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第九話

この小説はリレー形式で掲載していきます。


作者 白様

心が一つになった(?)ヨシピコ達は悩んでいた


「とりあえず、魔王倒すための手段......どうするんだ?」


レベルupという存在があるとも思えないが、魔王を倒すには力が必要だ

どうにかして魔王討伐への手がかりを見つけなければいけない


「この前も言ったとおり、剣や銃は使えず、魔王の城にも勝手に乗り込めない

お前でもそれぐらいは理解出来るだろ?」


ダンジョンが冷たく返す

まったくもって、この男の口撃力は計り知れないものだ


「じゃあどうするんですか?」


ワンドが首を傾げる、可愛い

だが、この可愛さの奥にはダンジョンと同レベルの口撃力を秘めている


ダンジョン、ワンド、恐ろしい子......


「俺は、とりあえず魔王の城の前まで行ってみる事を提案する」


「阿呆だな」


「阿呆ですね」


まったくもって辛辣である


「なんでだよ! 多少は危険を伴うかもしれないが、相手だって法の下では俺達を殺せないんだろ!?」


ええ、まったくもって阿呆です


「ちょっ!? ナレーターさんまで!?」


「なぜ魔王が復活するのに、神様まで出てきたのか分からないのか? 魔王ってのは、人間じゃどうしようもない相手なんだよ!」


ああ、なるほど、と言ったように阿呆勇者は手を叩いた


「でなきゃ、こんな阿呆に頼むか? ただの人間でどうにか出来るなら、防衛省あたりの人間に頼んでただろうな」


「くっそぉ......何度も何度も阿呆って言いやがって......事実だけどさ......ん?」


ヨシピコは気づいたようだ


「なんで人間じゃ相手にならない相手に俺が挑むんだ?」


「何を今更、お前が勇者だからだろう」


「じゃあなぜ俺は勇者に選ばれたんだ?」


「世の中に必要ない人間が選ばれてるんじゃないですかね? 捨て駒みたいな」


「誰が捨て駒だ!」


ピヨシキがワンドの頭を叩いた


「おいナレーター! 俺は惣菜パンじゃないぞ!」


一旦、漫才は中断し、真面目に話し合うようだ


「とりあえず、法に触れない武器を集めましょう」


「例えば......エアガンとかか?」


「お前は頭がおかしいのか?」


「あなたは軍がどうにも出来ないであろう相手にエアガンで挑むんですか?本当に、どうかしてますね」


2人の口撃がヨシピコのHPを削る


「言ってみただけじゃないか......」


「スタンガンとかが妥当な線だろうな、絶命は無理でも行動を封じるくらいは出来るだろう」


「エアガンでも目を狙えばいいじゃないか!」


ヨシピコは勝ち誇ったかの様な顔で言う


「いや、それは普通に傷害罪だな」


ダンジョンの一言にヨシピコは黙り込む


俺達はその後、ワンドの部屋のパソコンから通販サイトでスタンガンを購入した

明日には届くそうだ

とりあえずは武器が手に入った


「これでもう、身の安全は大丈夫だな!」


まったくもってピロシキは呑気なものだ

この後起きる大きな災難も知らずに......


「おいナレーター! 変なフラグ建てんじゃねえよ! 」


あっごめんなさい

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