物事は突然やってくる
少しペースが早いです
どうも、春の陽気な天気の中からこんにちは、暮羽だZE☆
俺は冬も終わって春告精が弾幕をバラ撒いているのを目撃して撃ち落とす日々をおくっていた
中にはリリーホワイトっぽい春告精も見かけた気がしたが、気のせいだろう
まぁ、去年もこんな感じだったが
「居た居た!暮羽!!」
「ん?神奈子か。どうしたんだ?そんなに慌てて」
「村の中で一つ噂を耳にしたんだよ!」
噂?
旨い酒でも作られたのか?
だったら俺も飲みたいが……
そんなに真剣な顔で慌てて知らせにくる事か?
「なんなんだ?」
「百励神社って所に妖怪が攻撃をしかけようとしてるって話さ!!」
…………は?
「百励神社はあんたの神社だろ!?」
「いや、ちょっと待て。それは本当か?」
「あぁ。数刻前に諏訪子がミシャクジ様を偵察に行かせたが、どうも本当らしいね」
……マジかよ
東方の正史にはそんなことは無かった筈だから……
とうとう俺の知っている東方の歴史とは離れてきたな……
まぁ、そんなことはどうでもいい
「分かった。俺は百励神社に帰る準備をする。今まで世話になったな」
「……そうかい。やっぱり帰るんだね」
「神様がそんなこと聞いて黙っていられる筈が無いだろ?」
「……まっ、いずれは別れが来ることは分かっていたさ。諏訪子にもあいさつしてきなよ?」
「そのつもりさ」
「いつ出ていくんだい?」
「明日にはもう出ていくだろうな」
「そうかい…………たまにはここに帰ってきなよ?」
「帰ってこいって……」
「もうあんたは私達の家族も同然なんだからさ」
「…………そうかい」
「そうだよ」
「じゃあ、俺は荷物を纏めてくるよ」
「じゃあ、私はブラブラと散歩でもしてくるよ」
それだけ話して俺は自分の部屋に戻る
「はぁ……別れってのは急だな……」
取り合えず、俺の私物は全部回収してっと……
「諏訪子に会いに行くか」
多分、諏訪子は神社の中にいるだろうけど……
どこにいるんだ?
…………あ、境内にいた
「よっす、諏訪子」
「あ、暮羽」
「もう分かってるよな?」
「うん……やっぱり行っちゃうの?」
「あぁ……こればかりはな」
「そう…………いつ行くの?」
「明日辺りかな?」
「……分かった。たまには帰ってきてよね?ソル達にはミシャクジ様を通して伝えておくから」
「あぁ。頼むよ」
「妖怪が攻撃に入るまでは3日ほど時間があるから、それまでに備えたほうがいいよ」
「分かった……ありがとな」
「じゃあ、私はソル達に伝えておくね」
……これで数年間住んできたこの神社ともお別れか
最初は旅って言ってたのに旅してなかったよな……
さて、ソル達が戻ってきたら今日は早めに寝て明日に備えておくか
「暮羽!!」
……おっ、ソル達が戻ってきた
「百励神社に帰るって本当!?」
「あと、妖怪に襲われそうって事も!」
「本当だよ。だから、明日にはここを出るぞ」
『…………』
流石にこいつらはもうちょっとここに居たいみたいだな……
「お前らは残っても良いんだぞ?」
「ううん、暮羽と一緒に行く!」
ソルの言葉に四人も頷く
「分かった。じゃあ、今日は早めに寝るぞ」
『うん!』
五人がぱたぱたと自分の部屋に戻っていつた
……さて、後は…………
「速鬼。そこに居るんだろ?」
「ばれていたか」
「当然だ」
後ろで隠れていた速鬼だな
「どうする?速鬼も来るか?」
「いや、俺はここに残らせてもらう」
「そうか。今まで世話になったな」
「たいしたことは無い」
「じゃあ、お別れって事で……やるか?」
「ふっ……当然!!」
そう言って俺達は境内に出る
「弾幕も格闘戦も何でもありの一本勝負でどうだ?」
「どちらかが気絶、先頭不能、参ったと言うまでだな」
「お前と戦うのは久しぶりだな」
「悪いが、今回は勝たせてもらうぞ」
「じゃあ……」
そこら辺から石を拾う
「この石が落ちたら試合開始だ」
「分かった」
石を上空に放り投げる
今回は上回る程度の能力は使わずに勝ってみせる!!
「…………」
「…………」
そして、石が地面に落ちる
「行くぞ!!」
「やってやんよ!!」
いつも以上の駄文になってしまいました
次へ続きます