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東方転生人録  作者: 黄金馬鹿
旅路編其の二
42/84

旅は長いほど楽しい

ただの駄弁り回です

「はぁ……久し振りに人間が食べたい」

「なに言い出すんだ。ルーミア」

「流石に干し肉ばっかりだとねぇ……」

「ルーミアが来る前は普通のご飯だったよ?」


どうも、パンの味が恋しくなってきた暮羽だ


ルーミアが来てから、比較的に肉料理を食べる比率が上がってきたから、料理も面倒になり、最近は干し肉ばっかりだ


「どういうこと?」

「普通に野菜とかも食ってたって事だ」

「あっそ……ってか、私は肉しか食べない訳じゃないんだから、別に野菜とかでもいいわよ」

「え?マジで?」

「ぶっ潰すわよ?」


おぉ、こわいこわい


確かに、人食い妖怪って言っても、肉食動物じゃないんだし、野菜とかでもいいのか


「……じゃあ、何で俺を食べようとした?」

「肉の味が恋しくなった。だから、どうせなら人肉でも食べようとね。そしたら返り討ちよ」


あぁ、さいですか


ってか、現人神の俺が言うのも何だけど……見境なしに食おうとするんじゃなくて、相手を考えろよ……


あと、少し補足だが、ルーミアは外見は原作ルーミアだが、背中にデッカイ大剣を背負っている


ついでに、バカルテッド……だっけ?


そんなふうに呼ばれるほど馬鹿でもない


ってか、バカルテッドって誰の事を言うんだっけ?


ルーミアと…………駄目だ。思い出せん


ただ、⑨はチルノって事だけは鮮明に覚えている


月日と共に前世の記憶と東方の知識が薄れてきてるな……


もう名前しか覚えてないやつもいる


リグルとか、メディスンとか……


「それにしても、旅ってつまんないわね。ただ歩くだけだし」

「ううん。たまに盗賊を退治したり、村で依頼を受けたり、川で遊んだりとかね」

「ふぅん。ま、一人でフワフワ浮いてても暇だし、こんななりだと人間を食べれそうも無いから、大人しくついていくわ」

「へいへい」


そういえば、原作だとルーミアって誰に封印されたんだっけ?


紫さん?博麗の巫女?平安時代か江戸時代か忘れたけど、その時代に生きていた最強の陰陽師の安倍晴明だっけ?


詳しい事は分かんないが、俺の封印は妖力に強制的にリミッターを付け、背を縮めさせるだけの簡単封印だ


まぁ、実の所、全力で妖力を開放しようとすれば簡単に封印は破れるんだけどな


「よっと」


ん?スイが魔力糸を木にぶつけてる?


「どうした?スイ」

「魔力糸の練習だよ。今は五本の指から糸を出すだけで精一杯だけどね」


なるほど


魔力糸は糸って名前なのに、上手く使えば刀よりも凄い切れ味を持つ


しかも、ある程度霊力か魔力のある人間にしか見えないから暗器としては最適なんだよな


あ、そうだ


今度人形でも渡してやるかな


あと、関係ないが、何かフウが大変なことになってる予感がする……

(注※フウが活躍する外伝は大体ここら辺の出来事です)


「しっかし、ソル、あんた達って妖精の枠を外れてない?」

「さぁ……気が付いたらこんな妖力持ってたし……」

「ったく、見たことない力を簡単に使う妖精なんて初めて見たわよ……」

「こいつら、種族を個人の名前で名乗っても通るかもしれないからな」

『ひどくない!!?』

「でも、それだけ妖精の中ではずば抜けて強いって事だよ」

『なるほど』


ナイスアシスト、香李


まぁ、こいつら妖精なのに滅茶苦茶頭いいからな


すぐに教えたことをマスターしやがる


いつマスパ撃ってくるか分からん


もうスイは俺の渡した武器の補助無しでもゲイボルグを具現化させる事すら出来るくらいだからな


「まぁ、この中では私が一番弱いって事が分かったわ」

「封印解いてやろうか?」

「いいわよ。能力も普通に使えるし、いざとなったらあんたらを肉壁にしておけばいいんだからさ」

「肉壁にするな。まぁ、危ない時は命をかけてでも守ってやるさ」

「ま、まぁ頼りにしてるわ(何で暮羽はこんなこと普通に口に出せるのよ……)」


ん?何かルーミアの顔が赤い気が……


気のせいだろう


「ま、流石に俺等でも守れないときは封印を解いてやるから、逃げた方がいいさ」

「……考えておくわ」


そんな事はないと思うけどな


まぁ、速鬼並みの妖怪が軍隊級の多さで攻めてきたらヤバイかもしれないが


今の俺と速鬼は上回る程度の能力を使わず、霊力にリミッターをかけた状態で勝負したら、互角の戦いをするからな


速鬼は言うならば、アサシン、俺は固定砲台みたいな感じだからな


速さと力では速鬼が上だし、弾幕、砲撃、霊力は俺が上だから、マジでバトルしてると拮抗状態も生まれるときがある位だしな


まぁ、速鬼は鬼特有の剛力と能力による超スピードで加速した状態のパンチは紀元前よりもさらに改良しまくった二重結界でなんとか守れる位だ


「そういえば、村とかに泊まる時は私はどうしておけばいいのかしら?そこら辺飛んでおけって言われたら飛んでおくけど」

「それなら、擬態させるだけだ『妖力、霊力に変換』」

「……あら、妖力が霊力に…………って、最低限の妖力は残して!!消える!!」

「あ、悪い……」


危うく全ての妖力を霊力に変えるところだった


まぁ、この少しの妖力を感づかれても半人半妖って言えばどうにでもなるしな


あ、俺は村にはいるときはいつも目を黒に染めている


流石にオッドアイは不味いからな。髪は若白髪って言えばなんとでもなる


ちなみに、オッドアイはバ神が勝手に変えやがった物だ


髪は前世からこんなのだ


「……そろそろ陽が落ちるよ?」

「ん?もうそんな時間か。よし、野宿の準備を……」

「あ、だったら、」


スイが林の奥に入っていく


「おい、どうしたんだ?」

「こうやったら時間はかからないよ」


スイが魔力糸を十本作り出し、木と木の間に張り巡らせる


……これは…………ハンモック?


「こうしたら、動物に襲われないし、結構いい気持ちで寝れると思うよ?」


ただ魔力糸を飛ばしただけだから、コントロールは別にいらなかったのか


「そうだな。今日はこれで寝よう。スイ、火を頼む」

「イエス、ユアハイネス」


!!?


「今何て言った?」

「ん?何も言ってないよ?」


何か、前世のアニメで聞いた言葉を聞いた気がしたんだが……気のせいか


「よし、飯食って今日は寝るか」


旅はまだまだ長い

現在の諏訪子達


諏訪子「こ、ここにカエル王国の入り口が……」ガクガク

神奈子「落ち着けェェェ!諏訪子!!そこの壺に道はないぞ!!こっちの井戸の中にヘビ大国への入り口が!!」


軽く手遅れな状態になっていました、まる

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