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『O-286. 萩-マラトンの戦い劇(主役は小早川ミルティ)』  作者: 誘凪追々(いざなぎおいおい)
幕の二:O-284. 二年目の停滞
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2-④ ペルシャ軍の進退:その3

<O-284年><晩秋><山口-アテナイ市の二の丸のアレオパゴスにて>


    総理大臣(筆頭アルコン)

「二の丸のアレオパゴスに集いし元老院議員の諸君! 季節は既に秋、そして冬が近づく中、ようやく朗報が届けられた! 陸奥-トラキア地方を進撃していたペルシャ帝国軍が、吾妻-マケドニア地方のすぐ手前を縄張りにするという磐城郡-ブリュゴイ族の抵抗にあって、数ヶ月もの足止めを食らっていたが、ついにそれ以上の進撃を諦めて、大陸アジアへ向けて引き返して行ったとの事である。まだ予断は許さないが、当面の脅威は消え去った。ゆえに、市民の諸君は、緊張を解いて、各々の日常生活に戻っていただく事としようではないか!」

    元老院議員a

「やはり、我々は神々に愛されているぞ! なにしろ、強大であるはずのペルシャ帝国軍は、たかが陸奥-トラキア人の一部族ごときに足止めを食らって引き返したし、総大将のマルドニオスとやらは、情けなくも怪我を負い、泣いて悔しがったというからな!」

    元老院議員b

「うむ、同じく連中の海軍は、能登半島-カルキディケの先端に当たる珠洲郡-アトス岬の沖を回り込もうとして激しい大嵐に遭い、数百隻が海の藻くずになり、それに乗っていた大勢のペルシャ人も溺れ死んだそうだ! あの連中は泳ぎ方を知らぬらしいからな! これを神風と呼ばずしてなんと呼ぶ?」

    元老院議員たち

「「「おお、海原の神-ポセイドンよ! ヤンヤ、ヤンヤ! ヤンヤ、ヤンヤ!」」」


    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「おそれながらっ! 緊張を解くのは、まだ適当でないと我が輩は考えるっ!」

    元老院議員たち

「「「ザワザワ、ザワザワ・・・」」」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「それというのも、ペルシャ帝国の途方も無い国力を考えれば、たとえ今回の遠征軍が撤退していったとしても、次の春になれば、また同じ規模の遠征軍をいくらでも送ってこられるし、もしかするとそれは今回よりももっと大きな規模のものかもしれない! 先ほど、磐城郡-ブリュゴイ族がまるでペルシャ人に勝ったかのように述べておられたが、我が輩の情報ではその逆、すなわち、帝国軍の総大将マルドニオスのほうが粘り勝ちをし、ついに音を上げた磐城郡-ブリュゴイ族はペルシャ帝国に謝罪して完全降伏を申し出たという。しかもそれだけではなく、その次にある吾妻-マケドニア王国もマルドニオスに使節を送り、『次の倭-ギリシャ遠征の機会には、我々もペルシャ帝国軍に協力をする』、と明言したとか。

 つまり、もしも次回の遠征軍が来たなら、今回の遠征より先まで、すなわち陸奥-トラキア地方と吾妻-マケドニア地方は楽々と通り過ぎ、我々の住む倭-ギリシャ本土にまで進撃可能な状態になってしまっているのだ! 山口-アテナイ人よ、その攻撃目標になっている我らがこれに備えずしてなんとするのだ!」

    元老院議員たち

「「「ザワザワ、ザワザワ・・・」」」


    有力市民-ヒッポクラテス(毛利隆元)

「総理大臣よ! ミルティアデスの今の発言に反論したい、私にも発言させてくれたまえ!」

    総理大臣(筆頭アルコン)

「ええ、是非ともそうしてくれたまえ、毛利アルクメオン家の頭領、ヒッポクラテスよ。」

    有力市民-ヒッポクラテス(毛利隆元)

「さて、我々のまっとうなる喜びに水を差し、神々への感謝の言葉を遮ったミルティアデスよ、その前に何か述べる事があるのではないか? というのも、君は今年の春先から夏にかけてずっと、ペルシャ人への恐怖を煽って、我々市民を脅かし続けた。やれ、遠征軍がやって来たら、倭-ギリシャ民族は敗れて、長州-アッティカ地方も蹂躙され、この山口-アテナイ市も滅びてしまうだろう、と!

 しかし、結果はどうだ。ペルシャ帝国軍は、長州-アッティカはおろか、はるか手前の陸奥-トラキア地方で足止めを食らって、そのまま尻尾を巻いて大陸アジアへと帰って行ったではないか。つまり、君の予言はことごとく外れたのだ。当たらない予言者など、腐った果物と同じで、道端に捨てても、誰も拾わない。いったいどう落とし前をつけるつもりなのだ?」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「ちょっと待ってくれ! 発言の途中で申し訳ないが、今回の、ペルシャ帝国軍を撤退させるにあたっては、我が輩の尽力が少なく無かった旨を言っておかねばならない。なぜなら、我が輩は、陸奥-トラキアの諸部族にそれなりの友人が居るため、彼らの間で、反帝国の感情が芽生えるように煽ったし、その中で唯一抵抗することになる磐城郡-ブリュゴイ族が、帝国軍の進路を阻むようにうまく誘導もした。また吾妻-マケドニアの王・アレクサンドロス(源頼朝)とも知遇があるため、彼に帝国軍に協力しないように働きかける事もした。手前味噌ではあるが、これらの我が輩の働きがなければ、ペルシャ人はもっと先へと楽々進撃していた可能性が非常に高い。つまり、この我が輩が何もしなければ、我が輩の予言は当たっていたのだ。ただそれだけの事だ。

 しかし、次回にやって来る遠征軍は、これだけの努力をしてももっと先へ先へと進んでくるだろう! だから我が輩だけでなく、山口-アテナイ市が全力を挙げて、準備を整え、また倭-ギリシャ本土の他の国々にも呼びかけて、我々に味方して、共にペルシャ人に立ち向かうよう協力してもらわねばならない! それには諸君ら皆なの力が必要なのだ! そうであろう?」

    有力市民-ヒッポクラテス(毛利隆元)

「ほら、彼の本音がついに露となった。そうだ、彼は自分が、とりわけ優秀で、とりわけ物が見えて、とりわけ正しい判断が出来る、とそう考えている。自分以外の市民は皆な愚かで盲目だから、全ての判断を自分に委ねて、ただ従えと。

 いや、君が平均よりは優秀かもしれない、ということは認めよう。しかし、この世に完璧な優秀など存在しない。優秀な者にも苦手なものはあるし、たとえ得意なものでも失敗することもある。だからこそ我々はお互いに補い合って、失敗を少なくし、苦手を減らし、そして皆なでなるべく上手くやろうとしているのだ。ソロン(吉田松陰)やクレイステネス(毛利元就)による民主制改革も、市民の皆なを信じた制度であった筈だ。それを、独裁者気取りの誰かが、偉そうに指図するのは、許されて良い事ではない!

 我々はこれまで、彼の言う事を尊重して、彼の意見にも耳を傾けてきたし、また彼の経験や才能を評価して、元老院や民会で優先的に意見を述べる機会を与える事までした。しかし、我々の好意は、全て裏切られた! 我々は一人の者が勝手に決める独裁制には、断固として反対を唱える!

 ここに、私はミルティアデスを、専制の疑いで訴えることを宣言する! 弾劾裁判を開く事に賛成の者はいないか!?」

    元老院議員たち

「「「ザワザワ、ザワザワ・・・」」」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「言いがかりもはなはだしい! この国家の一大事に、愚にもつかないことを政争の具にするなど、責任ある立場の上流市民がやっていい事ではないぞ!」

    元老院議員たち

「「「ザワザワ、ザワザワ・・・」」」

    有力市民-ヒッポクラテス(毛利隆元)

「ほら、そういうところが、君が独裁好きだと疑われる由縁なのだ。優秀で力のある者にとっては、独裁制ほどやりやすいものはなかろう。そしてそれは、短い間なら、非常に優れた効果を発揮するかもしれない。しかし、独裁制で最もやっかいなのは、ひとたび独裁制になってしまうと、それに味を占めた独裁者は、自らを止めようとは思わなくなるし、実際、力を持っているため、無理矢理それを続けられてしまうのだ。しかし、流れない水は腐るように、独裁制が続けば、政治もどんどん腐敗して、やがて悪い効果しか発揮しないようになるのは、水が上から下へ必ず流れるが如く世の定理なのだ。しかし、その腐った体制を打倒するには、大量の血を流さねばならなくなるし、それでもなお倒せない場合も多い。独裁制というのは、これほどやっかいなものなのだ。

 元老院の諸君も思い出して欲しい! 我が山口-アテナイ市も、つい二十年ほど前、それを嫌というほど味わったではないか! そう、ヒッピアス(大内義隆)による暴政だ。そんな我々にとっては、帝国軍も確かに怖いが、それと同じぐらい独裁者気取りも怖いのだ。そう、君の事だよ、ミルティアデス!」

    元老院議員たち

「「「ザワザワ、ザワザワ・・・」」」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「だから、我が輩には身に覚えが、何一つ無いと言っておるだろうが!」

    有力市民-ヒッポクラテス(毛利隆元)

「ミルティアデスよ、君には、前にも警告したはずだ。自分の私有地に許可されていない輩や異民族を大勢抱えるのは違法行為であるから、改善が見られないのならば法的措置を執ると。しかし、君はその警告を無視して、今でも自分の土地にそれらの浪人を密かに飼っている。それを証拠に、君はそれらの連中を、陸奥-トラキアや吾妻-マケドニアに勝手に人を送って、あれこれ工作を仕掛けているという訳だ。君はそれらの事どもを、山口-アテナイ市の事を思っての好意ある自発的な行動だと言い張るだろうが、しかし我々は君にそんなことをしてくれなどとは一言も頼んでいない。もしも、そのような事をやりたいのなら、民会なり元老院なりで、君が提案して市民団からの許可を執るべきなのだ。しかし、君はそれらの手続きを一切とらず、自分だけの判断で事を進めた。仮に、それによって山口-アテナイ市に不利益となるような事が出来たなら、君はどう責任をとるのか? 陸奥-トラキアや吾妻-マケドニアに反ペルシャ帝国を煽るとして、それがペルシャ人の我々に対する悪感情をさらに高めて、例えばなんらかの和平交渉をしようと試みても、一切聞く耳を持たず、妨害されてしまう可能性だってあるのだ。そんな重要な事を、君は他の市民にいっさい相談しないし、報告すらしない訳だ。」

    元老院議員たち

「「「ザワザワ、ザワザワ・・・」」」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「しっしかし! 内政に関してはともかく、軍事に関しては、全てを開けっぴろげにしていては、強い敵には勝てないぞ! 戦争っていうものは、お互い相手を騙して、出し抜いてこそ、味方が有利となり、勝つ確率が上がる。大勢に相談すれば、それだけ秘密が相手にばれる可能性が高まる。つまり負ける確率が上がるのだ。博打や賭け事を一度でもした事があるのなら、お解りの話しだろう? 勝負事における『秘策』というものの有効性を考えれば、我が輩の意見にこそ無理なく同意してもらえる筈だ!

 それにそもそも、我々の宿敵たるあのペルシャ人なんぞと和平交渉などする訳がないのであるから、彼らの敵愾心を煽るとかどうとかいう話は、意味の無い想定だろう。」

    有力市民-ヒッポクラテス(毛利隆元)

「ちょっと待ちたまえっ! なにゆえ、『する訳ない』などと、君が勝手に決めつけるのかね? 我々の議論の結果、そのような事を可決する事だってあり得るのだよ! そもそも、我々はそういう枝葉の話しをしているのではないのだよ。君の『秘策』とやらを、少なくとも同僚の元老院議員や他の重立った市民たちに、どれだけ相談したのかという話しだ。考えてもみたまえ、三万人からなる山口-アテナイ市民が、てんでばらばらに、各々自分が正しいと思う作戦を、勝手に黙って進めたなら、全体としての行動はぶれまくって、かえって戦争に負ける確率を高めるだろう。

 繰り返すが、我々は君に独裁権を委ねては居ない。与えられた職の権限を逸脱した行為は、たとえそれが優れた行為だったとしても、法律違反の犯罪行為である、ということはよくよく認識しておかねばならない。考えてもみたまえ、たとえば君の部下が、よかれとおもって、君に相談もせずに勝手に敵と約束したり、あるいは勝手に自分の部隊を離れて戦闘を始めたりしたら、それが結果的に成功したとしても、君だって許せないだろう? その時はたまたま勝てたとしても、冷静に考えれば弱くて負ける部隊にありがちな、極めて愚かな状態であると言わざるを得ない。そうだろう?」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「そっそれは、そうだが、・・・。」

    有力市民-ヒッポクラテス(毛利隆元)

「繰り返すが、我々は君に独裁権を委ねては居ない。なのに君は自分の家来たちと共に、好き勝手な事をした。これはミルティアデスとその一味が、独裁者の地位を狙っていると警戒せねばならぬ重要な案件だ! ゆえにここに、彼を独裁の疑いで弾劾裁判にかけることを提案する!」

    元老院議員たち

「「「ザワザワ、ザワザワ・・・」」」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「・・・弾劾、裁判、・・・負け、戦、・・・、<ここで、一年前の事を思い出してしまう。>

 ハッ! 我が輩は、やはり、・・・能無し、なのか? ・・・、<頭を抱え込んで、> ウ、ウウウワアアアアアアア!!!」


<一年前の回想><津軽半島-ケルソネソスの鯵ヶ沢-カルディア城近くの平野にて>


    伝令

「三代目! 全軍の布陣が完了しました!」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「解った、それではそろそろ最期の戦いに臨もうか。全軍に前進の合図だ!<自信満々に>」



    伝令

「三代目、一列目が、敵軍と交戦状態に入りました!」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「そうか、よしではこれから総退却に移る。『全力で城へ戻れ』の合図を出せ!<自信満々に>」



    伝令

「三代目! 背後に敵方と思われる部隊が立ちはだかっております!」

    ミルティ

「は? 何かの間違いであろう? そんな訳が無い。避けて通れ! <慌てて>」



    伝令

「三代目! あの部隊が我が軍の側面を強か攻撃中とのこと!」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「あ、相手をするな! 騎兵長に敵軍の邪魔をするように命じ、他の部隊は走って城内に逃れよ! <かなり慌てて>」



    伝令

「三代目! 城門の前に、敵方の新手部隊が出現! 行く手を塞いでおります!」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「くっ、歩兵長に陣列を再び整えるよう命じ、重装歩兵の堅陣で突破させよ! <ひどく慌てて>」



    伝令

「三代目! 背後からも敵軍が追いついて来ております!」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「くぅ! 城内の弓兵長に、城門を出て加勢せよとの合図を送れ! <極度に慌てて>」



    伝令

「三代目! 城門前の敵軍が、ついに崩れました!」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「よし! もはや形振り構うな! 城門へ突っ込め! <叫ぶように>」



    監視官b-カリマコス(福原貞俊)

「ハアハア、ゼエゼエ・・・、フウー、間一髪であったな、ミルティアデスよ? これも計算の内であったか?」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「ハアハア、ゼエゼエ・・・、(危なかった。まさか、本気で敵方に寝返った連中も居たとは。しかし、それはそうだ。これを機会に我が輩の頸を取れば、ペルシャ人への良い手柄になって、戦後はここの支配者に任じられるかもしれんと考える奴だって居てもおかしくないのだからな。他の連中を出し抜いて、自分だけは本気でミルティアデスに反攻したと主張できるのだし、・・・)」

    伝令

「三代目! 岬からの報せです! 帝国海軍が、並沖-テネドス島に姿を見せたとの由!」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「ハアハア、ゼエゼエ・・・、(しまった、帝国海軍に予め連絡が渡っていて、我が輩を挟み撃ちにする謀略だったか? 不味いぞ、早く脱出しなければ・・・)」

    監視官b-カリマコス(福原貞俊)

「おい、ミルティアデスよ、大丈夫か? 早くなんらかの指示を出したほうが良いのではないか?」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「あ、ああ、済まない。おい! 兵士は全員、港へ急げ! 軍船に飛び乗って、ここを脱出するぞ!」

    歩兵長

「三代目、城門の守りはどうします? 反乱軍の連中が押し寄せておりますぜ?」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「くっ、すまんが騎兵長よ。お前の騎兵部隊でギリギリまで城門を守ってくれ。こっちが全員乗り終えたら合図を送るんで、そうしたら門を捨てて全速力で馬を港まで走らせるんだ。」

    騎兵長

「了解! どうせ、馬は捨てねばならんのです。可哀想だが、最期まで、こき使ってやりますよ!」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「よし、それ以外の者は全員、港へ急げ!」

    兵士たち

「「「はっ!」」」

    弓兵長

「三代目、重傷のけが人はどうしやす? 歩けない奴も居るんですが。」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「くっ、置いてく訳にはいかんだろ。元気な奴が背負ってやってくれ!」

    弓兵長

「了解! うちら弓兵部隊の連中はまだまだ元気なんで、けが人の運搬は請負やす。」

    主役-ミルティアデス(小早川隆景)

「すまん、頼む! では行くぞ!」


<かくして、ミルティアデス軍は、命からがら五隻の軍船に飛び乗り、港を脱出したのだが、そのすぐ沖には帝国海軍が接近中であったため、しばらく命がけの鬼ごっことなり、長男メティオコスが指揮していた船だけは、追いつかれて捕まってしまったのであった。残る四隻は、集合場所の久六-インブロス島まで逃げ延びたが、もはや味方を取り戻す気力なぞすっかり失っており、いや気力があってもどうにも出来なかったであろうが、そのまま長州-アッティカへ向けて船出したのであった。長州-アッティカに無事上陸した時、皆は無事を喜んだが、ミルティアデスにとっては屈辱きわまりない帰国なのであった。>



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