表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東の太陽  作者: 柚月
Episode0 色褪せない夏 深傷
11/61

深傷


楓said


俺はまた平凡な日々を過ごしていた

つまらなくはない

けど平凡すぎる


変わったことと言えば、青桐が帰ってきたことだった


「楓、久しぶり」


「うん久しぶり」


それ以上の話はなかった

理由や何してたのか聞きたいけど聞けなかった



今は、青桐と二人暮らし



そしてある日

「ねぇ今日、楓んち行くね」


舞夏はすべての授業が終わると俺の教室に来た


俺は、3-5

舞夏は3-7で割と近い


いつのまにかいなくなっていた

そそっかしいやつだ



そして舞夏は荷物を持ち、もう一度クラスにきた




まったく勝手なやつだ




「早く帰ろっ」

今日の舞夏はハイテンションだった



学校を出て歩いた


「舞夏

何しにくんの?」




「やだなー

今日は幼馴染み3人で久しぶりに集まろうじゃないかってね」



「へぇー」





「それより留学の話聞けたの?」

舞夏は顔を近づけた



「無理無理

聞けねぇーよ」





「んもぉ 意気地無し」

舞夏は少し怒り、俺の一歩前を歩き出した




「仕方ねぇだろ

俺ら、そんな喋んないし」



「あんたら本当に双子なの?」



「た、多分」


俺は少し誤魔化した

ちょっと俺らの関係は複雑だ



「もぉーじゃあ私が聞くわよ」



「さすが」




そんな舞夏も青桐から聞くことはなかった



あっと言う間に、家に着いた




家に着くと、青桐はもう帰っていた


「あ、おかえり」




「ただいま」




「よっ青桐」



「おう」



「 さっそくゲームしようよ」


舞夏はハイテンションでゲームを持ち出した



「舞夏さー

なんで下手くそなのにやりたがるの?」



「うるさい」




今のでグサッときたようだった




格闘ゲームで3人で盛り上がった





何年振りだろう






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ