何か鬼って酒が大好きだよね
やっちゃったZE☆
理由は本編で
約半分ほど進んだ所だ
そして、今は道中にあった村の宿にいる
勿論、速鬼の妖気と角は情報操作で隠してある
そして、夜
「よっす、速鬼」
「ん?……暮羽か。どうした?」
「いや、旨い酒があるんだ。俺もいいかげん酒になれたいから、飲もうとしたんだが。どうだ?」
「ありがたく頂こう」
「ならボクも」
杯を情報操作で作り、速鬼に、俺はコップを二つ(・・)作って、それぞれに酒をつぐ
「すまないな」
「ありがと~」
そして、それを俺達三人で……
はい?三人?
「って、スイ!?」
「んく……んく……ぷはぁ!……あれ?何か目の前がクラクラ……」
「はは、いい飲みっぷりだな。スイよ」
い、いつの間に隣に!?
いや、その前に妖精に酒なんてやってもいいのか!?
「あはは~なんだかいいきもち~……もう一杯!」
「って、酔うのはえぇ!おい、もう寝て……」
「ほれ、飲め飲め」
「って、速鬼!こいつ酒飲むの初めてだからそんなにす……」
「いえ~い!!」
「ほら!なんかテンション凄い方向に向かって行ってるじゃん!!」
ああ……そんな一気に飲むなって……
~数分後~
「にゃはは~くれは~もっと酒もってこ~い!」
あ、駄目だこりゃ
「うぬ……酒には弱かったか……」
「そりゃあ……初めてだし」
「あっはっは~」
スイのイメージが崩れていくな
「まぁ、こちらも飲もう」
「そうだな」
「酒はこれか~!」
『乾杯』
完全に酔っぱらって手遅れになったスイを横目に俺達は酒を飲む
もうスイの顔は真っ赤だ
「お、旨いな」
「へぇ、酒ってこんな味なのか」
初めて飲むアルコールをチビチビと飲んでいく
やっぱり水で割ってないから少しキツいな
「初めてにしてはいい飲みっぷりだな」
「ありがとよ」
「にゃっはっは~」
あ……スイのやつ、もう駄目だな。明日は二日酔いだ
「速鬼みたいにグビグビと飲めるようになりたいな」
「慣れればどうと言うことは無い。俺なんて、最初はビクビクしながら飲んでたからな」
へぇ、鬼がね……
最初は誰でもこんな感じなのか?
「ねぇねぇ、くれは~こっちむいて~」
はいはいっと
俺がスイの方を向いたらスイの顔が真ん前にあって、それが近づいてきて……
そしたら、唇に違和感を感じた
「!!!?」
「ほぉ……」
その違和感が無くなったと思ったら、スイは俺の膝の上で寝ていた……
「……速鬼、なにニヤニヤしてんだよ」
「いや、いいものを見れた」
「……俺、スイに何された?」
「口付けだが?」
口付け?
口付けってキスだよな……
は?kiss?
「き、キqあwせdrftgyふじこlp!!?」
「どうした?喚き散らして」
す、スイが俺にキス!?
俺のファーストキス、幼女!?
「い、一体どうした!?顔を真っ赤にして!」
「いや、何でもない。じゃ、俺はもう寝てるよ」
スイを抱き抱えて布団に戻ろうとする
「いでっ!?」
途中壁にぶつかった
そして、別に借りた五妖精の部屋にスイを寝かせて俺も俺と速鬼の部屋に戻ってとっとと寝た
やっちゃったZE☆
もうちょっと旅路編は続きます