ネコ様との出会い
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癒しが欲しければネコ吸いをすればいい
これが私の好きな言葉だ
ネコ吸いとは?
ネコ様のあらゆる場所をスーハースーハーと
吸いまくる行動のことだ
もちろん無料ではない
それ相応の見返りを返さなければならない
おやつはもちろんだが
マタタビなどいかがだろうか。
ネコ様は気分屋だから
その日によってほしいものが違う
私はライ…いや、ライ様と会うまでは
日常が地獄だった
毎日毎日残業の嵐
癒しなんてなんもない
だが、それは突然の出会いだった
その日は雷雨だった
傘もなく雨に打たれながらの帰宅途中
力無く横たわる1匹のネコと出会った
私を見ると、ゆっくりと起き上がったが
すぐに倒れた
そのあとはとにかく走った
大事に抱えて動物病院へ走ったのだ
奇跡的に開いていた動物病院
ずぶ濡れで駆け込んだ私を見て一瞬びっくりされたが
すぐに診察してくれた
幸い、軽度の脱水症状で1日の入院で済んだ
ネコが大好きな私は
迎えに行くために残業という名の仕事を放り投げて迎えに行った
元気になってどっしり構えてる姿は今も忘れない
じっとこちらを見つめるその目はとても綺麗なビー玉のようだった
『食欲もあってとても元気になりましたよ』
獣医さんの言葉でハッとして
感謝の気持ちを盛大に伝えたあと
家へ連れて帰った
そして、助けたネコ様に【ライ】と名付けた
ライ様はとても温厚で
最初はおとなしいネコちゃんだと思った
いつからだろうか。
ライ様と呼ぶようになったのは。
だが、癒しとはすごいものだ。
疲れを飛ばしてくれる
幸せをたくさんくれる
ライ様最高!ライ様万歳!
でも身体は限界だったようだ
どれだけの癒しをもらっても
どれだけ幸せでも
不眠不休の生活が仇となったのだろう
私は倒れてしまったのだ
玄関を開け、ソファーに座る前に…
その時私は夢を見た
ライ様がでかくなり二足歩行で
私を担いでソファーに運んでくれる夢
すごくもふもふで居心地が良く天国のようだった
そこで私の夢は終わった
気がつくと、額に冷えたタオルが置かれていた
そして、もふもふとした何かを抱きしめていた
そこで気がつく。
仕事!!!
バッと起き上がると私は固まった
そこにはでかいままのライ様がいた
抱きしめていたのは尻尾だ
『目が覚めてよかったよ。』
突然話しかけてくれたライ様
驚きが隠せない私
『僕はネコの惑星からきたんだ。名前は恩人である君が名付けたライが気に入ったよ。そこで提案なんだけど、君、僕の惑星に一緒に住まない?』
展開が早すぎて言葉に詰まる!
ネコの惑星とは!?
そしてなんででかいの!?
たくさん質問をしてしまったが
ライ様は丁寧に一つ一つ答えてくれた
ライ様は宇宙のとある場所にあるネコの惑星からきたこと
家族を探しにきたが途中で力尽きてしまい死にかけたところを助けてもらったとの事
そして、命の恩人として、家族として一緒に住みたくなったとのこと
そこで、一緒にネコの惑星へ行こうと提案したとのことだった。
そんなことある?
天国ですか?
ネコ様がたくさんいる星に行けるのですか?
即答だった
行きます!
そして私とライ様はネコの惑星へと向かうのでした
おっと。かなーり遅れましたが
私は元の名前を捨ててライ様に名付けてもらいました
私の名前はハナです
よろしくね!同志のみなさん!
これは私ハナとたくさんのネコ様が登場する
素敵な素敵なお話
どうしてネコ様の肉球はぷにぷに温かくてきもちいのでしょうか?
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次回もお楽しみに!