


おやすみ……



「……本当に寝ちゃった」


お父さんが私より先に寝たの初めて見たかも


……それに、ソル達が周りにいないのも初めてかも


……あ


「今なら…………襲っても………………」


ジュルリ…………


……って、駄目駄目!!!


今はお父さんは病人なんだし、押さえ付けて押し倒すのは簡単だろうけど、そんなことしたらまた私が風邪ひいちゃうから!!


「だけど、ルーミアは何処にいるんだろ?」


ほんと、昨日も全く出てこなかったし


「やっほ。香李、暮羽」

「あ、ルーミア。戻ってきたんだ」


噂をしたら何とやらだね


「あれ?暮羽が風邪ひいたの?」

「うん。私のが移っちゃったみたい」

「なるほど。だから香李が復活してるんだね」


そういえば、風邪は移すとなおるんだっけね


「まぁ、丁度いいわ」

「え?」

「薬草、採ってきたのよ。一つは風邪に効くものだけど……」


あれ?見たところ、二種類あるようにみえるけど……?


「もう一つは……ゴニョゴニョ」

「ふむふむ…………むふふ」


なるほど


夜になるのが楽しみだな~



「ん……?ふわぁ…………」


あ、夜か……


大分熱も引いたな


これだと、明日には……


「あ、お父さん、起きた?」

「暮羽。何時まで寝てるのよ。待ちくたびれたわ」


あ、ルーミアか


「何処いってたんだよ。それに、ソル達は?」

「ソル達は寝ちゃったよ。あっちでね」


香李が外を指差す


昨日と同じところか


「はい、薬」

「……これ、どうしたんだ?」

「私が採ってきた薬草で作ったのよ。さ、飲みなさい」


そうか……ルーミアのやつ…………


「じゃあ、貰うよ」

「えぇ。明日には治るといいわね」


よし、ゴクリっと


「……じゃあ、また寝…………」


あ……声が……出な……って……体……痺れ…………?


「ふぅ、バレないか心配だったわ。痺れ草」


は……?


「これで暮羽の動きを封じたことだし……」


え……?いや…………まさ……か?


「私と香李だけで……ね?」


………………


「じゃあ……」


浮く……程度の……能力


「やらせねぇよ?」

『え?』


ふぅ、危なかった


浮く程度の能力で痺れ草の対象から『浮く』事でヤられないで済んだ


「じゃ、おやす……」

「寝かせないわ!」

「夢想天生!」


はっはっは


「ぶべっ!?」


残念だが、次元を司る程度の能力で存在している次元をずらしているから、どれだけ触れようとしても無駄なのだよ!!


ちなみに、二人に見えるように調整済み


ってか、香李……夢想天生の勢いで顔面スライディングしたけど……痛そうだな…………


「うぅ……痛い…………」

「って、触れない!?」

「じゃ、おやすみ~」


ふぅ、こんな事が能力で出来るとは思わなかった


まぁ、この存在している次元をずらす事を……そうだな。夢想天生 真(仮)と名付けるか


「悔しい~!」

「私が苦労して採ってきた痺れ草……とほほ」


じゃ、皆さん、アデュー

皆さん、ルーミアが前回、居なかったのに気が付きましたか?


実は、危ない薬草を採りに行ってました


それでは、また次回、お会いしましょう

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