選択肢って何処にあったんだろう
やっちゃったZE☆
どうも、暮羽だ
旅の真っ最中のある日、ルーミアがこんなことを言ってきやがった
「私たち六人と暮羽一人が戦ったら、どっちが強いのかしら?」
はい、皆さんはお分かりですよね?
現在、俺は
「じゃあ、行くよ!!」
「手加減なしよ」
ルーミア達と戦おうとしております
「じゃあ、よ~い……」
それでは、バトル回のスタートだ
尚、今回は第三者の視点でお送りいたします
ドン!!の一言で暮羽達の戦いは始まった
ちなみに、場所はスイの作った封鎖結界内部である
「夢想封印!!」
香李が夢想封印を放ってくる
「グレイズ余裕っと」
それを暮羽がかすらせながら避ける
「一人に集中してても勝てないよ!魔槍「スピア・ザ・ゲイボルグ」!!」
「大丈夫だ。問題ない。魔槍「スピア・ザ・ゲイボルグ」」
スイがゲイボルグを召喚し、格闘戦に持ち込むが、暮羽もゲイボルグでそれを防御している
「えい!てりゃ!!」
「長引くと厄介なんでな。決めさせてもらう!マスタースパーク!!」
「え?ちょっ!?」
スイは呆気なくマスタースパークにより吹っ飛んでいった
戦闘時間は大体十秒位だった
だが、暮羽がマスタースパークを撃ち終わると共に黒い靄のような物が暮羽を覆う
「…………何か周りが……」
「私の闇よ。これで貴方は私の手のなか」
暮羽が視界を奪われ、どうしようかと考えてる内に、無数の斬撃が暮羽を襲う
「ぐっ!これは不味いか…………」
「さぁ、そのまま気絶してなさい!!」
なおも、高速で暮羽に斬り傷が出来ていく
「だが、こっちにも打開策はある!」
暮羽が羽桜刀を抜刀する
「霊撃斬「マスターブレード」!!!!」
羽桜刀を七色の霊力が覆い、三十メートル程の巨大な剣となる
「なっ!?」
「禁じ手、横薙ぎじゃぁぁぁぁぁ!!!!」
七色の剣がその場で回転するように薙がれる
「ちょっ、それインチ……ぶべっ!!」
ルーミアは回避しきれず、マスターブレードにより吹き飛んでいった
「……四人は避けたか」
『(あぶな!!)』
他の四人は間一髪の所で避けていた
「流石にマスターブレードはインチキだったか」
暮羽はマスターブレードを消す、それと同時に
『隙あり!!』
左右から香李とソルが飛び出す
そのまま弾幕を発射する
「グレイズ余裕っす」
それをまたもやグレイズさせながら避ける
「当たれぇ!!」
「だが断る。霊符「封魔陣」!!!」
無数の弾幕が、暮羽を中心に一気に消されていく
「うそっ!?」
「それくらいで呆けてたら負けるぜ?ダブルスパーク!!」
『あ、ヤバッ!!』
両手のひらから発射されたダブルスパークは二人をいとも簡単に吹き飛ばしていった
「ショット!!」
「てい!!」
上空から声が聞こえたと同時に弾幕が降り注ぐ
「っ!?ヤバッ!二重結界!!!」
それを暮羽は二重結界で防ぐ
「あ、ヤバイかも……」
「うん、私も思った」
「気付かれたのが運の尽き!!大霊砲「ファイナルマスタースパーク」!!!」
それとカウンターでファイナルマスタースパークが発射される
「ねぇ、あれを見て。どう思う?」
「凄く……大きいです」
回避出来るような余裕の無いテンとムーンはそのままファイナルマスタースパークに直撃し、目を回して気絶した
「…………あっさり終わった……」
面白い様にマスパとマスブレが当たってくれたお陰なのか、六人同時に弾幕を放って来なかったのが幸いしたのか、結構楽勝だった
さて、六人を回収してくるか
そんじゃ、ネタが尽きたからバイニー
その夜
「こいつら、全く目を覚ましやしねぇ……」
何か、運んでる最中に皆顔を真っ赤にしてたが、何故だろうか
マスパ顔面から受けたから?
ルーミアはマスブレを顔面からもらったのか?
しょうがない、寝るか
「やっぱりマスターブレードとかファイナルマスパとか、零距離マスパは非殺傷とはいえ、キツかったか?」
まぁ、明日謝ろう
それじゃ、おやすみ~っと
「もうリミッターを付けたままだと色々とキツいか?…………あ、眠気が……」
明日も元気に旅します……
「今だ!!拘束!!!」
「え?」
は?拘束……って、うわっ!!?
「お、おい!魔力糸で縛るな!!ほどけ!!!」
い、いきなり拘束……って、スイのやつ、狸寝入りしてやがったな!!!
「あ、成功した?」
「もちのロンだよ」
「お父さん、案外簡単に拘束できるんだね」
「まぁ、暮羽だし」
こ、こいつら、全員狸寝入りを……まさか!!
「お前ら、まさか俺を袋叩きに!?」
「そんな事無いって」
じ、じゃあ、なんのために…………
「最近、ちょっとムラムラしてさ」
「サラダバー!!」
嫌な予感しかしないので、重力に任せて次元へと落ちる
「いや、逃がさない」
「『魔力糸、情報連結かいじ』」
「それも予測済み!!」
「むごっ!!?」
説明しよう
魔力糸で口を猿轡されました
こ、これじゃあ情報操作が使えない!
「むぐ!!むごー!!」
「まぁまぁ、別にいいじゃん。前にヤったの、何千年も前なんだし」
そういう問題じゃねぇ!!!
くそっ、流石に旅の途中に襲われる何て無いだろうと思ってたが、まさか仕掛けてくるとは!
ってか、香李まで居るんだぞ!!
忘れてるようだが、十歳いってねぇんだぞ!!!
「兄弟をいつの間にか異性として見つめるようになるのと同じだよ、お父さん♪」
誰だ!!香李にそんなこと教えた奴は!!
「町の人。魚売ってる」
よし、あの人だな。帰ったらO☆HA☆NA☆SHIだ!
「で、観念してヤられてよ」
「むがっ!!むごー!!」
そ、そうだ、ルーミアなら!!
「あんたがフラグ建築一級免許皆伝を持ってるから悪いのよ。ハァハァ」
だ、駄目だ!!何でルーミアまで!!?
や、ヤバイ、今回ばかりはロリコンの格印を百パーセント押される!!
…………あ、確か、浮く程度の能力なら!!
「さぁ……夜のお楽しみの時間だよ」
今だ!魔力糸の拘束対象から『浮く』!!
「っしゃあ!!成功!!」
「夢想天生!!」
「へ?」
あれ?何か香李から夢想天生って声が……
「拘束完了」
「へ?……えぇぇぇぇぇ!!!?」
あ、ありのまま、今起こったことを話すぜ
香李から夢想天生の声を聞いたと思ったらいつの間にかロープで手足を縛られていた
催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ以下略
「いつから私が夢想天生を使えないと錯覚していた?」
「鏡○水月……だと?」
それに、香李のやつ、夢想天生の使いどころ、180度間違ってるし!!
あ、これ詰んでね?
ロープをマスパで焼き切っても夢想天生で縛られるだろうし、浮く程度の能力を使っても答えは同じ
あ、今なら情報操作が
「『縄、情報連結か』」
「猿轡忘れてた」
「むがー!!!」
こんちくしょう!!!
次元を開いてもまた捕まるだろうし、上回る程度の能力で……これならいける!!
「むごっ!!」
「久々の腹パンで」
「むげっ!!」
失敗…………
あ、詰みじゃね?これ
『さ、楽しもう?』
「むがー……」
どうか、わたくしをロリコン扱いしないでください
それが、わたくしの唯一の望みです
どうしてこうなったんだろう……
俺は、いつ選択を誤った?
あ、転生してからずっとか
「アッーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」×6
ほんと、何でだろうな
こんなのリアルで見たら砂糖吐きまくるか爆発物を投げ込むかのどちらかですよね
と、言うわけで、実は小説家になろうに登録一周年の帰ってきた白銀の勇者でした
それでは、また次回にお会いしましょう