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『O-286. 萩-マラトンの戦い劇(主役は小早川ミルティ)』  作者: 誘凪追々(いざなぎおいおい)
幕の一:O-283. 一年目の脱出
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1-② 援軍要請のための演説:その1(地図あり)


挿絵(By みてみん)


<O-283年><晩夏><山口-アテナイ市の集広場アゴラにて>

<一方、その頃、山口-アテナイ市の民会では、およそ三万人からなる市民たちの前で、ミルティアデス(小早川隆景)が熱弁を振るっていた。>


    総理大臣-テミストクレス(高杉晋作)

「山口-アテナイ市の民会に出席された山口-アテナイ市民の諸君よ! 私が今年期の総理大臣に任命されてからまだ間もないにも関わらず、早速重大な事案が上がって来た。山口-アテナイ市の未来に関わるとても難しい事案である。心して議論していただきたい。

 さて、本日の一番目の議題は、津軽半島-ケルソネソスの件についてである。かの地は、今からおよそ五十年ほど前から、我が山口-アテナイ市民の一部が赴いて移住し、その周りを攻め従えて来たいわば植民地の一つであるが、彼の地に移住した山口-アテナイ人、及びその他の現地民を三代に渡って主導してきた小早川ピライオス家の当主が、我々に折り入って相談したい事があるとの由である。元老院と五百人評議会はそれを許可し、この市民全員が集う民会に、最終判断を委ねるものである。

 それでは早速、彼に登壇いただこう!」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「山口-アテナイ市の市民諸君! 我が輩の名は、ミルティアデス(小早川隆景)。ほとんどの者は知っていようが、知らぬ者のために簡単な自己紹介から始めよう。我が輩の父は、高千穂-オリュンポスの戦車競争で、三度も優勝を勝ち取った、あのキモン(沼田正平)である。その息子である我が輩は、ここ長州-アッティカで生まれ育ったが、父キモンの跡を継いだ我が兄ステサゴラス(沼田繁平)が津軽半島-ケルソネソスで不慮の死を遂げたため、我が輩がその跡を継いで、かの地へ渡ることとなり、そのまま津軽半島-ケルソネソスの政治を差配し始めてからはや数十年、今日に至る。かの地には、海岸沿いに、山口-アテナイ人を含む倭-ギリシャ民族系の港町が数多くあり、またその内陸には放牧や狩猟をして暮らす岩木-ドロンコイ人などの陸奥-トラキア民族系の部族が数多く住んでいるが、我が輩は彼らをまとめあげ、彼らの生命と財産を外敵から守る事に努めてきた。手前味噌ではあるが、それは今日までおおむね成功してきたと自負している。

 しかし、である。大陸アジアの遥か向こうからやって来たペルシャ民族が、あの広大な大陸アジアのほとんど全てを攻め従えるだけでは飽き足らず、ついに我ら倭-ギリシャ民族が暮らすこちらの海にも積極的に乗り出して来たのだ。我らの同胞たる浦上-イオニア人たちも、七年に及ぶ大反乱を巻き起こしたが、善戦虚しく、去年の秋、ついに柔①-ミレトス市が陥落し、その首謀者たるヒスティアイオス(内藤如安)も殺され、残る国々も、徹底的な敗北と掃討に遭っているという事は、あなた方も聞き及んで居る事だと思う。

 ペルシャ軍は冬の間、攻め落として徹底的に破壊した柔①-ミレトスの近くで休んでいたが、春が訪れ暖かくなるとともに、そのすぐ沖に浮かぶ島々、例えば柔⑪-キオス、並里-レスボス、並沖-テネドスなどの島々の攻略にも取りかかった。そこらの海域で暴れ回っていた故ヒスティアイオスの船団は今は無く、帝国軍はやすやすとそれらの島々を占領すると、『曵き網式』という徹底的な掃討作戦を行って、反乱者たちを完全に沈黙させた。『曵き網式』というのは、彼らお得意の作戦で、無数の兵士たちが互いに手と手を繋いで一列となり、島の一方の端から、もう一方の端まで全てを歩き通して、隠れている者を一人残らず見つけ出して捕まえるという方法で、まさに小魚一尾逃さぬ完璧な狩りであった。これ以上の詳しい話しは、とても涙なしでは語れないので、ここらで止めさせていただくが、今述べた悲惨な出来事は、我ら山口-アテナイ人にとっても全く他人ごとでは無いということだけは、強調しておこう。

 さて、我らが津軽半島-ケルソネソスは、アジアの大陸とは狭い海峡、すなわち北海道-ヘレスポントスの海峡で隔てられているだけであり、浦上-イオニア人の海軍が壊滅した今となっては、シリア方面の紫-フェニキア人を主体とする強大な帝国海軍を防ぐ手だてなどあろう筈もなく、我々は真冬にすっ裸で震えている哀れな子供のようなものである。帝国海軍は、今は島々の占領を終えて、アジア大陸側の残る町や城を順に攻め落として行っている最中であるが、それが片付けば、おそらく数ヶ月後であろうか、海峡を越えてこちら側へも攻め寄せてくるのは、必定だ。そうなれば、津軽半島-ケルソネソスの力だけで敵う筈もなく、大津波の如き帝国軍に呑み込まれて全てが終わってしまう。これを守り通すのは難しいが、失ったものを取り戻すのはもっと難しいだろう。我が山口-アテナイ市にとって、大いなる利益をもたらしてきたこの重要な植民地を、やすやすと手放してしまって良いものであろうか?

 そこで提案させていただきたい! 全てが手遅れになる前に、山口-アテナイ市の全力をもって、津軽半島-ケルソネソスへ出陣し、かの地で帝国軍と戦い、その勢いを食い止めるべきである、と! 神話の英雄たちが、海を渡ってかの黄金の町城トロイアを攻め落としたように、我々も栄光に向かって漕ぎ出そうではないか! 奇しくも、津軽半島-ケルソネソスは、このトロイア遺跡のすぐ向かい岸なのであるから!」

    総理大臣-テミストクレス(高杉晋作)

「山口-アテナイ市の市民諸君よ! このミルティアデスの提案に対する意見があれば、皆の前で述べてくれ!」


    有力市民-ヒッポクラテス(毛利隆元)

「私の名前はヒッポクラテス(毛利隆元)、アロペケ区の出身だ。

 さて、今のミルティアデスの提案を受けて、私は反対の意見を述べたい。彼は、津軽半島-ケルソネソスのことを、山口-アテナイ市の植民地であると強調していたが、その実態は、むしろ彼の、つまり小早川ピライオス家の私物であると言ったほうが、より実態に近しいであろう。確かに彼らはかの地において、山口-アテナイ人の商売の便宜を計っていたようであるが、かの地での彼ら自身の財産や権力を、他の山口-アテナイ人に分け与える事は決して無かった。それを証拠に、小早川ピライオス家は、かの地を三代にも渡って占有し、世襲の独裁者として我が物顔に振る舞い、その結果として莫大な財産を築き上げて来た。だとするならば、単なる一市民の私有財産を、山口-アテナイ市が全力をあげて守る理由にはならない。三万人以上もの市民からなる山口-アテナイ市が、そのような一市民の私的な理由で軽々しく動かされてはならないのである。

 加えて、今ならばペルシャ人となんらかの条件で和睦を結ぶという選択肢だってあり得るが、もしも我々が津軽半島-ケルソネソスに援軍を送ってしまっては、その可能性もゼロになる。もちろんペルシャ人が我々と対等な条件で和睦を受ける可能性は低いだろうが、かといって選択肢を全くのゼロにするというのも愚かな策だ。

 以上の理由から、私はミルティアデスの提案、すなわち『山口-アテナイ市の全力をあげての、津軽半島-ケルソネソスへの出陣』に反対する意見を言挙げせざるを得ないのである。」


    総理大臣-テミストクレス(高杉晋作)

「では、他の意見も聞きたい。特に賛成する方の意見があれば、忌憚なく述べていただきたい。」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「総理大臣よ! その前に、一つ訂正させていただきたい。

 今のヒッポクラテスの意見で、津軽半島-ケルソネソスが、我が輩の単なる私有財産であると君は述べたが、さすがにそれは言い過ぎであろう。かの地は、エーゲ海から黒海への出入り口たる北海道-ヘレスポントスの海峡を、すぐ眼の前に押さえる誠に都合の良い場所にちょうどあるため、我々は山口-アテナイ市民が黒海方面へ商い船を出入りさせる最大限の便宜を図ってきたし、逆に黒海方面の安値の穀物が山口-アテナイ市へ安定的に供給される事などにも、大いに貢献してきた。

 速くてやっかいな海流が渦巻く、あの気難しい海峡を無事に行き来するには、津軽半島-ケルソネソスに並ぶ港や入り江は、潮待ち、風待ちの避難地としてまことに都合がよろしく、ここに出席されている市民の中にも、それに助けられた事がある人が大勢居るはずだ。もしもかの地が、帝国軍によって占領されるということは、それらの便宜を一切失うという事を意味するのであり、それを一市民の単なる私有財産などと軽く扱うのは、全く以て、妥当な見解であるとは言えない。

 また、経済的な事だけでなく、軍事的な観点からも申し述べておかねばなるまい。どうやら、あなた方は、津軽半島-ケルソネソスなどは遠く離れた海外の飛び地であるから、そこを失っても、すぐにここ、長州-アッティカ本国がどうこうなるとは考えていないようだ。だとするなら、それは楽観的に過ぎる。確かに津軽半島-ケルソネソスから長州-アッティカ地方までの間には、陸路を使うなら、陸奥-トラキア地方、吾妻-マケドニア地方、加賀-テッサリア地方、近江-ロクリス地方、山陽道-ボイオティア地方などが立ちはだかっているから、帝国軍はそれらの間で足止めを食らって、ここまで辿り着くことはなかろう、と感じてしまうのも無理はない。しかし、これらの地方は全て陸続きであることを忘れてはならない。ペルシャ民族は、あの広大無辺なアジア大陸の、ほとんど全土を、現実に、確かに、しっかりと、攻め従えているのである。あのメソポタミアも、あのエジプトも、インドも、紫-フェニキアも、そして浦上-イオニアもだ。

 そもそも彼らの都から北海道-ヘレスポントスの海峡までは、歩いて三ヵ月以上かかるほど遠く離れているが、彼らはその間にある無数の地方を全て攻め従えているのである。今述べた事は、まるで冗談のようだが、なんら嘘偽りなき、現実の話しである。ましてや、津軽半島-ケルソネソスからこの長州-アッティカまでは、ゆっくり歩いてもひと月かからない程の距離なのであるから、ペルシャ民族にとってならば、もっと簡単に支配し、通り抜けてくることが可能だろう、と考えるべきなのだ。

 そして、ヒッポクラテスよ、君はこのペルシャ人と対等な和睦を結べる可能性があると述べたが、このようなペルシャ人が、我々と、すなわち倭-ギリシャ本土の一小国家と対等な和睦を結ぶ訳がない。そのような事をして、一体彼らになんの得があるというのか? 君は毛利アルクメオン家の者らしく色々な事を知っているようだが、肝心のペルシャ人のことはよく知らないようだ。」

    市民たち

「「「ザワザワ、ザワザワ」」」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「しかし、脅してばかりではよくないな。ここで朗報も一つ伝えておこう。そんなペルシャ民族にも弱点があって、それは彼らが泳ぐのが大の苦手であって、海のことを恐れてとても嫌っている者が少なくない、ということなのだ。アジアの大地の広大な草原に生まれ育った彼らにとって、大海原に浮かぶ船はまことに心もとなく、いつ沈むとも知れぬような木の葉ごときに自分の大切な生命を預けるなど、ずいぶん分が悪い賭けに自ら乗るようなものだ、と感じるらしいのだ。

 であるからこそ、津軽半島-ケルソネソスで我々が食い止める事は、非常に意味ある戦術なのである。かの地の前には流れの激しい北海道-ヘレスポントスの海峡があるため、そこに橋を架ける事はもちろん、船橋を繋げる事すら出来ない。つまりあそこは船に乗って渡るしかないため、大軍の速やかな行き来は制限されるし、上陸地点も限られてくるから、その行き来を脅かしやすい。これは、船を嫌うペルシャ人にとってこの上なく不快な話しに違いなく、もしもこのような場所で手強い抵抗を食らったなら、それ以上先へ進む事を躊躇い、北海道-ヘレスポントスの海峡を、彼我の国境ということにして諦める、そして落ち着く、という可能性が大いに期待出来るだろう。つまり対等な和睦という形ではないが、実質的にはそれと同じ状態を勝ち取れるという訳だ。

 以上の事をまとめると、津軽半島-ケルソネソスを山口-アテナイ市が確保し続ける限り、帝国軍は、そこから先へ進む事が阻まれ、その結果として、ここ長州-アッティカの安全も大いに担保出来るという訳である。ゆえに、山口-アテナイ市は、全力をあげて出陣し、津軽半島-ケルソネソスで、帝国軍と戦うべきである、と提案させていただきたいのである!」

    有力市民-ヒッポクラテス(毛利隆元)

「総理大臣よ! ならば私にも、意見を付け加える時間をくれたまえ!

 ミルティアデスよ、私は、今から六年前、浦上-イオニアの反乱を応援するため、自ら援軍に赴いた経験がある。ゆえに私も経済的な事だけでなく、軍事的な観点からも申し述べたい。

 あれは今から六年前の事だ。山口-アテナイ市の民会は、アジア大陸の同胞たる浦上-イオニア人の反乱に手を貸す事を賛成多数で可決し、二十隻の軍船に兵士を満載してかの地へ送り出した。そして、倭-ギリシャ本土の他の国々にも、この援軍への協力を呼びかけたが、これに応じたのは出雲の松江-エレトリア市だけであり、援軍に加わったのはその軍船七隻のみであった。

 さて、我々二十七隻の援軍は、柔④-エペソス市の港で上陸すると、現地の浦上-イオニア軍と合流し、ペルシャ人の総督が本拠を構えるサルディス城にまで攻め込んだ。我々はその城下の町を焼き払って、彼らを本丸にまで追いつめたが、この町の近くに駐屯していた他のペルシャ軍が素早く集結してきたため、我々は再び柔④-エペソス市まで戻って戦列を整えると、そこまで追って来たペルシャ軍と対峙し、決戦を行うこととなった。結果はご存知の通り、我々の惨敗となり、生き残った者は這々の体で軍船に乗り込むと、なんとか長州-アッティカにまで逃げ延びた。その後の山口-アテナイ市は、浦上-イオニア人の反乱に加担することを中止し、これ以降、浦上-イオニア人が幾度も援軍の派遣を求めて来たにも関わらず、それに応じる事は二度と無かった。

 おかげで我々は、同胞を見捨てたとか、臆病者であるとか、散々陰口を叩かれることとなったが、それでも我々は動かなかった。何故か? 力不足だと痛感したからだ。山口-アテナイ市は、倭-ギリシャ本土においては、鹿児島-スパルタ市と並ぶ大国であると誇っているが、しかしあのペルシャ帝国のような桁違いの世界帝国と比べると、やはりちっぽけな国であると自己認識せざるを得ないのだ。特に我が山口-アテナイ市単独で、あのペルシャ帝国に喧嘩を売るなんぞ、自殺行為でしかない、と。

 もしも本気で戦うのなら、どうしても他の倭-ギリシャ民族の国々に同盟を呼びかけ、一致団結して立ち向かわねばならない。しかし、それがまた難関だ。それはある意味、ペルシャ帝国に勝つより難しいと言って良いだろう。何しろ、倭-ギリシャ本土の国々は、各々が独立していて争いが絶えず、先祖代々因縁浅からぬ間柄の国同士が少なくないからだ。そんな仇敵と同盟を結ぶくらいなら、異民族の帝国にでも味方したほうがまだマシだと考える国も少なくないだろう。かくいう我が山口-アテナイ市とて、あの壱岐-アイギナ島なんぞと仲良くするなんて、考えも及ばぬ事だろう。君は先ほど、『英雄たちが大同団結してトロイアを攻め落とした偉業を我々も見習おうではないか』などという大口を叩いたが、それはあくまで神話でのお話しであり、我ら小さき人間にそのまま当てはまる事例ではないのである。」

    市民たち

「「「まったくだ!」」」

    有力市民-ヒッポクラテス(毛利隆元)

「そう、まったくだ。おかげで、同胞たる浦上-イオニア人の反乱にも、倭-ギリシャ本土の諸国が一致団結して援軍を出そうという話しは全くまとまらず、ついに、彼らの反乱は全く鎮圧されて終わってしまった。我らが一致団結するなどという奇跡的な事態は、例えば倭-ギリシャ本土が直接、帝国軍の攻撃にさらされるという逃れようの無い困窮状態にでも陥らないかぎり、生まれることはないだろう。いや、たとえそのような緊急事態に陥っても、相変わらず仲違いが続いて、各個撃破されそうではあるが。

 さて、津軽半島-ケルソネソスの事に話しを戻すが、倭-ギリシャ本土が危険になってさえ一致団結できない可能性が高いのであるから、ましてや山口-アテナイ市の一植民地である津軽半島-ケルソネソスを守るのに、他の倭-ギリシャ諸国が援軍を送ってくれる事態などありえるはずもなく、つまりは山口-アテナイ市が単独で帝国軍と戦う羽目になる。しかし、それはここまで述べた通り、我々の自殺行為である。軍船の数も、せいぜい七十隻ぐらいしか揃えられない我々が、遠く離れた津軽半島-ケルソネソスで、厳しい戦争を続ける力なんぞ、そもそも無いのが現実である。

 ゆえに、残念ながら、現状では、かの地を放棄せざるを得ない、というのが私の意見である。そして、帝国軍と戦うなら、なるべく我が本拠に近い場所で、万全の態勢で迎え撃つしか、勝つ望みが無いと認識すべきであると。」

   市民たち

「「「まったくだ! さすがはヒッポクラテス! 妥当な意見を述べるもんだ! さっさと議決を採って良いのではないか?」」」



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