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作者: HORA

「ほら!ここにあるでしょ?水中に洞穴(ほらあな)。これ小学校にあがる前からずっと気になってたんだよ。」


自宅から2km程。川沿いの道を山の方へ上がっていくと川幅が比較的広くなっている地点がある。毎年のように家族や友人達と夏の暑い日には川のソコに泳ぎに来ていた。水深も平均して1m程と浅すぎず深すぎず。海と比べて距離が圧倒的に近く、自転車で行くことができ、水温も低く猛暑日においては天然のクーラー。当然ではあるが無料(タダ)である事も魅力であった。小・中・高のクラス替えや、部活で新たな知り合い・知人ができる(たび)に観光大使のごとく「良い穴場スポットでしょ?」とプロモーションをし続けていたのだ。


時は流れて高校3年の夏。運動部の最後の夏の大会。かなり勝ち抜くことができていたが、全国大会出場まであと少しのところで負けて引退、今後の進路について考え始める。


部活では健闘できていたが、大学から推薦が来るほどではない。現在の僕の学力も平凡。通っている高校は進学実績や推薦実績も平凡、就職にだけは強い…なんてことも無い。漠然と今後の進路に大学進学を考えていた僕はこの夏から本格的に勉強に取り組まないといけない、ということに気持ちが沈んでいた。部活で忙しい…という手札カードが切れなくなったからだ。


ひとまずの心の区切りをつけるために、そしてこれからの受験の燃料としての思い出を作るために部活のメンバーと一緒に僕が立案してお疲れさん会と称して、全員で川に遊びに来ることにした。大半の友人とはすでに一緒に来たことがあったが、女子マネージャーや、一部の後輩は連れてきたことが無かったのでこの(もよお)しにテンションがぶち上がっていた。部活の県大会決勝よりわくわくするってどうなんだ?


そしてその当日。日本は今日も例外なく暑い。しかし今日程それがありがたい事は無い。学校に皆が集合したところで部活のキャプテンがいつもの通る声で言う。

「みんな、お疲れ様!先の大会で負けて俺ら3年は引退することになった。俺も含めて引退する3年生はこれから受験勉強やら公務員試験、就活で忙しくはなるけどたまには部活に顔を出して1,2年のサポートをしてやって欲しい。そして1,2年は新体制のチームになる。2年が1年を引っ張っていって秋の新人戦勝利を目標にして結果を出して欲しい!

うん。さて、今日は、、えっと。そうそう、打ち上げみたいなもので、皆で遊んで思い出を作ろうみたいなやつだ。詳しくは、、うーん、任せていい?」

と、親友でもあるキャプテンが僕に説明をパスしてきたので、僕が引き継ぐ。学校からは3km程はあるが、全員が自転車なので特に問題無いであろう。川の場所やその良さを説明してから、さっそく移動を開始。僕が自転車で先導して川まで向かう。


道中でコンビニに寄ったり、ホームセンターに寄って浮き輪やビーチボールを買ったりとゆるい会だ。何せ午前中に集合して、全員が弁当持ち。解散こそ自由に各人が行えば良いが、丸一日遊ぶことができる。

「ほら。あそこの青い壁の家が俺ん家」「え?マジ?」

「小学校の横を通るの久しぶり~」「うん、卒業以来かな」

「にしてもあっついな~!」「1,2年、部活頑張って。俺らはこの夏エアコンの部屋にいるし」「先輩ずるっ!」

部活のメンバーは学年関係なく、全員の仲が良い。部活の顧問は悪い人では無いのだが、若干嫌なやつ。テストの再テストが放課後にあって部活に参加できない部員がいた時に顧問が言ったこと

「こんな大会が近い時に再テストを喰らって練習に参加できないなんてレギュラーとして自覚がなさすぎる」

みたいなことを、テストに合格して練習に来てる僕たちに30分も説教するような先公だ。それは本人に言えよ。大会近いんだから練習させろよ。ってね。だからこのお疲れさん会には招待していない。部員たちも統率力のあるキャプテンの指示にしか本当の意味では従っていない。


目的地の川に到着。幸い他に先客は無く、貸し切り状態。購入した飲み物はネットに入れて川に沈める。直射日光は痛いのだが、川辺にいるだけでも相当に涼しく、水温が低いことが分かる。川に入る前に部活前にしていた恒例の準備体操を全員で行ない、その後に皆が「せーの」で川に入る。水温は非常に心地よく自転車や体操で上がっていた体温や汗の不快感を全て洗い流してくれる。


そこからは各自で自由行動。上流から下流にかけて浮き輪で下ったり、道路から川に2mちょっとの高さを飛び込んだり、平らな石を探して水切りを競ったり、ビーチバレー大会のようなことをやったり、と皆が思い思いに楽しんだ。昼食の後も帰る部員は現れないことに心の中でガッツポーズをかます。


プールや海と違って川はより危ない。水温が低いことそのものも、川辺の岩や石は尖っているものも多くコケると怪我をするリスクも高い。蜂や(あぶ)といった刺してくる虫も見かける。そういった事も裏を返せば他にない魅力であり、川や周辺の環境はいくらでも時間を忘れて遊ぶことが出来て飽きないのだ。


「ほら!ここにあるでしょ?水中に洞穴(ほらあな)。これ小学校にあがる前からずっと気になってたんだよ。」


3年の特に仲の良いグループ4人と一緒に行動している時。僕はずっと気になっているスポットに来ていた。水深は1m20cm程の地点。ただ水中眼鏡を付けて潜ってみると足元に直径が60cm程の横穴がぽっかり空いて奥へ続いている。明らかに人工物でありコンクリっぽい質感。土管が埋まっている感じ。なぜこんな山に流れる川の水を横に引っ張っているのかは分からない。川から上がりその管の上であろう陸上を調べ歩いてみたものの、ただただ山を上らされているだけで何も分からなかった。途中で管が曲がっているのか?それともすぐに管は途切れているのか、何にせよその穴の存在の意味はずっと疑問に思っていたのだ。友人達も

「うん。意味分からん!」

「ちょっ!変なの教えんといてよ!死ぬ前に思い出して後悔するかもしれんやん!」

「確かに。こんなん考えてたら夜しか眠れん。」

「お、俺は昼に眠れんくなる!」

「「「ははは!」」」

部活中に流行(はや)ったノリも今日で最後である。皆が笑いながら少し寂しそうにしていたことを感じた。




「今日は楽しかった!もうこのメンバーで集まる事は無いだろうけど、、この部活に入ってみんなと仲良く出来て良かった!みんなで味わった苦労や最後の大会、今日の事は一生忘れないと思う!」


夕方まで川遊びを満喫したあとキャプテンが(しめ)て解散となった。僕も含めて皆が泣き、良い区切りとなったと思う。夕日が照らす中。部活動よりも時間としては早い帰り。部活以上にふらふらになりながら帰途についた。



僕の心境にまさか!!!!ということが起きた。




今日の川の洞穴(ほらあな)を解明するまでは次の事、つまり受験勉強に着手しないと決めた。

思えば幼少から僕は同時進行という作業が好きでは無かった。マルチタスクというのだろうか。苦手とする内に、嫌いにもなった。1つ1つ順々に物事を片付ける性質(たち)なのである。テスト対策も一夜漬け、夏休み課題も前日から取り掛かる。ご飯も三角食べができない。これまではそれで何とかなっては来たが、今回の決断に関しては相当にリスクを伴う事が予見できた。しかしその逆張りとも言える行動が受験への爆発的なエネルギーとなる確信もあった。今日、友人達も気になっているというあの洞穴(ほらあな)の謎を解消できるのだ。そんな事を夜2時過ぎまで考えながらいつの間にか眠っていた。


翌朝。改めて考えてみるに

『何だよそれミステリアス(番組名)』でも横穴がすぐ途切れてるとかばっかだしな。上手く行ったら今日解決できるかな。


そう。今日も川に向かい横穴の地点に来ている。

部活も無い夏休み。

暇なのである。(勉強しろよ)


昨日は遊びに来ていたのでほぼ手ぶらであったが、横穴を調べるためとなると準備や道具が必要となる。水中でも使えるライトや戻るためのロープなどを握りしめている。4,5m程の奥行きであればすぐ到達できるだろう。

よし、ちゃっちゃと終わらせて皆に報告するぞ。



…30分程で諦め帰ることになった。


準備が足りない。


おそらく4,5m程は横穴を進むことはできたが奥を手持ちのライトで照らしても先がまだ全然見えない。水没した洞穴(ほらあな)はまだ真っすぐ続いている。

そこで翌日、一緒に川に行った部活の友人に協力を仰ぐ。


「はは!昨日も行ったんだって??まじウケる!…でも、、、確かに気になるよな~。」


呼吸の補助をするために10mのホースを用意して空気入れで送ってもらう。どこかの部族が海の中で漁を継続的に行うために呼吸用のホースを用いていた事を思い出した。あちらは電動ポンプだったが…

ホースは口にくわえているが戻ってくるためのロープも兼ねている。1分程したら友人に引っ張ってもらう。ライトもヘッドライトに変える。昨日の反省点だ。

川の浅いところで空気の供給がうまく行く事を確認して洞穴(ほらあな)チャレンジ!


…10分程で諦め帰る事になった。


まだまだ奥がある。水流もまだまだ奥に流れていく水を感じられる。相当深い。

「いつか事故りそうだしもう止めといた方がいいんじゃん?」

友人はそう言い、僕も肯定はしたものの僕は(あきら)めきれなかった。

夏の間中、あの手この手でその洞穴(ほらあな)に関して調査をした。実際に潜ってみて壁面の上下左右を写真で撮影して手がかりが無いか確認したり、ホームセンターで買える長い棒を奥まで突っ込んでみたり(親に受験生が何に使うの?って怒られた)、100m程の糸の先に防水のスマホを括り付けて録画のままその洞穴に流したり。

しかし満足の行く成果は得られず。壁面には全く手掛かりなし。スマホも奥にいけているんだかいけていないんだかはっきり分からないが30mより奥はまだまだ存在しているだろうという結論にしかならなかった。



2年と半年の月日が流れ…



成人式の日。部活のメンバーは大学生であったり、就職して働いている。そんな中僕はといえば、洞穴浪人である。まだ洞穴の謎を解明できていない。皆の反応は呆れているように見えたが

「ま、まぁいいんじゃね。ある意味一番問題解決能力が必要な事っていうの?」

「ウチの大学の教授も古代遺跡を探しててほぼ同じことやってるよ」

「でも仕事は何かやっておいた方がいいんじゃね?」

皆の発言には愛があり、僕を見下すようなニュアンスは無い。ただ僕はこうと決めたらやりきる。それだけだ。



2050年。


25年が過ぎ、僕は42歳となった。


洞穴に関しては漁船用に備え付けるソナーを改良し洞穴の奥行がどこまで続いているのかを調査した結果15km以上続いていることが分かった。…以上、、である。そこまでしか判明しなかった。


僕は近所では川の変態おじさんと呼ばれている。1年の大半を川にある洞穴の地点で過ごしているからだ。できる事がなくても、川辺から眺めているだけで色々なアイデアが浮かんでくる。なぜ水の星地球と呼ばれているこの星で、人間は水中で死んでしまうのか。先祖は水の中で生きていたはずなのに。人は普通に100年は生きられるのに水の中に5分いたら死ぬって何なんだ?



そこで、、じゃじゃーん。

エラ呼吸が可能になる道具を開発した。これで水中であっても体内に酸素を取り込むことができる。国に認可をしてもらったり、商売をする訳ではない。ただただ個人的に使用するためだ。というか、何となく法に触れる気がする。洞穴の調査がうまくいったら儲けることも考えても良いかもしれない。


そしてついに今日は待望の決着の日 (たぶん)。25年前の夏休み、友人がホースに手動ポンプで空気を送ってくれたことがつい最近のように感じる。その同じ川べりでエラ呼吸が可能かどうかの最終点検を行う。そして水中でも呼吸がスムーズに行くことを確認してから洞穴に対峙する。


漁業用の電動リールでロープを50kmは巻くことができる。ロープの中に導線を仕込んであるので手元スイッチでいつでも入り口に帰還する事が可能だ。装備品は体にぴっちり密着してそれでいて、体温が逃げないお高い全身タイツ型の水着。特注で用意した洞穴探索用の細長いリュック。食料・スマホ・GoPro・ヘッドライト用のバッテリーがわんさか詰まっているが比重の軽い物を中心に選別してあるので水中で重さは大して感じない。


いざ出発!


この入り口の周辺は何千回うろうろしたかは分からない。小・中学での思い出や、高校の部活のメンバーで来た事が思い出される。狭い穴に入っていくことには当初から一片の恐怖も感じていない。母親の産道を通るがごとく誰もが経験する通過儀礼であるとさえ感じられていた。


やはり呼吸が水中でできるアドバンテージは大きい。25年超える事ができなかった25mの壁を鼻歌混じりで楽々越えていけた。外界の明かりはすでに0だが、アドレナリン全開。

50m…、100m…、200m…

どんどん進んでいくが15km以上続いていることは確定しているのでまだまだ焦る段階ではない。水流も奥へ奥へと続いているし、休憩や食事も計画通り取っているので体力的には全然余裕だ。このために鍛えてもきたのだ。この川で。無料で。


GPSで言うとそろそろ15km。ここからソナーでどこまで奥があるのかを調べたい…ところではあったのだが、ソナーはそれなりの大きさであり、防水では無かったのでここに持ち込むことはできない。残念。だからこそ、ここからはGOALが突然現れる可能性が出てくる。わくわくが止まらない。


20km…、30km…、40km…


て、手ごわいぜ。高校の頃にはほんの数m先に行き止まりがあると思っていたのだが、とんでもなかった。むしろこのダンジョンは成長してるのか?養分は何だ?


俺かぁぁぁぁ!!???


など考えつつも40kmを越え随分が経つ。もう一つの決断。50kmの壁だ。

巻き取り機能を備えたロープは50kmまでだ。そこを越えて先に進んでしまうと引き返せなくなる可能性がある。前進はできるが後進は水に逆らって後ろ向きに進むことになるので難易度が高い。練習はしてきたのだがめっちゃ疲れる。ちなみに食料問題はまだ3倍程の期間が可能なので前へ進むだけであるならば200km程は進めるだろう。


決断ができないまま奥へ進み続け、、とうとう50km地点まで来てしまった。ロープがピンと張り、限界まで出し尽くしてしまった。その地点で休憩を取りつつ最悪の事態について考える。


当然、一度家に戻ってから50kmのロープをより長い物に変えて再挑戦…と行きたいところだけど、30km程を巻き上げたところで絡まるなりして、戻れなくなって死ぬ…なんて可能性はあるよな。たぶん30%ぐらいはありそうだ。そうすると戻るというリスクを減らすためには自力でここから2,3kmは先に行っておいた方が良いかもしれない。ここまで楽して水流に乗ってきているんだから多少は汗をかかないとな。


そう思いいたり、ロープの先に(おもり)として充電のなくなったモバイルバッテリーを括り付け、体ひとつで50km地点の奥へと進み出る。

あ、行き止まり…


決意を返せ。どこまでこの洞穴は僕をおちょくる気なんだ?

たっぷりの大休憩をし、悩みに悩んだそこから5m進んだところで行き止まりとなっていた。心の中では無生物に罵倒を浴びせていたが、僕の顔はこれでもかというほどニチャァァァとにやけていたのだと思う。


突き当りの地点を写真や動画に(おさ)める。憎らしい程つるっつる。何の痕跡も見当たらない。水流の謎も分からない。流れはあるので水はどこかから外に出ているのだろうが、確認できなかった。


5m程戻りついさっき結んだ(おもり)のモバイルバッテリーを突き当り到達記念として突き当りの方へ投げる。川を汚してすまん!25年の成果。何かしらの痕跡は残しておきたかった。ロープを体に括り付け、手元スイッチの電源を入れるとロープが曳かれ、後ろ向きに引っ張られる。突き当りが遠くなっていくことに若干の寂しさを覚えつつ、漁師に捕まった魚の気分を味わった。




命を落とすことなく余裕をもって馴染みの川辺に戻って来れた。ただ不測の事態が起きなかっただけで死んでいた可能性は決して低くなかったであろう。運が味方をしてくれたのか、川の神のような存在が味方をしてくれたのか、、、小さい頃から観光大使としてアピールしてきたことが運命を分けたのかもしれない。後半は川へのネガティブキャンペーンになっていた気がするが、そこは許して欲しい。


気が付いたことがある。


視界の色情報がおかしい。紫外線や赤外線が見えているような気がする。エラ呼吸の装置は外しているのだが、陸上でも水中でも呼吸ができる。身体が軽く少しジャンプをするだけで3m程は跳躍でき、着地の衝撃も全く問題がない。超人になっている。これは最深部に到達できたご褒美であるのだと感じた。


以降、私はその経歴や能力で日本中に、世界中に知られる人間となった。当初のTVでの取り上げられ方は酷かった。奇人・変人の類。近所では川の変態おじさんと呼ばれ、川辺でぼーっとしているニート。同級生からもずっと川にある洞穴(ほらあな)(はなし)してたという証言。しかし、エラ呼吸が可能な器具の発明、そして何よりその身体能力にTV・マスコミをはじめメディアや動画ネタを探している配信者からひっきりなしに連絡が来た。陸上競技の世界記録は圧倒的に僕。僕。僕。あ、ハードルやら、棒高跳び以外で。技術の必要な競技は無理。特に全種目WR(ワールドレコード)を狙うという興味はない。


そこで私は得意気に


「川の水中に洞穴(ほらあな)があって50km程進んだ先の突き当りに到達しました。それによって私は川の神から特殊な力を得ました。」

「へ…へぇ…」


どうも皆が信じてくれていないようだ。それもそのはず。TV局がその洞穴(ほらあな)を調査したところ、土管を発見。調査したところ入り口から僅か5m程の地点が突き当りであったらしい。僕はそんなはずが無いと久しぶりに川の洞穴(ほらあな)に行ってみると、まさかわずか入り口から5m先が突き当りになっており、そこにはあのモバイルバッテリーが置かれていた。


僕が世間でホラ吹きと呼ばれる中で友人達は僕が嘘を言っていないと弁護してくれている。まぁ僕の中では既に終わった事。次に控えている大学受験に興味は移っている。そもそもがそういう話であった。超人として大学から数多の推薦が来ているが、あくまで学力での突破を狙う。超人として身体能力は上がったが、脳 (の)力はどうも変わっていないらしい。記憶力も伸びていて欲しかった。


これが僕の25年で得られた功績。死ぬまでにまだ60年程あるではないか。これから受験勉強をして大学に入学。そして4年後に卒業してから、このような事を2回行えると思うと僕の人生には希望しか残されていないのだ!

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