序
「てめぇらこんなガキどもに負けんじゃねぇーぞ
かかれぇ」
ガキか
笑わせんなよ
「1億V 一天」
礼御が槍を振り上げると、雷の槍が不良に落ちてきた
ざっと5、6人ぐらい倒しただろう
「氷雅 鳴牙」
氷の虎は牙を向け、隼が指を鳴らすと飛び込んでいった
氷を操る魔導士だ
「打ッダッダダァー」
海堂が殴るモーションをすると、波紋で不良達が吹き飛んだ
波紋を扱う魔導士
触れなくたって攻撃できてしまう
ただちょっとネーミングがダサい...
「あれ?もういねぇーじゃん」
慎はつまらなそうにした
「貴様ら、子供だからなんでも許されるとでも思っとんのか?
後悔してもしらねぇーぞ」
「そうゆう言葉は死亡フラグだぜ?
睡夢、あいつを調べろ」
俺が言うと解析を始めた
解析の能力を持つ睡夢
「遊佐間 右京
歳は19
12歳の歳に魔法において優れ、有名になるものの努力をせずに15歳で落ちぶれ、不良の道へ転落
落ちぶれた魔力を持たない劣等者とつるみだしたってとこかな
あと彼の魔法は草」
「そうだ
俺は落ちぶれていた
けど俺は劣等者と同じだ
力が持てなかった
俺のこの辛い気持ちがてめぇらガキにわかるわけないだろ」
「俺、こいつマジ嫌いだな
弱いのは当たり前じゃん
努力はしないし
それで何?
生まれつき?
笑わせんなよ
力を持てるだけで幸せじゃねぇーんかよ
魔力を持てない奴がいて、能力を持てない奴もいる
だからお前が大っ嫌いだ」
俺は右京の胸ぐらを掴んで言った
「...
だ...
だまれ...
黙れ、黙れ
闘植物 殴草」
右京が種を落とすと、すぐに植物が生え、拳のような草になった
その草は動き出し、殴りかかった
俺は避けたが何回も殴りかかってくる
痛てぇ
でもまだだ