やりたかったこと
バカと話すのが苦手な俺が、
バカばかりの都会に来てしまったのは
何故だろう。
一緒に東京についてきてくれた
彼女とは別れた。
地元では仲がよかったのだが、
こちらでは、喧嘩しかしなかった。
常識の通用しない世界で、
彼女にまで気が回らなくなっていた。
こちらにきてから、
人の言うことに感心したことは無い。
根拠もなく相手と正反対のことを言って
話したフリをするヤツがほとんどだ。
それを会話と勘違いしているらしい。
自分でモノを考ようともせずに、
他人の言うことを批判している。
人と話した気になったいる奴らばかりだ。
家で何かしていても、常に外から
呻き声が聞こえる。
なんでもいいから思ったことを
とにかく喋り続けることを
推奨しているようである。
バカは近寄ってこないでもらえるのが
一番助かると言いたい。
とにかく何も考えないでいいときだけ、
わかったと大声で騒ぎたくなるらしい。
トンチンカンなことを言っては
人に同意を求めてくる。
奴らは基本的に自分に原因がある
思っておらず、何か指摘されると
ごく表面的に修正し、当然のように
振る舞っている。
自分の都合の悪いことがあると
本能的に近寄っててきて、適当にごまかそう
としかしない。
手前に原因があるくせに、いつも
上から目線で、かわいそうなどと言っている
人の努力に気づかない。
自分のように相手のことなど考えず、
努力しないでいられることが立派らしい。
かわいそうが口癖で、人に嫌がらせをして、
人に嫌な思いをさせることを手伝いと常に
勘違いしている。
他人のために、何かするという考えはない。
図書館では、
大声のババアがいつまでも喋っている。
当然モラルなどない。
電車では、
脈絡もなくカバンを踏まれる。
当然謝られることなどない。
奴らは上から目線で、俺のためにやって
あげていると言う感じをいつも出していて
こちらの意見など興味がないらしい。
かわいそうが口癖で、自分は努力しない。
努力する人間が敵らしく、わかったフリを
するのが当然らしい。
間違ったことをしていても、
平気で同意を求めくる。
人が嫌がっているのを
相手にしてもらえたと勘違いしては
大喜びしている。
奴らは、相手の事情を汲み取ろうともせず、
人をイラつせている。
人がイラついている原因は
バカだけに、まったく心当たりがないらしく、
今日も俺の周りでわざとらしく騒ぎ立てている。
手前が悪いのに。
やりたいことかわからなくなった。