序章 第二話 外の世界へ
相変わらずガバガバですが読んでいただけると嬉しいです。
『アニマ、外の世界に行けば何か分かるんじゃないの?あなた外で生活してたのでしょう?』
レミリアが聞いてきた。確かにそうなのだが......
『特に何もないよ。普通の人間として生きたのだからね。レミィは外の世界に行ってみたいだけじゃないのかい?』聞いてみた。小さな羽がぴょこぴょこしている。興味津々なのだろうか。
『あらレミィだなんて。まぁ貴方なら別に良いわ』
..........『レミィ....外から無事に帰って来たら....』
『それ以上はダメよ。フラグが立つわ』
『大丈夫だ。俺は死ぬことがない。君達も守るさ』
『それもフラグにしか聞こえないわ.....』
俺たちは外の世界に行く事にした。必要あらば外で暮らす事になるだろう。
『とりあえず俺は霊夢のとこに行ってくるから、準備をしといてくれ』レミィにそう言って紅魔館を出た。『霊夢はいるかー?』
『あらアニマ。ちょうど良いところに来たわね。』
なんか、嫌な予感がする。『最近博麗大結界の調子が悪くてねぇ。色んな物がこちらに飛ばされてきたりするのよ。紫は冬眠中だから相談できなのよね....』目の前の少女は博麗霊夢。幻想郷の巫女であり、異変解決のプロだ。『少し結界をいじるわ。
飛ばされないようにね。』そう言って彼女は結果をいじり始めた。と、その時何かとてつもない大きな音がして、目の前が真っ白になった。
『アニマ!大丈夫?結界が大変な事に...ってここは一体どこなのかしら?』どうやら俺たちは学校のグラウンドにいるようだ。『ここは学校だな。まじで外に吹き飛ばされたのか』霊夢は落ち着いている。
『とりあえず、帰る方法を探しましょう。ここにいても意味ないと思うわ。』その通りだ。とりあえず帰る方法を探す事にするか。
『おっと、君達何年だ?年下だろうが先輩だろうが俺が可愛がってやるよオラ』なんかめんどくさいのが出た。こういう時、圧倒的な力を見せつけるのがよくあるパターンなのだが、絡まずに逃げるのもいいだろう。と考えていると霊夢が
『あんた達人間?なら私に敵うはずが無いわ。
立ち去りなさい。そんな事をしてもなんの意味もない』これはダメだな....少し脅すだけでいいか。
聖剣よ....我が声に応えて顕現せよ!
『これでも喧嘩を売る気かい?』
『あぁん?そんなオモチャでビビったりしねーよ』
はぁ....これでもダメか。ならば、威力を最小限に抑えて発動させてやろう。怪我をしない程度に最小限で....
『エクス....カリバーーーーッ』
と、同時に学校が半壊した。実際に破壊した訳ではなく、これは幻覚の魔法である。彼らにだけ、幻覚を見せている。霊夢はどうだろう.....
『な、なんだと.......そんな物で学校が...』
『ちょっとアニマ!何してんのよ!』そうか。
霊夢は人間だった。忘れていた.......
『霊夢、話は後だ。そこの不良ども。悪ふざけは程々にして、真面目に生きるんだな。』
俺達は転移した。
『安心しろ霊夢あれは幻覚の魔法だよ。実際には壊れていない。効果はもう切れたさ。』
『あなたは色んな事が出来るのね。』俺達は今、外の世界に、家を建てて暮らしている。
『次のニュースです。先日、何者かにより学校が半壊するという事件が発生しました。幸いにも校舎の中には誰もいなかったとの事ですが、警察はテロの可能性を調査しています。』
..........おい待て。なぜ効果が切れない........
『しまった。この幻覚は.....まぁ良いか。彼らが見ているのはあくまで幻覚であり実際に破壊された訳では無いからな。被害はそもそも生まれない』
『先程のニュースの続報です。破壊されたはずの校舎が急に元に戻ったようです。警察は混乱していますが、引き続き犯人の特定を急いでいます』
切れたか
『まったく何してんのよあんたは?』
『効果はほんの数分のはずなんだけど...』
一方その頃幻想郷では
『アニマ遅いわね....何かあったのかしら?』
レミリアは心配していた。
『レミリア!大変よ。アニマ達が外の世界に飛ばされたわ。』
『八雲紫?あなたはいつも突然現れるわね。それはそうと何があったのかしら?』
『博麗大結界が半壊したわ。このままだと幻想郷が消えてしまうかもしれない。博麗の巫女も居なくなってさらに不安定になっているわ。私は結界を直すから、あなたはフランと咲夜を連れて霊夢達を連れ戻してきなさい。もうあまり時間がない。頼んだわよ』そう言って八雲紫は私達を外の世界へと送り込んだ。