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東方転生人録  作者: 黄金馬鹿
百励編
34/84

戦じゃあ!!!

どうも、今回は対決パートです

……どうも、暮羽だ


現在、俺は村の北側で心を落ち着かせている


今日、攻めてくる妖怪は小級妖怪が殆ど、中級妖怪が一割って所だが、人海戦術ほど手におえない物はない


それに、今回は西側に霊陽さん(ホーミングアミュレットのサポート付き)と、東側にソル達だけだ


南側には誰もいないから、陰陽玉を作り、監視カメラ代わりに飛ばしている


映像は俺の脳内に直接送られてくる


『あ~、あ~、暮羽様、聞こえますか?』

『OKだ。通信符は以上無いみたいだな』

『これからソルさん達にも通信します』

『了解。周りの注意を怠らないように』

『分かりました』


霊陽さん達とは通信符により、会話している


そういえば、ソル達は実践は初めてか?


……なるべく早く片付けてソル達の援護に行くとするか


霊陽さんには俺が作ったホーミングアミュレットが渡してある


非殺傷に設定してあるし、誘導型だから、弾をバラ撒けばなんとかなる筈だ


俺も一人の神だ。そう簡単に殺生してもいいものじゃない


昔はよく殺してたが、今の俺は絶対に殺さない。昔の自分をぶん殴ってゲイボルグで貼り付けにしてやりたい気分だ


そして、遠くからドドドドドと妖怪が進行してくる音が響いてきた


「……ったく、民を食べようとか考えてるのかわかんねぇが……悪いが、止めさせてもらうぜ」


それに、民もまだ200人もいないしな



「……来ましたか」


遠くからドドドドドと音が聞こえる


私一人だけでどうにかなるか分からないけど、村のために何とかしてみせる!


「それに、暮羽様のくれた……ほーみんぐあみゅれっとという武器もありますし」


私だって、暮羽様の居ない時は妖怪から村を守ってたんだし、何とかなる!!


「…………さぁ、来なさい!!」



「うわわ!いっぱいいる!!」

「だ、大丈夫だって!!」


やっぱり勝てるか心配……


暮羽から貰った武器があるけど、この……銃って武器も全く見たこと無いから上手く使えるか分かんないし……


「ま、とにかく頑張りましょ」

「うん。私たち五人なら大丈夫!」

「……よし、妖怪に一泡吹かせてあげようか!!魔槍「スピア・ザ・ゲイボルグ」!!」


妖怪の群れに向けて武器を構える


『やってやる~!!!』

「……覇気がないなぁ……」



「マスタースパーク!!」


向かってくる敵をマスパで一掃する


幸い、南側から敵を来てないみたいだ


「しかし、いかんせん敵が多い……」


霊力の余裕はまだまだあるが、敵が多すぎる


「しかし、殺すわけにはいかないからな……」


よし、使ってやるか


「上回る程度の能力!!」


こいつでこの前戦った速鬼のステータスを上回る


「行くぞオラァ!!」


霊力を体に纏わせ、妖怪の群れに突っ込む


「ハッ!!」


霊力の閃光弾を撃つ


それが破裂した瞬間、一気に詰め寄る


「ウラァ!!!」


回し蹴りで前衛の敵をぶっ飛ばす


「夢想封印!!」


夢想封印を体の回りで固定させ、


「よっしゃあ!!」


相手の群れに突っ込む


「ダブルスパーク!!」


敵の中心についた瞬間にマスタースパークを両掌から回転しながら撃つ


これで敵の半数がぶっ飛んで気絶した


「あと半分!!」



「てい!!」


私は霊力で体を強化するのが苦手だから、お札を妖怪に投げ付ける


「霊力がきついかも……」


でも、頑張るしかない!!


「封魔陣!!」


お札を数枚投げ付けて、そのお札から注ぎ込んだ霊力を一気に解放させる


「ふぅ……」


これでやっと半分かぁ……


ほーみんぐあみゅれっともずっと霊力弾を撃ってるし、私の霊力もそんなに多く無いし……


「……出し惜しみは出来ませんね」


また妖怪達がこっちに迫ってくる


「これで決めます……」


体の中の霊力を全て集める……


お願い!これで終わって!!


「百励流陰陽術、禁術奥義!!」


夢想!!


天生!!!!



「うりゃりゃりゃ!!!」

「いやっほう!!」

「効率悪いなぁ……」

「って、近接戦してるのボクだけ!?」

「スイ~危ないよ~」

「いや、射ってから言わないで!!」


ムーンはボクに向けて弓を射るし、テンの武器は効率悪そうだし、ソルは連射して次々に倒して、フウは竜巻起こして遊びながら戦ってるし……


「よし、魔法を使おう」


とりあえず、ゲイボルグを投擲して、


「ちょっと魔法使うから敵を近づけないでね~」

『りょーかい!』


よし、始めよっか……


属性は水、範囲は……適当でいいや


「……魔法陣も出来た。いける」


魔力をありったけ使って……


「集中集中……」


なるべく広範囲に……


「皆!!飛んで!!!」

『えっ!?』

「これで決める!!水符「クレイジーウォーター」!!!」



「……片付いたか?」


周りには妖怪は居ない……以外と呆気なかったか


それにしても、開始から数時間で殲滅できるほど少ないのは誤算だったな……


「いや、この数はいくらなんでも可笑しくないか?」


南にも敵はいない……


大群って程の敵なのにこの程度なのか?


その時、こんどは先程よりもさらに多いと思われる敵の足音が聞こえた


「……嘘だろ?」


そいつらの数は、ざっと見積もって……


先程の十倍程だった……



「はぁ……はぁ……つ、疲れた……」


もう……霊力もすっからかん……


敵もいないし、これで大丈夫かな?


「夢想天生のせいか、周り一体の自然が消滅してるけど……」


よし、神社に帰ろう……


ドドドドドって音が凄く聞こえるけど帰ろう……


へ?ドドドドド?


「…………嘘ですよね?」



「ぜぇ……はぁ……つ、疲れた……」

「スイの魔法ってすごいね~」

「周りの妖怪がみんな気絶してるよ~」


ま、魔力が……


ただでさえ少ない魔力が……


魔力をください……


もうすっからかんです……


「よし、帰ろう!!」

「でも、さっきからドドドドドって音が聞こえるよ?」

「いやだなぁ、ソルったら。幻聴なんか聞いちゃって」

「スイ、現実逃避しない」


……はい、第二戦目ですね。本当にありがとうございました


「ささ、スイ、もう一発」

「ちょっ、もう魔力が残ってないって!」

『使えないな~』

「やかましい!!テンとムーンも『え~』って顔するな~!!」


ここからは妖力で戦ってやる!!


かかってこいやぁ!!


「あ、スイが壊れた」

「気にしない。気にしない」



「あわわわわ、もう霊力は使えるほど残ってないし、どうやって戦えば~」


こんなことなら最後に張り切って夢想天生使うんじゃなかった!!


封魔陣で節約しておくんだった!!


ほーみんぐあみゅれっとだと火力不足だし、素手じゃ全く戦えないし……あれ?詰み?


「まだ詰みじゃないよ~」

「そうだよ。諦めたらもう負けしか残らないよ?」


……へ?


「鉄の輪!!」

「オンバシラ!!」


空から輪っかと大きい棒が……


『ギャァァァァァ!!!』


うわわ!一撃で凄い量の妖怪が吹き飛んじゃった!!


「ふぅ、間に合ったね」

「あんたが途中で休憩したからでしょ?」

「あはは、ごめんってば」

「えっと……」


この人たちから神力が感じられるって事は……この人たちは神様なのかな?


「あんた、百励神社の関係者かい?」

「え?あ、はい!」

「よし、ここから先は私達がちゃちゃっと片付けるから、霊力を少しでもかき集めておきな」

「えっと……貴女達は?」

「自己紹介が遅れたね。私は洩矢神社の神、洩矢諏訪子」

「同じく、八坂神奈子」

「百励神社に加勢に参ったってね」



「ラス……トォ!!!」


よっしゃあ!勝ったぞ!!


うわっ、太陽見る限り、もう三時だ……


「よし、早速霊陽さんに連絡だ」


通信符に霊力を送り込んで……


『霊陽さん?』

『あ、暮羽様!』

『そっちは?』

『それが、諏訪子様と言うかたと、神奈子様というかたが、加勢に来てくれまして、あっさりと妖怪を倒したあと、帰っていきました』


は?諏訪子と神奈子!?


しかも、帰ったって……折角だから、ここで宴会に混ざれば良かったのに……


『……あ、ソルちゃん達も終わったみたいです』

『お、そうか』

『ただ、スイちゃんが魔力と妖力を殆ど使いきってフラフラみたいです』

『そうか……頑張ったんだな……』

『そうですね』


よし!


神社に戻って民に勝利を知らせたあと、宴会だ!!!



「……確か、洩矢神社にいた頃に作ったあの薬……あそこに置いてあるから……ふふ」

アンケートの途中結果ですが、


1魔法少女リリカルなのは 1票

5とある科学の超電磁砲 1票

6Fate/stay night(主役は暮羽) 1票


となってます


……このままだと、作者の気分でこの三つから決まることになりそうです……


百励編は少し短めに、あと二、三話で終わる予定です

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