第6話・偽りの挑戦―ミラージュザイス登場―
アンドロイド少女・マリオネット・ライター 第6話・偽りの挑戦
幻覚ジャンボ・ロイド・ミラージュ・サイス登場
今日も秋田町に寒い冬が続いています。学園の放課後にて、みんな暖かい上着で帰っていった。
しかし、弓道部の人たちは部活を続いていた。
中嶋「でやっ!!」
弓道部・中学1年生の中嶋少年は弓を引き、矢を放った。しかし、的を外してしまった・・・・。
中嶋「ああ!!」
中嶋は的の外に刺した矢を取り戻そうとするが、突然、池本に怒鳴られたため止めた。
池本「待てぃや!!」
中嶋「う・・・・。」
池本「おい!?いつになったら当てられるようになったんだよ!?」
中嶋「それは・・・・・。」
池本「俺らはお前らの指導してんだぞ!そして何かうまくいかないとコーチは俺らに説教。
そして、貴様らは俺らに怒られる。」
荒井「くくくくく!あいつ、またやってるぜ。」
他の高校生「いっそ殴っていいか?へへ。」
他の高校生たちはそんな池本や中嶋を見てこっそり笑った。
高校生「今度失敗したらね、お前んち行ってあれ、壊すから。」
高校生が冷たそうに言った時、中嶋が突然怒って、彼を殴った。
中嶋「うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
高校生は殴られて、さがる。だが、すぐに怒って中島に迫る。
高校生「痛ってーな~!ざけんじゃねぇ!!」
荒井が中嶋を殴り返した。すると、中嶋が荒井にアッパーをかました。
中島はそれを受けるが、ひるまずに反撃する。
中嶋「おぅっ!!はああああっ!!」
高校生「ぶっ!!うらああぁっ!!」
高校生が中嶋の腹に蹴りを入れた。中嶋はふっとんだ。
中嶋「ぐはっ!!」
池本「もう怒った今すぐお前んち行くわ。」
中嶋「やめろ!!うっ!?」
怒る中嶋の頭を高校生の山本が掴んで止めた。
新井「はいはい。子供(中学生)は大人(高校生)の言うこと聞きまちょーねー。
あきらめてくだちゃーい。」
山本は無表情にそう言うと、中嶋が回し蹴りで山本を蹴った。
中嶋「ぶぶーっ!!」
中島は倒れるが、ゆっくり立ち上がって、こう言う。
中島「ふざけんな!!僕にはもう・・・・・・あれしかないんだよ!!!」
高校生「死ね!!」
高校生が中嶋の頭を殴った。中島が倒れる。
梶「うっせんじゃこのガキいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
梶たちが中嶋に突っかかって来た。それの気づいた中島が必死に立ち上がる。
中嶋「うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
中嶋は山本や梶たちから逃げた。そんなところを光次郎と榊が見ていた。
榊「ちっ!たかが一人の子供にケチつけやがる。」
榊が舌打ちをし、光次郎は悲しみに満ちた気持ちになりそうであった。
光次郎「・・・・・・・・・・。」
榊「どうした?高町。まさか、また真奈美が死んだ事かい?」
光次郎「うん。でも、もう一つ思うところがあるんだ。」
榊「なんだ?」
光次郎「この学校の小学生や中学1年生って・・・・結構泣く人多いね。」
榊「確かにな・・・・俺も昔はそうだった・・・・。いずれ俺たちも高校生になったら、
梶たちのようになるだろうか・・・・・。」
光次郎「でも、この学校だけじゃない。子供はすぐに泣く、大人はすぐ怒る。
パソコンでは、自分たちからは駄目人間だと語るんだ。」
榊「そりゃぁ誰だってそうかも知れない。」
光次郎「もしかして、全ては一人の人間の悲しみから始まっただろうか・・・・。」
夕日の秋田町。中嶋は必死に走った。誰かに追われるように。
中嶋「はぁ・・・はぁ・・・。もう、いいよね・・・・・。」
中嶋は安心して歩いた。そこに、彼の歩いた後の曲がり道から密かに彼を見る者がいた。
黒いタイツに・・・・頭に二つ少し膨らんだところがあり、顔には白い不気味な仮面を付けていた。
怪人?「・・・・・・・・・。」
光次郎は学校から出て、帰り道を歩いた。そこに聡子が通ってきた。
光次郎「聡子さん。」
聡子「あら?光次郎くん。・・・ちょうどよかったわ。」
光次郎「ちょうどよかったって?」
聡子「あなたに伝えておきたいの。」
光次郎「なんです?それは・・・・。」
聡子「あなた・・・・・真奈美ちゃんの死後、何をしていた。」
光次郎「墓を作って・・・・見つめています。」
聡子「パソコンはしてる?」
光次郎「してますよ?」
聡子「へえ。じゃ、何見てる?」
光次郎「・・・・最近、真奈美ちゃんのサイトに行ってます。掲示板やらチャットやらで同じサイトに、
来た人たちとも話した事もあります。」
聡子「そう。じゃあ、浮気しないようにね。」
光次郎「え?」
聡子「浮気したら、今にとんでもない事が起こるわ・・・・。」
聡子が切なそうにそう言うと静かに帰っていった。
光次郎「な・・・なんなんだ・・・・・。と、とりあえず帰ろう!あかりさんが待ってる。」
一方、中嶋はもう自宅の前についた。
中嶋「ただいま。」
中嶋は玄関に入る。自宅に帰った。
母のいる和室に来た。母に挨拶するためだ。
中嶋「・・・・ただいま。」
母「おかえりなさい。斎。」
中嶋の母は布団で寝ていた。中嶋の母は今、病に倒れているのだった。
斎とは、中嶋少年の名前であった。
母「斎。今日の弓道部はどうだったかい?」
中嶋「・・・・一応・・・・うまくいったよ・・・・。」
中嶋は辛そうな表情と声で語った。しかし、その発言は真っ赤な嘘で、本当は全て外したのだった。
母「そう。でも、お前の目に涙が浮かべてるよ。」
中嶋「え?」
笑顔で答えた母の言うとおり、中嶋の目から少し涙が出た。中嶋は焦って涙を拭いた。
母「そうだわ。妹の加奈が、二階のあなたの部屋にいるわ。」
中嶋「そう。じゃあ、お大事に。」
中嶋は母の部屋から去り、二階の自分の部屋に来た。
中嶋「ただいま。加奈。」
中嶋は自分の部屋にいた。だが、妹の加奈はどこにもいない。
中嶋「ただいま・・・・・・。」
中嶋はテーブルのところに来た。そこにパソコンが置かれ、さらにその左に、
妹の加奈の写真が張り付いた人形(形は某女の子)が置いてあった。
中嶋はパソコンでネットをしながら、人形に話しかけていた。
中嶋「加奈。お前が交通事故で死んでから、僕を守ってくれるのは母さんだけだった。
でも、その母さんも病気で死に掛けそうなんだ。もし、母が死んだら・・・どうしようかな。」
中嶋は某アニメの非公式サイトや某擬人化サイトなど数々のサイトに行った。
中嶋「はは。ネットの世界のキャラはどれも可愛いや。もう二次元に行きたいくらいさ。」
中島は笑った。どうやら、この現実から逃れて、二次元に行きたいらしい。
一方、光次郎は自宅に帰っている途中だった。
光次郎「よし!もうすぐ自宅だ。あかりさんの料理が待ってるはずだ!」
青年「うわああああああ・・・・・!!」
光次郎の前に一人怯えている青年が転がったいた。光次郎は足を止めて、青年を見た。
光次郎「な・・・・なんだ?このあじさん。」
青年「う・・・・やめろ・・・・・やめてくれええぇぇぇぇぇ!!!」
青年に目線には、少女少年の主人公7人が武器を持っている場面だった。
青年「な・・・・何すんだ!俺はお前たちを愛しているぞ!!・・・う!?」
青年は後ろを向いた。そこには、ショッカーの怪人が、暴れる怪獣ドラコ、エレキングに向けて、
スペシウム光線の構えで光線を出した。そして、怪獣ジャミラがサイクロン号に乗っていた。
青年「あ・・・・・・・・・・。」
青年は倒れた。しかし、青年の見た場面には光次郎には見えなかった。
光次郎「・・・・・・・無視しよう。」
光次郎は焦って自宅に帰った。しかし、その背後にはさっきの怪人が潜んでいた。
こうして、光次郎は高町邸に帰った。あかりが笑顔で迎える。
光次郎「ただいま。」
あかり「お帰りなさい。今、お食事の用意ができました。」
光次郎「ああ。頼む。」
SSP第6分隊基地・司令室
春日「最近、多彩な地区で、精神崩壊をしている人が多いわ。」
清水「その数は?」
春日「1万人。」
それを聞いた隊員は驚愕する。精神崩壊している人が1万人なんて、
世の中ではありえないハズだ。それがもっと増えれば大変な事になる。
野沢「・・・・このまま増え続ければ、日本が駄目になってしまう。」
桜「これも、デス・ナイトの仕業でしょうか?」
春日「第9分隊の調査によれば、謎の黒い等身大の怪人がうろついている情報もあるわ。」
桜「黒い怪人!?」
清水「これも、デス・ナイト!?」
隊員たちはデスナイトの仕業であると確信する。最近の事件は、
デスナイトが引き起こしたのだから、無理もない。
野沢「待って!デス・ナイトは人間形のアンドロイドを扱うはずよ。
怪人なんて・・・・・作れるのかしら?」
清水「もしや、彼らは別の技術で作戦を変えたんじゃ!?」
春日「確かに・・・・・よし!他の分隊も調査しているわ。我々も調査に加勢するわ!」
隊員たち「はい!!!!!」
桜(あの時・・・・。)
桜はバーニング・ハント戦の後の出来事を思い出した。
故障して倒れたバーニングハントの肩の大砲のは小さな矢が刺さってあった。
桜はそれを見て何か思った。
桜(あの、矢。まさか・・・いや、違うよね。
でも、なんか・・・違和感を感じる。この矢を放ったのは、誰なの?)
桜は切ない表情で考えていた。そして、その切なさに耐えられず、つい本音を吐く。
桜「・・・・・違うよね!」
春日「桜。」
桜「あ、はい!」
我を返した桜は春日隊長に敬礼した。
春日「あなたはもうお帰り。」
桜「・・・・・でも。」
春日「あなたはもう帰るべきよ・・・・・・。子供だから・・・・。」
桜「・・・・・はい。」
桜は不安そうな声で答え、部屋から出た。春日も何か辛そうな表情をした。
春日「・・・・・・・・・・。」
中嶋は自分の部屋で、ベッドで寝ていた。しかし、何か魘されているようだ。
その夢の中で、中嶋は走った。無数の音楽が入り乱れて一斉に流れたり、
周りの無数にいる子供が泣いたり、大人たちが喧嘩したり。
アニメのキャラたちが泣いてる子供たちを連れ去ったり、殺したりした。
中嶋は怯えて逃げていった。そして、その先にはキャラ同士の争いが展開された。
中嶋「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
中嶋はさらに逃げた。そして、中嶋は息しながら走るのを疲れ、座っていた。
中嶋「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・は・・・?」
中嶋の前には、謎の人形が歩いていた。
中嶋「あれは・・・・・加奈がくれた人形!!」
人形『・・・おにい・・・ちゃん・・・・・。』
中嶋「・・・!?その声は、加奈・・・加奈なのか!?」
人形『お兄ちゃん・・・・会いたかった・・・・・。』 カァァァァァァ・・・・・
そして、人形の放った光からから死んだはずの加奈の姿が現れた。
中島はそれを見て、驚くどころかテンションがイカれたようにとても落ち着いていた。
中嶋「加奈・・・・・・。」
加奈『おにいちゃん・・・・実は・・・・頼みがあるの・・・・・・。』
中嶋「頼み・・・・?」
加奈『あのね。私を殺した人・・・・そいつをやっつけて。』
中嶋「でも、お前は交通事故で・・・・・!!」
中島は加奈が誰かに殺されたと知らないので、顔を強張らす。
加奈『ううん。あの交通事故は誰かが仕組んだの。』
中嶋「仕組んだ?」
加奈『そう・・・・・その仕組んだ人は・・・・・秋田学園の誰かなの。』
中嶋「じゃあ・・・・加奈は・・・・殺された・・・・誰かに・・・・・・!!!」
中嶋は怒りの表情で手を握った。そんな彼の後ろには怪人、いや黒い怪人がいた。
加奈『そうよ・・・・・だから殺して、犯人を・・・・・秋田学園に潜む犯人を・・・・・・。』
加奈の目に血の涙が出た。そして、加奈の周りに黒い闇が・・・・・・。
中嶋「うわっ!!!!!」
中嶋は夢から覚め、起きた。
中嶋「夢か・・・・・?なら・・・・加奈はやはり・・・・・・・・。」
謎の声『夢ではないわ。』
中嶋「え!!??」
中嶋は突然、美しい女性のような声を聞いて戸惑った。
謎の声『あなたが見たのは幻覚。けど、そこにいた者の言葉はリアルよ。』
中嶋「リアル・・・・・?」
謎の声『そう。あなたの妹は、秋田高校の誰かに殺されたわ。」
中嶋「でも・・・・・・・。」
謎の声『よく考えなさい。あなたの学園の人たちは皆、自分勝手、狂う者、
自分の愚かさを知らない、可哀想な人を思わない・・・・そういう人ばかりなのよ?』
中嶋「・・・・・・は!」
中嶋は今までの秋田高校での出来事を思い出した。高校生が中学生を絡んだり、
中学生が小学生を泣かせたり、また、同級生同士が喧嘩した事・・・・・。
中嶋はそんな風景を毎日見ていたのだ。
謎の声『あなたの妹も・・・・・その学園に通ったそうね・・・・。』
中嶋「そうだけど・・・・・。」
謎の声『そう。では、犯人はあなたの周りにいるわ。それは覚えておいて・・・・・。』
中嶋「え?今・・・なんて!?」
中嶋はもう一度聞こうとするが、もう女性の声がなくなったそうだ。
そして、次の日。高町邸・光次郎の部屋。
光次郎「今日は日曜日だ。」
光次郎は相変わらずパソコンでネットしていた。
今回はカービィ系スレにいるそうだ。
光次郎「・・・・・あれ?おばかさん(CV・〇〇(声優の名前))だって?
なんの小説なんだろ?あちょー(CV・〇〇)だと?・・・・カオス小説だな。
おお!カオスの次は、健全スレなのにエロ小説も書かれてやがる!!
魔獣×擬人化カービィと・・・・・・うっ!萌・・・萌えるけど・・・・・・・。
なんで、「助けて!!〇〇!!」の〇〇に違う作品のキャラが名があるんだ?」
光次郎にはわけがわからなかった。光次郎の見るカービィスレは、
カービィへの感想やコメントなどがオンリーだった。しかし、
〇〇ってバカですか?のスレだの、なんだか違うキャラのエロまでも描かれ、
う○このAAまでも・・・・・。今までになく、ありえない出来事だった。
光次郎「駄目だ・・・・・一旦スレから去ろう。」
二階の外からでは、黒い怪人が窓から密かに光次郎を見ていた。
黒い怪人「・・・・・・・」
黒い怪人はジャンプし、光次郎宅から離れ、道路に着地、走っていった。その時・・・・・!
あかりが突然、自宅から出て、黒い怪人を追った。
人気のない公園についた黒い怪人。しかし、あかりもそこに来た。
あかり「あなたは・・・・ミラージュ・ザイスのサポートロボット・・・DADAIね!!」
DADAI「・・・・・・・・!」
DADAIのところに紫色のサイケな衣装を着た少女が姿を現した。
謎の少女「よく気づいたわね・・・・・・。マリオネット・ライター。」
あかり「ミラージュ・ザイス!!」
ミラージュ・ザイス「私の能力は他人に幻覚を見せること、
そして、このDADAIが私のテレパシーでを遠距離の長いところの人たちにところに行き、
そのDADAIが私の能力を使うわ。」
あかり「それが、今回のデス・ナイトの作戦ね・・・・・!!」
ミラージュ・ザイス「ふふふふふふふふふ・・・・・・・。」
ミラージュ・ザイスが突然、消えた。DADAIも後から消えていった。
あかり「消えた・・・・・?まさか、私の前にいたのは、ミラージュ・ザイスの幻覚の一つ?
そうだ!光次郎さんの家に帰らないと・・・・・!!」
一方、秋田町のどこかで猪上が女の子と一緒にDADAIに追われ、逃げていった。
猪上「逃げるんだ!!桃園さん!!」
女の子の名前は桃園であった。彼女はいやいや猪上に手を引っ張られていた。
桃園「逃げるって・・・・なんで逃げるの?」
猪上「いいから!後ろの怪人が僕らを追ってるんだ!!」
桃園「後ろの怪人・・・見えないけど・・・・・・。」
猪上の目線には後ろにDADAIがいる。しかし、桃園の目線にはDADAIの姿がなかった。
そして、どこかでミラージュ・ザイスの声がした。
ミラージュ・ザイス『ふふふ。桃園は、猪上少年の恋人。性格は優しい。
一人ぼっちの猪上には彼女しかいない。でも、そんな彼女にも限度がある。
さあ、どうなるべきかしら・・・・・・。』
DEATS・NIGHT基地では、佐野山がジェノサイドを呼ぶ。
佐野山「ジェノサイド・シーザーよ。」
ジェノサイド・シーザー「は。」
佐野山「ミラージュ・ザイスに連絡したまえ。DADAIの調子は良いか・・・ね。」
佐野山とジェノサイド・シーザーは笑みを浮かべた。
ジェノサイド・シーザー「かしこまりました。」
そこに、ミラージュ・ザイスが来た。
ミラージュ・ザイス「ただいま戻りました。」
ミラージュ・ザイスは礼儀正しい態度を言った。
ジェノサイド・シーザー「調子はどうだ、ミラージュ・ザイス。」
ミラージュ・ザイス「ふふふふふふ・・・・・!完璧に・・・・ございます・・・・・!!」
ジェノサイド・シーザー「では、もう一度秋田町に戻り、任務を続行しなさい。
そして、町の人々を苦悩させるのだ!」
ミラージュ・ザイス「はい!!」
町では一人の女性が、
あのウルトラマンティガ、ダイナ、ガイア、アグルの四人になぜか追われていた。
ウルトラマン?「アアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
女性「きゃぁぁぁぁぁぁ助けてぇぇぇぇぇぇ!!」
これは、DADAIの見せた幻覚だ。
家では少年たちは格闘ゲームをしていた。
少年A「おい!見ろよ!!」
少年B「ウルトラマンの格闘ゲームなのに、なぜかアイコンがワンピのキャラだぜ・・・・・!!」
これもDADAIが起こした幻覚だ。
青年「はああああぁぁぁぁぁぁ!????」
別の家では、青年はテレビを見ていた。しかし、ドラマの男キャラ同士のキスのシーンがあった。
さらに、時間が立つと男キャラと女キャラ(どっちもドラマ)がエッチしていたのだ。
青年「おいおい。昼なのにいいのかよ;」
とある道、歴代ガンダムキャラの数人が中学生を囲んでいた。
どのキャラも皆怖い顔だった。
どれもこれも皆、DADAIとミラージュ・ザイスの見せた幻覚だ。
このままでは、秋田町がおかしくなってしまう!
そして、再び光次郎の部屋にて・・・・・。
光次郎「うーむ。ニコニコ動画に行ったが、どの動画も皆ありえないものだった・・・・・。
とてもMADとは思えないカオスだった。まさか・・・・デス・ナイトが・・・・!?」
光次郎もDADAIの幻覚を見て、それがデスナイトの仕業である事に気づき始める。
SSPの6分隊基地の司令室で、春日が隊員たちにこう伝える。
春日「秋田町に例の怪人が現れたわ!全員、調査に向かって!」
隊員「了解!!!」
桜(秋田町に怪人・・・・・!?光次郎くんが危ない・・・・・!!)
一方、中嶋は自宅の二階でパソコンをしていた。
中嶋「何なんだ。このカオスサイトは・・・・・・?」
中嶋のいるサイトはとてつもなくカオスなサイトだった。
どんなカオスかそれはあなたのご想像で(笑
中嶋「このサイトから出よう。・・・・・母さん・・・・。」
中嶋はパソコンのところから離れ、自分の部屋から出た。
和室で母がまだ布団で眠っていた。そんな母を中嶋が座って見ていた。
中嶋「お母さん・・・・・。」
母「・・・斎。いつもありがとうね。お母さんの心配してくれて。」
中嶋「だって・・・・お母さんがいなきゃ、僕は何もできないよ。
それにもし、いじめっ子どもがこの家に入ったら?お母さん・・・・・やられるの?」
母「まあ、弓道部の高校生の事ね。大丈夫よ。お母さんがあなたが立派な大人になるまで、
死なないわ。」
中嶋が不安そうに切ない声で問い、母が笑顔で優しく語った。
中嶋「ごめんなさい・・・・・。」
中嶋は辛そうに自分の部屋に戻った。
町では、SSP隊員たちが調査に来た。分隊それぞれが別々の場所で歩いていった。
清水「怪人は見つかった?」
野沢「まだです!!」
桜「こちらも見つかってません!」
清水「各分隊も懸命に捜査している!我々もできる限りでいくんだ!!」
野沢&桜「はいっ!!」
清水「手分けして探そう!!」
清水、野沢、桜はそれぞれ分かれてDADAIを探した。そんな3人をミラージュ・ザイスが、
空から見ていた。
ミラージュ・ザイス「くっ!SSPめ・・・・見つかったらまずいわ!
DADAI、一旦基地に戻るわよ!!」
桜「・・・・・・あ!!」
走る桜は、偶然にもDADAIを発見した。
桜「黒い怪人!!」
桜はピストルを構える。すると、DADAIは両手から紫の光波を出して、桜に浴びせた。
桜「はっ・・・・・!?」
DADAIの光波を浴びた桜は攻撃されたと思い、目を腕で隠した。
桜「・・・・・あれ?痛くない・・・・・?あ!!」
桜は確かに紫の光波を浴びた。だが、痛みが感じない・・・・。
桜は腕をどかせて、目の前の者を見る。そこには・・・・ボロボロな姿の光次郎がいた。
桜「こ・・・・・光次郎くん・・・・・?」
光次郎「君のせいで・・・・僕は駄目になったんだ・・・・・・・。」
光次郎はそう冷たく言うと、桜に弓矢を構えた。
桜「っ!?待って!!」
光次郎「君がSSPなんかに入らなければ・・・・僕は・・・・・!」
光次郎は矢を放った。そこに野沢と清水が駆けつけ・・・・・。
清水「月野隊員!!」
野沢「桜ちゃん!!」
清水と野沢が見たのは、何も傷つけてないのに悲しい顔して倒れている桜だった。
野沢「桜ちゃん!大丈夫!?」
清水「待て、傷一つ付いてない!月野隊員、大丈夫!!」
桜「こう・・・じろう・・・・くん・・・・・・・。」
桜は光次郎の怒りを受けて、悲しみの涙を流していた。
一方、光次郎は桜たちとは違う道にいた。
光次郎「デス・ナイトめ・・・!この町で事件が起きたから必ずここにいるはずだ!!」
光次郎は弓矢を持って、歩いていた。敵はそこにいると思うからだ。
すると、彼の目の前にDADAIの姿が現れた。
DADAI「・・・・・・・・・・!」
光次郎「噂の黒い怪人!?もしやデス・ナイトか!!?」
光次郎は弓矢をDADAIに向ける。すると、DADAIの顔が二つに分かれ、
そこから死んだはずの真奈美の顔があった。その瞬間、周りが暗い闇の世界となった。
光次郎「え・・・・・?まなみちゃん・・・・・・??」
光次郎は真奈美が現れた事に驚く。
真奈美?「そうだよ。光次郎くん。会いたかった・・・・・。」
光次郎は弓矢を地面に落とした。そして、両目から涙が出る・・・・。
光次郎「・・・・真奈美ちゃん・・・・・。真奈美ちゃぁぁぁぁぁぁん!!!」
光次郎は真奈美に抱きつき、泣き出した。
光次郎「真奈美ちゃん!真奈美ちゃん!!うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!」
真奈美「もう大丈夫だよ。今日から私があなたを育ててあげる。」
光次郎「うん・・・・ありがどう・・・・・・・。うううう・・・・。
僕・・・・もう真奈美ちゃんに会えないと思った。僕には真奈美ちゃんが必要だった・・・・。」
真奈美「ええ。あかりや桜のような野蛮な女より私に任せれば、あなたは幸せものよ。」
光次郎「え・・・・・・?」
真奈美「あなたは疑問を持っているでしょう。私が、桜やあかりの秘密、教えようか?」
真奈美と光次郎は離れた。真奈美は以外にも優しさのない笑みで、
光次郎はまだ涙が出たままで不安そうな表情だった。
真奈美「まずは桜の事・・・・教えようか・・・。あの時、覚えてる?
桜ちゃんが人を撃ったの・・・・・。」
光次郎「うん。桜ちゃん・・・なんであんな事するか・・・・・・。」
真奈美「桜ちゃんはね・・・・・SSPの隊員なの。」
光次郎「SSP?ジャンボ・ロイドと戦っている・・・・・・あの秘密特捜部隊?
なら、桜ちゃんは・・・・・・・。」
真奈美「そうよ。でも、SSPは仮の姿。本当はデス・ナイトを乗っ取って、
この世界の人間を狩っているもう一つのテロ集団よ。」
光次郎「え・・・・・?まさか・・・・・桜ちゃんは・・・・・・・。」
光次郎は恐怖で涙が止まらず後ろに下がる。桜は恐ろしい笑みで前に歩く。
真奈美「そうだよ。桜ちゃんは・・・・SSPの中で最強最悪の人殺しよ。
罪のない人だって平気で殺せる女よ。でも、安心して、私はそんな奴らからあなただけを守る、
救世主なの。だから、これからは、私と・・・・・・・。」
光次郎「ま・・・・・真奈美ちゃん・・・・・・。」
ミラージュ・ザイス「少し・・・・・・話・・・加工しましょうか。」
どこかに潜んでいるミラージュ・ザイスが呟いた。その時。
光次郎の後ろにピンク髪の少女がいた。
真奈美「あれは・・・・私の描いた擬人化カービィ!?」
真奈美が突然、怒りを表した声で叫ぶと、光次郎が後ろを向いた。
光次郎「え・・・・!?真奈美ちゃんのカービィ?なんで・・・・・?」
真奈美の描いた擬人化カービィ「光次郎くん・・・・好き。」
光次郎「え?な、なんだよいきなり!?」
真奈美「光次郎君。」
光次郎「!!!?」
真奈美「あなた・・・・浮気したわね・・・・・?」
光次郎「そ、そんな事知るか!?このカービィがいきなり・・・・・・。」
真奈美「言ったわね・・・・私のカービィの悪口・・・・・・・・。」
光次郎「真奈美ちゃん・・・・!?」
光次郎は次々に続く予想外の展開に、戸惑いまくった。
真奈美「ふふふふふふふふ・・・・・!!」
真奈美が不気味に笑うと、体が変わり、ミラージュ・ザイスになった。
光次郎「き・・・・貴様は!?」
ミラージュ・ザイス「ウッフッフッフッフッフッフッフッフッフ」
ミラージュ・ザイスは美しい女性とは思えないほど不気味な笑い声で笑っていると、
次々とキャラクターたちが現れた。その背後にはいろんな文字が出てきた。
真奈美のサイトの住人?『てめー管理人殺したのお前かこら』
『オレは管理人が好きだったんだぞ!!ざけんな!!』 『敵討ちだ!!殺す!!』
『覚悟はできとんのかクソォッ!!!』 『キサマアアアアァァァァァァァ!!!!!』
『お前だけは!絶対に許さない!!ギイイィィィィィィィィィィ!!!!!』
『死ねえええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!』 『イキキキキキキキキキ』
暴言や怪人の鳴き声のような文字が次々と出た時、キャラたちが一斉に光次郎に襲い掛かる。
光次郎「う、うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
こ、ころされる!!!コワイ!!シンジャウ!!!!タスケテクレ!!!!!
ダレカ!!!ダレカアアアアアァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
光次郎は絶望したような声を叫んだ。
光次郎「あっ!!!!」
光次郎は突然、目を覚ました。光次郎は何時の間に、
この自宅の二階で眠ったかわからなかった。
光次郎「こ・・・・ここは僕の部屋?一体なぜ、あの真奈美ちゃんは一体・・・・・・。」
あかり「光次郎さん!!」
光次郎「あ・・・・あかりさん!!」
あかり「よかった!目を覚まして・・・・・・。」
あかりは涙しながら光次郎に抱きついた。
光次郎「ちょ・・・・あかりさん・・・・////」
あかり「あ、申し訳ございません・・・・・。」
光次郎(この温もり・・・優しい感じがした。彼女は・・・そんなに僕のことを思っているだろうか?
でも、真奈美ちゃんは言ってた、桜ちゃんやあかりさんは・・・野蛮人だって・・・・。
でも、あかりさんは。そうだ!僕には胸見せなかったし、彼女の胸になんの秘密が、
いや、ただの女の子の恥か・・・・。でも、あかりさん、どっか行った事あるし・・・・。)
あかり「何を考えてるんですか?光次郎さん。」
光次郎「あ!いや、何も・・・・・。」
あかり「そうですか・・・・・。」
光次郎「・・・・そうだ!僕は・・・・あの黒い怪人と出会ったんだ!!」
あかり「っ!!!??」
あかりは突然の光次郎の言葉に驚いた。彼女は知っていたのだ、黒い怪人=DADAIと言うことが。
光次郎「すると、怪人が真奈美ちゃんが化けて・・・・ん?化けて?
そうだ!!怪人は幻覚を見せたんだ!!くそぅ!!そいつのせいで僕は・・・・・・。」
あかり「光次郎さん・・・・・。」
光次郎「あ!ごめん・・・・・・幻覚見て、むしゃくしゃしてつい・・・・・。」
光次郎は落ち込んだ声で謝るとあかりが優しく彼の頭を撫でた。
あかり「ごめんなさい・・・・。あとは・・・・任せてください・・・・。」
あかりはそう言うと、部屋から出た。
光次郎「あとは任せろ?あかりさん、あの怪人となんの関係があるんだ?」
その時の秋田町は既に夕日が輝いていた。
そこに、中嶋がいじめっ子の高校生たちに追われた。
そんな風景に複数のアニソンが一斉に流れていた。
中嶋「はっ・・・・はっ・・・・はっ・・・・・!!」
中嶋は必死に走って逃げた。追う高校生たちは怖い顔していた。
高校生たち「待てこらあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「調子のんじゃーぞクソがあああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
中嶋「うるせぇ!!お前らが怒るからいけないんだよ!!バーカ!!!」
高校生たち「なああああああああああん!!?????」
「おらあああ!!」 「まてや!!」 「ぶっ殺す!!!!」
中嶋「ちいいっ!!あ!!」
逃げる中嶋の前に青い髪のセクシーな衣装を着た少女がいた。
少女「・・・・・・・・・!!」
少女は突然、走り、中嶋のところを通る。
中嶋「あ・・・・あの子は・・・・!?」
高校生たち「なんだてめ・・・・・ぐっ!?」
「は?うぐおっ!!」 「わぉう!!」
少女は華麗な格闘で高校生を次々と気絶させた。
中嶋「まさか・・・・・・?」
走りながら中嶋は少女の方を向く。少女も中嶋の方を向き、にこっと笑った。
中嶋「ただいま。」
中嶋は家に帰った。そして、母の部屋へ。
中嶋「おかあさ・・・・あっ!!!」
中嶋は見た。お母さんが痛そうに頭を抑えている。その近くに空き缶があった。
この部屋の窓が割れている。空き缶の隣には白い紙があった。
中嶋「誰かが外から空き缶を投げた?お母さん!!」
中嶋は心配そうに母に駆け寄る。
母「いたたた・・・・・ああ、痛かった。
中嶋「どうしたの?お母さん!」
母「心配ないよ。ただ、誰かが遊んでアクシデントを・・・・。」
中嶋「アクシデントなら、すぐに空き缶を取り戻すはず!・・・・あ。」
中嶋は白い紙を目に入って、それを手に持つ。その紙に何か文字が書かれた。
中嶋「何かが描いてる・・・・あ!!」
白い紙の文字『中嶋死ね』
中嶋「まさか・・・・あのいじめっこ共が!!」
中嶋は怒りに燃えた。大事な人を傷つけたからだ。彼にはわかるのだ。
きっと、彼を役立たず扱いしていじめていたあの人物たちが犯人だと。
犬の遠吠えが聞こえる夜の秋田町にあかりが一人走った。
ミラージュ・ザイスの声『私を探しているそうね、マリオネット・ライター!!』
その時、ミラージュ・ザイスの声が響き、あかりが立ち止まる。
あかり「ミラージュ・ザイス!!!」
ミラージュ・ザイスの声『私はとっくにアジトに帰ったわ。代わりにこれでも見てなさい。』
あかり「・・・・・・っ!?」
あかりは何時の間にミラージュ・ザイスの幻覚によって墓場のような不気味な世界にいた。
あかり「こ・・・・ここは!!?」
あかりの周りに触手やゾンビ、得体の知れないモンスターが溢れていた。
ミラージュ・ザイスの声『こいつらと遊んでなさい・・・・はははははははははは!!!!!!』
あかり(これは・・・・・ミラージュ・ザイスの幻覚。でも、それによる感覚はリアル。
ならば・・・・・・!!)
触手、ゾンビ、モンスターがあかりに迫る。その時、あかりは胸の緑の宝石に、指をあてる。
あかり「オーラ・デリート!!!!」 ピカアアアアァァァァァァァァァァァ
あかりの宝石から青い光が輝き始めた。その光は大きくなってゆく・・・・・。
すると、光が消えると、あかりは現実世界に帰った。
あかり「・・・・家に帰らないと。」
中嶋は自分の部屋でパソコンをしていた。
中嶋「・・・・・やはり・・・・この娘だったのか・・・・・・。」
中嶋はあるエロゲのキャラを見た。さっき、中嶋を助けてくれた少女そのものだった。
中嶋「ゲームでは、あんなにヒドい目にあうのに、みんなに優しくしてくれる。
あの子は素晴らしいよ。まさに女神だ・・・・・・。僕も虐めたいくらいだ。」
その時、パソコンの画面が突然、変わった。
中嶋「な・・・・なんだ!?」
画面には、ある男のヤヴァい画像があった。それも複数。
中嶋「・・・あ!また代わった!!」
画面が変わり、今度は子供が大人を虐めている場面があった。
また画面が変わり、花の世界で狂ったように笑う者、また変わって全員がブサイクに・・・・。
次々と画面が変わる。そのそれぞれがカオスであった。
中嶋「・・・ちがう・・・・違う!!!!」
中嶋はパソコンの電源を切った。画面は消えた。
中嶋「・・・・このパソコン・・・・もう駄目なの?」
中島は絶望しかける。だが、今のもDADAIとミラージュ・ザイスの仕業である。
デスナイト基地では、二人のジャンボロイドが会話していた。
ジェノサイド・シーザー「何?SSPが防衛についただと。」
ミラージュ・ザイス「はい。このままでは、DADAIが見つかり、破壊されるのも時間の問題です。」
ジェノサイド・シーザー「弱音を吐くな。その時は力ずくでやればいい。」
ミラージュ・ザイス「はい。それより、耳寄り情報が見つかりました。」
ジェノサイド・シーザー「なんだ?それは?」
ミラージュ・ザイス「実は・・・・・・。」
ミラージュ・ザイスはジェノサイド・シーザーの耳に口を近づけ、小さく話した。
ジェノサイド・シーザー「何!?マリオネット・ライターの居場所を突き止めた!?」
ミラージュ・ザイス「はい。DADAIと協力し、その糸口を見つけました。
マリオネット・ライターはある人物のところにいます。」
ジェノサイド・シーザー「ある人物?」
ミラージュ・ザイス「はい・・・その人物の名は・・・・・・!」
次の日・・・・今日は学校の日だ。そして、放課後。
光次郎は部活にいく途中、偶然横に通る桜を見た。
光次郎「あ・・・・・・・。」
しかし、桜は光次郎がいる事を知らず、そのまま帰っていった。
光次郎「桜ちゃん・・・・。いや!もう・・・桜ちゃんは・・・・・・。」
弓道部では、中嶋はいつも通り練習しているが、失敗ばかりだった。しかし。
中嶋「うっ・・・・・!?」
中嶋は頭を痛がり、両手で抑えた。脳裏にはいろいろなカオスな物が浮かび上がった。
荒井「おい。何やってんだよ?」
梶たちが中嶋のところに来ると、いきなり中島が血相を変えて弓矢を向けた。
荒井「は?なんだよ!?」
中嶋「お前たちだな・・・・・!?お前たち高校生が、妹を殺しただろ!!!!」
梶「ざけんじぇねぇよ!!お前の妹なんかしらねぇし!!」
中嶋「黙れ!!じゃあ、僕の妹を知らずに殺したな!?」
荒井「殺してねーよ!」
中嶋「天国の加奈が教えてくれたんだ!!お前たちが加奈を殺した!!」
中嶋は怒り心頭にそう叫んで弓を放った。
荒井「うわ!!危ねぇじゃんか!!!」
梶「やっと俺らの逆鱗に触れたのぉ!!やっちまえ!!」
これに怒った高校生たちは一斉に中嶋に襲い掛かった。中嶋は弓矢を構えた。
中嶋「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
梶「あ”ああっ!!!」
梶が中嶋を殴った。中嶋はその傷みで弓を放してしまうが、パンチで反撃した。
中嶋「でぇえい!!」
そんな騒動を光次郎と榊はもちろん、他の中学生、コーチも見ていた。
光次郎「一体どうしたんだ!?中嶋は?」
榊「あいつ・・・。とうとう我慢の限界で反撃しやがったか・・・・。」
光次郎「じゃあ、助けに・・・・!」
日向コーチ「待て!!」
光次郎「なんでですか!?コーチ!!」
日向コーチ「この愚かな戦い。いずれは弱い者が負ける。そんな者をわざわざ助ける事はない!」
光次郎「くっ・・・・・!!」
榊(人は同じ争いを繰り返す・・・・全く・・・・!)
光次郎と榊は日向の言葉が気に食わない。そして、中島は殴られて、倒れる。
梶「おい!!みんな!!今すぐ中嶋んち行って親にヤキいれて、物壊しにいくぞ!!」
中嶋「何!?わああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
中嶋はいち早く自宅に向かって走った。だが、彼の後に高校生たちが走った。
荒井「てめぇ調子のってんじゃねーぞ!おい!!!」
中嶋「うるせぇ!!母が病気なんだよ!!!」
荒井「何が母が病気っち!!じゃあ、そいつ殺す!!」
中嶋「ふざけるな!!父が死んで母一人がこんな駄目な僕・・・・・!!」
荒井「うるせぇぇぇぇぇ~!!!」
中嶋「こんな駄目な僕を育ててくれたんだ!!もうお母さんしかないんだ!!」
暴言吐き合いながら追いかけっこする子供たちを遠くから光次郎が見た。
光次郎「不幸な人は・・・・偽りに負ける。僕もいずれ・・・・・・。」
中嶋「お母さん!!」
自宅に帰った中嶋は慌てながら母の部屋に入った。
母「どうしたの?斎。」
中嶋「いじめきっ子たちがここに来るんだ!!
妹を殺した奴らが・・・・高校生たちがこの家に来るんだよ!!!」
中嶋は泣きながら訴えた。母は静かに応える。
母「そう・・・・・・。」
中嶋「そう・・・・じゃないよ!!早く!!」
高校生たちの声「ういいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!」
高校生たちが何時の間に中嶋の家の中に入ってしまった。
荒井と他10人が二階に上がってきた。
荒井「このバカコンかぁ!!!」
荒井はテニスのラケットでパソコンを壊した。他の人たちは他の家具を荒らしていた。
荒井「あ?なんだこの人形!!」
荒井は妹の加奈の写真が張り付いた人形を拾った。
荒井「女の子の写真?人形に?これも奴を狂わしたんかぁ!!!」
荒井は写真を剥ぎ取って、ぐしゃぐしゃに剥がしてしまった。
もう、斎は妹の顔が見れなくなってしまった・・・。
梶「お母さんに頼ってんのか?ん?」
梶と他5人は中嶋と母の部屋に来た。中島は怒りじみた声で、母は優しそうに声を出す。
中嶋「き・・・・貴様ら・・・・!!」
母「・・・・ああ。いらっしゃい。」
梶「おい!!!」
母の優しい一言に怒りを感じた梶は前の中嶋をどかせ、母の頭を掴んだ。
母「・・・・・!?」
中嶋「母さん!!!」
高校生「るっせー!」
一人の高校生が中嶋を抑えた。
梶「お前・・・・自分の息子にどーゆー教育してんだよ?
知らないなんか言わせねー!てめーのせいでうちの後輩がうぜぇんだよ!!」
母「・・・・・あの子は昔から一人ぼっちだったのです。」
梶「は?」
中嶋「母さん!!!!」
中嶋は涙を流した。母は切なく語った。しかし、梶の怒りは変わらなかった。
一方、町では、既に桜、野沢、清水の3人の隊員はDADAIを発見した。
清水「はあああああ!!」 野沢「えい!!」
清水と野沢は刀でDADAIと戦った。DADAIは素手でそれを受け流し、対抗した。
DADAI「・・・・・・・!・・・・・・・・・・!!」
野沢「このっ!!」
野沢が刀を振ると、DADAIはそれを避ける。
清水「月野隊員!!」
桜「はい!!!」 ズギュン
桜はショットガンでDADAIの右肩を撃った。DADAIは怯み、痛みに耐えながら逃げた。
DADAI「・・・・・・・・!!」
清水「逃がすな!!」
野沢「待って!隊長から連絡が入ったわ!」
桜「なんですか!?」
野沢「東京F地区で新しいジャンボ・ロイドが暴れています!!」
清水&桜「え!!!????」
清水と桜がそれを聞いて驚く。野沢はシーバーで隊長の連絡を受けていたのだ。
東京F地区の街が巨大化して暴れるミラージュ・ザイスによって、壊されつつあった。
巨大化した姿は代わっていて、シンプルな衣装を纏った身体を二つの輪が囲んでいた。
ミラージュ・ザイス「ウッフッフッフッフッフッフッフ」
ミラージュ・ザイスは男と女の声を合わせたような不気味な声で笑いながら建物を叩き壊す。
母「斎は・・・・小学生の頃からずっと友達ができなかったのです。でも、妹の加奈が、
そんな斎をいつも慰めて側にいてくれました。でも、その加奈はもう死んでしまいました。
父も犯罪者に射殺され残りの私だけが斎を育てました。」
梶「じゃあ、あんたが死ねば斎はどうなるんだ!?」
母「・・・私がいなければ、あの子が駄目になり・・・・私は今や病気。
それでも、私は・・・・斎を信じて・・・・・・。」
梶「それで布団に篭ったまま奴を見ただけで育った?ふざけんじゃねぇ!!!」
梶が母の胸倉を掴み、中島が梶に怒鳴りつける。
中嶋「やめろ!!!!」
梶「死ぬか?おい・・・・!!」
中嶋「死にたくない・・・。でも、お母さんが死ぬなんてもっといやだ。治せる方法は見つからない。
でも、僕はお母さんが好きだ。加奈も好きだった。今の僕は・・・もう、お母さんしかいないんだ!!!」
中嶋は泣きながら高校生をどつき、母に抱きついた。
母「斎・・・・・・!!」
中嶋「お母さん!!うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
梶「ちっ・・・・・・・!!カスどもが・・・・・このまま鬱なまま死ね!!二人一緒にな!!!
お前らのような家族はな、クズの集まりだから。」
梶たちは暴言を吐きながら中嶋邸から出た。
ミラージュ・ザイス『ミラージュレザー!!!』
ミラージュ・ザイスは両目から青い光線を出したビルを破壊した。
そこに、リボルバー・ジャック部隊、戦闘機部隊、ランド・バーナーが駆けつける。
なお、野沢、清水、桜はそれぞれ戦闘機に乗っていた。
清水「ミサイル発射!!」
野沢&桜「発射!!!!」 ズズズズズズン ズガァァドアァァァァァァァアン
戦闘機部隊とリボルバー・ジャック部隊は一斉にミサイルを連射し、敵を攻撃した。
ミラージュ・ザイス「ウッフッフッフッフッフッフッフッフッフッフ」
ミラージュ・ザイスは負けずに、今度は左手から赤い光線を出した。
4,5機くらい戦闘機があたり、大破してしまった。
清水「くそ!効いてないのか!?」
野沢「敵はなかなか強そうよ!!」
桜「はい!!」
野沢機と清水機がミラージュ・ザイスの後ろにまわり、そこからミサイルを撃った。
ミラージュ・ザイス「ウッウッ」 ドゴォン
ミラージュ・ザイスは後ろを撃たれたため、ひるんだ。
さらに、4機のリボルバー・ジャックがレーザー光線を出す。
ミラージュ・ザイス「ウワアアアアァァアアアアア」
ミラージュ・ザイスはレーザーを四発もくらって、大ダメージを受けた。
桜「よーし!!」
桜機がぐーんと速度をあげて。そのまま敵のまっすぐに。
桜「ふところで撃つ!!!!」
清水「無茶するな!!」
ミラージュ・ザイス「ウッフッフッフッフッフッフ『甘い!!!』ッフッフッフッフ」
ミラージュ・ザイスがミラージュレザーで正面の桜機を攻撃した。 ドン
桜「きゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
桜の戦闘機の装甲に火がついて、墜落しようとしている。
野沢「桜ちゃん!!!!」
その時、突然マリオネット・ライターが現れて桜機を救った。
マリオネット・ライター「大丈夫?」
桜「ま・・・・マリオネット・ライター!」
マリオネット・ライターは戦闘機を置く。
マリオネット・ライター「アイス・ライト!!!」
マリオネット・ライターは右手から白いガスを出し、桜機についた火を消した。
桜「すごい・・・・・こんな技があったなんて・・・・・・!!」
ミラージュ・ザイス「ウッフッフッフッフッフッフッフォォォォォォォオオオオ」
マリオネット・ライター「・・・・・・・!?きゃああっ!!!」
マリオネット・ライターが消化を終えてすぐ、ミラージュ・ザイスが走って蹴ってきた。
野沢『桜ちゃん!あなたの戦闘機はもう機能停止していると思うわ!地上に降りて!!」
桜「はい!!」
マリオネット・ライター「だあっ!!」
マリオネット・ライターはミラージュ・ザイスに飛び蹴りをお見舞いした。
ミラージュ・ザイス「ウグアアアアア!ウッフッフッフッフ」
ミラージュ・ザイスは反撃にマリオネット・ライターを蹴り、その次にアッパーをくらわした。
マリオネット・ライター「うぐ!!」
ミラージュ・ザイス「ウッフッフッフッフッフッフッフ」
ミラージュ・ザイスはミラージュレザーを発射するが、
マリオネット・ライターはそれを横回転で避けた。
マリオネット・ライター「フィンガー・ラッシュ!!!」
マリオネット・ライターはフィンガー・ラッシュを撃つ。
しかし、ミラージュ・ザイスはその連射ビームをすり抜かせ、消えていった。
マリオネット・ライター「幻影!?うあっ!!」
マリオネット・ライターは背中に何かの光線があたったため、ひるむ。後ろを向いた。
そこに走ってくるミラージュ・ザイスがいた。
ミラージュ・ザイス「ウッフッフッフッフッフッフブオオオオオオ」
ミラージュ・ザイスはミドルキックするが、マリオネット・ライターもミドルキックで相打ちに入る。
マリオネット・ライターはアッパー、ハイキックや張り手で打ち、ミラージュ・ザイスは、
腹を殴ったり、膝蹴り、チョップなどで戦う。マリオネット・ライターが敵の両腕を掴む。
マリオネット・ライター「はああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
マリオネット・ライターはミラージュ・ザイスを思いっきり投げた。
ミラージュ・ザイス「ブオオオオオオォォォォオ」
投げ飛ばされているミラージュ・ザイスは突然、飛行能力で空を飛んだ。
桜「空を飛んだ!!」
マリオネット・ライター「えぃっ!!」
マリオネット・ライターも空を飛んだ。空中戦の始まりだ。
二大ジャンボ・ロイドが空で正面に向き、衝突しようとした。
マリオネット・ライター「これで落とす!!フィンガー・・・・!!」
マリオネット・ライターがフィンガーラッシュを発射しようとすると、
ミラージュ・ザイスが再び消えた。
マリオネット・ライター「消えた・・・・・!?きゃあっ!!!」
敵が消えたので空で立ち止まったマリオネット・ライターを左の方向から、
ミラージュ・ザイスが体当たりして、吹っ飛ばした。
ミラージュ・ザイス「ウガアアアッ!!ウッフッフッフッフッフッフッフ」
一方、光次郎は戦場に急行すべく町を走っていた。
光次郎「・・・・・あ!!」
光次郎の前にDADAIが現れた。DADAIは両手からバルカンを撃ってきた。
光次郎「うわっ!!!」
光次郎は急いで壁に隠れて、避けた。そして、弓矢を持ち出した。
DADAI「・・・・・・・!!」
DADAIが歩くと弓矢を構えた光次郎が再び出てくる。
光次郎「いくぞ!!!!」 ピュッ ドス
光次郎は弓を引くと、矢が速く飛び、DADAIの顔に刺す。
DADAI「!!!!!!!???????????」
DADAIの顔に電撃が走り、後ろの頭から火花が散った。
DADAI「・・・・・・・・・・・」 ドサ
DADAIは倒れた。
光次郎「・・・・・・・あいつ、ロボットだったのか・・・・・・・・。」
町の上空で、激しい空中戦が続いてていた。
ミラージュ・ザイス「フッフッフッフッフッフッフッフッフッフ」
マリオネット・ライター「ああっ!!う!くあ!!」
マリオネット・ライターはミラージュ・ザイスの素早い空中戦法に苦戦した。
ミラージュ・ザイス『これで終わりよ!!スピン・クラッシュ!!!!!』
ミラージュ・ザイスは体を回転させながら、マリオネット・ライターに迫る。
マリオネット・ライターの胸のクリスタルが点滅し始めた。タイムリミットの4分に近い。
マリオネット・ライター「っ・・・・・・・・!てあああぁっ!!!!」
敵のスピンクラッシュがマリオネット・ライターに届く前の一瞬、
マリオネット・ライターがタイミングよくミラージュ・ザイスの頭を思いっきり殴った。
ミラージュ・ザイス「ギャアアアアアアアァァァァァァ」
ミラージュ・ザイスは地面に叩きつけられ、マリオネット・ライターは綺麗に地面に着陸した。
ミラージュ・ザイス「ウッウッウ・・・・・グアアアアアアアアア」
ミラージュ・ザイスはあまりの激痛でも激怒で叫び、左手から光の刃を出し、
それで、マリオネット・ライターに迫る。
マリオネット・ライター「マリオネット・サーベル!!!!」
マリオネット・ライターが叫びながら左手をあげると、空から剣が振り、それを両手で取った。
マリオネット・ライター「えええい!!!!」
ミラージュ・ザイス「ウッフッフッフッフッフッフ」
ミラージュ・ザイスとマリオネット・ライター、両方とも斬った。
マリオネット・ライター「・・・・・・・・・つっ!!」
マリオネット・ライターはミラージュ・ザイスをキッと睨む、そして・・・・・。
ミラージュ・ザイス「ギャアアアァァァァァァウッウッウッウ・・・・・・」
ミラージュ・ザイスは倒れた。つまり、マリオネット・ライターが先に敵を斬ったのだ。
ドカァァァァァァァァァァァン ミラージュ・ザイスが爆発したため、マリオネット・ライターの勝利だ。
中嶋は自分の部屋を見た。そこは既に廃墟のようだった。
家具が壊れ、テレビもパソコンも壊れた。
中嶋「あ・・・・・・・。」
中嶋にとって大切な物も壊されたのだ。中嶋が見たのは、
ボロボロになった人形やビリビリと破られた加奈の写真だった。
中嶋は絶望した顔で膝が下がり・・・・・手を床に置いて・・・・・。
中嶋「う・・・う・・・・うああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
中嶋は泣き叫んだ。中嶋にとっての大切は大いに失った。
最後の希望である母もいつ死ぬかわからない。
まるで、絶滅した恐竜のようにいつ死ぬかわからないのだ。
もはや中嶋に生きる望みはない。
希望という偽りを被った絶望という真実に負けたのだから・・・・・。
数日後、校舎の廊下で歩く生徒が多かった。その中に光次郎と聡子がいて。
聡子「どうしたの?浮かない顔して・・・・・。」
光次郎「あ、いえ・・・・ただ、中嶋っていう人が最近、この校舎に来ないんです。」
聡子「そっか・・・・・偽りに負けたんだ・・・・あの人。」
光次郎「え?知ってるんですか!?」
聡子「はは。あいにく弓道部の奴らともよく話してね。あいつら、中嶋は自分から部活やめたって。
馬鹿だからってね。でも、あなたは馬鹿じゃない気がするわ。」
光次郎「僕もあんな風になってしまうだろうか・・・・・。」
聡子「だろうね。弱い人には・・・・大切な何かが必要だから・・・・・・。」
この世間には、弱肉強食の世界があります。
弱い子は大切な物に頼りっぱなし、強い奴は怒るとそれを平気で壊す。
弱い人は大切な物を失ったらあとは絶望だけなのです。
あなたも、大切な物はありますか?決して「偽り」に惑わされてはいけません。
最後に待つのは残酷な現実ですから・・・・・・。
夕日の町で、桜はDADAIの亡骸を見た。ロボットの顔には矢が刺さったままです。
桜はその矢を悲しく見つめていました。
桜「・・・・・・わかる・・・・・・・。
次回につづく
秋田町にさ迷いし雪女。その美少女こそ、
恐るべし冷凍光線が武器のジャンボ・ロイドだった!
そして、デス・ナイトはついにあかりの居場所を突き止める!!
次回、「見破られた居場所」! あかり「私は・・・・ずっとここにい続けます。」
登場ジャンボロイド
幻覚ジャンボ・ロイド・ミラージュ・ザイス
身長・18メートル
CV・渡辺美佐氏
人間に様々な幻影を見せて心を弱らせてしまう不気味な戦士。
任務の時は、怪ロボット、DADAIと行動をする。
空中戦法が得意で、光の刃を出したり、光線を出したりとトリッキーな戦い方をする。
サポートロボット・DADAI
身長・174cm
ミラージュ・ザイスのパートナーにあたるメカ怪人。
ミラージュ・ザイスのテレパシーを受けて、彼女の能力を受け継ぎ、
人々に幻覚を見せ、苦悩させた。
登場人物
中嶋・斎(CV・井上麻里奈氏)
弓道部の部員。泣き虫な少年で、自分に優しくしてくれない梶たちを嫌っている。
中嶋・加奈(CV・望月久代氏)
中嶋少年の妹。優しい性格だが、既に死去し、あの世にいる。
中嶋の母(CV・本田貴子氏)
中嶋少年の母。病人であるが、息子の斎に接している。
桃園(CV・中村絵里子氏)
猪上の彼女らしい。だが、幻覚に惑わされた彼の暴走に、
付き合えず、振ったそうだ。