クリスマス番外編 メリークリスマス(地獄で会おうZE)
今回の話の時期は旅の前の年辺りです
12月24日……前世ではクリスマスイブと呼ばれてる日……それが丁度、今日だったりするわけで……
どうも!ワンパターンな挨拶しかしたことのない暮羽だ!
まぁ、今の日本にクリスマスなんて概念は無いので特に何も思わんがな
だが……やっぱり、この日は子供にプレゼントをあげてみたいな~と思うわけで、
「なぁ、お前ら」
『何?』
「何か欲しいものはあるか?」
と、お茶の間でいきなり五妖精+香李に聞いてみた
「新しい本かな?」
「甘いもの!」
「おいしいお茶かな」
「おいしい食べ物」
「上に同じで」
「冬でも温かい着物かな?」
なるほど……スイは本、ムーンはお茶、ソルは甘い食べ物、フウとテンはおいしい食べ物、香李は温かい着物か
よし、把握した
「どうかしたの?お父さん」
「いや、なんでもないさ」
そしてその夜、クリスマスイブからクリスマスになろうとしている時刻……
もうよい子は寝ている丑三つ時……
「さて、桜庭サンタ……語呂悪いな…………プレゼントを運びますか」
今の俺は神様ではなく、サンタだ
よし、逝くか
え?字が違う?
気のせいだ
まぁ、本は前世の文庫本、甘いものは林檎×10、おいしいお茶は静岡の最高級のお茶、おいしいものはステーキ(保温)、温かい着物は俺手製のセーターにしてみた
勿論、服装は赤と白の服を着て、付け髭と紅白の防止だ
髪の色は元から灰色だから、特に染めてない
目はオッドアイと目立つので、情報操作で黒目に変えてる
まずは……スイからでいいか
「ノックしてもしも~しとも言わずに失礼します」
……スイのやつ、新作の魔法でも考えてたのか、魔法書ぶちまけて寝オチしてるぞ……
全く……呆れるぜ…………
「枕の側にでも置いておくか」
白い袋の中からプレゼント(包装済み)を取りだし、枕の横にこっそりと置く
「いい夢見ろよ」
よし、次だ
次はムーンだな
足音たてずに部屋の前まで移動して……
「うぃ~す、WAWAWA忘れ物~」
ふむ、スイとは違ってちゃんと寝てるな
部屋は月光で物凄く明るい
それに、寝るときは髪を下ろしているみたいだな
じゃあ、プレゼントをおいてっと……
「……お茶くらい言ってくれたら買ってやるのに……」
最近は悪戯される回数も結構減ってるしな……
朝起きたら熱湯風呂(沸騰の真っ最中)に叩き込まれたのは焦った
一瞬バ神が見えた
あと、サボっている赤髪の死神とそれを説教する緑髪の幼女閻魔も見えたっけな……あれ?小町と映姫様?
まぁいいか。次だ
悟られないように部屋の前まで近づいて……これはソルの部屋か
「きゅっとしてズガーン」
……あれ?いない…………
まぁ……プレゼントは置いておくか
次は……フウの部屋か
「かかったな、アホが!!(超小声)」
……フウまでいない…………
あいつら、何処にいったんだ?
まぁ、次はテンだな
「そげぶ!!(超小声)」
……何故、ソルとフウがテンの部屋にいるんだよ…………
しかも、テンの腹を枕にしてるし……
「う……ん…………毛玉が……毛玉がぁ…………襲ってくるぅ…………」
……頑張れ
プレゼントをおいてっと…………
「今度から俺に言えよ?」
「う……あ…………そ、そこは…………らめぇ…………」
どんな夢見てるか知らんが、頑張れ
さて、最後は香李だが、香李は俺と同じ部屋で寝てるから、着替えてからでいいか
せっせと着替えてっと……
「戻ったぞ~っと」
いい笑顔で寝てるな
初めての子育てだったが、いい子に育ってくれたから本当によかった
よし、プレゼントを置いて……
「おやすみ、香李」
俺はすぐに床について寝た
翌日、六人の笑顔が物凄く眩しかった
いやぁ、何か成し遂げたって感がするぜ
それでは、歯みがいたか?風呂入ったか?トイレ行ったか?早めに寝るんだぞ?
では、さよなら、さよなら、さよなら
一時間かからず執筆したので、物凄く内容が薄い話になってしまいました
次回からは本編に戻ります
もしかしたら、またお正月番外編をやるかも……