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テレポーター  作者: SoLa
第2章 魔法選抜試験編〈上〉
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第13話 まったく逆の構図で。

「反省文300枚と慈善活動。これで今回の中条君に対する罰則はお終いです」


 俺の疑問に対する明確な答えを、白石先生は何の躊躇いも無く提示してくれた。だが、だからこそ逆に疑問が残る。


「罰則ってのは俺が起こした暴力行為に関するものなんですよね」


「はい、もちろんです。加えて校舎破壊行為、無許可での戦闘、門限破りなどが含まれますが」


 ならば、余計に破格の罰則という事だ。


「……引き起こした張本人がこう言うのもなんですが、停学とか退学とかになるんじゃないんですか?」


 その言葉に、白石先生が一瞬だけ口を閉ざす。

 が、直ぐに言い辛そうに口を開いた。


「本来なら、退学でした」


 ……本来なら。

 つまり、何か覆る要素があったという事。


「中条君、貴方が今回の件を起こした理由は何だったんですか?」


「……それは」


 思わず言いよどむ。しかし、白石先生はこちらが言わずとも正解を提示してきた。


「まさか4人の男子生徒が嘘を吐いていたとは、まったく気付きませんでしたよ」


「……どうやって調べたんですか」


 あの4人が口を割るとは思えない。大和さんには何もするなと言ってあるはずだし。……いや、間に合わなかったのか?


「その前に1つ確認させて欲しいのですがー」


 白石先生が居住まいを正す。


「豪徳寺大和。青藍魔法学園が正式に認定している“2番手”を倒しちゃったっていうのは本当なんですか?」


「……まあ、一応は」


 この回答が、俺の質問にどう結び付くのか不明だったが答えておく。回答を聞き「やっぱりか」という表情をした白石先生は、露骨にため息を吐いた。


「またまた面倒な事をしてくれましたねぇ。……いえ、むしろそれで良かったのかもしれません」


「どういう事です?」


「豪徳寺君、今朝中条君の元を訪ねたでしょう?」


「ええ、来ましたね。色々と面倒な事を言いふらしながら来たようですが」


「それが貴方を救ったと言っても過言ではありません」


「はい? 新しい“2番手(セカンド)”になったおかげで助かったとでも?」


「まさか」


 白石先生はやや大袈裟に首を振る。


「第一、勘違いしてはいけませんよ。貴方がエンブレムを所持することについて、まだ青藍魔法学園は承認していないのです。身勝手な譲渡及び貸与は禁じられていますからね」


 そう言えば、そんなことを大和さんも言っていたな。


「豪徳寺君が貴方を庇う発言をしたことで、周りの人間が触発されたということです。具体的には、あの一件を遠巻きに見ていた生徒たちが、あの時の現状を証言してくれました」


 ……。


「まあ、往来の激しい廊下で事を起こしたのは、貴方にとって良くもあり悪くもあったということです。複数人が別々のタイミングで教員室に来て、話して下さいましたからね。信憑性は高いと私たちは踏みました」


 そうか。確かにあの時は休み時間ということもあり、多くの生徒が廊下を行き来していた。あの時は悲鳴を上げられ疎ましいとしか思わなかったが……。俺とあの4人のやり取りを実際に耳にしていた生徒がいるのは、別におかしいことじゃない。

 今までは俺の立場などを見て尻込みしていたが、青藍にてそれなりに影響力をもたらすであろう大和さんが動いたことにより自分たちも証言を、という流れになったのだろう。


「話さなかったのは舞さんと可憐さんの為、ですか?」


 ここまで知られているのなら、もう隠しておく必要もないだろう。無言で首を縦に振った。

 白石先生が、安心したように脱力して椅子に倒れ込む。


「はぁー。中条君が肯定してくれて良かったですー。一時はどうなる事かと」


「……ご迷惑をお掛けしました」


 実際に俺が疑われている時も、この人は親身になってとても心配してくれていた。罪悪感がやたらと心に突き刺さってくる。

 しばらくそうしていた白石先生だったが、背もたれから上半身を起こし、きょろきょろと改めて人が居ない事を確認してから小声で話を続けた。


「今回の一件は、非常にデリケートな問題です。魔法社会として正式に禁止ワードとして扱われているものを持ち出した差別問題。正直な所、学園の上層部はこれを公にしたくないのです」


 上層部……というと、可憐の父親も含めてという事か。姫百合泰造(ひめゆりたいぞう)。この学園の理事長を務めていると言っていたはずだ。


「退学、停学、謹慎処分。いずれも学園の書類に書き込まなければならないものであり、それを記すということは、すなわち理由付けが必要になるということです」


「で、その理由を記したくない。従って、俺は難なくそれらの罰を受けずに済む……と」


「概ねその見解で正解です」


「反省文や慈善活動なら、内々で処理できますからね」


 俺の言葉に、白石先生は1つ頷く。


「私としては、このやり方は好きではないのですがー。でもでも、中条君がそれで助かるならば已む無し、といったところでしょうか」


 でしょうね。貴方はこういったネチネチした考え方は嫌いそうだ。


「上層部はこの扱いで納得させろ、と私に言ってきました」


 なるほど。泰造氏も、中々強かなものだ。


「ですが、私はこれを貴方に押し付けるような真似をしたくありません」


「え?」


「貴方が決めて下さい、中条君」


 間に挟まれるように置かれている机に乗り出しながら、白石先生は言う。


「学園の思惑に便乗して、何事も無かったかのように振舞うか。若しくは差別問題として、正式に取り扱ってもらうか」


 当然、後者を選ぶのであれば貴方の暴力行為なども再考せねばならなくなりますが、と白石先生は付け加える。


「……良いんですか、そんなことを言って」


「良いんです」


 この質問は、本来してはならないもの。学園の上層部はこんな選択肢など望んでいないはずだ。

 にも拘わらず、白石先生は躊躇いなく言い切った。


「貴方には、決める権利がある」







 大和は、階段を急ぎ足で上っていた。行き先は2年A組。聖夜の居るクラスである。

 目的は、現・“5番手(フィフス)”への警戒を促す為。


 1対1。

 お互いが最初から全力でぶつかれば、聖夜が勝つ。その程度の相手。しかし、聖夜は加減して戦うきらいがある(聖夜本人から直接聞き出したわけでは無いが、大和はそう踏んでいる)。

 “5番手(フィフス)”は生粋のパワーファイター。大和とは違い、無系統保持者では無い。自らのバカ高い魔力を凝縮した上で、力の限り相手を殴り飛ばす。大和は、そのスタイルを知っていたからこそいとも簡単に返り討ちに出来たし、次来ても負けるつもりは無い。


 しかし、聖夜の場合は違う。

 加減して相対したせいで、一発目で戦闘不能になる可能性も否定できない。その為の警告。


「……あん?」


 廊下が、騒然としていた。まだここは聖夜の教室がある階では無い。しかし、このざわめきは尋常ではない。


(……まさか、もうやられちまったのか?)


 嫌な予感しかしない。そう思いつつも、大和は人混みをかき分け、その中心地へと足を進める。

 そして。

 そこに聖夜は居た。


 大和の想像と、まったく逆の構図で(、、、、、、、、、)







「どちら様なんですかね? 人目の中、いきなり殴りかかってくるなんざいい度胸だ」


 足元に伏す名も知らぬ男に、そう吐き捨てる。正直、もう2,3発は腹いせでぶち込んでおきたいくらいだ。

 なぜなら。


「中条君こそ!! 教室を出るなり暴力とはいい度胸ですね!!」


 横に、お冠の白石先生がいらっしゃるからである。


「いや、だって今のは正当防衛でしょう。そうしないと俺がぼこぼこにされてましたけど」


「た、確かに……。いや!? それで納得できるわけないでしょう!!」


「えー、今納得しかけてくれたじゃないですか」


「反省文50枚プラスです!!」


「いやいやいや!! それ絶対無理ですから――、って。大和さん、今更加勢に来てくれたんですか?」


「……あ?」


 何故か周りに居た人混みの中に、見知った顔を見付けた。

 大和さんは、気絶している男を凝視している。


「あれ、もしかしてお知り合いでした?」


 とおるたちからは、孤高と聞いていたが。


「……まぁ、顔見知りではあるな」


 どうにも歯切れの悪い答えだ。

 しかし、理由を問う事無く答えは提示された。


「そいつ、現・“5番手(フィフス)だったからな(、、、、、、)


「……は?」


 何を言っているのか、よく分からなかった。隣に居る白石先生は突発的な頭痛にでも襲われたのか、前触れも無く蹲る。


「ふぃ、ふぃふす? 珍しいですね。外国の方ですか」


「目ぇ逸らしながら現実逃避するのは止めろ。日本語で言うならソイツは5番手だったんだよ(、、、、、、)


「……何で過去形なんスか」


「お前が2番に昇格したことで、2番以降は1つずつ順位が繰り下がる。加えて今、お前が5番を完膚なきまでに叩きのめした。5はラスト。もう5番手は『番号持ち(ナンバー)』じゃなくなったってことだ。お前が蹴落とした」


「……うそ」


「うそじゃねぇよ」


「しっかりしろ!! 傷は浅いぞ!!」


「何が浅いだ。見事に顎打ち抜きやがって」


「やめろ!! これ以上の面倒事は御免なんだ!!」


「全部、お前のせいだからな」


「そーこまでですよー」


「お?」


「げっ」


 がっしぃ、と。あーだこーだと言っている俺と大和さんは、何者かに襟首を掴まれた。いや、今更勿体ぶる必要なんて無いだろう。言うまでも無く白石女史だ。


「2人とも、この教室に入りなさい」


「え、だって俺、今出て来たところで……」


「中条君」


「うっ!?」


 その底冷えする怒気に、思わず一歩後ずさる。が、襟首を掴まれたままなので大した距離は開かない。


「入りなさい」


 俺と大和さんは、そのまま拉致られた。







 俺の隣の席に、大和さんは乱暴に腰を落とした。


「くそっ、何で俺までこんなこと……」


 その呟くように漏れ出た言葉。

 その内容は、納得できるようなものでは無い。


「元はと言えば、あんたのせいだろうが」


「あん? んだとコラ」


「エンブレムなんてモン、俺に渡したからこうなってんだ」


「ふざけんな、元凶が何をほざいてやがる」


「そうだな。あんたがいらぬ勘違いで俺を教室で吹っ飛ばしたのが最初だ」


「教室から進んで落ちてった奴のセリフじゃねぇな」


「話すり替えんな! あんたが殴り込みに来なければ、こんなことにはならなかったんだ!!」


「すり替えてんのはてめぇだろうが! てめぇがバカ4人殴らなきゃこんなことにゃならなかったろうが!!」


「何だと!?」


「やんのかコラ!!」


「上等だ、表出ろ!!」


「出すわけないでしょうが!!」


「はいっ!!」


「……すんません」


 ……。白石先生、こえぇ。

 あの大和さんですら素直に頭を下げるとは。


「はぁ……。豪徳寺君、中条君からエンブレムを返して貰う気は?」


「あん? あるわけねぇーだろ」


 白石先生からの質問に、大和さんは頭をガリガリと掻きながら面倒臭そうに答えた。


「それに今更俺がエンブレム取り戻したって、周りが収まるとは思えねーぞ」


「……そこなんですよねぇ」


 白石先生ががっくりと肩を落とす。


「でもでも、ここでそれを承認しちゃうと、学園がまずいことに……」


「やっぱり、“出来損ない”が持つってのはまずいことなんですかね?」


 白石先生の態度に当たりを付け、そう質問をしてみる。


「いいえ」


 しかし、予想外な事に白石先生はきっぱりと首を横に振った。


「そんな事はありません。それに、中条君。いくら自分の事とはいえ、その発言は止めて下さい」


「……はい」


 本当に悲しそうな顔でそう言って来る白石先生に、思わず頷く。それで良しと笑った白石先生は、改めて答えを口にした。


「今回の中条君の2番手襲名。それが非公式のものである事に問題があるのです」


「どういう意味です?」


「エンブレム争奪戦を容認することになるからだろ」


 俺の質問に対して、大和さんが気怠そうに答える。


「非公式に『番号持ち(ナンバー)』からエンブレムを奪う。その手法を、学園が直々に許可する事に他ならないってわけだ」


「正解です。ふふふ。豪徳寺君。そこまで頭が回るにも関わらず、どーしてこんな事になっちゃったんですかねぇ」


 笑顔で睨む白石先生の視線から逃れるように、大和さんは不自然に目を逸らした。

 ……どうやら、大和さんは白石先生が苦手らしい。


「はぁ……。まぁ、そういうわけなのですよ」


 白石先生は本日何度目か分からぬため息を吐いて、そう口にした。


「本音を言えば、私の受け持つクラスから『番号持ち(ナンバー)』候補が出たのは嬉しいし、誇らしい事なんです。何せ学園で5人しか受ける事の出来ない名誉なんですからね。ですけど」


「無用な火種を生む可能性がある、と」


「その通りです」


 俺の発言に、白石先生は今度こそ肯定した。


「ふぁああ。大丈夫なんじゃねーの?」


 俺と白石先生の感情は余所に、大和さんは欠伸を噛み殺しながらそんな事を口走った。


「大丈夫、とは?」


「言ったろ、屋上で。エンブレム争奪戦なんざクソつまらねぇものが、何で起こるのかってよ」


「ああ、エンブレムを持つに相応しくないとかいうやつですか?」


「そーそー」


 椅子のバランスを後ろ2つの足で支えながら、大和さんは適当にそう答える。


「俺の言う事は忠実に守ったみてぇじゃねーか。なら平気だろ」


「守る? 何をです?」


「あん?」


 俺の質問は見当違いのものだったのか、大和さんはゆらゆらとしていた椅子を4本の足で着地させ、俺の方を向いた。


「『なるべく派手に潰せ』。まさか言ったその日に実践するとはな。それも相手は“5番手(フィフス)”ときた。俺は感心通り越して驚いているわけよ」


 確かに言ってたな、そんなこと。

 俺は知らず知らずの内に実践していたらしい。


「ほぉう? そんな事を?」


「げ、ちょっと大和さん」


「周りにゃ良いインパクト与えられたんじゃねぇの? だから平気だって――」


「中条君を悪の道に引き摺り込んだのは貴方でしたかー!!」


「うおっ!?」


 突如身を乗り出してきた白石先生に驚いた大和さんが、椅子から転がり落ちる。追い打ちを掛けるように、白石先生が倒れた大和さんに馬乗りになった。


「反省文反省文反省文ですー!!!!」


「ちょっ!? 止めろ、てめぇっ!! つーか、反省文!? 職権乱用じゃねーか!!」


「私の教え子を悪の道に引き込んだ罪は重いのです!!」


「俺も元教え子だろ!!」


「だからこその反省文です!!」


「意味分かんねぇよ!?」


 ……さて。俺は失礼するとしよう。


「あ、てめっ!? 聖夜、助けろ!!」


「屋上であんたも逃げた。痛み分けにしといてやるよ」


「ふざけんな!! 後でてめぇ潰すからな!!」


「来いよ、返り討ちにしてやるさ」


「今から尻尾巻いて逃げ出す野郎が恰好良いセリフぬかしてんじゃ――」


「豪徳寺君!! 今お話ししているのは私ですー!!」


「ぐはっ!? と、とにかくそこから降りろ!!」


 ……。仲良いな、2人。

 そう思いつつ、俺は無言で教室から退避した。







「一躍有名人になったな。それも、良い意味で」


 昼休みの学食にて。

 修平は、俺の現状をそう評価した。


 先ほどの一件。どうやら俺と白石先生が教室から出て来た瞬間に襲われた、というシチュエーションは味方として働いてくれたらしい。つまるところ周囲の生徒からは、突如襲いかかってきた男子生徒を、俺が返り討ちにして白石先生を守ったように見えたようだ。


 白石先生は、その人柄故か生徒間では男女問わず人気が高い。

 よってそれを助けたように見えた俺は、もはやヒーロー扱いだった。


「実際のところ、“2番手(セカンド)”と聖夜の一戦は人目につかない状態で決着してしまっているからね。聖夜の2番手懐柔論も否定しきれないところだったんだよ」


「あの男を懐柔なんざ出来るか」


 死んでもそんな展開は防ぐ。そういう男だろう。


「まぁな。けど、お前が倒したって断言できない以上、可能性はゼロじゃ無かったってわけだ」


 口に含んだ天丼を散らかしながら、将人が言う。


「そりゃそうだろうけどな」


「で、今回の事件ってわけだ」


「事件って言うな」


「事件だろ。お前が膝蹴りで相手の顎を打ち抜いたってのは事実なんだろ?」


「……黙秘」


「しても無駄だけどな」


「くっ」


 修平のアドバンテージから逃れられない。


「んな顔すんなよ、良い結果に転がったんだからいいじゃねーか」


 ……そういう問題じゃねぇんだよ。将人のお気楽なセリフに、そう返したいところだったが黙っておく。


「で? どうすんだ?」


「何がだ」


 修平のよく分からない質問にそう返す。修平は苦笑しながら、こう言った。


「青藍の2番手。学園は認めてないって話だが、お前が『番号持ち(ナンバー)』入りなのはほぼ確定というわけだ。お嬢さんたちと組むには、十分すぎる地位だと俺は思うんだけどな」







 終業のチャイムが鳴る。既に荷物を纏め終えていた俺は、誰とも会話する事無く教室から出た。


「……十分すぎる地位、ねぇ」


 独り言を漏らしながら、外靴に履き替える。置いていた鞄を肩にかけ、校舎の外へと歩き出した。もちろん行先は寮棟だ。これ以上、面倒事には巻き込まれたくない。


『私の、可憐の、咲夜ちゃんの。“友達としての”聖夜の答え、期待してるわ』


 もう何度目か分からない舞のセリフが、俺の頭を過ぎる。

 ……言っている意味は理解できる。


 色々なしがらみを全て切り捨てて、ただの感情論だけで言えるのなら、俺だってあいつらと組みたい。だが、その一時の友情という目に見えない感情で、簡単に組んでいいものなのだろうか。

 あいつらが何と言おうが、汚点は汚点。俺が青藍の2番手になろうが、汚点は汚点なのだ。

 今後に問題が残る事は、想像するまでも無くはっきりとしている。


「……面倒くせぇ」


 俺の欠点が、ここまで疎ましく思った事は無い。

 そう思い、無意識の内に口から漏れ出た時だった。


なーに黄昏てるの(、、、、、、、、)若人よ(、、、)!!」


 いつか、聞いた事のある声が響いた。

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