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境界防衛  作者: 蓑火子
プロキシファイトにて
95/131

第95話 避難誘導の男/演説誘導の女

―庁舎前広場


 早朝から群衆が集まっている。夜の間にポスターを貼った効果てきめんだったな。


「ヘルツリヒ、準備は出来てるか?」

「はい……でも、ホントやるんです?」

「ああ。事の成否はお前にかかってる。副司令官殿」

「くあ……」【黄】

「じゃあ行くからな。一気呵成にゴー!」


 庁舎の門を走り出でて、群衆前の台の上に立つ。ああ、もう何回目の演説だろ。


「あー諸君、ポスターを見て来たな?あれはうちのメイド組が作ったもので、おれが作らせたものだ。そこに書いたことだが、ここで繰り返す。繰り返す。ここで繰り返す……というわけで、南からまだ見ぬ深蛮斧勢がこの都市目指して北上中だ。庁舎の塔の屋上から眺めたんだ。おれは見たね。野蛮オブ野蛮の青ざめた連中が間違いなくこっちに来ている!来ているんだ!今日の夕方には到達するかな。お祭り気分がぶっとんだろ。おっ、おっ、おっと、まあまあまあ、そう嘆くな。鎮まるんだ。鎮まれ。そうだ。忘れたか?この前線都市にはデバッゲンにすら勝った軍勢がある。それを不敗のこのタクロ様が指揮するんだ。確実に勝てるって!勝てる勝てる!うん!……まあポスターに書いた通り、南の多くの集落はすでに焼け出された。ウン、まる焼けらしいね。何人生きのこったか……だから避難民も、いまや蛮斧世界隋一の政権が残るこの前線都市に逃げてくる。そう、ココだ!コーコ!こういった連中について、戦えるヤツは斧をかついで戦線にたってもらうが、そうでない女子供他不適格者は東の森の方へ疎開してもらう。これは決定事項だ。戦闘の役に立たないヤツらは安全な場所にいた方がいいからなワワワワワ」


 おれのウォークライとともに、群衆の声が高まっていく……おれの期待とは反対の方へ。


「嗚呼、なんてこった!」【青】

「嗚呼、また敵が攻めて来る!」【青】

「嗚呼、もうおしまいだ!」【青】


 ううん、演説まずったかな?ま、女宰相殿の仕込みは万全だし、恐れるものは何もないのだが。


「せっかく戦いを回避できたと思ってたのに!」【青】

「都市を離れたくない!」【青】

「家や荷物はどうなる!」【青】


 仕込みは万全……あれ、まだか?


「東の森って、木以外何もない!」【青】

「水は?食料は?」【青】

「そこにだって敵はせめて来たら!」【青】


 群衆ボイスがどんどんヒートアップしていく。閣下、まだですかい?


「やっぱりこんな若造は信用できん!」【黒】

「何かアイデアがあるはずだ!」【黒】

「スタッドマウアーとも協議しろよ!したのか!?してねえんだろ!」【黒】


 か、閣下。うぐぐぐ、ストレスマックス……こいつら全員黙らせるか。


「ちょっと待った!」


 来た!待ちわびたぜ。




「ちょつとまつた!」

「ちょッとマった!」

「ちょっと待った!」


 以前にタクロ・インタビューを行わせた男が声を微調整しながら演台に近づいていく。思った以上の虚弱体質で、肉体強化にやや手間取ったが仕込みのスクリプターとしては良い具合だ。タクロも満足の出来となるよう、巧く操作して見せよう。


「疎開ってことは、あんたはここで籠城するのか!」


 独裁者タクロに粗雑に噛みつく血気盛んな若者仕草、といった風の演出だ。


「あー、ポスターにゃ書いてないが、もちろんその選択肢もある。なんせ相手はほら……大群!だからな」

「ちょ、ちょっと他にも質問があるよ」

「おう!なんでも、なんでも聞けよ」 

「疎開って、本当に安全なのか?この都市から離れるって、ヤバいんじゃないの?外はもっと危険で、俺たちのこと放り出した後、知らんぷりするのか?」


 騒然となる群衆。


「嗚呼!」【黒】

「嗚呼!」【黒】

「嗚呼!」【黒】


 群集の嘆きには波がある。そのタイミングの把握は才能だ。対峙するタクロは鋭く両手を掲げ、その注目を集める。絶妙のタイミングと言える。


「こいつは重要な質問だ。ぜひ皆の衆にも聞いてもらおう。おい坊や、名前は?」

「アーバイツロスマン、職業無職、趣味は飲酒」

「なんだ無職君か。まあいいや、この都市が戦場になることについてどう思う?」

「ヤ、ヤバいでしょ。俺たち死ぬかもだし」

「なら、この前線都市への残留と疎開、どっちがより安全だと思うね?」

「えっと、どうかな……まあそりゃ疎開する方が?……安全?かもしれないけど?」

「安全かも?じゃなくて安全なんだよ。深蛮斧の群れはカネよりも女と食料を目指して北上してるんだから。この二つともが集まる場所は都市だ。お前みたいな小汚い成人男は、捕まりゃ殺されるのがオチだぜ!」

「ででで、でも!疎開先だって危険でしょうが!」

「うん、まあ、その心配、理解できなくもない」

「ほら!」

「ほら!じゃないよ全く……それはお前が物を知らないからだ!説明してやる、いいか……疎開先は敵から離れてるんだ。鬱蒼とした森が身を隠してくれるメリットもある。ほぼ確実に戦場になるココよりも、疎開先の方が安全だろうが」

「まあ……そうかも?しれないけど……」

「それに軍の分隊の保護もつける」

「あ、そうなんだ……」

「そうだよ、そういう訳だ。無職君、戦えるか?」

「か、勘弁してください……」

「なら疎開しなきゃ結構な率で死ぬかもだぞ」

「あっ、まだあった!おれたちの私有財産とか家はどうなるんだ!」

「おい無職、お前に財産はあるのか?」

「日雇いで働くこともある!」

「へえ。まあおれなら命あっての私有財産や不動産だと思うがね。疎開して、戦乱が去ったあと帰って来れたら、また無職生活を再開できるんだぜ?」

「……」

「どうだ?」

「確かに……命が?その、一番大切……かも?」

「よーし、納得したな、そんなら疎開の話を……」

「ちょ、ちょっと待った」

「まだあるのか」

「疎開は疎開が疎開とするとして、どんな支援があるんです?雨風凌げる建物は?」

「んなもんあるか。欲しけりゃ自分達で木を伐りだして造ったらいい」

「そ、そんな!」

「お前、無職だから嫌なんだろ?いいか、よく聞け!疎開先は東の森の中!食料はたっぷり用意する!この度副司令官に就任したヘルツリヒ君が護衛分隊を率いて疎開先まで護衛するし、防衛もする!」

「そ、そうなの?」

「まだ文句あっか」

「それなら……仕方ないかな?」

「その通り。というわけで皆の衆。お前らは一時的にこの前線都市を離れるけど、なに、戦争に勝ったら戻してやる!安心しろ!」


 タクロが大きく拳を突き上げる。もうこの辺りで、という彼の合図はワカるが、もう一押し必要な気がする。


「でも……やっぱり、俺たち非戦闘民が邪魔だから疎開させるんだろ?」

「安全のためっつったろがい」

「でもでも本音は邪魔だから……?」


 刹那、タクロの顔が引きつったが、何とか踏ん張ったか。


「い、一部の職業の連中には残ってもらうぜ。パン焼き職人、医者、看護婦、鍛冶屋、あと娼婦だ」

「でも疎開って大変だよ。他にも理由があるんだろ?」


 タクロもピンと来たようだ。


「そりゃ、あるさ」

「それは?」

「スパイ活動をさせないためだ、傲嵐戦士のな!」


 そう、必須の話題はこれだ。無職男には大袈裟に驚かせる。


「ええっ!傲嵐戦士!のスパイだって!」

「ポスターにも書いた通り、今回深蛮斧勢を引き込んだのは、族長会議を追放された傲嵐戦士!今も、この瞬間も!深蛮斧と行動を共にしている!」

「な、なんだってェ……」

「族長会議の二大巨頭だからな!この都市にも関係者がいるだろう!そいつら全員を疑うことはしないが、余計な工作をされてはたまらんからな」


 その言葉と共に、タクロは手刀の形を作った右手を振り上げた。控えていたヘルツリヒ率いる蛮斧戦士が広場の左右から群衆を囲むと、騒々しさが消え去った。頃合いだろう。無職男を群衆の方を向かせ、大声を発させる。


「よ、よし!皆の衆、俺たちは疎開して安全を確保し、未来に備えるとしよう!軍司令官タクロ殿に、思う存分軍略を発揮してもらうために!」


 スクリプターの声と蛮斧戦士の圧力により、住民達は指示に従い始めた。都市内部の計略はこれで勝負ありだろう。と、住民の群れの中から見知った赤毛の女性が庁舎へ向かっていくのが見えた。




―庁舎


「閣下、私たちを通じて疎開差止の嘆願が入っています」

「返事は禁止。ぐずぐずしてるヤツは首に縄かけてヘルツリヒが曳いてくからな」

「あ、あの……」

「なんだ腹黒」

「……わ、私にも父の伝手で都市に留まりたいって人たちが」

「ふーん、それで?」

「えっと……」

「……」

「その……」

「ハッキリ言えハッキリ!」

「な、なんでもありません!」

「そうとも!」

「お邪魔しますタクロ様ぁ」

「うっ、不気味な声出すなよ」

「お客様ですぅ」

「住民どもならヘルツリヒのトコを案内しろ」

「いえ、食糧提供の申し出なんです」

「ほーん、気前いい協力者か。それなら無口君トコだ。いいか、アイツはもう都市長官様なんだからな」

「知ってますよ。知っててタクロ様にご案内なんです」

「?」

「まあ、もう隣の部屋にお通ししてるんで」



「あ」

「げっ」

「あ、あの、た、タクロ……様」

「う……なんか気持ち悪い。これまで通りがいい」

「そ、そうだよね。もうなんか、偉くなったり勝ったりで色々急だから」

「因縁女の野郎……それより聞いたよ。食糧を提供してくれるって?」

「疎開って聞いたから」

「お前、素直に聞くのか?」

「ヤバい敵が攻めてくるっていうのなら、仕方ないよ」

「結構だ。住民どもがみんなお前みたく素直ならなあ」

「だから私の店の食糧を提供するんだよ」

「いいのか?私有財産には極力手をつけないつもりなんだがな」

「この都市が戦場になればそんなこと言ってられないでしょ?腐って捨てるよりもあんたに委ねるよ。その代わり、勝ったら返してね」

「そんときゃ色付けて返してやるぜ。そうだ、証文にしよう。すぐに書くから待ってろ」


カキカキ


「軍司令官タクロ……と。ほいできた」

「あ、ありがと。なんだか悪いね」

「こっちのセリフよ!……ヘルツリヒはおれとお前が幼馴染だって知ってる。なんかあったらヤツを頼れ。おれの名前を最大限出していいから。元々甘いヤツだし」

「……やっぱ今回はそんなに厳しいんだ」

「この前の戦いも厳しいギャンブルだった、という点では同じだがな」

「でも今回は疎開ありだしね」

「話が通じる相手じゃなさそうだからなあ……お前、深蛮斧人、見たことある?」

「うん、一回だけ」

「えっ、マジ?」

「ていうかあんただって見てるはずだよ。ほら、昔叔父さんの授業で、罪人が曳かれてく列を見たじゃない。あの中に一人全身真っ青な入墨の人がいて、記憶に残ってる」

「うーむ、間違いなくおれは見てないな。多分サボって遊んでた」

「あーあ……サボってなければ何かの役に立ったのに」

「で、どんな感じだった?」

「うーんやっぱりアブナイ感じだったかなあ。言葉が通じなかったみたいだし」

「な、そういう相手だよなあ」


バン


「い、因縁女」

「因縁女?」

「閣下ったら私たちを妙なあだ名で呼ぶんです。ひどいですよねえ」

「な、なんだよ」

「閣下、少しはっきりさせて頂きたいのですが、この前線都市に残る場合と東の森に疎開する場合、どっちが安全でどっちが危険ですか?」

「な、ナヌ?」

「私もできる限り閣下に協力します。が、先が見えている勝負ならここで進路を決めたいんですよね」

「つ、つまり?」

「閣下は幼馴染のこの方に疎開を勧めている。つまり、つまりですよ。外の方が命が助かる見込みが高い?」

「ど、どっちもどっちだよ。どっちも死ぬ可能性あるし」

「なら、どうしてこちらの方を外に出そうと?」

「の、飲み屋の女将は残留組職業の対象外だろ」

「私こちらの方のお店でパンを食べたことあります」

「お、おれもある」

「パン焼き職人は残留組でしょうが」

「え、ええと、せ、専業?じゃないだろ」

「この都市に専業のパン焼き職人なんていましたっけ?」

「いや、そりゃ、まあ、なんだ、比重ってヤツだ」

「閣下。自分で決めたルールを破るのは良くないんじゃないですか?」

「そ、そうはならんだろ」

「答えてください。都市の方が死にやすいですか?」

「お、お前の占いは?お前占い師なら占ってみろよ!」

「自分自身の運命を占うと、結果に対する先入観が入るから当てにならないんですよね」

「そんならおれの運命を占ってみろ」

「すでに占いました。とりあえず閣下は命を落とす見込みあり、と出ました!」

「え……」

「コラ、そんなん占いか?誰だって言えるだろ」

「なら閣下はこの都市から出撃します?」

「そりゃ……時にはそんな必要もあるかもだろ」

「東の森で、疎開組と合流することは?」

「うーん、それは……どうかな」

「なるほど。では閣下、私は東の森に租界します」

「げっ、戦線離脱か!このアマ!」

「だって、相手が相手ですもん」

「ど、どうしても行くの?」

「はい」

「ついこの前、この都市にいる限りおれがこき使ってやるって言った時、『見事にこなしてみせますよ』なんて言ったくせに!」

「ポスター大量に書きましたし!この都市にいる限りって条件つきですし!深蛮斧なんて、おお怖い」

「あ、お前の実家が傲嵐戦士に加わってるとか?」

「その可能性はありますけど」

「じゃあ、お前のオヤジ見かけたら手加減してやっから」

「えっ、ホントですか?」

「お、おう」

「うーん、いや、別に結構です。戦場での生死はどうしようもないですから。恨みっこ無しってヤツです」

「ク、クレアと勇敢女を見捨てんのか?」

「前から思ってましたけど、隊長どうしてクレアだけちゃんと名前で呼ぶんですか?」

「さ、さあ。なんか覚えた」

「じゃあ私の名前は?」

「おいそんな、勘弁してくれよ」

「いいからほら、私の名前」

「レ、レル、レロ、レロレロ、レリ」

「もう一声!」

「レリ……」


ゴクリ……


「シア」

「ぶー。では失礼します」

「ちょっ、て、おい!」

「名前も覚えてくれない人の為には死ねません」

「ちょ、ちょっと待て!じゃあ疎開組に加わるのは良いが、ヘルツリヒの野郎についててくれ!」

「えー、今の彼、副司令官閣下でしょ。私ができることなんてないですよ」

「いざという時の情報連絡係として。そうすりゃメガネ女みたいにメイド組を休職する必要もない、給料も払ってやる」

「ふーん」

「どうだ?」

「ワカりました。それで手を打ちましょう」

「ちっ、これでクレアと勇敢女の賞与をもっとはずまにゃならんくなったぜ」

「お金があっても命がなけりゃね。ではタクロ様」

「閣下と言え閣下と」

「タクロ閣下。ご武運をお祈りしていますよ」

「……」

「……」

「彼女、アグレッシブだね」

「まあ、なんか妙な知恵は回るんだ」

「……」

「……」

「ねえタクロ」

「あん?」

「彼女の代わり、私が勤めようか?」

「メイド組として?」

「うん」

「……」

「困ってそうだし」

「もちろん困ってる。んで、この都市内部で戦場になる危険もある。市街戦になったらもうヤバい。ほぼ助からん。全員死ぬか奴隷になるだけ。だから疎開しろって言ってんだぜ」

「疎開先でだって、何があるかワカらないでしょ?」

「まあそりゃ」

「都市が破られたらそりゃおしまいだろうけど、あんたの指揮下にいる限りは、庁舎にいる方が安全じゃない?」

「うーん。因縁女とは反対の発想だな」

「ほら私、この前の採用試験で二番手だったんでしょ?有資格者じゃない?」

「それは確かに」

「それに、勝つ気があるなら幼馴染は手元に置いておいた方が良くない?」

「そいつは……まあなあ……いや、どうかな?」

「……」

「ワカった。おれも即断即決のタクロ様だ。お前を新規メイド組隊員として採用する」

「ホント!」

「ああ、ちゃんと給料も出す」

「当然ね」

「じゃあ早速、今から働いてくれ。今日中に契約書を渡すから。実務はメイド長のクレアを質問攻めにしてくれ」

「……うん」


ガチャ


「閣下!その、レリアが荷物をまとめて疎開集団に参加すると……」

「おうメイド長。そのレリアの代わりとなる新しい隊員を紹介する」

「あ、あの……その節は」

「あっ……」

「よ、よろしくお願いします」

「……」

「どうした」

「急展開、ですね。色々と」

「風雲急を告げるこの状態ならな。因縁女は死にたくないからどうしても疎開したくなったってさ」

「それは……さっきまで聞いてました」

「だから疎開は認めてヘルツリヒ付にした。勝てば元通りだ」

「勝てば、ですね」

「ここまで着いてきてくれた功績もある。色々あったが、これで非脱落組はお前と勇敢女だけになったな」

「エリシアも閣下のために頑張るつもりでいます。そんなことは言わないであげてください」

「おっ、そうだな」

「というわけでメイド長。新入りに色々教えてやってくれ。お前も頼んだぜ」

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