酒は最後まで飲めても二日酔いしか残らない
更新です~
諏訪大戦から数日がたった
諏訪子は神奈子に負け、おさめていた村は神奈子がおさめる事になった
民達は、いきなり現れた神奈子を信仰することは出来ないと言ったため、神奈子は表向きには諏訪子を信仰しているが、実は神奈子も信仰しているというシステムになった
いやはや、面倒くさい
そして、村の外では、神奈子を信仰しているということになり、神社の名前も、諏訪大社から洩矢神社、そして、村の外では守矢神社という名前に変わった
まぁ、そんなところだ
俺達にとっては、家族が一人増えた感じだ
おっと、どうも、守矢からこんにちは、暮羽だ
五妖精の武器も完成し、神社のゴタゴタが片付いた頃だ
「よし!飲もう!!」
はい、腹パンタイムがやって来ました
「腹パンタイムってどういうことだい?」
「読心すんな」
で、数時間後
「どうやら、お休みの時間だな」
「そうか……今回は八阪様……」
「神奈子でいいさ」
「神奈子様が居るから暇はしなくて済みそうだ」
「なら、俺も安心して気絶出来る」
「いや、ほんとどういうことだい?」
完全に五妖精+諏訪子は出来上がっている
そんでもって、今回はムーンさんの腹パンだな
「じゃ、また明日」
「ゆっくり休め」
「休めないって……」
それでは、皆さん、さよなら、さよなら、さよなら
「えいっ!」
「おっと」
……あれ?
腹部を見てみると、神奈子の手がムーンの腹パンを止めていた
「こういうことかい」
「そういうこと。助かったよ」
「じゃあ、寝ててもらおうかね」
五妖精+諏訪子の頭上に小さいオンバシラが出てきた
「よっと」
『あうっ!?』
六人は短い悲鳴をあげて気絶した
まさか腹パンを回避するとは……
「さて、まだまだ夜は長いよ?」
「それぐらいわかってらぁ」
「今回はゆっくりと飲めそうだな」
「明日は二日酔い確定だな」
「そんなことは考えたら駄目さ。何も考えずにこの酒を飲むことを楽しもうじゃないか」
「今日はベロンベロンになるまで飲むか!」
「さて、ここにかなり度の強い酒があるんだが、」
この間作った瓢箪の中に貰い物のかなり度の強い酒を入れたものをドンっと出す
「飲むか?」
「勿論さ。そんな事を聞いたら飲まずにはいられないじゃないか」
「神奈子様に同感だ」
「酒ッ!飲まずにはいられないッ!ってところか?」
『ハハハハ』
すまない、これが酔っぱらいのテンションだ
自重する気はさらさら無い
「さて、じゃあ、」
『乾杯』
その酒を飲んでから、俺の記憶は無い
どうやら、ここからは飲みすぎで記憶が飛んだようだ
で、目が覚めた
「……んごっ!?」
…………俺は何故かテンを抱き枕にして寝ていた
……上半身裸の状態で
いや、変態だろ
こんなの誰が見ても変態が幼女に抱き付いている様にしか見えないだろ
「……うわぁ、何て地獄絵図」
瓢箪は無惨に転がり、速鬼と神奈子はそこら辺で寝てる
五妖精と諏訪子は言わずがな
「……片付けるか」
テンから離れたとき、テンの顔が妙に赤かったが、酒のせいだろう
「(暮羽に抱きつかれた暮羽に抱きつかれた暮羽に抱きつかれた暮羽に抱きつかれた)」
さて……まずは二日酔いの頭痛を和らげるために水を飲みに行くか……
頭いてぇ……
それではまた次回、お会いしましょう