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第10話・巨大な鳥人間を探れ!―スカイハイ・イーグル―

アンドロイド少女・マリオネットライター   第10話・巨大な鳥人間を探れ!


飛行ジャンボロイド・スカイハイ・イーグル登場


とある夜の上空で、旅客機が飛んでいた。そのコクピットで、


パイロットが二人でその飛行機を動かしていた。客たちはのんびりしていた。


パイロットA「ひゅー・・・・・もうすぐ空港だぜ。」


パイロットB「今日の仕事も終わるな。帰りにどっか食べに行きたい気分だ。」


このパイロットたちは何故かのんきである。


パイロットA「はーあ。俺たちも鳥のように飛べたらなぁ・・・・。」


パイロットB「無茶言うなよ。俺らがそう簡単に鳥になれ・・・・・・!?」


パイロットBは言ってる途中で、目の前のものを見て、驚く。


パイロットA「おいおい。どうしたの?急に硬くなって・・・・・・うっ!?」


パイロットAも目の前のものを見て、驚いた。


二人が見たのは奇怪な鳥の影だった。姿が徐々に見えてくると、


鳥の顔をした巨大な女性の怪鳥を現した。


パイロットA「きょ・・・・・巨大な鳥っ!?????」


パイロット「いやっ!巨じ・・・・・・!!」


ズガァァァァン 謎の人型の怪鳥が旅客機に突進し、撃墜した。


人型の怪鳥「ピチョオオォォォォオウ」


怪鳥は鳴き声を上げながら夜空に輝く月に向かうように飛んでいた。



次の日、SSP第6分隊支部の司令室では、春日が隊員たちの前で昨日の状況を説明した。


春日「・・・・・・と、言うわけで。謎の女性の姿をした怪鳥が昨日、旅客機を襲ったそうよ。」


野沢「謎の女性の怪鳥って・・・・・・・。なんか変な鳥ですねぇ。」


清水「そんな鳥が現実にいるとはありえない・・・・・。もしや、デス・ナイトの仕業では?」


春日「かも知れないわ。もし、デス・ナイトのものだったら・・・・大変ね・・・・・!」


隊員「ちょっと待ってくださいっ!!」


長い髪をした少女の隊員が手をあげて叫ぶと、みんなが彼女を見る。


春日「どうかしたの?藤森隊員。」


藤森隊員「第2分隊の人から借りた本に載ってある事ですが・・・・・。」


藤森隊員は春日の前にある本のページを見せる。これは架空の人物が載っている本だ。


ページには両腕を翼をしている女性のイラストが載ってある


藤森隊員「ギリシャ神話のハルピュイア。通称ハーピーという架空の人物がいます。


その名を「掠める女」と意味して、罪を犯した者を苦しめたというエピソードがあります。


また、食欲が激しくて、食べ物を見るとすぐに意地汚く食べるそうです。


ハーピーは女性の姿をした怪鳥で、黄泉の国の王、ハデスの手下でもあります。


私は、あの怪鳥を見た時、もしかしたらハーピーではないかと思います。」


春日「ハーピー・・・・・。しかし、現実に現れれるなんて私には考えられないわ。」


野沢「でも、もしそのハーピーは飛行機を襲ったというと・・・・・!?」


清水「今度はそのハーピーをイメージした姿を持つ怪鳥が現れたというわけね。


私の考えでは、もしかして、デス・ナイトが作ったという説もありそうだけど・・・・・。」


春日「ん・・・・・。あれ?そういえば月野隊員は?」


野沢「桜ちゃんは第7分隊の支部にいるみたいです。」



とある山に某軍隊専用空港が設立されている。そこが、第7分隊基地である。


無数のリボルバー・ジャックと戦闘機が発射場にたくさん並べてある。


そこの隣にある建物が基地である。


そこの司令室には7分隊員と、6分隊の桜がいた。


桜「久しぶりだね。一平君。」


桜は7分隊の少年隊員である阿相一平(あそう・いっぺい)に挨拶した。


一平も桜に照れながらがら返事した。彼は中学1年生くらいの年齢である。


阿相隊員「は、はい・お久しぶりですね、月野さん。」


桜「うふふ。可愛いのね、男の子なのに。」


阿相隊員「ごめんなさい。僕・・・・・・。」


7分隊員の男「あはは!こいつ(阿相隊員)は女の子の前だと恥ずかしがるんだぜ。」


7分隊員の女性「そうそう。前にあたしの前で照れたものよねぇ。」


桜「そうですか。でも、そこが一平君のいいところだと思います。ね、一平君?」


阿相隊員「あ、はい。でも、僕には・・・・・・・・。」


桜「うん。君の好きな人、第8分隊にいるよね、


確か、東雲恭子(しののめ・きょうこ)ちゃんだってね。」


阿相隊員「あ・・・・・はい/////


あの人は・・・あなたみたいに優しくて、可愛くて・・・・・////」


桜「うふふ。一平君ったら恭子ちゃんの前だとさらに赤くなるんだからw」


桜は笑いながら阿相隊員の頭を撫でる。まるで、子ども扱いをするように。しかし、すぐに手を放す。


桜「でも、リボルバー・ジャックの操縦は腕前だよね。」


阿相隊員「え?あ、はい・・・・・・。一応・・・・・。」


桜「じゃぁ。謎の怪鳥も倒す自身もあるよね?」


阿相隊員「う・・・・・・・・。」


阿相隊員は不安だった。自分はまだ子供だから戦う自身があっても負けてしまうと思っている。


もし、怪鳥との戦いで敗れたら、恋人の恭子に自分の無様な姿を見せられてしまうと思った。


阿相はそれだけの不安で震えていたのだ。


桜「!?あ、ご・・・・ごめん・・・・・・。でも、無理しなくてもいいのよ。」


桜は阿相の両肩にそっと触れた。阿相はそれを聞いて少し落ち着いた。


阿相隊員「あ・・・。ご・・・ごめんなさい。


でも・・・・あの怪鳥をなんとか倒します・・・・・。」


桜「うん。もし、危険だったら脱出して。逃げてね。もし、あなたが死んだら、


恭子ちゃんがどんなに悲しむか・・・。」


阿相隊員「は、はい・・・・。できるだけ、頑張ります!」


桜「うん。」


阿相は桜に励まされたので、勇気を出して怪鳥と戦う決意をした。桜もそれを聞いて感動した。



SSP第6分隊支部・司令室


野沢「私が聞いた事によれば、桜ちゃんは7分隊の阿相君と8分隊の東雲ちゃんとは、


最近、友人になったそうですよ。」


清水「4分隊の花園隊員に続いて・・・・・か。まあ、仲間が増えるというのは素敵なことだけど・・・・・。」


春日「とりあえず、怪鳥は7分隊と8分隊が抑えるわ。


と、いう事は我々は待機という事になるかも知れないわね・・・・・。」



高町邸の二階では、光次郎君がパソコンでとあるオンラインをしていた。


画面はトリックスターのようだ。光次郎は竜のキャラでプレイしていた。


ちなみにステージはポプリダンジョンである。


光次郎「よーし!次のクエストに挑むか。ん?」


光次郎はとある羊のキャラと猫のキャラの会話を聞いた。


羊のキャラ『ねえ、聞いた?謎の怪鳥が飛行機を墜落させたって。』


猫のキャラ『ええ?それって、ネフテゥスかイシス?(´・ω・`』


羊のキャラ『ゲームの方じゃねぇwwwwつーか等身大じゃないわよ。』


猫のキャラ『わーってますよv巨大な人型の怪鳥だってね。』


光次郎(巨大な人型の怪鳥?)


怪しさを感じた光次郎は自分のキャラで、猫と羊のキャラに問いかけた。


光次郎「あの・・・・・・謎の怪鳥ってどんなの?」


猫のキャラ『ニュース見てなかったんかいwww』


羊のキャラ『昨日の夜、怪鳥が飛行機を襲ったよ。これ、現実なの。』


光次郎「・・・・・・・・。」


光次郎は思った。もしかして、これはジャンボ・ロイドの仕業ではないかと。


猫のキャラ『今日は飛行機に乗らないほうがいいよ。今日も怪鳥が現れそうだから。』


羊のキャラ『そうそうw友人の知り合いが怪鳥に襲われた飛行機に乗って死んだの・・・・。』


光次郎「・・・・わかった。」


猫のキャラ『あ、そういえば君、パーティ組まない?』


羊のキャラ『一緒にやるほうがおもしろいよwwww』


光次郎「・・・・・・・いえ、まだレベルがあれなので、遠慮します。」


猫のキャラ『そうですか?一緒にやったほうがいいと思うけど・・・・・。』


羊のキャラ『できない事なら手伝いますよ?^^』


光次郎「・・・・・仕方が無い。やろう。(・・・・・これが終わったら桜さんと話し合ってみるか。


昨日の怪鳥とやらについてを・・・・・。)」


そこに、あかりがとんとんとドアを叩いてから開いて、光次郎の部屋に入ってきた。


あかり「おやつを持ってきました。」


あかりはチョコドーナツ4個を乗せた皿を持ってきた。


光次郎「ありがとう。ここに置いといて。」


あかりはドーナツを乗せた皿を光次郎の机のパソコンの隣に置き、偶然パソコンの画面を見る。


あかり「まあ、可愛いキャラがいっぱいですね。」


光次郎「ああ。これ、今、流行のネットゲームなんだ。タイトルはトリックスター。」


あかり「ネット・ゲームですかぁ。」


光次郎「ん?もしかして、やってみたい?」


あかり「あ、いえ。私はメイドですから、家事をしなくては。」


光次郎「そうかぁ。でも、暇なところもあるだろう?」


あかり「ええ。そんな時はテレビを見てます。」


光次郎「へぇ・・・・・。」


あかりは窓のところに来て、光次郎はパソコンから放れず、そこから窓を見る。


二人は外の風景を見た。もう冬らしい景色はなく、空の太陽が輝いていた。


あかり「暖かいですね・・・・・。」


あかりは窓から日にあたり、手で自分の頭に日の光があたらないようにした。


今のあかりの姿はまるで日の光を浴びた少女のようだった。


光次郎「もう春だもんね・・・・・・。」


あかりは光次郎に向いてこう言った。


あかり「そういえば、光次郎さん。そろそろ中学卒業ですね。」


光次郎「・・・・・・・ああ。」



一方、第7分隊の司令室では、突然、緊急指令のサイレンが鳴り出した。


ピ――― ピ――― ピ―――    


通信隊員『名古屋上空に例の怪鳥が出現。ジェット機に襲撃まで数分かかります。


リボルバー・ジャックのパイロットたちはただちに出動!』


桜「っ!!一平君・・・・・・!!」


阿相隊員「は、はい・・・・!」


桜「・・・・・頑張って。」


阿相隊員「は・・・・了解!!」


阿相隊員は桜に敬礼した後、すぐに司令室から出た。


桜「・・・・・・一平君・・・・・・。そうだ!私も元の支部に戻らなきゃっ!!」



一方、第8分隊支部の司令室にもサイレンが鳴り出した。


第8分隊の基地は7分隊とは違い、港にたくさんの戦闘機やリボルバー・ジャックが並べていた。


指令室では、緊急指令のサイレンが鳴り響き、通信隊員が叫ぶ。


通信隊員『怪鳥はジェット機を襲撃するまで、数分。その前に粉砕してくださいっ!』


それを聞いた一人の少女隊員が驚く。彼女こそが、一平の恋人らしき東雲恭子である。


彼女も阿相隊員と同じく中学1年生の子供らしい隊員であった。


東雲隊員「か・・・・怪鳥が・・・・・!!?」


第8分隊員「何やってんだ!!早く行くぞ!!!」


東雲隊員「は、はい!!」


男性隊員に怒られておどおどする東雲はそのまま司令室から出る。



リボルバー・ジャックの発射場に東雲は悩んでいた。


東雲隊員(・・・・・もし、また失敗したらどうしよう・・・・・。


前回のブラッド・アサルト事件でもそうだけど、最近、私たち失敗ばかりだよ・・・・・。)


東雲は不安だった、自分たちリボルバー隊は最近、ジャンボ・ロイドと戦って、


最近負けてばかりでいつもマリオネット・ライターが最後に倒している。


東雲は自分たちが一体何をしたかを悩んでいたのだ。彼女はその気持ちとともに、


リボルバー・ジャックのコクピットに入る。


東雲「東雲恭子!出撃準備完了!!」


そして、シボルバー・ジャックが次々と発進し、空を飛んでいった。



名古屋の上空・・・・・とっても高い空の上で昨日の怪鳥が両手を前に伸ばして飛んでいた。


怪鳥「ピチョオオォォォォォオウ」


怪鳥はそのまま前方のジャンボジェット機に向かった。襲うつもりだ。


ジャンボジェット機は目の前の怪鳥から避けるべく、右の方向に飛んだ。


怪鳥「ピチョオォォォォォォォォオウ」


すると、怪鳥も左の方向に飛んだ。そして、しばらくすると、また右の方向に飛ぶ。


すると、怪鳥の前のジャンボジェット機が。   ザシュウウゥゥ   ドカァァァァン


怪鳥は右手の爪でジェット機を切り裂いた。切られた機体は爆発してしまい、


墜落した。怪鳥はさらに飛んだ。次の標的を襲うべく。


そこに、第7分隊と第8分隊のリボルバー・ジャック部隊が駆けつけた。


阿相隊員と東雲隊員がそれぞれ乗っている。


阿相隊員「じゃ・・・・ジャンボジェット機が・・・・・・・・!!」


東雲隊員「お・・・・遅かったなんて・・・・。」


阿相隊員「くっ!!よくもぉ!!」


東雲隊員「でも、怪鳥を倒せたらっ!!!」


リボルバー・ジャック部隊は前方の怪鳥に接近しつつある。


怪鳥「ピチョオオォォォォォォオウ」


先陣のリボルバー・ジャック部隊が一斉にミサイルを連射した。


怪鳥はそれを受けたが、効き目がないようだ。


怪鳥「・・・・・・・!・・・・・・・・・!!」


「き・・・・効かないっ!!」 「攻撃を続行し続ければいつかはっ!!!」


先陣のリボルバージャックは再びミサイルを連射した。


しかし、怪鳥はそれに耐えながらも先陣の部隊に近づく。両手を広げ、襲う構えにつく。


ズバァ ザシュ トショ ドカァァァズガアアァァァァァァン


怪鳥は次々と爪でリボルバー・ジャックを切り裂いた。


残った複数(阿相機&東雲機も含む。)も怪鳥に接近した。


阿相隊員「こ、こいつ・・・・強い・・・・・!!」


東雲隊員「か・・・・勝てるかなぁ・・・・・。」


二人の不安は強まっていた。まさか、今日も負けてしまうではないかと。


残った複数の機体はレーザーバルカンを発射した。しかし、怪鳥はそれを避けてしまう。


怪鳥「ピチョオオオオォォォォオウ」


阿相隊員「こ、このおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」


阿相機は速度をあげ、怪鳥に挑む。


「おい!!阿相隊員!!」  「何をする!!死ぬ気か!??」


隊員たちが止めようにも今の阿相には聞く耳が無い。


東雲隊員「っ!?一平君・・・・・?!」


東雲隊員は怪鳥に接近するリボルバー・ジャックのパイロットが阿相であると気づく。


阿相機は近づいてきた怪鳥に機関砲を連射した。  ドカァァァァァン


怪鳥の顔が爆発した。阿相機は右に飛んで、怪鳥から避けた。


阿相隊員「やったか??!」


しかし、怪鳥の顔は無傷であった。怪鳥は東雲機に迫る。


東雲隊員「っ!!?くっ・・・・・・!」


東雲隊員は目の前に怪鳥が迫ることに驚き、すぐに機関砲を連射した。


怪鳥「ピチョオオオオォォォォォオウ」


しかし、怪鳥には効かず、爪で東雲機を切り裂いた。


東雲隊員「きゃぁぁ!!だ・・・・脱出!!!」


東雲隊員は墜落する機体から脱出した。


阿相隊員「今のは恭子ちゃん!!?く・・・くそぉ!!!」


阿相隊員は東雲隊員がパラシュートで脱出したところを確認し、怪鳥に挑む。


阿相機は機関砲を出すが、怪鳥が赤く光る両目から赤いビームを発射した。


阿相隊員「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


ビビビビビビビ ドカァァァァァン


阿相機が炎上し墜落を始めた。阿相隊員はパラシュートで間一髪脱出した。


かくして、怪鳥の凄まじい猛攻によって、第7,8分隊のリボルバー部隊は撤退した。



第6分隊支部の司令室では、リボルバー・ジャック部隊が負けたとの情報が入った。


春日「・・・・・・信じられない。リボルバー・ジャック部隊が・・・・・!」


通信隊員「怪鳥もどうやら撤退したそうです。」


桜「・・・・・一平君・・・・・恭子ちゃん・・・・・・。」


野沢「戦闘機しかない我々はどうすれば・・・・・・。」


清水「3、2、10分隊が現在、現場の被害状況の調査及び隊員の救出を行っています。」


春日「・・・・・我々は明日より、怪鳥を探すべくパトロールを開始するわ。」


隊員たち「はい!!!」


春日「あ、ただし月野隊員は明日、学校だから午後5時くらいになったら任務につきなさい。」


桜「はい・・・・・・・。」


春日「その間に7分隊の阿相隊員や8分隊の東雲隊員にも会ってあげて。」


桜「はい。」


野沢「私・・・・一平君と恭子ちゃん・・・・・・なんか可哀想だと思うわ。」


清水「隊員としての誇りも失いつつあるわね。」


桜「・・・・・・・・・・・。」


桜は阿相隊員や東雲隊員を可哀想に想い、辛い表情をしていた。野沢や清水もそうだった。



DEATS・NIGHT日本支部アジト内では、


佐野山支部長とジェノサイド・シーザーが総裁の声を聞いた。


DEATS・NIGHT総裁の声『佐野山支部長。奴の活躍はどうだ?』


佐野山「はい。あいつは素晴らしい高速で次々とたくさんの命を乗せた飛行機を、


ことごとく破壊し、あまつさえリボルバー・ジャックをも上回る戦力を持っています。」



DEATS・NIGHT総裁の声『うむ。では、その者を呼びたまえ。』


佐野山「かしこまりました・・・・・スカイハイ・イーグル!!!」


佐野山はスカイハイ・イーグルとやらを呼んだ。すると、


例の怪鳥が等身大のサイズでアジト内を飛び回っているではないか。


ジェノサイド・シーザー「降りろ。」


ジェノサイド・シーザーの呼び声で怪鳥は二人の前に着地した。


佐野山「そろそろ戻りたまえ。」


佐野山の発言を聞いた怪鳥の顔の鳥形のマスクが消え、翼も消え、


徐々に機械じかけな服から少しインディアン風に似た服装に変わる。


すると、怪鳥はサッパリとした髪型に鋭い目をした少女になった。


そう、この者こそ怪鳥の正体であるジャンボ・ロイド。スカイハイ・イーグルである。


ジェノサイド・シーザー「お前の活躍は我が組織に広まった。総裁もお喜びだ。」


スカイハイ・イーグル「はい。私はこの組織のためなら命など惜しくありません。」


佐野山「よく言った、スカイハイ・イーグルよ。では、我が強敵・・・・。


マリオネット・ライターの始末もできるな?」


スカイハイ・イーグル「裏切り者などこの爪で切り刻んでくれましょう・・・・・・!」


スカイハイ・イーグルは恐ろしい目で爪を光らせた。


ジェノサイド・シーザー「だが、お前には任務がある。マリオネット・ライターと戦うのはまだ早いだろう。」


佐野山「そんな事のために、我が日本支部は誇る秘密工作部隊のエースを派遣しよう。」


ジェノサイド・シーザー「江崎小五郎!」


ジェノサイド・シーザーの呼び声に、黒いスーツを着た青年が来た。


彼こそが秘密工作隊のエースである江崎小五郎(えざき・こごろう)だ。クールな顔をしている。


そして、その江崎の後ろには二人の青年がいた。江崎と同じスーツを着ている。


江崎「・・・・・・・秘密工作隊エース、江崎小五郎。」


ジェノサイド・シーザー「スカイハイ・イーグル。お前は今までどおり空を飛び回り、


飛行機を次々と破壊しろ。」


佐野山「その間にSSPは空の戦いで苦戦するだろう。そんな時こそ江崎。


お前がそのスキをついてSSPの分隊を攻撃するのだ。」


江崎「かしこまりました・・・・・!」


スカイハイ・イーグル「もしも、リボルバー・ジャックどもが来ても、空を支配して見せましょう。」


江崎「我々はSSPを全滅できるなら、どんな行いもしましょう。


行くぞ。高峰、水本。」


高峰&水本「おうっ!!」


もみ上げヘアをしている男が高峰、青いサングラスをした男が水本である。


二人とも江崎と同じエースの称号を持っているらしい。


ジャノサイド・シーザー「では、かかれ。」


ジェノサイドがそう言うと、スカイハイ・イーグル、江崎、高峰、水本は佐野山たちから去った。


ジェノサイド・シーザー「・・・・・・・しかし、マリオネット・ライターは空を飛べます。


もし、奴が空を飛び、スカイハイ・イーグルと対決したら・・・・・。」


佐野山「心配ないさ。スカイハイ・イーグルは空中では誰にも負けはしないさ。


誰にもな・・・・ククク!」



高町邸の光次郎の部屋では、光次郎はまたトリスタをしていた。


しかし、光次郎の表情が変に笑顔ではない。それに辛そうに苦悩しそうであった。


光次郎「・・・・・・・・・・・・。」


光次郎はブラッド・アサルト事件で血の運び屋を自分の弓で殺した。


しかし、血の運び屋は人間だ。光次郎は人間を殺した。


彼は頭を抱えながら、人の命を奪った事に苦悩しているのだ。


光次郎(僕は最近、殺しているんだ・・・・・人を・・・・・・・。


いや、元々デス・ナイトが悪いんだ!あいつらが悪いことをするから・・・・・・!


でも、殺すって本当はよくないかも・・・・でも、死ななきゃ馬鹿が治らないって事もある。


死んだら・・・・・?わからない。もしかしたら、殺した方が馬鹿なのか・・・・。


あいつらだって人間だ。ジャンボ・ロイドは違うけど。


あいつらだって理由はあるはずだ・・・・・。)


光次郎は苦悩した後すぐに決心し、トリスタをしていた。


光次郎「・・・・だが、悪は滅ぼさなきゃ!・・・・その前にクエストっと!」


光次郎は今、ポプリダンジョンのクエストをやっていた。



一方、桜は第8分隊支部のロビーにいた。桜は女性隊員に話しかけます。


桜「第6分隊の月野桜です。」


女性隊員「ようこそ。ここで何をしに来たのです?」


桜「・・・・東雲隊員はいますか?」


女性隊員「・・・・残念ながら東雲隊員は大変落ち込んで、どこかで歩いています。」


桜「そうですか・・・・・・。では、東雲隊員を探してきます。」


女性隊員「お気をつけて・・・・。」



桜は東雲隊員を探すべく、秋田町を歩いていた。


しかし、そんな彼女の背後に一人のブラック・アタッカーがこっそりと見ていた。


そんな事も気づいていない桜は、秋田町の公園についた。


誰もいない・・・・と思いきや東雲隊員が一人ブランコに座っていた。


東雲隊員「また負けちゃった・・・・・・・・あ。」


東雲隊員は目の前に桜がいたので、驚く、桜は笑顔で言った。


桜「おしかったね。恭子ちゃん。」


東雲隊員「つ・・・・・月野さん・・・・。」


桜は東雲隊員の隣のブランコに座る。東雲隊員は寂しい表情をしていた。


東雲隊員「・・・・ごめんなさい。また・・・・やられました・・・・・・。」


桜「いいの。恭子ちゃんは悪くない。ただ、怪鳥が恐ろしかったよね・・・・。」


東雲隊員「はい・・・・・・・。」


桜「・・・もし、無理だったら、


マリオネット・ライターが助けに来てくれる・・・・だから・・・・。」


東雲隊員「え?でも・・・・・。」


そこに、落ち込んでいる阿相隊員が歩いてきた。


阿相隊員「・・・・・あ!」


阿相隊員は目の前にブランコに座っている東雲隊員と桜を見る。


東雲隊員「・・・・あ!一平君!」


阿相隊員「う・・・・・・・。」


阿相隊員はいきなり東雲隊員から目を反らし、反対の方向に歩く。すると、桜が立ってきた。


桜「あ!待って、一平君!!」


桜がそう言うと阿相隊員は足を止め、桜の方に向く。


桜「なんで・・・・・いきなり・・・・・・・。」


阿相隊員「・・・・・ごめんなさい・・・・・・・。」


東雲隊員「一平君!!」


東雲隊員はたって、ブランコから離れ阿相隊員に近づいた。


阿相隊員「恭子ちゃん・・・・・・・。」


東雲隊員「一平君・・・・・・・・。」


阿相隊員「・・・・・ごめん。僕・・・・・・・。」


阿相隊員は落ち込んだ声で東雲隊員に謝った。


東雲隊員「ううん。一平君は悪くないよ。悪いのは、怪鳥の方だもん・・・・・。」


阿相隊員「・・・・うん。そうだね・・・・・。」


桜は落ち込む東雲隊員と阿相隊員を見て、なんか可哀想に思ってきた。


桜「・・・・・・・そうだ!ねえ、今日は気分転換に私の友達の家に遊びに行かない?」


桜は突然、けろっと笑顔で阿相や東雲に問う。二人はいきなりの質問に驚く。


阿相隊員「え?」


東雲隊員「月野さんって、他にも友達がいたんですか?」


桜「うん!一般人で男だけど・・・・高町光次郎。それが、私の幼馴染よ。


そして、ただの学生なのに得意の弓矢でデス・ナイトと戦っていたのよ。」


阿相隊員「そ、そんな凄い人の家に行くんですか?」


東雲隊員「どうしてですか?」


桜「あの人とは・・・・・いい話できると思うから。それに、面白いものもいっぱいあるよ!


ゲームとか、マンガもあるよ。」


阿相隊員「・・・・・・わかりました。」


東雲隊員「行ってみます。」


二人はわけのわからないまま、なぜかはしゃぐ桜についていった。


桜「それじゃ、レッツゴー!」



3人は秋田町内を歩き、高町邸へ向かっていた。


その背後に江崎が隙間に隠れながら彼女を見ていた。


江崎「クククククク・・・・・!裏切り者、月野桜。


現在の貴様の力、見せてもらおう・・・・・!」


楽しそうに歩く桜たちの前に6人のブラック・アタッカーが飛び出し、現れた。


ブラック・アタッカー「やぁ!!」 「ぃやあぁぁっ!!」 「きあっ!!」 「どぅ!」


桜「っ!!??」


東雲隊員&阿相隊員「ブラック・アタッカー!!!」


ブラック・アタッカー「月野桜!そして、7分隊員に8分隊員!殺す!!」


桜「一平君や恭子ちゃんには触れさせないっ!!!」


桜はそう叫ぶと、剣を取り出し、ブラック・アタッカー一人を斬った。


ブラック・アタッカー「うがっ!!」  「おのれぃ!!!」 「であ!」


残りのブラック・アタッカーも剣を出して、桜に挑む。


桜「はぁ!!でぃ!!やぁ!!」   カキンカィン キン トショ カンズバ ズショ


桜は3人とブラック・アタッカーと剣を弾きあい続けながらも素早い動きで斬り倒した。


ブラック・アタッカー「うあああぁぁぁぁ!!!」  「やぁ!!」  カィィィン


もう一人のブラック・アタッカーの剣が桜の剣とぶつかり合い押し合っていた。


桜「くぅぅぅぅっ!!」


ブラック・アタッカー「へははははは・・・・・!今だ!!」 「おぉう・・・!」


ブラック・アタッカーと戦っている桜の背後にもう一人のアタッカーが斬りかかってきた。


東雲隊員&阿相隊員「危ないっ!!!」  ズギュン ズギュズギュン


東雲隊員と阿相隊員がピルトルで、


桜を背後から斬ろうとするアタッカーの背中を撃ちまくった。


ブラック・アタッカー「ぎゃ・・・・・・!」


撃たれたアタッカーが倒れ、残りのアタッカーが一人となった。


桜「えぃ!!だああぁぁぁぁぁぁ!!!」  カィン  ズバアァァッ


桜は最後のアタッカーの剣を弾き、勢いよく、斬り捨てた。


ブラック・アタッカー「ぎゃあああ・・・・・!!」


残りの敵も倒れ、ブラック・アタッカー部隊は全滅した。


桜「はぁはぁ。ありがとう。一平君、恭子ちゃん。」


東雲隊員「だって、月野さんが危ないから・・・・・・。」


阿相隊員「僕たちだって、役に立ちたいから・・・・・。」


桜「そっか・・・・ありがとう。」


江崎「ちっ・・・・・・!裏切り者め・・・・・!!だが、本当の恐怖はこれからだ・・・・!!」


江崎は密かに呟くとどこかへ走り去った。 その頃、高町邸ではあかりがお風呂場で、


シャワーを浴びていた。とても気持ちよさそうな表情だ。


あかり「・・・なんかこう暖かい水を浴びていると気持ちいいわ・・・・・。


(ジャンボ・ロイドは機械だけど、この程度の水なら平気。むしろいい感じがする・・・・。)」


ピンポ―ン そこに、玄関のサイレンが鳴った。あかりはそれを聞いた。


あかり「あら?誰か来たかしら?」


あかりはシャワーをやめて、メイド服に着て、玄関の方に来る。



そこに、桜と東雲隊員と阿相隊員がいた。


桜「おじゃまします。」


東雲隊員&阿相隊員「おじゃまします。」


あかり「まあ、いらっしゃい。久しぶりですね、桜さん。それとあなたたちは初めましてですね。」


東雲隊員「はい。私は東雲恭子です。SSP第8分隊の隊員です。」


阿相隊員「僕は、阿相一平。SSP第7分隊の隊員です。」


あかり「と、いう事は桜さんのお友達ですね。」


阿相隊員&東雲隊員「はい。」


桜「この子たちは、実はリボルバー・ジャックのパイロットたちなんです^^」


あかり「そうですか。」


桜「今日はこの子たちを連れて光次郎君と遊びに来ましたが・・・・・。」


あかり「光次郎さんなら二階にいます。


光次郎さんのために遊んでくれるなんて私も嬉しいです。」


桜「では、二階へあがらせていただきます。」



桜と東雲隊員と阿相隊員は靴を脱いで、二階に歩いた。光次郎は部屋でパソコンをしていた。


光次郎「・・・・えーっと・・・・このステージは・・・・・お!」


光次郎は桜がドアを開いて入って、さらに東雲隊員と阿相隊員が入ってくるところを見た。


桜「おじゃまします。光次郎君。」


光次郎「ああ。いらっしゃい、桜ちゃん。ところで、君たちは?」


東雲隊員「始めまして。東雲恭子と言います。SSP第8分隊員です。」


阿相隊員「こちらこそ始めまして。阿相一平です。第7分隊員です。」


桜「実は、この人たち。リボルバー・ジャックのパイロットなのよ。」


光次郎「そうか。君たちがジャンボ・ロイドと空から戦っているのか。


でも、苦戦しただろ?謎の怪鳥に・・・・・・。」


阿相隊員「あ!あ・・・・はい・・・・・・。」


東雲隊員「・・・・・・私たちには・・・・・とても・・・・・・・。」


光次郎の発言に二人は傷つき、落ち込んだ。光次郎はまずいと思って焦った。


光次郎「あ!いや、ご・・・・・ごめん;」


東雲隊員「いえ、あなたが悪いわけじゃありません。」


阿相隊員「私たち、次から頑張ります。」


光次郎「そうか・・・・・・。」


桜「うん。君たちならできるよ!きっと・・・・・。」


そこに、あかりがお菓子を持ちながら入ってきた。


あかり「お菓子を持ってきました。ここに置きますね。」


あかりはコーラ四個分にチョコフレーフを乗せた皿をちょうど四人の真ん中のところに置いた。


東雲隊員「でも、もし怪鳥がいきなり強化してしまったら・・・・・。」


光次郎「もし、そうだとしても、マリオネット・ライターが助けに来てくれるよ。」


阿相隊員「いえ、僕たちは今までマリオネット・ライターに頼りすぎています。」


あかり「っ!」  あかりは阿相隊員の発言を聞いて、少し驚く。


東雲隊員「それに比べ、我々(リボルバー・ジャック部隊)は・・・滅多に勝ってない・・・。


たまには、私たちも勝ちたいんです。ジャンボ・ロイドに・・・・。」


あかり「・・・・・・。」  あかりは落ち込んだ表情で部屋から出た。


光次郎「でも、君たちだけでは・・・・・。あ、いや・・・なんでもない・・・・・。」


光次郎は発言を続けようにもどうも発言できない空気のため、【なんでもない】で済ませた。


桜「・・・ま、まあ;せっかくのお菓子だから、重いのはなしで、軽い気持ちで食べましょwね?」


阿相隊員「そ、そうですね。もぐもぐ食べて元気を出します。ね、恭子ちゃん。」


東雲隊員「う、うん。あのメイドのお姉さんに感謝しなくちゃ・・・。」


光次郎「その人はあかりさんって言うんだ。あの人はとても優しい人なんだぜ。」


光次郎はそう言いながら、机から離れ、既に座った3人の前に座った。


光次郎「それじゃ、みんな!」


一同「いっただっきまーすっ!」


一同は合唱をかけた後、すぐにコーラを飲み、チョコフレークを食べていた。


光次郎「う~ん。やっぱうまいなぁ。」


光次郎はコーラを飲んだ後すぐに笑った。


桜はそんな光次郎の笑顔を見て嬉しくなりながらチョコを食べる。食べた後、すぐに光次郎に言う。


桜「そういえば、光次郎君。トリックスターやってる?」


光次郎「うん!桜ちゃんがオススメしたゲームだから、ハマってるよw」


桜「よかったw私、今ね、ウブス遺跡でクエストやってるの。」


光次郎「うん!こっちはちょうどポプリダンジョンから出て、カリバア遺跡に行く途中なんだ。」


東雲隊員「はい。一平君。あーん。」


東雲隊員は嬉しそうにチョコフレークを阿相隊員の口に運ぼうとチョコを持った手を伸ばす。


阿相隊員「あ、あーん・・・・/////」


阿相隊員は恥ずかしがりながらそれを一口食べた。桜と光次郎はそれを見て・・・・。


桜「はい。光次郎君、あーん。」


桜も嬉しそうにチョコフレークを光次郎の口に運ぼうとチョコを持った手を伸ばす。


光次郎「え?///あ・・・・・あーん////」


光次郎も恥ずかしがりながらそれを一口食べた。阿相隊員と東雲隊員はそれを見て、笑った。


阿相隊員&東雲隊員「あははははははははははははは!!!!wwwww」


笑われた光次郎と桜は赤くなりながら照れていた。


桜&光次郎「い・・・・いやぁ・・・・・/////」


阿相隊員「光次郎さんって意外と楽しい人でしたね。僕、安心しました。」


光次郎「僕はそんなに楽しくないさ。桜ちゃんがさぁ・・・・・・・。」


桜「・・・・・でも、こうして見ると、なんかカップルが二人いるね。」


光次郎「え?」


阿相隊員と東雲隊員はカップルと聞いて赤くなる。


桜「うん。一平君と恭子ちゃんはね、すっごい恋人同士なの!」


光次郎「そうかぁ・・・・あの倒れている二人がねぇ。」


桜「そうそう・・・・・って、えええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!???;」


桜と光次郎は阿相隊員と東雲隊員が恥ずかしさのあまり、倒れているところを見た。


時間は過ぎて。四人はテレビゲームで遊んでいた。


桜「みんなでスマブラXをやろう!私と光次郎君が赤チーム。一平君と恭子ちゃんが青よ。」


光次郎「僕は、リンク!」  阿相隊員「僕はメタナイト!」  東雲隊員「私はカービィ!」


桜「じゃ!私はゼルダね。じゃ、行くよ!」


四人はスマブラXのチームバトルを楽しんでいた。その後、マンガを読んでのんびりしたらしい。


阿相隊員「高町さんって、面白い本を読んでますねぇ。ちなみに今、ハルヒ読んでます。」


東雲隊員「私の好きな満月を探しての本もあるわ。嬉しい限りです。高町さん。」


光次郎「まあ、僕はちょっとオタクだからね。」


桜「うふふふふふ。」


そして、時は過ぎ、夕日となった。四人は家の前にいた。


阿相隊員「今日はお世話になりました。」


東雲隊員「あなたのおかげで怪鳥と戦う勇気が出たと思います。」


光次郎「いやぁ。僕は大したこと。」


阿相隊員「それでもいいです。また、ここに来ていいですか?」


光次郎「ああ。いつでも来いよ。」


東雲隊員「今日は本当にありがとうございました。さよなら。」


阿相隊員と東雲隊員は桜と光次郎に別れの挨拶をして、二人で去っていった。


桜「・・・・光次郎君・・・・あの怪鳥の事だけど・・・・・・。」


光次郎「うん。しかし、桜ちゃんたちだけで・・・。


そして、マリオネット・ライターも・・・・。」


桜「今回の敵は強そうだけど、できるだけ頑張るよ。」


光次郎「うん!僕も・・・・・・なんとか頑張って戦うよ。」


そして、夜の上空では、怪鳥改めスカイハイ・イーグルが速く飛びまわっていた。


スカイハイ・イーグル「ピチョオオオォォォォォオウ」


スカイハイ・イーグルはまたも前方の飛行機を見つけたため、攻撃しようと攻めてきた。


スカイハイ・イーグル「ピチョオオォォォォォオウ」   グサアァァァ


スカイハイ・イーグルは嘴で飛行機の装甲を突き刺した。。すると・・・・・。


ドカァァァァァァァン 飛行機は爆破し、スカイハイ・イーグルはその爆風から潜り抜けた。


スカイハイ・イーグルは飛行機の装甲を貫いて、


破壊したのだ。その状況はSSP分隊にも届いていた。



第6分隊支部では。


春日「また怪鳥が飛行機を破壊したわ!通信隊員はただちに怪鳥の現在地を確認!


他は指令が来るまで待機!!なお、4分隊と9分隊が地上からの攻撃のために配置。


7分隊と8分隊がリボルバー・ジャック部隊を出撃させたわ。」


野沢「あの・・・・・隊長・・・・・・・。」


春日「何なの?野沢隊員。」


野沢「ちょっと・・・・・一人・・・・いません?」


春日「あら?そういえば・・・・・・。」


清水「月野隊員がまだ戻ってませんね。」


春日「ああ・・・・桜ね・・・・・。」


野沢「ど・・・どうしましょう・・・・?;」


春日「いいわ。あの人も・・・何か考えているでしょ。」


清水「まあ、サボろうなんてしたらお仕置きしますけどね。」


野沢「冷静に言わないでよ清水さん・・・・・;」



一方、桜は支部に戻るべく、街を走っていた。


桜「はぁ・・・・・はぁ・・・・・・。光次郎君の家で遊んでいたらこんな時間に・・・・・!


早く司令室に戻らないと・・・・・・・・・・。」


桜は走った。すると、第6分隊の基地ともいえるビルがあった。


桜「やった!・・・・・あ!!」


桜は見た。支部の前に江崎と黒いコートの男たちがいた。この者達は秘密工作部隊である。


江崎「第6分隊は待機しているらしい。我々は二手に分かれて攻撃を行う。心してかかれぃ!!」


秘密工作部隊員「ははっ!!!」


桜(攻撃を行う!?まさか・・・この男たち・・・・・!!)


江崎「我々はデス・ナイトの栄光のために作戦を開始する!!」


桜「っ!?むうううぅぅぅぅ!!!」


桜はこの連中がデス・ナイトだとわかって、剣を出して、彼らに斬りかかる。


江崎「む!?月野桜・・・・!!こんな時に・・・・・!!」


秘密工作部隊員「やあぁ!!」 「とぅあ!」 「でぃ!」 「はあ!」


秘密工作部隊員も剣を出して、桜と戦闘した。



その頃、司令室では。


野沢「・・・・・・・ん?」  


カィンキン カキン  野沢は外から鋭い音が聞こえたので窓を覗く。


どうやら剣と剣がぶつけあっている音だ。


野沢「一体何が・・・・・・・ああ!!」  


野沢は窓から地上を見ると、桜と謎の連中が戦っていた。


春日「どうしたの!?」   野沢の声を聞いた春日が彼女のところに来る。


野沢「あ!隊長!!ここの近くに桜ちゃんと謎の連中が戦っています!!!」


春日「なんですって!??」   春日は驚く。さらに、清水は焦って春日のところに来た。


清水「大変です!!通信隊員が言った事によりますと、


9分隊と2分隊がそれぞれ謎の連中と戦闘中との報告があります!!」


春日「な・・・・なんですって!?怪鳥の方は!?」


清水「現在、リボルバー・ジャック部隊と戦闘中です。」


春日「ちいい・・・・!野沢と清水を中心に他4名は桜を援護しなさい!!」


隊員たち「了解!!!」  清水、野沢、他4名は春日の指令を受けて司令室から出た。



その頃、夜空の上空にスカイハイ・イーグルとリボルバー・ジャック部隊の戦闘が行われていた。


スカイハイ・イーグル「ピチョォォォォォォオウ」


スカイハイ・イーグルは両目から赤いビームで4機くらいのリボルバーを撃墜した。


東雲隊員「いけっ!!!」 東雲機がビームでスカイハイ・イーグルの肩を攻撃。


スカイハイ・イーグル「ピチョオオオォォォォォオウ」


阿相隊員「今度こそっ・・・・・・・・・!!」


阿相機もビームでスカイハイ・イーグルを攻撃。スカイハイ・イーグルはひるむ。


阿相隊員「よし!!このままいけば・・・・・!!」


しかし、スカイハイ・イーグルは風車のように巡回してすぐに気を取り直した。


東雲隊員「やはり、甘くないのね・・・・・・。でも!」


東雲機はミサイルでスカイハイ・イーグルの翼を撃った。すると。


スカイハイ・イーグル「ピチョオオォォォォォォオウ」


スカイハイ・イーグルは空を飛ぶバランスを崩れたため、うまく飛ばない。


阿相隊員「おお!翼を撃ったぞ!!」


東雲隊員「でも、怪鳥が地上に降りた!!」


スカイハイ・イーグルはとうとう地上に降り立った。ここは、夜の山である。


スカイハイ・イーグル「ピチョオオオォォォォォオウ」   


ビィィィィィィィ  ドカァァァン  ボォォォォォォ


スカイハイ・イーグルはさっきの事に怒り、近くの村を赤いビームで焼き尽くした。


リボルバー・ジャック部隊はただちに地上の敵を攻撃しようとした。



SSP第6分隊支部基地の付近では、桜と秘密工作部隊との戦闘に、


野沢と清水たちが駆けつけ、彼女たちが戦闘員と対決。


野沢「大丈夫!?桜ちゃん!!」  野沢は敵を斬った後、そう言う。


清水「全く何をしていたのよ!ぬ!」  清水がそう言った後、すぐに向かってきた敵を斬りおとす。


桜「すみません・・・・・・夕方まで光次郎君の家で遊んで・・・・。・・・・えぃ!!」


桜は何者かの剣を剣で受け止める。今度は江崎だ。


江崎「裏切り者!!ぬん!!」 江崎は桜から離れ、再び構える。


桜も剣を構え直す。周りはSSP隊員とデス・ナイトのメンバーの戦闘が繰り広げている。


桜「はっ!!!」


江崎「かっ!!!!」


桜の剣と江崎の剣が弾きあっている。凄まじい戦いだ。


桜「てえぇいっ!!!」


桜の剣の突きが江崎の剣を弾き飛ばした。江崎はこれにひるみ、さがる。


江崎「うぐっ!!?おのれぇ・・・・引き上げろ!!!!」


江崎が逃げると、他の秘密工作隊員たちも逃げ出した。


桜「くっ!!」 桜は敵を逃がすまいと剣を捨て、ピストルを出して、撃ちだした。


秘密工作員「あっ!!」 「ぎゃ!!」  逃げ遅れた工作員が桜に撃たれて倒れた。


清水「月野隊員!!!!」


桜「っ!」  桜は清水に肩を触れられ、我に返った。ピストルを持つ手をさげる。


野沢「さ・・・桜ちゃん・・・・・。」


桜「ご・・・・ごめんなさい・・・・・・でも・・・・・・・。」


工作部隊は完全に逃げ去った。清水は桜の肩を放してからこう言った。


清水「あなたの敵を憎む気持ちがわかる。しかし、憎しみだけでは何も解決できないわよ。」


桜「はい・・・・・・・・。」



夜の山地では、森を歩くスカイハイ・イーグルがリボルバー・シャック部隊の、


空中からの機関砲一斉砲撃を受けていた。


スカイハイ・イーグル「ピチョオオオォォォォォオウ」


スカイハイ・イーグルは両目からの赤い光線でまたもリボルバー数機を撃墜した。


阿相隊員「もう!いい加減にしろ!!!」


阿相機はレーザーバルカンを連射し、スカイハイ・イーグルを攻撃。


スカイハイ・イーグル「ピチョォォォォオウ」


スカイハイ・イーグルは近づいた阿相機に爪で攻撃しかける。しかし、阿相機はそれを避けた。


東雲隊員「こんのおぅ!!」 東雲機もレーザーバルカンで攻撃した。


スカイハイ・イーグル「・・・・・・・・!?・・・・・・・・!」


スカイハイ・イーグルは背中を撃たれたので、後方の東雲機に向いた。


阿相隊員「駄目だ!やはり僕たちでは無理なのか!?」


東雲機「たとえ無理でも・・・・・正面から撃ち続ければ!!」


東雲機はそのままスカイハイ・イーグルの正面に飛びながらレーザーバルカンを撃ち続けた。


スカイハイ・イーグル「ピチョォォォウ!ピチョオオォォォォォオウ」


東雲機はとうとうスカイハイ・イーグルの顔に近づきつつある。


東雲隊員「くっ!!」  ビ――――


東雲機はレーザー砲でスカイハイ・イーグルの顔を撃った。


スカイハイ・イーグル「ピチョオオオォォォォォォオウ」   ドカァァァァァン


スカイハイ・イーグルは顔を撃たれたため、ひるみつつも、接近した東雲機を爪で攻撃した。


東雲隊員「きゃああああぁぁぁ!!!」 敵の爪に斬られた東雲機は墜落した。


東雲隊員は機体から脱出し、パラシュートで地上に降りようとした。


阿相隊員「恭子ちゃん!!でも、敵の弱点が見つけた!!!」


阿相機も正面からスカイハイ・イーグルに接近。阿相隊員は敵の顔を撃とうとする気だ。


阿相機もレーザーバルカンでスカイハイ・イーグルを攻撃した。敵はひるんでいる。


阿相隊員(よし!いいぞ・・・・!このまま近づけば・・・・!!)


スカイハイ・イーグル「・・・・・・!」  ビィィィィィィィィィ


しかし、敵はその手は食わんと阿相機に赤い光線を撃ち出した。


阿相隊員「うわああああ・・・・・!!」  光線を撃たれた阿相機は爆破した。


阿相隊員も機体から脱出し、パラシュートで地上に降りた。


阿相隊員「ぬう・・・・・!!」


東雲隊員「一平くぅぅぅぅぅぅぅん!!!」


阿相隊員「恭子ちゃん!!あれを・・・・・・!」


阿相隊員はスカイハイ・イーグルに向けて指を指す。東雲隊員はそれを見る。


すると、スカイハイ・イーグルは翼を広げ、再び空を飛び、消えていった。



次の日、学校から帰った光次郎は自宅でパソコンでトリスタをしていた。


光次郎「・・・・・・・・・。」


光次郎は昨日の事を思い出していた。あの夕日、桜と何かを話していた。


桜「あの怪鳥・・・・・私の考えによれば、ジャンボ・ロイドだと思うの。」


光次郎「ジャンボ・ロイド・・・・やはりまたもデス・ナイトが・・・・・・!!」


桜「ジャンボ・ロイドが何故、空の平和を乱しているかわからないけど・・・・・・。


私たちSSPがこれを阻止しなきゃいけないわ!」


光次郎「よし!じゃあ、


僕がそのジャンボ・ロイドを操っているデス・ナイトのメンバーを倒すよ。」


桜「ありがとう・・・・光次郎君。」



そして、現在、光次郎はパソコンをしながらこう思っていた。


光次郎(それにしても・・・・なぜ、


あの怪鳥がジャンボ・ロイドだと桜ちゃん、知ってるのだろう?


でも、桜ちゃんは僕の友達だ!


そうだ・・・僕はもう桜ちゃんを疑ったりは・・・・。)



一方、SSP第6分隊支部の司令室では、春日の前にたくさんの隊員が集まった。


春日「第1分隊の調査により、昨日の怪鳥の正体がわかったわ。


名前はスカイハイ・イーグル。空を飛ぶジャンボ・ロイドよ!」


桜(やっぱり・・・・・・・!思ったとおりだ!)


野沢「また、デス・ナイトの仕業ですね!」


清水「それと、あの第2分隊や第4分隊を攻撃した集団の事ですが・・・・・・。」


春日「ええ。2分隊の情報によれば、奴らはデス・ナイトの秘密工作部隊よ。


9分隊や2分隊、私たち6分隊に攻撃を仕掛けたけど、それだけじゃない。


今日の6時くらいに3分隊にも攻撃を仕掛けたそうよ。


結局、奴らの撤退で終わったけど。」


野沢「そんな・・・・・。」


清水「なんて恐ろしい連中でしょうな・・・・!」


桜「くっ・・・・!!デス・ナイト・・・・!!」


桜は拳を握り、表情にデス・ナイトへの怒りの気持ちを表した。


野沢「さ・・・・桜ちゃん・・・。」


野沢は怒りに燃える桜に少し脅えていた。それに気づいた桜は表情を変え、野沢の方を見た。


桜「っ・・・ごめんなさい・・・・。」 


今の桜は野沢を驚かせたと思って落ち込んでいた。


野沢「・・・辛いんだね・・・・やっぱり・・・・・。」


春日「とりあえず、デス・ナイトの秘密工作部隊がまた活動するに違いないわ。


私たち6分隊は1、5分隊とともに秘密工作部隊の追跡及び殲滅の任務につきます。」


隊員たち「了解!!!!」



その後、桜は町を走っていた。桜だけじゃない。阿相隊員や東雲隊員までもが一緒に走っている。


3人は、公園に到着し、集まっていた。


阿相隊員「あの怪鳥・・・いえ、ジャンボ・ロイドの弱点がわかったんです!」


桜「弱点!?」


東雲隊員「顔・・・・・特に目です。私があのジャンボ・ロイドの顔を撃ったら、


そのジャンボ・ロイドがいきなり苦しんでいました。確かにそう見えました。」


桜「じゃあ、そこを狙えば勝てるって事ね。でも、敵はジャンボ・ロイドだけじゃないの。


デス・ナイトは秘密工作部隊という部隊を送り込み、私たちに奇襲を仕掛けたわ。」


東雲隊員「奇襲だって!?」


阿相隊員「デス・ナイトめ・・・!卑怯な・・・・・!!」


桜「私たちは、その秘密工作部隊を叩くわ。一平君と恭子ちゃんたちは、


スカイハイ・イーグルを食い止めて!!


これは決戦・・・・・でも、命を大事にして・・・・・。」


桜は強く言ったが、次第に声が弱まり、切ない表情とともに二人の肩に触れる。


阿相隊員&東雲隊員「月野さん・・・・。」 そして、桜は二人の肩に触れた手を放す。


桜「一緒に頑張ろうね!私も頑張るから。」


桜はそう言うと笑顔を見せた。それを見た二人も勇気付けられたように笑顔になり返事した。


阿相隊員&東雲隊員「・・・・はい!!!」


阿相隊員と東雲隊員は桜に励まされて公園から出た。


桜「・・・・そうだ!光次郎君に知らせないと・・・・。


でも、本当は戦いに巻き込まれて欲しくなかった。でも、今の彼ならきっと・・・・・。」



一方、とある森で、江崎と変身前のスカイハイ・イーグルがいた。


江崎「では、作戦をはじめる。スカイハイ・イーグルよ。


ジャンボ・アップするのだ。」


スカイハイ・イーグル「わかった・・・・・。」


スカイハイ・イーグルがそう言うと、突然、彼女の周りに風が吹いてきた。


スカイハイ・イーグル「ヒュウウゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・!!」


スカイハイ・イーグルの周りの風が突然、彼女を囲むように竜巻のごとく回った。


そして、徐々に竜巻は大きくなり、やがてその竜巻が消え、


そこから巨大なスカイハイ・イーグルが現れた。


スカイハイ・イーグル「ピチョオオオオォォォォォオウ」


スカイハイ・イーグルは等身大では人間の声で話すが、


巨大化形体では、怪獣の声で鳴くのだ。


スカイハイ・イーグルは翼を広げ、空を飛んだ。


そのスピードはとてつもなく速かった。



一方、桜は光次郎宅に入り、あかりに挨拶した。


桜「おじゃまします。」


あかり「はい。よく光次郎さんと遊びに来てくれてありがとうございました。」


桜「え、ええ・・・・・・。でも、今日は短いかも知れません。」


あかり「そうですか。それでは、ごゆっくり。」


桜「はい。」


桜はそう言うと光次郎の部屋へ走った。


光次郎の部屋では、光次郎は相変わらずパソコンをのんきにしていた。


そこに、ドアからコンコンと音がした。


光次郎「はい?」  光次郎が声をかけると、桜がドアを開いてこの部屋に来た。


桜「光次郎君。」


光次郎「あ!桜ちゃんか。どうしたんだ?」


桜「実は・・・・。む!?」


桜の携帯が鳴り出したので、桜はその携帯で電話した。


桜「こちら、月野!!!」


通信隊員『東京上空にスカイハイ・イーグルが現れました!!その同時に、


第1分隊がデス・ナイトの秘密工作部隊と遭遇。戦闘しています。』


桜「わかりました!!」  桜は電話を切った。


光次郎「桜ちゃん・・・・!奴らか・・・・・!!」


桜「光次郎君・・・・。」


光次郎「な・・・なんだ?」


桜「人の命は・・・・・奪ったらどんな苦悩するかわかる?」


光次郎「・・・・僕も、人の命を奪ったことがある。・・・でも、そうしなければ、


デス・ナイトは壊滅できない・・・・桜ちゃんだってそうでしょ?」


桜「・・・行くんだね・・・?」


光次郎「・・・・・ああ!」


桜は悲しげな声で問うと、光次郎が決意を胸に、力いっぱい叫んだ。



第7分隊基地では、阿相隊員がリボルバー・ジャックの発射場に走っていった。


阿相隊員「・・・今度こそ、負けないぞ・・・・!!」


第8分隊基地でも、東雲隊員がリボルバー・ジャックの操縦席に乗った。


東雲隊員「勝てると思えばいい・・・いや、必ず勝って見せます!!!!」


7、8分隊のリボルバージャック連合部隊がついに空を飛んで出撃した。



部隊はスカイハイ・イーグルと遭遇した。


スカイハイ・イーグル「ピチョオオオォォォォォォオウ」


阿相隊員「今度こそ決着を着ける!!!」  阿相機がミサイルを発射した。


東雲隊員「絶対に勝つ!!!!」  東雲機も同時にミサイルを発射した。


二機の放ったミサイルがスカイハイ・イーグルに命中した。しかし、敵は無傷だ。


さらに、残りのリボルバー部隊も一斉にミサイルを連射した。


スカイハイ・イーグルは無数のミサイル攻撃を受けて体のあちこちが爆発した。


しかし、スカイハイ・イーグルは余裕だった。体に傷が付いていない。


スカイハイ・イーグル「ピチョォォォォォォォォォオウ」  


ビィィィィィィィィィィィ  ドカカァァァァァン


スカイハイ・イーグルは両目から赤い光線を発射し、複数のリボルバーを破壊した。


さらに、もう一度両目から赤い光線で、また複数のリボルバーを破壊した。


阿相隊員「くっ!!一瞬で数が減ってしまった・・・・!!」


東雲隊員「弱点の顔を狙わないとっ・・・・!」



その頃、第6分隊と第1分隊はとある草原で秘密工作部隊と戦闘していた。


その戦場に桜と光次郎が駆けつけた。


桜「光次郎君・・・・あなたは一般人だと思われている事があるわ。


できるだけ隠れて攻撃して。」


光次郎「任せてくれ!!」  光次郎は弓矢を手にしてそう言って、桜から離れる。


戦場では、それぞれ剣と剣がぶつかり合い、銃を撃ち合う者達もいる。


野沢と清水はマシンガンで向かってくる工作員やブラック・アタッカーを次々と撃った。


桜「たあああぁぁぁぁぁっ!!!!」


桜はジャンプし、ブラック・アタッカーのところに着地する同時にその敵を一刀両断した。


ブラック・アタッカー「うわあああ・・・・・!!!」


光次郎は草むらに潜んで、矢を放ち、ブラック・アタッカーを倒した。


ブラック・アタッカー「あっ??!」  ブラック・アタッカーは顔を矢に刺されて倒れた。


江崎「ぬう・・・・・!SSPめ!やりおる!!」


高峰「江崎さん。どうします!?」


水本「我々も加勢を!!」


江崎「よし!高峰と水本はガトリングで一気に殲滅しろ!!俺はあの裏切り女を倒す!!」


水本&高峰「おうっ!!!」


江崎は斧を、水本と高峰はそれぞれガトリングガンを持って戦場に出た。



そして、あかりは秋田町の空き地に走って、そこで変身の構えをした


あかり「ライトニング・メタモルフォーゼ!!!!」


あかりはマリオネット・ライターに巨大変身した。


マリオネット・ライター「はっ!!!」


マリオネット・ライターは空を飛んだ。スカイハイ・イーグルのところに飛ぶつもりだ。



スカイハイ・イーグルの前にいるのは阿相機と東雲機の二機だけとなった。


他のリボルバー・ジャックはもう既に全滅していった。


阿相隊員「このままじゃ・・・・また負けてしまう・・・・・・!!」


東雲隊員「・・・・・・・・・・あ!マリオネット・ライターよ!!」


マリオネット・ライターは空を飛びながらスカイハイ・イーグルに突撃した。


マリオネット・ライター「えぃ!!」


スカイハイ・イーグル「ピチョォォォォォォォオウ」


マリオネット・ライターとスカイハイ・イーグルは絡み合いながら空を飛んでいった。


マリオネット・ライター「ふん!!えっ!!」


マリオネット・ライターは敵の顔と肩をチョップで叩く。


スカイハイ・イーグル「ピチョォォォォォォォオウ」


スカイハイ・イーグルも爪でマリオネット・ライターの頭を引っ掻き、


もう片方の爪で腕を引っ掻いた。マリオネット・ライターはこれに痛む。


マリオネット・ライター「くうっ!!うううううっ!!!」


スカイハイ・イーグル「ピチョォォォォォォオウ」


スカイハイ・イーグルは嘴で攻撃するが、マリオネット・ライターは必死に避けた。


マリオネット・ライター「うあ!ぬううぅっ!!!」


マリオネット・ライターはチョップで敵の顔を打つ。そして、両者が絡み合ってる事によって、


空を飛ぶバランスも崩れ、とある山の大きな川に落ちた。  ザポォォォォォォン


マリオネット・ライターとスカイハイ・イーグルは水の中に潜ってなおも戦っていた。


マリオネット・ライター「てぃ!!」


マリオネット・ライターはスカイハイ・イーグルの体にミドルキックを打つ。


スカイハイ・イーグル「ピチョォォォォォオウ」


スカイハイ・イーグルもマリオネット・ライターの腹に膝蹴りを打つ。


マリオネット・ライター「うぐ!でええっ!!」


マリオネット・ライターはその痛みに耐えながら右腕のアッパーで敵の顔を殴った。


スカイハイ・イーグル「・・・・・・・・!」


スカイハイ・イーグルはまたも爪でマリオネット・ライターの右腕を引っ掻いた。


マリオネット・ライター「あぐぅ!!はっ!」


右腕を押さえながらハイキックでスカイハイ・イーグルを攻撃。


ジャンボ・ロイドはこれにひるみ、翼を広げ、水からあがろうとした。


しかし、マリオネット・ライターもスカイハイの両足を両手で掴み、


スカイハイ・イーグルの空中を利用して水からあがろうとした。 バシャアアァァァァァン


とうとう川の水の中から脱出したマリオネット・ライターとスカイハイ・イーグル。


二人は再び空中戦を始めた。今度は両者とも遠距離攻撃を仕掛けた。


マリオネット・ライター「フィンガー・ラッシュ!!」


スカイハイ・イーグル「ピチョォォォォォォオウ」


マリオネット・ライターはフィンガーラッシュ、スカイハイ・イーグルは赤い光線で撃ち合った。


マリオネット・ライター「くっ!でええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」


マリオネット・ライターは空中の速度をあげ、一気に敵に接近。


マリオネット・ライター「はっ!!」


マリオネット・ライターは勢いでスカイハイ・イーグルの頭にチョップを打つ。


しかし、スカイハイ・イーグルは打たれる間にマリオネット・ライターの左肩を嘴で刺した。


マリオネット・ライター「あっ!!」


スカイハイ・イーグルはライターのチョップで頭を痛がり、その影響で地上に落下。


マリオネット・ライターも敵の嘴で左肩を痛み、その影響で地上に落下した。


スカイハイ・イーグル「ピチョォォォォォォォオウ」


マリオネット・ライター「むうう・・・・・!!」


両者は巨大なダムの前に、立ち上がり、にらみ合う。


スカイハイ・イーグル「ピチョオォォォォォオウ」


スカイハイ・イーグルが先攻でマリオネット・ライターを殴りかかった。


マリオネット・ライター「くっ・・・・・・!!」


マリオネット・ライターは手刀でスカイハイの拳を受け流した。しかし、敵はその直後に蹴りだした。


マリオネット・ライター「あう!!」 ライターは敵に腹の右部分を蹴られひるむが、


なんとか耐え抜いてスカイハイ・イーグルの顔にチョップを打った。


スカイハイ・イーグル「ピチョォォォォォォオウ」


スカイハイ・イーグルはまたも蹴りだし、今度はマリオネット・ライターの顔を攻撃した。


マリオネット・ライター「くああああ・・・・・っ!!!」


マリオネット・ライターは右ハイキックをくらい、ひるんでダムの壁にあたった。


スカイハイ・イーグル「ピチョオォォォォォォォオウ」


スカイハイ・イーグルはとどめといわんばかりに壁にあたったライターに爪で切りかかった。


マリオネット・ライター「は!っ・・・・・・・!!」 しかし、マリオネット・ライターはそれを避けた。


スカイハイ・イーグルの右手の爪がダムの壁に突き刺さった。


スカイハイ・イーグル「・・・・・・・・・!?」


スカイハイ・イーグルはすぐに、ダムの壁から爪を放した。



一方、SSPと秘密工作部隊との決戦では?


桜「はああああぁぁぁぁぁ!!!!」 桜は凄まじい剣術で敵を次々と斬り捨てていった。


隊員たち「うわああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


高峰と水本はそれぞれガトリングを撃って、隊員たちを数名倒した。


清水「くそぅ!!こちらも押されているとは!!」


野沢「あの二人の射撃をなんとか防ぎたいけど・・・・・!!」


光次郎は草むらから密かに高峰と水本がガトリングを撃っているところを見た。


高峰&水本「わははははははははははは!!!!!!!」


光次郎(あの二人は横に並んでいる・・・・・!この動作ならこの方法がピッタリだ!!)


光次郎はそう思いながら、弓を二つ矢に番えた。高峰と水本の背後に向かって・・・・。


光次郎「いけるか・・・!?ダブルアロー!!!」


光次郎は一度に二つの矢を放った。二つの矢は速く、水本と高峰の方に。


高峰「ぬあ!!?」  水本「ぎあっ!??」


高峰と水本は光次郎の矢にそれぞれ背中を刺され、倒れた。


江崎「おのれぇい!!」  江崎は桜に斬りかかった。桜も剣で奴の剣を受け止めた。


桜「くっ!!」 桜と江崎の剣は弾きあった。 カン キィン キンカァン キン


江崎「とああああぁぁぁ!!!」


江崎は思いっきり剣を振り上げ、桜を一刀両断しようとした。しかし、桜はそれを避けた。


桜「ふん!!・・・でえぇぇい!!!」  ズバシュウゥ


桜は江崎の攻撃を避け、彼の右のところにつく。そこで、江崎の腹に素早く横斬りをした。


江崎「ぐは・・・・・・・・・っ!!!」


江崎は血を吐いて、腹や背中からも血が噴いて、倒れた。


光次郎「やった・・・・・・・!!」  光次郎は手を握り、静かに叫んだ。



一方、ダム付近では?


マリオネット・ライター「たああっ!!」  マリオネット・ライターはいきなり飛び蹴りを打った。


スカイハイ・イーグル「ピチョォォォォォォオウ」


スカイハイ・イーグルはライターに蹴られ、ひるむがすぐに体制を立て直す。


そして、両目から赤い光線を発射して、マリオネット・ライターを攻撃。


マリオネット・ライター「てあ!!」  


しかし、ライターはジャンプして、避けた。代わって地面が光線で爆発した。


マリオネット・ライター「えええぇぇぇぇい!!!」


マリオネット・ライターはそのままジャンプキックで、スカイハイ・イーグルの顔を打った。


それによって、スカイハイ・イーグルの顔に火花が散り、スカイハイは顔を抑え苦しむ。


マリオネット・ライター「マリオネット・サーベル!!!!」


マリオネット・ライターはいきなりどこからともなく剣を持ち、


その剣、マリオネットサーベルでスカイハイ・イーグルの右腕を切り捨てた。


マリオネット・ライター「えぃ・・・・・・!!」


さらに、ライターはスカイハイ・イーグルの左腕をも斬り捨てた。


スカイハイ・イーグル「ピチョォォォォォォオウ!ピチョオオオォォォォウ」


スカイハイ・イーグルはライターの剣によって両腕を失い、ひるんだ。


さらに、マリオネット・ライターがスカイハイの背後につき、敵の腹を両腕で縛る。


リボルバーの阿相機と東雲機が二大戦士の前に飛んでいた。


マリオネット・ライター「さあ!とどめを!!!」


阿相隊員「え!?僕たちに攻撃しろって!?」


東雲隊員「まさか、私たちが敵を撃てって事?」


マリオネット・ライター「早く!!!」


阿相隊員&東雲隊員「っ!了解!!!」


阿相機と東雲機は同時にレーザーを発射した。そのレーザーはスカイハイの両目に直撃した。


スカイハイ・イーグル「・・・・・・・・・!?」  ドカァァァァァァァァァン


スカイハイ・イーグルは二機のリボルバーのレーザーに両目を撃たれ、


顔が爆発して、粉々に吹き飛んだ。首からバチバチと放電し、身体が倒れた。


マリオネット・ライター「ふっ!!っ・・・・・・!」


マリオネット・ライターはスカイハイ・イーグルの亡骸を確認した。


ご覧の通り、顔や両腕がなくなり、倒れた身体の背中が見える。機能も停止し、


完全にスカイハイ・イーグルは死んだ。


阿相隊員「やった!勝ったんだ!僕たちは!!」


東雲隊員「私たちの手でジャンボ・ロイドを倒せたわ!私たちの手で!!」


阿相隊員と東雲隊員は喜んだ。自分たちで初めて勝利を掴めたからだ。



次の日、桜、阿相隊員、東雲隊員は私服で高町邸に来ていた。


阿相隊員は普通の男の子らしい衣装で東雲隊員は可愛らしい服を着ていた。


3人は光次郎の部屋で、光次郎と一緒に、昨日の戦闘の勝利で喜んでいた。


光次郎「いやぁ、君たち!本当によくやったな!!」


阿相隊員「はい。マリオネット・ライターのおかげです!」


東雲隊員「私たち、これからもマリオネット・ライターと一緒に戦います!」


桜「うん!頑張ってね!私たちも一生懸命、戦うよ!」


光次郎「僕もSSP隊員じゃないけど、できるだけ戦うよ!


(そうだ・・・・・たとえ、組織である人の命がなくなろうとも・・・・・・!!)」


静かに喜ぶ光次郎は心で強く敵を倒そうと決心を固めたそうだ。


そこに、あかりが部屋に入ってきた。


あかり「みなさーん!お食事の用意ができました。今日は大きなケーキですよ。」


あかりが笑顔で言うと、みんなも喜んで返事した。


光次郎、桜、阿相隊員、東雲隊員「はーい!!」


こうして、スカイハイ・イーグルの陰謀もマリオネット・ライターと、


リボルバー・ジャック部隊のダブル攻撃によって、潰えました。


しかし、デス・ナイトは次々とジャンボ・ロイドを送り出すでしょう。


マリオネット・ライターだけではありません。SSPも彼女を援護して、


ともに悪魔のようなのジャンボ・ロイドを倒し続けるのでしょう・・・・・。


次回につづく



秋田学園にもついに春が近づきつつあります!そして、今日はひなまつり。


光次郎君がなんと!女の子たちの祭りに参加する事に!?


しかし、デス・ナイト日本支部はスペイン支部からの援軍により、


恐るべしジャンボ・ロイドが来る!?


次回、「春の萌芽」! 今回の敵はクライシスだ!!



登場ジャンボロイド


飛行ジャンボ・ロイド・スカイハイ・イーグル

身長・17メートル

CV・新垣結衣氏

鳥人の姿をして、空を飛んで次々と飛行機を破壊していった。

目から光線を出し、両手の爪で敵を切り裂いてしまう。

しかし、顔が弱点であり、特に目をやられると激痛を感じる。



登場キャラ


東雲・恭子(CV・高橋美佳子氏)

第8分隊の少女隊員で、リボルバー・ジャックのパイロット。

恥ずかしがり屋だが、優しい性格の持ち主。


阿相・一平(CV・恒松あゆみ氏)

第7分隊の少年隊員。リボルバー・ジャックに乗ってジャンボロイドと戦う。

気が弱いが悪を許さない正しい心を持っている。


江崎・小五郎(CV・平田広明氏)

デスナイトの特別工作隊のエースで、スカイハイ・イーグルと共同作戦を行っていた。

部下には高峰と水木、他にも数名いる。


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