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テレポーター  作者: SoLa
第11章 女帝降臨編
382/432

第2話 次は後悔しないように。

 あれからもう2週間経ったとかおかしい。

 1ヶ月くらい引きこもりたい。




「かみーのみここぉのまぁまぬぃ。あめぇん」


「は?」


 放課後。

 今日も今日とて教会を訪れてみれば、ちっちゃなシスターさんが謎言語で出迎えてくれた。


 言うまでも無い。

 アリス・ヘカティアだ。


「ふぇ?」


 俺の反応が予想外だったのか、俺と同じように首を傾げている。


 褒められると思っていたのか?

 それともまさかのつっこみ待ちだったのか?


 よく分からない。


「なーに教会の前で見つめ合っちゃってんのよ。結婚式挙げるなら準備するけど」


「これはいったいどういうことです?」


 取り敢えずアリスを促して教会へと入り、奥から顔を覗かせたシスター・メリッサへと至極当然な質問を投げかける。


「いやー、いくらリナリーが保護者で美麗や泰三君が認めているとはいえ、第三者に見られても構わない立ち位置は必要でしょう? だからシスター見習いということにしようと思って。私の親戚の子って設定だからよろしく」


「このシスター服は?」


「私のお手製」


「え? マジすか。すげぇ」


 こんなサイズのシスター服をどこで調達してきたのやら、とか思っていたけどお手製かよ。パッチワークの領域越えてるぞ。手ごろな位置にある頭をぐりぐりと撫でまわす。ちっちゃなシスターさんははにかみながら喜んでくれた。


 ちっちゃなと言ってもおそらく小学校高学年かぎりぎり中学生かくらいの年齢だとは思うんだけどな。背がちょっと低いというだけで。本人は自分の年を知らないらしい。


「で、最初の挨拶みたいなやつは?」


「どう? 日本語のお勉強会の成果ってやつよ」


「じゃあ、これまで何もやってこなかったのと一緒ですね」


「それ酷くない!?」


 そもそもアーメンは日本語じゃねーよ。


 その後も「私だってシスター業があって暇じゃない」やら「支援魔法の訓練と両立してやってるんだから時間が無い」やら様々な言い訳を頂戴したが、全て一蹴しておいた。本当に時間が無いなら日常生活で使う言葉から教えていけよという話である。







「おえっ」


 這いつくばっていた。


 もう何もやる気力が起きない。このまま意識を失って翌朝を迎えられたらどんなに楽かと思う。吐きすぎたせいでもう胃の中には何も残っていない。僅かな胃液が出てくるだけだ。


「だいじょぶ、ですか」


 アリスがショートにしたプラチナブロンドの髪を揺らしながら、ティッシュとゴミ箱、それからタオルを持ってきてくれた。礼を言ってからそれを受け取る。ここ半月ほど、とにかく無様な姿を見せまくったせいで、おそらくアリスが一番最初に使いこなした日本語は「大丈夫ですか」になったことだろう。たまに「だじょぶ」とか「だーしょぶ」とかよく分からない言葉になるけど。


「もうダウン? 早すぎないかしら。魔力が尽きてからが本番って何度も言ってるわよね」


 俺とアリスの様子を見ながらそう口にするのは、俺の師匠様である。「私はまだ全然やれるのに」と言っているが、俺は声を大にして反論したい。


 そもそもスタートから違うのだ。


 俺は師匠と手合わせをする前に、効率よく魔力を消費するためという理由で無系統魔法を無駄に連発している。俺の無系統魔法は魔力の消費効率が非常に悪いらしく、その燃費の悪さを逆に利用して効率の良い魔力消費を行うんだとか。頭がくらくらしていて、自分でも何を言っているのかよく分からなくなってきた。


 とにかく、最初に魔力を無駄打ちしてから師匠との手合わせに臨んでいるのだ。そこへもともとの実力差も加わるのだから、どう考えたって俺の方が先にダウンする。優秀な頭脳を持っているのだから、少しくらい考えてみて欲しい。


 ……いや、この女のことだから全てを踏まえた上で言っているんだろうな。

 本当に性格が悪い。


 俺の視線から無言の抗議を感じ取ったのか、師匠は一度手を打ち鳴らすことで自らの頭上で待機状態となっていた計5枚の天蓋魔法を消し去った。


「まったく……、天蓋魔法5枚程度で音をあげるなんて。貴方、それでプロを名乗る権利があると思っているの?」


「……いや、全身強化魔法だけであの猛攻をあれだけの時間潜り抜けられるだけで十分異端でしょ」と、端でリナリーの言葉を聞いていたシスター・メリッサが呆れたような口調でそう呟く。そんな貴重な意見を完全に無視した師匠は、英語でアリスに告げた。


「下がりなさい」


 アリスが師匠と俺の顔を交互に見る。俺はため息を吐くと、ティッシュやタオル一式をアリスに渡した。なおも渋る様子を見せるアリスを見かねたシスター・メリッサが、その首根っこを掴んでずるずると自らの用意した結界の中へと引き摺り込む。


「まあ、厳しいことを言ったけど……。貴方の魔力生成器官には、ほど良い負荷がかかり始めている。実際に暴走させた経験もあるし、二回目を開かせるのはそう難しいことじゃない」


「本来なら、二回目を開かせないように自制する訓練を積むんだけどね」とシスター・メリッサが呟いたのを俺は聞き逃さなかった。なんとなく予想はしていたが、魔法使いとして成長するための正規ルートとは真逆の方向へと突っ走っているらしい。


「だから、一度手本を見せる」


 ……。


「は?」


「魔力を暴走させて、それを制御する。私の場合は貴方のように無駄な魔力領域を残しているわけじゃないから、本当に魔力生成器官を刺激して、生成速度を暴走させるわけだけど。せっかくだから、その状態で一度だけ戦ってみましょうか」


「は? いや、……は?」


 何を言っているんだ、この女は?

 世界最強と謳われているこの女の魔力を暴走させるとか馬鹿じゃないのか。


「第一段階『魔力暴走(オーバードライブ)』」


《『激流の壁(バブリア)』!!》


「――――っ!?」


 直接詠唱にてウリウムが咄嗟に展開した障壁15枚は、まるで紙切れのように一瞬で蒸発した。師匠を中心として巻き起こった魔力の暴風が、瞬く間に俺自身を吹き飛ばす。気が付いたときには後方へと数mほど飛ばされており、受け身を取ろうと思ったときにはさらに遠くへと飛ばされていて、結果として受け身どころか何もできずに壁へと身体が打ち付けられていた。


 肺から強制的に空気が吐き出され、そのまま落下して膝から崩れ落ちる。

 涙で滲む視界の中で、こちらを睥睨する師匠を捉えた。


「第二段階『暴走掌握(アンチテーゼ)』」


 師匠から発せられる爆発的な魔力量は変わらない。


 しかし、まさしく暴走という表現に相応しい魔力の奔流が、一瞬にして規則正しいものへと変化した。一目で分かる。肌で感じることができる。爆発的に膨れ上がり暴走していたはずの魔力は、間違いなく師匠の管理下に置かれている。それが嫌でも理解できてしまう。理性的な流れがそこにあった。


「魔力生成器官を暴走させることで限界以上の魔力を引き出すことを『魔力暴走(オーバードライブ)』と言う。しかし、一口に暴走と言っても、自らの技量によって新たに生成された魔力を制御下に置くことはできる。つまり、全てが暴走して制御不可能になったと言うわけでは無い。その段階に至ることを『暴走掌握(アンチテーゼ)』と呼称する」


 めちゃくちゃだ。

 込み上げる吐き気に耐えながら、ぼんやりした頭で思う。


 この女は、めちゃくちゃだ。


「意識が朦朧としているみたいだけど、頭でもぶつけた? その様子では戦えそうには無いわね。メリー、あの子に障壁を張ってあげて」


「は?」


 突然話を振られたシスター・メリッサがリナリーへと呆けた声をあげているのが聞こえた。しかし、シスター・メリッサへの説明を放棄した師匠は、こちらへと視線を戻して言う。


「最後に……、私のとっておきを見せてあげるわ。この領域に足を踏み入れることができたのは、私の知る限りでは、この私以外いない最後の一手よ」


 興味はあるが、今はやめてください。

 そう思うが、声が出せない。


「第三段階『極限超越(オーバーロード)』」


 シスター・メリッサが展開してくれたであろう土属性の障壁魔法が、俺と師匠を分断するかのように発現された。分厚い土の壁によって死角となった師匠から、これまで以上の魔力が吹き荒れるのを感じ取る。ウリウムが慌てた様子で水属性の障壁魔法を何重にも展開し始めた。

 

「魔力生成器官の暴走を更に促して、飛躍的に魔力の生成速度を上昇させる技術。この段階まで来ると、頭や身体の限界も狂って枷が外れちゃっているから、発現量や発現濃度も限界を突破しているの。それくらいで足りるかしら? この状態で放たれる魔法は、どれだけ下級のものでも凄いわよ。例えば……、『火の球(ファイン)』」


 ジュッ、と。


 シスター・メリッサが展開してくれていた土属性の障壁は一瞬で蒸発した。

 それを、何重にも張り巡らされたウリウムの障壁越しに見届ける。


 その水属性の障壁ですら、1秒と持ってはいなかった。


 まるで太陽のようだ。

 俺は他人事のようにそう思い、そのまま意識を失った。







「聖夜!」


「っ、……え?」


 何となく、声を呼ばれた気がして振り返る。

 そこには呆れた表情をした舞がいた。


「え、何?」


「呆れた……。まさか歩きながら寝るなんて」


「いや……、寝てないけど」


「嘘仰い!!」


 舞の大声に顔を反らす。

 反対側を歩いていた可憐が苦笑していた。


「人というのは歩きながらでも寝られる生き物なのですね」


「こいつが特殊なだけよ」


 寝てないと反論する前に、舞がそう言った。

 人を勝手に珍獣扱いするなと言いたい。


 欠伸をしながら大きく伸びをする。

 凝り固まった身体が鈍い音を立てた。


「聖夜君、本当に大丈夫?」


「ここ半月ほど、ずっとそのような調子ですが……。無理をし過ぎているのでは?」


 俺たちの少し後ろを歩いていた美月とエマからもそんな質問が飛んできたので、笑顔で「大丈夫だ」と伝えておく。実際のところは大丈夫じゃないし、無理なんて領域はとうに通り越しているわけだが、それをここで馬鹿正直に告げたところで何が変わるわけでもない。師匠だって、俺のために時間を割いてくれているわけだし、抗議されてもいい迷惑としか思わないだろう。


 実際に、今の修業は俺のスキルアップの役には立っている。


 今までどれだけ特訓しても一向に持続時間が増えなかった属性共調が、ついに1分の大台を超えた。これは快挙である。まあ、連続して発現すると2回目は30秒、3回目は15秒とびっくりするくらい減っていくわけだが……。それでも、これまで努力して数秒増やせるかどうかという状態からは大幅に成長できている。やはり、1人で黙々と発現を繰り返す練習を続けるよりは、実戦形式でやった方が良い経験になるということだ。


 ……命の危険に晒されているせいで、火事場の馬鹿力が発揮されているという理由の方が大きい気もするけど。そう考えると、師匠が特訓に付き合ってくれている間は更にもうちょっと延びるかもしれないな。


「聖夜」


 名前が呼ばれる。


 それで無意識のうちにぼんやりと自分の手のひらを眺めていたことに気付いた俺は、隣を歩く真っ赤な髪をした少女へと目を向けた。


「貴方が今、リナリーと何をしているのかは知らない。でも、それはそんなに無理をしてでも急がないといけないことなの?」


 真剣な表情だった。


 嘘は許さない、と。表情がそう物語っていた。そして、その回答は舞だけでは無く、可憐も、美月も、エマも気になるものらしく、黙ってこちらを窺っているようだった。


 無理をしてでも……、か。


 思い出す。

 修学旅行の時を。


 あの地獄を。

 もう会うことすらできなくなってしまった人のことを。


 あの時、もう少し俺に力があれば。

 そう考えて、自嘲する。


 俺は神様なんかじゃない。

 俺が強ければ、誰も死なせずに済んだはずなのにと思い上がる気も無い。


 世界最強と謳われる師匠のように、自分だけで敵を圧倒できるような強い魔法使いではない。天上天下や、蟒蛇雀のように、人外の領域に足を踏み入れているような魔法使いでもない。エマや栞、アマチカミアキのように、恐ろしいほどに知恵の回る存在でもない。


 それでも。


 俺に。

 この俺に、あと少し。

 あと少しだけでも力があれば。




 何かが変わっていたのかな、って。

 そう思ってしまうんだ。




 小さくため息を吐く。

 いつの間にか視線を外してしまっていた舞へと、もう一度目を合わせる。


「……そうだな」


 呟くように。

 けれど、はっきりと伝わるように、明確に。


「それが、俺の今やらないといけないことだからな」


 次は後悔しないように。


 あの師匠のもとに身を置いているのだ。

 いつかきっと、越えられない壁の前で、逃げ切れないという状況を迎える時が来る。


 その時、死ぬのが自分だけなら、まだいい。

 誰かを巻き込みたくはないんだ。


 これまでは運が良かっただけ。


 あの文化祭の夜も。

 アギルメスタ杯での襲撃者のことも。

 実験棟での天上天下との邂逅も。

 時を遡る魔法という奇跡に巻き込まれたことも。


 たまたま、俺の実力と拮抗している魔法使いが相手だっただけ。

 たまたま、その状況を打破できる味方が助太刀に来てくれただけ。

 たまたま、その手を掻い潜り、逃げ切ることができただけ。


 そう。

 全部がたまたま。


 偶然が重なっただけだ。


 俺が強かったからじゃない。

 そんな風に、俺は己惚れてはいない。


 だから、強くなるしか無いんだ。


 結局のところ。

 どれだけ正論を振りかざしたところで。




 力で圧倒されてしまえば意味を成さないのだから。





「……そう」


 俺からの返答と今俺がしているであろう表情から、この俺の心情をどこまで読み取ったのかは知らないが、舞は小さくそう答えた。「祥吾さんのことは、貴方のせいじゃないのに」と小さく続けられたその言葉は、聞かなかったことにした。







 背中をつんつんとされる刺激で目が覚めた。


「……チャイムが鳴りました。そろそろ白石先生が来ますけど」


「……おう。……ありがと」


 どうやら机に突っ伏して寝ていたらしい。

 後ろの席に座る片桐へ礼を言って上半身を起こす。


 ぼんやりとした頭で周囲を見渡した。

 教室だ。


 どうやら登校して席に着くなり寝入ったらしい。


 なぜそう思うかというと、記憶に無いからだ。

 更に言えば、登校した記憶も曖昧である。


 これ、やばくね。


 ガラッという小気味の良い音を立てて教室の扉が開く。我らが白石先生がやって来た。片桐には感謝だな。タイミングがばっちりだ。


 昨日の不機嫌さはどこへやら。

 今日の白石先生はご機嫌のようで、鼻歌を歌いながら教壇に立った。


「今日から皆さんと一緒に勉強する新しいお友達が増えます!」


 ほう。

 白石先生がご機嫌なのは、どうやらそれが原因のようだ。


 それにしても、増えるのか。

 この2年クラス=A(クラスエー)に。


 青藍魔法学園は、自らの身の丈に合ったカリキュラムを組むために実力者主義でクラス分けがされている。今俺たちがいるこのクラス=A(クラスエー)は、学年の中でトップクラスの成績を収めた者しか入ることができないクラスだ。例外として生徒会役員はいるが、それは置いておくとして。


 そして、そのクラス分けのための選抜試験はとうに終わっている。つまり、それ以外の理由での昇格ということになる。しかも、今は3月の初め。3年生はもう自由登校になっており卒業式を控えているタイミングだ。俺たちの学年が繰り上がるのももう間近。


 特例中の特例だな。


「それでは転校生ちゃんに入ってもらいましょう。ん? 別の学校から来たわけではないので、実際には転校ではないのかもしれませんが、いいでしょう。では、入って来てください~」


 1人で首を傾げ、1人で完結した白石先生が扉越しに声を掛ける。

 それに応じるようにして、扉が開けられた。


 まず真っ先に視界に入ったのは、扉を開けた黒服の女。

 長い黒髪を後ろで縛り、サングラスを掛け、耳にはイヤホンも入れている。


 は?

 どこのSPだお前。


 まさか、この人が一緒に勉強するお友達とやらじゃないだろうな。


 そんな俺の杞憂を余所に、黒服の女が恭しく首を垂れた。

 床に膝を突き、胸に手を当てて、まるで跪いているかのようだ。


 いや、実際に跪いているのだろう。

 そして、その対象は俺たちではない。


 1人の女子生徒が入って来た。


 黒髪のロング。そこだけ聞けば可憐と同じだが、この女子生徒は丸眼鏡を掛けていた。制服越しなので分からないが、胸は少なくとも美月よりはあるだろう。学校指定のスカートから覗くのは黒のストッキング。モデルのような長い足で悠々と歩を進めた女子生徒は、白石先生の待つ教壇へと上がり、こちらを向いた。眼鏡の奥から覗くのは、勝気な光を携えたつり目だ。思わず吸い寄せられてしまいそうな美貌の持ち主だった。


 このクラスには綺麗処が多いなとは思っていたが、そこに並んでも見劣りしない。人によっては「こっちの方が好みだ」と言い出すやつもいるだろう。学園の男子生徒がまた騒ぎ出しそうだ、と他人事のようにそう思った。


 こんなやつ、この学園では見た事が無いな。


 転校生か。

 いや、白石先生の独り言を聞く限りでは、転校というわけではないのだろうけど。


 その白石先生はと言えば、ちょうど黒板にチョークで女子生徒の名前を書き終えたところだった。白のチョークを置いて、手を何度か叩いて白い粉を飛ばしている。そして、こちらに向き直った。


「はい。今日からこのクラスで一緒にお勉強することになった、神楽(かぐら)宝樹(ほうじゅ)さんです。それでは、自己紹介をお願いします」


 ニコニコ笑顔で白石先生が女子生徒へと振る。

 しかし、女子生徒はこちらを見据えたまま、何も話さない。


 しばしの沈黙。


 この教室内にいる誰もが「何かがおかしい」と思い始めた頃。

 白石先生の笑顔が消えて、困惑の色が強まってきた頃。


 ようやく女子生徒が口を開いた。


「なぜ皆黙っているのかしら。早く私に自己紹介をしなさい」


 ……。


 するのはお前だよ。

 つっこみ待ちか?

 次回の更新予定日は、5月13日(水)です。

  ※しばらくの間、隔週更新とさせて頂いています。

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[良い点] 自己紹介待ちするやべー転校生だ…
[一言] これはまた強烈なキャラが来ましたねぇ
[一言] ここに聖夜の護衛として白銀色のメンバーをぶち込んでみたい
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