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七話 剥ぎ取り勉強

リアルで忙しすぎて久しぶりの投稿になってしまった…。

毎日投稿とは何だったのだろうか…。

まぁ、リアルタイムで追っかけてくれる人はいないと思うので(ry

はい。今日から投稿のペースを上げていくのでよろしくお願いします。


 俺が出発の号令を出したすぐ後に、アルディスが俺に質問してくる。


「おい、あんた達、さっき狩った狼は剥ぎ取らねぇのか?せっかく金になる獣を狩ったんだ、勿体無いから剥ぎ取ろうぜ。」


「ん?なんだ?あいつらの素材金になるのか?…そりゃ…いいな(ニヤ)」


 おっといけない。金の話が出たからつい、ニヤついてしまった。

 この世界では俺たちは一文なしだ。これからこの世界で生きていくには、どうにかして仕事を見つけて金を稼ぐしかない(まぁこれは元の世界でも同じだが)。

 俺はどうやって金を稼ぐか考えていたが、獣やモンスターを狩ってその素材を売れるなら話は早い。俺が早く強くなって冒険者のようなものになればいいのだ。

 まぁこの世界に小説に出てくるような冒険社ギルドがあるかは知らないが、その辺は父さんが知ってそうだ。あとで聞いとこう。


「はぁ?そりゃ、動物の素材や肉や皮は金になるだろ?…なぁ、もしかしてあんたら良いとこの坊ちゃんだったりするか?」


「んあ?…いやいや、そういうわけじゃないんだがな。ハハハ。」


 アルディスに、怪しい奴を見る目で見られるので、俺は家族に目線で助けを求めた。

 が、帰ってきたのは「お前はもう口を開くな。」という圧だった。

 はい。ごめんなさい。


 なんか気まずくなった俺は、元気のない心晴に近づいて話しかける。


「おい、心晴。どうした?さっきからテンションだださがりじゃねぇか。」


「うん…。それがね…。………私、魔法使えないかも…。」


「え!?ど、どういうことだ?」


「攻撃魔法の知識はあるけど、なんか発動しなくて…。さっき、お兄が戦っていた時も後ろから援護しようとしたけど、うまく出来なかった。」


 ふむ、これはどうしたことか。


「う〜〜ん。このことは誰かに言ったか?」


「まだ、誰にも言ってない。」


「そうか…。」


 うん!一人で、いや、二人で悩んでても仕方がない。

 そう思った俺は親父に近づいて心晴の悩みを言ってみる。


「なぁ、親父実はカクカクしかじか。なんだけど、なんか知ってる?」


「あ!!!!」


 びっっっっっっくりした。親父がバカでかい声を出したせいで背筋がビクッてなったわ。


「な、なんだよ。」


「しまった…。心晴に『攻撃魔法を発動させるには〈杖〉が必要だ』って言うのを忘れてた。」


 はぁ、なんだ、またこいつのやらかしか。


「そうか、…ん?でもなんで『攻撃』魔法を発動させるときには杖が必要なんだ…?」


「ん?んーまぁその辺の詳しい話は街について落ち着いてからにしよう。まぁ、心晴の悩みについては以上だ。それよりもう着くぞ。」


 色々話してる間にさっきの狼の死体のところに着いたらしい。

 ん。でもどうやって剥ぎ取るんだ?俺は料理もろくに出来ない人間だ。ましてや動物を捌いたことなんて一度もない。グロいのは〈精神耐性〉があるおかげで耐えられると思うが…。まぁ剥ぎ取りは経験ある人から教わりながらやるしかないか。


「なぁ、アルディス達は獣を捌いたことはあるのか?」


「あぁ。俺の兄妹はみんなやったことあるぞ。…ははぁ〜ん。なるほどな。ま、剥ぎ取るのは俺たちがやるからお前達はそばで見てろ。」


「お、サンキュー」


 そうして俺たちはアルディス達が剥ぎ取っているのを近くで見ながら勉強していた。


「街の外にいる野生の獣は魔物であることが殆どだ。そして、魔物の素材で一番価値があるのが…この心臓と反対の位置にある魔蔵の中にある。っとこれこれ、魔石だ。これは、魔力を溜め込んだり放出したりするのに使う魔蔵の核みたいな物だ。基本的には生き物なら持ってる器官だ。まぁ、魔石の素材の用途としては魔道具とか杖だな。もっとも、杖にするにはもっと大きな魔石が必要だがな。これの2倍の大きさはいる。」


 そう言ってアルディスは掌を開いて魔石を見せてきた。魔石の大きさは大体、親指の半分の大きさくらいで、球状だった。

 つまり、杖を作るには、親指くらいの大きさの魔石がいるのか…。器官の中に入っていると考えるとかなりの大きさだな。杖を作るための魔石を持ってる魔物はかなり大きそうだ。

 どれくらい強い魔物を倒せば強い杖を作れるかは分からないが、いつか心晴のためにとっておきの魔石を用意してあげよう。これが兄心ってやつである。


「他は……肉は不味そうだし、皮と爪、それに牙を剥いどくか。」


「おい、だいぶ適当だな。俺はてっきり内臓とか目とかを抉り出すのを想像してたぞ。」


 俺が大好きなゲームでは〈延髄〉とかもっと色々な部位が素材として剥ぎ取れた。まぁ今回は狼だから、〈翼〉とか〈鱗〉が無くて剥ぎ取れる部位が少ないのは分かる。それでも売れる素材が魔石と皮と爪だけなのは少なすぎじゃないか?

 それこそ、狼なんだから〈尻尾〉とかあるだろ!尻尾を入手するのは大変なんだぞ?わざわざハンマー使いの俺が武器を斬撃可能なやつにしないと切れないんだから!普段頭狙って、スタンお見舞いしまくる俺が、めちゃくちゃ狙いにくい〈尻尾〉を攻撃しないといけないんだから!

 

 ふぅ、いかんいかん関係ない事で熱くなってしまった。


「あ〜そういうのはレアな魔物だけだな。そういう魔物は肉もうまいから余すとこなく全部売れるんだがな。こういう低ランクな魔物は最低限の爪と皮だけで良い。」


「そういうもんなのか…。」


 そう思いながら周りを見ると、アルディスの兄妹はみんな魔石と皮と爪と牙だけを剥いでいた。

 俺の家族もみんな「そういうもんなのか」って顔をしている。


 あ、そうだ心晴に杖の事言わないと。


「心晴。親父が『あ!攻撃魔法を使うには杖が必要だって言うの忘れてた!』だってよ」


「え!?なにそれ!もっと詳しく!」


「詳しいことは街で落ち着いてからだってよ。まぁ、今は親父を殴るだけにしとけ。」


「おーけー」


 そう言って心晴は、怒っているのか喜んでいるのか分からない顔をして親父の方へ行った。

 しばらくして、親父の悲鳴が聞こえてきた。

 哀れ。親父。報連相しっかり。

 

 そんなことをしているうちにアルディス達は魔物の剥ぎ取りを終えたようだ。


「よし!こんなもんか!ハルアキ達も勉強になったか?」


「おう!あんがとな!」


「それでよぉ、ものは相談なんだが…」


「あ、指導料として半分持っていってくれ。な、良いよな親父。」


 俺が後ろにいる親父に確認する。

 すると、左の頬に赤い紅葉を咲かせた親父が情けない顔をしながら出てきた。

 うわ、心晴のやつしっかり利き手でビンタしてやがる。


「あぁ、勿論だ。俺たちはこの辺のことや細かいことはよく分からないからな。その辺も教えてくれると助かる。それコミで半分だ。」


「は、半分も良いのか?」


「おう、俺たちは金に困ってないしな。まぁそれが多いと思うなら、これからそれを俺たちに行動で返してくれ。」


 まぁ金には困ってるんだがその辺はどうとでもなる。


「ありがとうございますハルアキさん!」「あ、ありがとうございます」「っす」「ありがとうなの〜」「ありがとうございます」


 アルディスの兄妹が皆頭を下げて感謝してくれる。

 元気なリズはおれの足に抱きついて来てくれた。あぁ〜とっても可愛い。ロリコンになっちまいそうだ。


「こ、コラ。リズ!ハルアキさんから離れなさい!」


 ミオンが顔を赤くしながらリズを引き離す。あら?嫉妬だろうか?

 だとしたら!ついに!俺に!モテ期が!…いややめておこう。

 異世界に来た瞬間にモテ始めるわけがない。彼女らには俺がピンチに駆けつけてくれたヒーローに見えたのだろう。モテる、というか一種の憧れだろう。知らんけど。


「やぁー!ハル兄と一緒が良い!」

 

 グハッ、リズよ、その駄々っ子は俺には効果が抜群だぜ。

 まぁ、街も近いんだし、その間は別に一緒でも良いんじゃないだろうか。


「ミオンさん、俺は全然大丈夫ですよ。魔物もあんまり出てこないでしょうし。」


「っ、わ、わかりました。」


 そう言ってミオンは後ろに下がって行った。少しその姿が寂しそうに見えたが、アルディスに何か言われた瞬間に元気を取り戻したようで、両の手を握り拳にし、目をメラメラさせている。

 それと同時にリズが俺の方に走ってくる。


「やった〜なの〜。ハル兄おんぶ〜」


「あ〜、おんぶは街に入ってからな。一応、周りの警戒はしときたいし。」


「む〜。じゃあ手は?繋いでも良い?」


「うん。いいよ。」


 俺がそう言うとリズがその小さな手を繋いでくる。


「えへへ〜ハル兄の手あったかくて安心する〜。」


 …嬉しいことを言ってくれるじゃないか。今、普通にドキッとしたし、頬も熱い。あ、いや別に変な意味じゃ無いぞ。単純に言われて嬉しかったってだけの事だ。

 少し離れたところで心晴が「うわ、お兄マジか」「こいつロリコンだったのか」「いや、まさかシスコン!?」みたいな目で見てくる。

 いやいや待て待て、何か誤解があるようだがなぁ。それに、どこからシスコンが出てきたんだ…。と言いかけたところで聖奈のフォローが入る。


「ハルは昔から子供に好かれやすいよね?」


「ん、まぁ、そうだな。最初は警戒されるが、一緒に遊んであげると帰るとき泣かれるくらいには好かれやすいな。」


「え、なにそれ。あんた子供に好かれる匂いとか出してんの?それとも頭の中身が近いから親近感があるとか?」


 え?これフォローだよな?助け船を出してくれてんだよな?


「はぁ、私は最初から最後まで泣かれっぱなしよ。なんでかしら。」


 そう言って聖奈は、落ち込んでしまった。

「おい!助けるならちゃんと助けろ!泥舟で救助に来てんじゃねぇ!」と言いたいところだが、それをグッと堪えて、かける言葉を探す。「へい!しり!いまの聖奈になんて言ったらいい?」「…」「…」

 どうやら俺の頭の中には解答が無いらしい。

 と言うか、人当たりも顔も良い聖奈が子供に好かれないというのは意外だ。そう、聖奈には子供に泣かれる要素が無いのだ。…俺から見たら。

 俺があるこれ悩んでいると何かを思いついたようにリズが動いた。

 近くにいた聖奈の手をリズが握ったのだ。


「聖女のお姉ちゃんも一緒!」


 そう言いながら、リズは笑顔を聖奈に向けた。

 笑顔を向けられた聖奈は、顔を赤らめながら嬉しそうにする。


「あ、ありがとうリズちゃん。それと、聖女のお姉ちゃんじゃなくて聖奈って呼んで。」


「うん!セイナお姉ちゃん!」


 いま二つ隣からズッキューンって聞こえてきた。恐らく俺の幼馴染みが、小さな天使に射られた音だ。フッこちらの世界へようこそ。

 

 いやはや、子供はすごいな。一瞬で場の空気を和やかにした。泥舟で沈みゆく俺たちを助けた海上保安庁って感じだ。


 俺はロリコンでは無いが子供は好きだ。どんな子でも一緒にいて楽しいし、飽きることがない。勿論、煩わしいことも多少あったりするがそれを含めての子供である。むしろ、ちょっとやんちゃなくらいが面倒の見がいがあるってもんだ。

 

 いつか俺も、好きな人との間に作ったりするのだろうか。

 もし、そうなら相手は聖奈がいいな。そして、今しているみたいに二人の間に子供を挟んで手を繋いで歩きたい。 


「なーんてな」


「うわ!なんか今、悪寒がしたような…。でもちょっと暖かかったような…?な、なんだろ…風邪かな…?」


 なんだよ暖かい悪寒って。反応が微妙すぎるだろ…。

 いや、まぁ自分でもだいぶ気持ち悪い事を考えた自覚はあるが。

 でも、理想を思い描くのは自由だ。うん。そう。

 まぁ異世界に来たばかりで、なにがどうすっ転んで行くか分からない状況なんだ。聖奈との事は、ゆっくりやっていけばいいさ。

 まぁ、「トンビに油揚げがさらわれる」ような事にはならないように注意はしとこう。せっかく憧れの異世界に来たのに「昔からの想い人を取られました。」なんて事になったら俺は多分死んでしまう。


(はぁ〜あ、いつ告るかな〜。)


 俺はそんな事を考えながら、リズの歩幅に合わせてゆっくりパシズの街へ歩いていく。



夜中に執筆していたら、めっちゃ微妙なところで寝落ちしてしまった…。

そしてそのまま予約投稿の時間が来て…。

本当へっぽこ作者ですみません。

次からは無いように気を付けます。

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