ママ「あんた勇者なんだしそろそろ旅立ちなさいよ」
続編・「雨も止まないし」シリーズがございます。
ママ「なぁんて、冗談でも言えないわよね」
ママ「うちの娘が勇者だなんて・・・」
ママ「あんなにおっとりした子なのに、戦いなんて・・・」
女勇者「・・・ママ」
女勇者「ママ、あたし旅に出るよ」
女勇者「この街だって、魔物に支配されてるんだよ? あたしが勇者に選ばれたこともすぐにバレちゃうよ」
女勇者「だったら、思い切って旅立った方がいいと思うの」
ママ「女勇者ちゃん・・・」
数ヶ月前
<ゴケシム山の麓 小さな村にて>
戦士「ヌホォォォwww 勇者殿、登頂は成功したでござるか?wwwww」
勇者「なんとかなぁ・・・ それに、親父が何を知って欲しかったのかがわかったし」
老人「ほほぉ・・・ 一人でこの山を登りきるとは お父上も誇りに思うことじゃろう」
勇者「今日も、戦士は稽古つけてもらってたのか?」
大剣を背負った老人と大きな斧を持った屈強な戦士が汗だくになっている
戦士「その通りでござるwww ヌホホwww」
勇者「その体でその口調・・・似合わないなw」
老人「戦士くんはこの数ヶ月で随分と腕をあげたのう 体つきも逞しくなってきた」
勇者「頑張ったんだなぁ そういえば、魔法使いはどうした?」
戦士「コポォwww あそこでござるwwwあそこで子供たちとwwww」
魔法使い「みんなぁ、明日も一緒に遊びましょうねぇ」ブリブリ
子供たち「はぁーい、魔法使い先生!」
魔法使い「気をつけてかえりましょぉねー♪」
勇者「懐かれてるなぁ」
魔法使い「あぁ、勇者様ぁ♪ おひさしぶりです☆」ブリブリ
戦士「では、その女性の末裔を探すのですなwww ヌホホwww」
勇者「ああ、戦士、お前もついてきてくれないか?」
戦士「ドゥフwww 拙者では足でまといにならないかwww」
勇者「いや、今のお前なら十分だよ」
魔法使い「いってらっしゃませぇ♪ あ・な・た☆」
勇者「・・・あなた?」
勇者「まさかとは思うがお前たち結婚したのか?」
魔法使い「はぃ♪ 勇者様が山に登られているあいだに☆」
戦士「ヌホホホホホホォォォwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
勇者「まじか・・・でも・・・案外お似合いのような」
魔法使い「勇者さまぁ 夫をよろしくお願いしますね♪」ブリブリ
勇者「さてと そうだ、この剣は置いていく ボロボロになっちまったしな」
戦士「なんとwww それでは新しい武器を揃えなければなりませんなwww」
戦士「最近発売された新型の剣はどうでしょうかwww マグノヒス製の切れ味抜群で・・・ドゥヒヒwww」
勇者「いや、俺は素手で行くよ」
戦士「!?」
勇者「いや・・・魔王を倒せるのがその女性の末裔だけなら、俺がいくら強い武器持ってても関係ないのかなって」
勇者「親父たちもそのことはわかってたんだろうな・・・ なのに俺たちのために・・・」
戦士「でも、末裔を探す間は武器を持たれた方が・・・ヌホ」
勇者「お前がいるから大丈夫だろw」
勇者「それに、大抵の敵なら素手でいけるはずだよ この数ヶ月、白龍とみっちり稽古してたんだからな、素手で」
戦士「!? なんとwwwwwwwww」
<フィールドにて>
戦士「しかし・・・先ほどからモンスターに出会いませぬなぁwww 勇者殿の気が張り詰めておられるからですなぁwww」
勇者「バレたwwww」
戦士「この調子で行きますと、まったく戦闘をせずに次の街に行ってしまうでござるwww ヌホォwww」
勇者「いいじゃないか、無駄な戦いはしなくても 俺たちは強くなったんだから」
数ヵ月後
<第1の街にて>
女勇者「じゃあ、ママ 行ってきます」
ママ「女勇者、気をつけてね 危なくなったらすぐに帰っておいで」
女勇者「危ないのはこの街にいても同じだよw じゃあ、ね」
パタン
女勇者「魔物に見つからないように、そおっとそおっと」
目立つ赤髪をフードで隠し、こそこそと歩く女勇者
魔物「おい! 今月の上納金はどうした!」
道具屋「申し訳ございません、今月は売上が悪くて・・・」
魔物「うるせえ!」 ドゴッ
道具屋「きゃぁ」
魔物「この街で生きていたかったらなぁ」
魔物「俺たちに上納金を収めること、勇者に選ばれたものを密告すること 覚えておけ」
?「待て」
魔物「ん? なんだぁ小娘」
女戦士「お前が蹴り上げた台を直していけ」
魔物「あぁ? 生意気なぁ」
女戦士 バシュッ
魔物「ぐわぁぁぁぁ」
女勇者「わぁぁ・・・あの子強いなぁ」
女勇者「あ、あたしも勇者らしく・・・」
魔物「おい、小娘! この女がどうなってもいいのか?」
女勇者「!? いつのまに!!」
女戦士「おい、その子を話せ!」
魔物「いいや、まずはお前が剣を下ろせ そして魔物に怪我をさせたことを土下座して謝るんだ」
女戦士「くっ・・・」
女勇者「あ、あたしのことはいいから・・・」
魔物「ほぉら、俺たちの仲間も集まってきた」
街の中に蔓延っていた魔物たちがわらわらと寄ってくる
魔物「女が二人か・・・楽しませてもらうぞwww」
ドゴォォォォォォォォオオオオ
魔物「!! なに!?」
男「ヌホォォォォオwwwwww コポォォォォオオオwwwww」
男は巨大な斧を振り回した!
魔物「うわぁぁぁ」 「ぐわぁぁぁぁ」
魔物「なんだこいつ! 強い!」
?「二人共、こっちへ!」
女勇者「はぁ・・はぁ・・ありがとうございます、助かりました」
女戦士「はぁ・・はぁ・・」
勇者「間に合ってよかった・・・ そして」
戦士「ヌフフフゥwww この可愛らしい娘殿はwwww」
勇者「ああ、この髪の色・・・ほとんど間違いないだろう」
女勇者「あ、あの・・・わたし、実は勇者に選ばれたものなんですけど・・・」
女勇者「もしよろしければ、一緒に旅をしていただけませんか?」
女勇者「昔は酒場で仲間を募っていたそうですが、今はこうして魔物に支配され」
女勇者「勇者に選ばれても旅に出ることが難しくなっているのです」
女戦士「それくらい、この街で暮らしていれば知っている」
女戦士「それに、わたしの道場も潰された・・・仇を打ちたい」
女戦士「是非同行させてくれ!」
勇者(しっかりした子だなぁ)
戦士「もちろん、拙者たちもついて行くでござるよwwwwwwwウヒョッwww」
女戦士「この街は魔物に支配されてから武器屋と防具屋は潰されてしまった」
女勇者「装備はこの街では整えられませんよね・・・」
女戦士「いや、特殊なルートがある」
女戦士「こっちだ みんなついてきてくれ」
<酒場にて>
女戦士「4人だ」
マスター「かしこまりました おやおや、懐かしいお顔ですな ご立派になられて・・・」
女戦士「?」
女勇者「あれ? お知り合いですか?」
勇者「ああ、俺もこの街出身の勇者だよ」
戦士「ヌホッ 拙者もでござるwwwww」
マスター「こちらのお席にどうぞ」
女戦士「さあ、この机の下に潜って 床に仕掛け扉がある」
女勇者「わぁほんと! すごいですね!」
勇者「隠し扉の下は階段になってるわけか」
戦士「ヌホォwww 隠し階段ktkrwwww」
武器屋「おお、女戦士ちゃん 何を買っていくかね」
女戦士「この子が使えそうな武器を」
武器屋「ふむ・・・ 重いものは難しそうだね これなんかどうだろうか」
女勇者「えっと・・・これですか?」
女勇者は鞭を装備した!
戦士「ウヒョウヒョォwwww これはwwww」
<街の通りにて>
勇者「あれから、復興したんだな 」
戦士「ヌホw 皆さん頑張られたのでござるなぁwww」
勇者「魔物も全滅させたし、しばらくは安泰だろう」
勇者「お! あのラーメン屋復活してる! あの子たちが防具選んでるあいだ寄って行かないか?」
戦士「いいでござるなぁwwww ジュルカポォwww」
街外れの丘
勇者「母さん、ただいま」
勇者「今は父さんと一緒かな? 仲良くやってるかな?」
勇者「父さん、嫌な性格になってるだろ?w ほんとにムカつくよなw」
勇者「でも、最後に俺を助けてくれたんだ、父さん」
勇者「じゃあ、そろそろ行くよ またな、母さん」
戦士「もういいでござるか? ヌホゥ」
勇者「ああ、大丈夫だ」
<フィールドにて>
勇者「女戦士ちゃんは戦いには慣れてると思うけど、女勇者ちゃんは初めてかな?」
女勇者「はい、そうなんです」
勇者「じゃあ、まずは女戦士ちゃんと戦士にフォローしてもらいながら戦ってみよう」
女勇者「はい!」
モンスターが現れた!
女勇者の攻撃! ぺしっ モンスターに1のダメージ!
モンスターの攻撃! 戦士は女勇者をかばった! ダメージを受けない!
女戦士の攻撃! モンスターに10のダメージ!
モンスターは倒れた!
勇者「うん、いい感じだな」
女勇者「ありがとうございます!」
女戦士「勇者殿は戦わないのか?」
勇者「んー、ちょっと調子がワルイノデ・・・」
戦士「ドュフwwwww」
女勇者「あたしも早く強くなって、魔王を倒さなきゃ」
<第2の街>
女戦士「着いたな」
戦士「フノォォwww ここはかつては美食の街として栄えていたのだが・・・ヌフゥ」
勇者「今では魔物たちの腹を満たすためだけに料亭は扱われているそうだ」
女勇者「そんな・・・」
魔物「おらぁ、早く飯もってこい!」
魔物A「おいおい店長さんよぉ、飯が来るのが遅くねぇか?」
魔物B「誰のおかげでこの街が残ってると思ってるんだ、あ?」
店長「も、申し訳ございません!」
女戦士「あの者共!!」
戦士「ヌホォォwwww 叩き潰してしまおうかwww」
勇者「まぁまぁ、落ち着きなって 飯は落ち着いて食おうぜ」
魔物A「なんだこらぁ」
魔物B「引っ込んでろ!!」 ヒュッ
魔物Bの攻撃! 勇者は魔物Bの目を見つめた!
魔物B「ひっ!!」
魔物A「くっ・・・こいつらをやっちまえ!」
魔物Aの攻撃! 戦士は女勇者と女戦士をかばった!
戦士「ヌホォォォwwwwww 痛いでござるなぁwww」
勇者「あんまり騒がないでくれよ」ボコッ
勇者は魔物Bを殴り飛ばした! 魔物Bは倒れた!
魔物A「素手で!! 化物だ・・・」
戦士「よそ見はダメでござるなぁwww」
戦士は斧を振り下ろした! 魔物Aは倒れた!
女戦士「強い!!」
女勇者「わぁ・・・」
勇者「さて、この街の魔物も全滅させようか」
戦士「フヌゥゥゥゥwwww コポォォォォォwwwww」
<フィールドにて>
戦士「しかし、どこの街も魔物が牛耳っているのでござるなぁ・・・ヌフゥ」
勇者「各街から選ばれる勇者を魔物たちが未然に始末しているとなると、退治できるものがいなくなるのだろう」
女戦士「・・・卑怯な」
女勇者「ほんとですよね・・・」
勇者「少し、あの木のしたで休憩しよう」
小高い丘の上に生えた一本の木下で
勇者「女戦士ちゃんはタフだなぁ」
女戦士「当たり前だ、幼少から鍛えているからな」
女勇者「はぁ・・・それに比べてあたしは・・・」
戦士「大丈夫でござるよ、拙者たちのgdgdっぷりに比べたらwwww」
女勇者「はぁ・・・あたしのような頼りない勇者でよいのでしょうか」
勇者「そんなこと言ったら、俺は旅立つまで引きこもりだったんだぜw」
戦士「拙者もひ弱なヲタであったしな、女戦士タソはその点立派でござるwwwwwコポォwww」
女戦士「わたしは、実家が道場で父上が師範であったからな、環境が整っていたのだ」
女戦士「しかし、父も勇者の一行に選ばれ旅立ち・・・それから帰ってこない」
女勇者「あたしは、小さい頃からママと小さな集落にいたんです」
女勇者「その前はどこか遠い所にいたんですけど、この髪のせいであたしがいじめられちゃって・・・」
女勇者「この髪、ひいおばあちゃんからの遺伝みたいなんですけど、こんな色の髪、珍しいですよね」
女勇者「でも、その集落に移ってからはいじめられることもなくて平和にくらしてたんですよ」
女勇者「でも、その集落も魔物に襲われて・・・」
女勇者「逃げに逃げて、たどり着いたのが第1の街だったんです」
女勇者「でもママとあたしが引っ越してきてすぐ、あたしが勇者に選ばれて・・・」
女戦士「魔物にバレたら必ず殺される その時に、よそ者だったのだからと気を紛らわすために違いない・・・」
女戦士「街の偉い人間も、魔物に媚を売っていたからな とことん卑劣なやつらだ」
女勇者「それにしても、勇者さんはなぜ引きこもってらしたんですか?」
勇者「ははは・・・ ストレートに聞いてくるなぁw」
勇者「いろいろだよ 親父も帰ってこないし、勉強もうまくいかないし、そんな時にいきなり勇者に任命されるし」
勇者「今思うと、本当に甘えた人間だったよ でもその当時の俺は、世界で一番運のないやつだと思ってた」
勇者「心配してくれる母親にも当たってなぁ 最低だったんだ」
勇者「あ、ごめん、暗くしちゃったなw さて、次の街はファッションの街だ 魔物を倒したら、可愛い洋服でも買うといい」
女勇者「わぁお洋服ですか」
女戦士「服など・・・興味はない」
戦士「女戦士タソ、意外とスカートなどお似合いかと思うでござるwww ニュホwwww」
女戦士「そ、そんなこと・・・///」
<第3の街にて>
勇者「・・・なんじゃこりゃ」
戦士「住民は皆同じ服を着てるでござるなぁ・・・ヒョホ」
女勇者「えぇっと、魔王様万歳! って書いてありますね」
女戦士「これが・・・かつてはファッションで名の知れた街だというのか・・・」
魔物「ぐひひ、魔王様への忠誠の印に作られたTシャツ、しっかりと着ておるなwww」
魔物「ん? あいつら、着ていない!」
魔物「お前たち、ちょっと待て 魔王様Tシャツを着ていないものを見つけたら街を破壊すると教えておいたはずだが」
魔物「こいつらを取り囲め!!」
戦士「ウヒョッwwwwwwwwww」
戦士は斧を振り回した!
魔物「うわぁぁぁぁあぁぁ」 「ぎゃぁぁああああ」
勇者は大きく息を吸い込み、吐くと同時に正拳突きを放った!
ドゴォォォォッォォォッォォオオオ
魔物「ぐはぁぁぁぁあああ」「ぎょえぇぇええええ」
女勇者「街の皆さん! こちらへ避難してください!」
女戦士「魔物ども、どけどけぇ」 ザシュッ バシュッ
勇者「街の人々は解放された これからはまた流行の最先端を行くファッションの街になるだろう」
戦士「お二人は残念でござったなぁwww お二人の可愛い格好を見たかったのでござるがヌホホwwwww」
女勇者「また次の機会・・・世界が平和になったら、女戦士さん、一緒に来ませんか?」
女戦士「!! ま、まぁ・・・女勇者殿がそう言うのなら・・・」
<フィールドにて>
女勇者「あ! あそこはお花畑なんですねぇ」
女戦士「花が咲いたら、綺麗なのだろうな」
勇者「そうか、二人共もう魔王と花の関係は知っているのか」
女勇者「はい、学校で習いました!」
戦士「勇者殿、実はうちの魔法使いタソが広めたのですよヌホォwwww」
<第4の街にて>
勇者「ものすごいバリケードだな」
戦士「セキュリティーがしっかりしてござるなぁwwww この街はまだ魔物たちに抵抗しているようでござるフモゥ」
女戦士「門の上に見張りがいるな」
女勇者「わたしたち、入れてもらえるでしょうか」
門番「何者だ! 用件を聞こう!」
女勇者「あのぉ勇者の一行なんですけど・・・」
門番「!! そこの二人はもしかして・・・」
勇者「お久しぶりです」
戦士「ヌホホォwww」
女戦士「流石に一度旅をした勇者殿や戦士殿は顔が広いな」
勇者「まあねw」
戦士「この街は以前から騎士団も配備されていたので魔物に抵抗できたのでござるなwwww」
女勇者「わあ、騎士団の方々が稽古をされてる!」
騎士団「やぁぁぁっ!!」 「とりゃぁぁぁ!!」
女戦士「!! これはうちの道場の型ではないか!」
騎士団A「勇者殿、戦士殿、ご無沙汰しておるな」
女戦士「失礼ですが、この型はだれが指導されているのでしょうか」
騎士団「ああ、これはここの騎士団をお作りになった、バトルマスター殿が・・・
女戦士「ち、父上が・・・!?」
騎士団「なんと!? バトルマスター殿のお嬢様がおいでになった!!」
騎士団「なんだと!!」 騎士団「それは本当か!!」
年配の騎士団がわらわらと集まってくる
騎士団「本当だ、お父上の名残がある!」
女戦士「父上・・・」
<宿屋にて>
女勇者「女戦士さんのお父さん、やっぱり凄い方だったんですね」
女戦士「父上がここにいた証・・・是非これからも残って欲しいものだ」
戦士「バトルマスターってもしかして・・・」ヒソヒソ
勇者「ああ・・・ これは言わないでおこう」ヒソヒソ
<フィールドにて>
女勇者「わたし、少しは強くなれたでしょうか・・・」
勇者「うん、旅を始めた頃とは見違えるようだよ」
戦士「女戦士殿も強さに磨きがかかり、拙者を追い抜きそうでござるwwwww」
女戦士「戦士殿に毎日稽古をつけて頂いているからです」
<第5の街>
勇者「おお、ひさしぶり!」
戦士「そ、僧侶さん!! おひさしぶりでござるwwwwwwヌホォォォwww」
僧侶「戦士、まだその気持ち悪い喋り方してるのー?w せっかく強そうになったのにーw」
戦士「コポォwww 勇者殿は僧侶さんともう会っていたでござるか?www」
勇者「ああ、飛ばされてすぐにこの街に来たんだ そしたら僧侶がここにいた」
僧侶「ウチ、今ここの教会仕切ってるんだよーすげーべwww」
勇者「そういえば、あの男の人・・・魔王を倒したんだぁぁの人は?」
僧侶「んー先月亡くなったぁー 最後は静かだったよー」
勇者「・・・そうか・・・」
戦士「無念であったろうな・・・フヌォ・・・」
女勇者「な、なんだか凄い方ですね、僧侶さん」
女戦士「あ、ああ・・・」
僧侶「んー? きゃわたんな子二人も連れてwww 楽しそうな旅だなまったくwww」
勇者「きゃわたん・・・って」
戦士「フヌカポォwwwww」
<宿屋にて>
勇者「さて、ここで女勇者ちゃんに言っておかなきゃならないことがある」
勇者「率直に言うが、魔王を倒せるのは、おそらくこの世で女勇者ちゃんだけだ」
女勇者「!? えっ」
勇者「昔、二頭のドラゴンがいた 名前は白龍と黒龍 二頭は兄弟のように仲が良かったらしい」
勇者「そしてあるとき、二頭は人間の女性を助ける」
勇者「女性は、結婚を考えていた男性に裏切られたショックで彷徨っていたらしい」
勇者「二頭のドラゴンはそれを見かねて助け、そのお返しにと女性はドラゴンに言葉を教えた 幸せな一時だった」
勇者「しかし、その幸せは長く続かなかった 女性がドラゴンと仲良くしていると聞きつけた男は、女性をたきつけ、ドラゴンの血を奪おうとした」
勇者「男はドラゴンの血の効力、不死の力を手に入れたかったんだろう 当然、女性はそれを拒否した」
勇者「逆上した男は女性を殺した それに怒ったのは、女性に恋心を抱いていた黒龍・後の魔王だった」
勇者「黒龍の怒りは男を殺しても収まらず、全身から悪を生み出すようになった それが、モンスターや魔物の正体だ」
勇者「黒龍は何度も倒されたが霊体となって蘇った 黒龍を本当に倒せるのは女性の末裔だけらしい」
勇者「もうわかるかな その女性は君のひいおばあさんだ 君はその女性の末裔なんだよ」
女勇者「・・・・えっ えっ」
勇者「明日、魔王の城へ乗り込む 俺たちは全力で君を死守する 最期の止めを、女勇者ちゃんがさしてほしい」
女勇者「あ・・・あの・・・わかりました、やってみます!」
勇者「それから、みんなにこれを渡しておく」
勇者「白龍のウロコだ 血じゃないから不死身にはならないが、一度だけ死んでも蘇ることができる」
勇者「明日でこの時代を終わらせよう 新しい、平和な時代を作るんだ!」
戦士「コポコポォォォxwwww」
女戦士「・・・やってやる!」
翌日
僧侶「じゃーみんな気をつけてね 神様、この人たちしっかり見守っててねー」
勇者「相変わらず適当なお祈りだなw じゃ、行ってくる」
戦士「フヌフヌゥwwwwww 拙者が女勇者タソと女戦士タソをお守りいたすぅwwwwww」
女戦士「結構です 守られなくとも戦えます」
女勇者「き、緊張しますね・・・
<魔王の城門にて>
勇者「まず、俺と戦士で道を作る」
戦士「拙者のあとに続くでござるwwwwwwwwwwwwwwウヒョッwwww」
魔物「人間どもが、わざわざ死にに・・・・ぐほっ」
ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオン
勇者「走るぞ!」
女勇者「はい!」
女戦士「女勇者殿! こっちへ!!」
魔物リーダー「ふふふ、またお会いしましたね」
魔物リーダー「しかし・・・どうです? 宣言通り魔物の数も増え、人間世界を支配し始めたでしょう」
魔物リーダー「もうまもなく、世界は我々のものとなるのです」
魔物リーダー「ふふ、戦いではもうあなたがたに敵うことはないでしょう」
魔物リーダー「しかし、魔王様がおられる限り我々は・・・・ぐふっ」
勇者は魔物リーダーの腹に正拳を叩き込んだ!
勇者「先に進もう」
<魔王の部屋>
女勇者「!!!!! おっきい・・・」
女戦士「そして禍々しい殺気・・・」
勇者「魔王・・黒龍 楽にしてやるからな」
戦士「行きましょうwwwwww ヌホォオオオオオオオオオwwwwwwwwww」
勇者は飛び上がり、魔王の額に拳を叩きつけた!
魔王「ギャァァァッァァァアアア」
戦士「ふんぬぅwwwwwwwwwwwwwwwコポォwwww」
戦士は斧を振り回し攻撃!
女戦士「後ろがお留守だぞ!」
女戦士は尻尾に斬りつけた!
魔王「グギャァァァァァ」
勇者「攻撃を一度でもくらうと大ダメージだ、気をつけるんだぞ!」
戦士「さぁて、拙者の奥義を見せる時がきたようだ・・・ヌホォォwwwww」
戦士は斧を地面に叩きつけた!
魔王の足元が大爆発した!
勇者「女勇者ちゃん、もうすぐだ、最期の一撃を頼む!」
女勇者「はい!」
勇者「うりゃぁぁぁぁ」グオォオッォォオオオ
勇者は思い切り息を吸い込み、吐くと同時に正拳突きを放った!
魔王「ギョェェエエエエエエエエエエエ」
戦士「いまでござる!!!!!! フヌカポォ!!」
女勇者「はいっ えーーーーいっ」 パシーーーン
勇者「はぁ、はぁ、やった・・のか?」
戦士「確かに最期の一撃は女勇者タソがしたでござる・・・ヌゥゥ」
女戦士「・・・・!? 女勇者殿!」
女勇者「!!!」
魔王が起き上がり、女勇者に腕を振り下ろした!
白い・・・真っ白な世界・・・
女勇者「うぅ・・・ここは?」
そばに勇者が倒れている
女勇者「勇者さん!」
勇者「あ・・・ ここは・・・女勇者ちゃんをかばったつもりだったんだが、二人共押しつぶされてしまったかな」
女勇者「でも、白龍さんのウロコで」
勇者「甦れるはずだ」
?「勇者・・・」
勇者「お、親父! それに・・・」
勇者母「勇者くん」
勇者「母さん・・・」
勇者父「お前たち、蘇る前に見ておかなければならないものがある」
勇者父「特に、そこのお嬢さんにはね」
勇者父「このまま真っ直ぐ進むがいい 健闘を祈る」
勇者「・・・と、父さん ありがとう」
勇者「それと母さん・・・弁当、ごめんなさい」
ゆっくりと姿が薄れていく両親に、勇者は頭を下げた
女勇者「まっすぐ、ですよね」
勇者「ああ」ゴシゴシ
女勇者「あ、あそこに人が・・・」
勇者「・・・あの人は」
赤髪の女性が微笑みながら二人を待っていた
女性は光となり、二人を包み込んだ
女勇者「これは・・・」
花が一面に咲き乱れる大草原だった
赤髪の女性が、二頭のドラゴンと戯れている
「あなたは白龍、あなたは黒龍」
白龍「ハク・・・リュウ?」
黒龍「コク・・・リュウ?」
不意に場面が切り替わる
女性と黒龍が、小高い丘の一本の木のしたで寄り添っている
「これはね、花っていうの 綺麗でしょ?」
黒龍「ハナ・・・はオマエ・・・」
「そう、わたしの名前もハナ これも花 ここから見える、美しいものみんな花」
黒龍「ハナ・・・キレイ・・オレ、ハナ・・スキ」
黒龍「オマエのハナもスキ・・オレ、オマエ・・スキ」
「えへへ・・・ありがとう」
再び場面が切り替わる
暗闇の中で突如火柱が上がる
黒龍「オォオオオオオオオ!!! ニンゲン・・・ユルサナイ・・・ニンゲン・・コロス!!!」
白龍「ニンゲン・・ワルイモノダケデナイ・・ハナも・・ニンゲン」
黒龍「コロス・・・コロス・・コロス」
黒龍の体から邪悪な物が吹き出している
あたりの花は一瞬にして萎れていった
白龍はそれを見つめ、悲しそうに天へと帰っていった
女性「あなたがたにお願いがあります」
女性「わたしはここにいると、黒龍にお伝えください」
女性「あなたはわたしとよく似ている」
女性「黒龍もあなたの言葉に耳を傾けるかもしれない」
女勇者「ひいおばあちゃん・・・」
ぐいっと体全体を引かれるような感覚が二人を襲った
戦士「勇者殿!! 女勇者タソ!! 気がつかれたでござるか・・・・・・ヒョホォ!!」
女戦士「はぁ・・・はぁ・・・わたしたちだけではもう・・抑えられません・・」
魔王は狂ったように暴れている
勇者「女勇者ちゃん・・・」
女勇者 ふらっ ふらっ
女勇者は魔王の足に抱きついた
女勇者「黒龍・・さん ハナさんはあなたを待っていますよ」
女勇者「もうハナさんのそばに、行ってあげてください・・・
魔王は女勇者を引き剥がした
女勇者「あうっっっ・・・」 バタッ
女勇者の赤髪が揺れる
魔王「ギャァァァァアァァア」
魔王は腕を振り上げた!
女戦士「女勇者殿!!!!!!!!!」
魔王「・・・・・・ハナ・・キレイ」
女勇者「・・えっ」
魔王「オレ・・ハナ・・スキ・・」
魔王の目から涙が溢れる
魔王「ハナのトコロ・・イク」
流れた涙は金色に光り、魔王の体を包んでいく
魔物リーダー「それは・・断じてならぬのですよ・・はぁはぁ・・・」
魔物リーダー「まだ間に合う・・お前たちをここで葬れば、まだ魔王様をお引き止めすることができる」
魔物リーダーは両手を掲げた!
邪悪な波動が勇者たちに襲いかかる!
戦士「フヌカポォォォォ!!!! 女勇者タソと女戦士タソは拙者がお守りいたすぅ!!!! あ、勇者殿も!!!!!!」
勇者「!! 戦士!!!!」
戦士は3人をかばった!
戦士は一言も発せずバタリと倒れ込んだ
勇者「戦士!!!!!!!!!!!」
女戦士「外道な!!」 バシュッザシュッガシュッ
魔物リーダー「くそぅ・・・我らの支配が・・我らの時代が・・・ぐふっ」
魔王は静かに翼をたたみ、天を見つめた
「ハクリュウ・・スマナイ・・サキにハナのトコロ・・イク・・」
金色の光りが魔王の全身を満たし、魔王の体は薄れていった
光りは上へ上へと、遥か天上へ昇っていった
勇者「外に・・・出よう」
女勇者「あっ 花が!!」
城門の下に一輪の花が咲いていた
女戦士「綺麗・・・だな」
勇者「こっちはもっと綺麗だぞ」
女勇者「!!! すごい・・・」
一面の花畑であった 色とりどりの花が咲き乱れていた
勇者「おい、そろそろ起きろ!」バシッ
戦士「コポォォォwwww 綺麗でござるなぁwwwwwwwww」
花は一心に咲き誇った
永遠に咲き続けることができる喜びを噛み締めて
暖かな日差しもそれを歓迎し
そよ風が優しく花を揺らした
この冒険の勇者一行
・おっとり女勇者
・しっかり女戦士
・元引きこもり勇者
・ヲタク戦士
第三章 <完>
三部作 <完結>




