第1話 説明
11月19日に加筆修正しました。
修正内容は後書きに記載します。
☆
中央都市リスティルでの観光を終え、歓迎都市フェルリアにあるホテルへと戻ってきた。色々な物に目移りして大量の荷物を下げて帰る羽目になるかと思えば、予想に反して皆何も買わなかった。というのも、基本的に魔法具は魔法世界エルトクリアの中でしか使えなかったからだ。魔法世界特有の魔力濃度で無ければ使用出来ず保管も出来ない。そうなると、買っても意味は無いと言うことになる。
外でも使える物も一応は売っていたが、ほとんどがガラクタ同然。魔法世界内で使えるような魔法具と同等の効果を発揮するような物はほとんどなく、それに近い効果を持つ魔法具は総じて高い。日本で使えば希少性は高いかもしれないが、正直なところそれだけである。コレクターというわけではないので、それなら日本の良質な電化製品使うよ、という話だ。
以前、生徒会で片桐から見せてもらった結界を張るような札も売っていたが、アホみたいな金額だった。そんなものをホイホイ学園で使えるはずもないので、あれは浅草に通じている蔵屋敷先輩から融通してもらったものなのだろう。
まあ、当初の目的であった散策やウインドウショッピングは出来たのだから十分と言える。これで修学旅行2日目の行程も終了した。途中、交易都市クルリアの観光を断念する事態になってしまったが、なんとか無事に過ごすことが出来たのではないだろうか。
「戻って来ましたね。門限に余裕を持っての到着、感心です~」
ホテルのロビーでは、担任の白石はるか先生が待っていた。……当初の予定通り交易都市クルリアの観光を強行していたら間に合わなかったかもな。それなら中央都市リスティルの散策を削っていたか。
「あー、白石先生。1つ報告がありまして」
クルリアでの暴動騒ぎの一件と共に、クルリアでの観光を取りやめたことを説明する。
「なるほど。それは大変でしたね。念のために聞いておきますが、皆さん怪我などは?」
「ありません。すぐに引き返しましたので」
白石先生からの質問に、花園舞が即答した。その答えに、白石先生はあからさまにほっとした表情を見せる。
「それは良かったですー。それでは、到着点呼は完了です。後の時間は自由にしてくださいね。夕食は20時までなので忘れないように注意してくださいー」
手元のバインダーにチェックを入れながらそう言う白石先生に頭を下げ、俺達はその場を後にした。
「飯の時間はどうする?」
エレベーターに乗り込みながら皆に聞いてみる。
「後で中条さんのお部屋にお邪魔する時間を考えるのなら、早めに頂くべきかと思います」
非の打ち所の無いにっこり笑顔で姫百合可憐がそう言ってきた。やっぱり憶えてますよね。そうですよね。
「荷物置いたらすぐ集合で食べに行ってもいいんじゃない? ちょっと早い時間だけど、もう皆食べられるでしょ?」
腕時計を見ながら鑑華美月が言う。確かに、若干早い気がしなくも無いが既に夕方5時を回っている。昼が遅かったので空腹ではないが、食べれなくはないだろう。
「じゃあ、それで。ホワイトも良いわよね?」
「ええ」
舞からの問いに、エマ・ホワイト(偽名)は頷きながらそう答えた。
逃げ場はないと覚悟を決める。
「了解。荷物置いたらすぐに集まろう。食べる場所は昨日と同じだったよな? そこの入り口で待ち合わせにしよう」
皆から肯定の返事が返って来たところでエレベーターの扉が開く。この階で降りるのは俺だけだ。
「それじゃ、また後で」
☆
0514と書かれた扉にルームキーを差し込む。ほぼノータイムで開錠音が鳴ったため、扉を押し開いて中へと入った。
《んふふ~、マスターがどんな言い訳をするのか楽しみね~》
腕に装着しているMC、ウリウムからそんな声が届いた。
けっ、他人事だと思いやがって。
《でも、実際のところ、どこまで説明するつもりなの? アルティア・エースとかいう奴のことが知られている以上、エマちゃんが暴走するのは確定じゃない?》
ウリウムの懸念はもっともだ。
創造都市メルティでウィリアム・スペードと遭遇した際に聞かれてしまっているのが痛い。感情に任せて口走ってしまったのは痛手だった。スペードとのやり取りは無駄ではなかったとは思うが、痛いものは痛い。
「……過激なところは避けて説明するしかないな。全てを説明してやる義理も無い。特に舞や可憐には、な。俺が頷いたのはあくまで護衛対象に対してある程度の情報共有は必要だからだ。祥吾さんや理緒さんには詳細な報告はしてあるわけだし、それで十分だろう」
そう。
護衛として動き回っている中で、花園家代表の鷹津祥吾さんと、姫百合家代表の大橋理緒さんには全てを話してある。それで雇い主である花園剛さんと姫百合美麗さんには伝わるはずだ。舞や可憐に必要な情報と判断すれば、その2人から話が行くはず。俺がそこまで説明してやる必要は無い。というか、したくない。
「さて、飯に行くか」
その後は風呂に入って、それから……。
はぁ、憂鬱だ。
☆
あわよくば道中で見回り中の教師に見つかって自室へ強制送還されないか、とも思っていたが、残念ながらエマの嗅覚には及ばなかったらしく、女4人は無事に俺の部屋まで辿り着いた。もしかすると、早い時間に全てを済ませてしまったせいで、まだ見回りも行われていなかったのかもしれない。
「適当に座ってくれ」
風呂上がりでちょっと汗ばんでいる同年代の女の子と、肩を合わせてベッドに並んで座ろうものなら退学処分ものだ。というか、それよりも先に剛さんと美麗さんに殺されるかもしれない。
そんなわけで、適当にと言いつつ4人はベッドに並んで座らせて、俺はその対面に1つだけ用意されていた椅子を引き摺って来て座った。
「あまり長居をさせたくないし、順を追って説明していく。質問は基本的に受け付けない」
舞が少しだけ不満そうな表情を見せたが、何も言ってこなかったので構わず続けることにする。
「まずは謝らせてくれ。護衛として雇われたのに、俺の方が厄介事を持ち込んで心配させた。本当に申し訳ない」
そう言って頭を下げる。
慌てた様子で可憐や舞が何かを言っているが、これは最初に口にしておくべきことだ。修学旅行を純粋に楽しんで欲しいと考えていた俺からすれば、この事態は謝罪してもし足りないくらいである。王城への招待状を送りつけてきたクィーン・ガルルガや捕縛クエストを出したギルドに軽く殺意を覚えるレベルだ。……まあ、巡り巡ってそれも全てが俺のせいになるんだろうけど。
アオバで王城への招待状を貰ったこと。
行くか否かは剛さんから一任されていたこと。
ギルドからT・メイカーの捕縛クエストを出されたこと。
殿堂館でクランベリー・ハートと出会った時に上手く利用できると思ったこと。
クランベリー・ハートと王城へ向かう途中、ゴシャスで女王陛下とお会いしたこと。
なぜか女王陛下に気に入られて、私室へ招かれたこと。
話したのはそのくらいだ。
簡潔にまとめて話したものの、内容としては普通の学生にはあり得ない事ばかりである。舞は目を白黒させながら聞いていたし、可憐は終始口を手で覆いっぱなしだった。美月は呆れ顔で、エマは憤怒の形相を浮かべていた。
「……こんなところか」
ゴシャスでエースと戦闘になったことは触れなかった。話しても火に油を注ぐだけだし、そもそもスペードと遭遇した際に口にしたことが全てだ。触れないことがベストだろう。
「貴方、夜中にホテルを抜け出して何してるのよ……」
「好きで抜け出したわけじゃねーよ」
ジト目で舞に睨まれる意味が分からない。
「……中条さんが無事でよかったです」
ありがとう。
そう言ってくれる可憐は俺の癒しだ。
「はぁ……、相変わらず聖夜君は聖夜君なんだね」
おい、美月。それはどういう意味だ。
「……」
エマさん、怖いです。
せめて何か喋ってください。
この後、いくつか質問を受けたが答えても構わないものだけ答え、それ以外はのらりくらりと躱した。質問をしてくるのは舞と可憐だけ。美月とエマは沈黙を保っている。舞と可憐の質問は、不自然なほどにアルティア・エースについては触れてこなかった。聞いてもはぐらかされるだけと思っているのか、もしくは既に祥吾さんや理緒さんから情報を仕入れているのかのどちらかだろう。
時間は8時を回ろうかというところ。
そろそろ教師の方々が見回りを始めるかもしれない。
そんなわけで、さっさと4人を自分たちの部屋へと返したかったのだが、「どうしても2人だけで話がしたい」というエマの食い下がりに負け、こちらを気にする3人を先に追い出した。
「聖夜様、まだ何か隠していることがありますよね」
扉が閉まり、俺とエマの2人だけになった瞬間、エマがそう言った。隠していること、というよりも避けていることだろう。アルティア・エースについては触れていないし、女王陛下についても詳細は語っていない。『トランプ』の立ち位置についても不明確なままだ。
「あぁ、あるな」
エマの表情を見るに、確信を持った問いなのは直ぐに分かった。なら、下手に嘘をついても意味は無い。隠していることがあると、堂々と肯定する。それはつまり「教えるつもりは無い」ということだ。
しかし。
「話してください」
エマはその意図をはっきりと認識した上で、こう返してきた。
思わずため息を吐く。
「話してください」
エマがもう一度そう口にする。
「嫌だ」
「聖夜様、昨晩ギルドに赴かれた際、T・メイカー用の変装をしておりましたね」
「……していたな」
急に話題を変えてきたエマを怪訝に思いつつも肯定する。その部分は号外や朝刊で出回ってしまっているのだから隠しようがない。
「それ、今どこにあるのですか?」
……。
言葉に詰まった。
エマの目が細められる。
「……ギルドで大規模な捕縛クエストが出されたって話はしたし、お前も耳にしていただろう? そこで壊れてな。捨てたよ」
「嘘。昨晩のクエストに参加できるギルドメンバーの中に、T・メイカー様を危ぶめる事の出来る存在はおりませんでした」
お前はギルド事情をどこまで把握しているんだ?
「お前は俺を何だと思っているんだよ。そんな奴はいくらでもいるぞ。ほら、今日の号外だって話題に出ていただろう? 赤銅色なんちゃらの」
「墓穴を掘りましたね、聖夜様。彼らはあの時間、危険区域ガルダーで昇格試験の真っ最中です。捕縛クエストに参戦することは不可能でした」
……。
さっきの号外、ちゃんと読んでおけばよかった。
「お前はその情報をどこから仕入れた」
こいつ、確かあの号外読まずにくしゃくしゃにしていたよな?
エマはクリアカードを取り出してみせる。
「ネットニュースで。聖夜様を害する可能性が僅かでもあるのなら、チェックしておく必要がありますので」
……お前は護衛の鑑だよ、本当に。ここでの話を有利に進めるために、わざと俺の前で号外を潰してみせたんだな。俺の興味が赤銅色へ向かないように。
「ギルドランクS『白銀色の戦乙女』は、そのグループ方針と朝刊を読む限りでは敵対しそうにありません。他の面々では聖夜様のお相手は務まらないでしょう」
エマからの信頼が嫌な方向で厚い。
「つまり、破損したのはアルティア・エースとの一戦で確定、ということになります。話してください。昨晩、何があったのか」
もう一度。
エマはそう言って。
――――笑った。
「――――っ」
思わず息を呑む。
粘つくようで。
濃密で。
咽返るほどに濃厚な。
ねっとりとした殺意。
その殺意は、俺に向けられたものではない。
それは分かっている。
それでも。
無意識に一歩引いてしまうほどの悪寒が奔り抜けた。
……話せるわけがない。
話せばこいつは単独で王城へ乗り込みかねないのだ。
しかし、話さないと梃でも動きそうにない。
「……エマ」
頭を掻きながら、覚悟を決めた。
「話す」
エマの顔が笑顔になり、
「但し、それは修学旅行が終わって日本に帰ってからだ」
すぐに怒っている顔になった。
とても分かりやすい心情の移り変わりである。
「頼む。これ以上は俺も譲歩出来ない。修学旅行中にこれ以上関係無い事を抱え込んで欲しくないんだ。確かにお前は師匠から俺を護衛するよう頼まれている。だが、俺が今話していないことはその任務には関係の無いことだ。分かってくれ」
舞や可憐だけではなく、俺は、このエマにも修学旅行を楽しんで欲しいと思っていた。こいつは魔法世界にある学習院を中退したと聞いている。学生としてこうしたイベントを迎えたことは多くないだろう。だからこそ、いつか「あの時の修学旅行は楽しかった」と振り返れるような、そんなイベントになって欲しいのだ。
「聖夜様は既にアルティア・エースから実害を受けています。それでもなお、聖夜様の護衛に関係の無いことだと仰るのですか?」
私がお傍にいればこんなことにはならなかったのに、と。
エマはそう言った。
「憎いのです。聖夜様、この感情が貴方を困らせていることは百も承知なのです。でも、あぁ……、この私の醜悪な感情の発露をお許しください。私は我慢なりません。本当なら今すぐにでも王城へ乗り込み、愛しい貴方を傷つけた『トランプ』の糞共をぐちゃぐちゃに嬲り殺してやりたい」
「お前1人で『トランプ』は殺れないよ」
「存じております」
「王城に乗り込む前に殺されるかもしれない」
「存じております」
「それでも止まらない、と?」
「出来ないことが、しないことの理由にはなりません」
久しぶりにエマの本心に触れている気がする。いや、ここまでの激情を曝け出されたのはもしかすると初めてか? 普通に怖い。
無言のまま聞き役に徹していた俺を見て、寒気のする笑みを浮かべていたエマが急に無表情になった。
「聖夜様」
「何だ?」
無表情のまま、エマの顔がこてんと傾く。
「貴方がアルティア・エースと戦ったことは既に知れていることです」
「そうだな」
「おそらく、貴方が今触れて欲しくない話の中心にはその一件がある」
「そうだな」
「つまり、一番知られたくなかった情報は、既に知られているということですね」
「そうだな」
「それでもなお、ここから先のことは話せない。そう仰るのですか?」
「その通りだ」
エマが口を閉じた。
相変わらず無表情のまま。
「先ほども言った通り、日本に帰ってから話す。色々と面倒事を持ち込んで申し訳ないとは思っている。でもな……、後1日なんだ。後1日で終わる。楽しかったと思える修学旅行のまま終わらせたい。だからこそ、今日のところは大人しく自室に帰って寝ろ」
もしかしたら。
舞や可憐、そして美月も、俺が必死になって修学旅行を成功させようとしていることに気付いていたのかもしれない。だからこそ、聞きたい事を全て飲み込んで帰っていたのかもしれないのだ。本当に危なくなったら、祥吾さんや理緒さんに相談してくれるだろう、と。
そして、エマもそれは分かっている。
分かっていてなお、エマは踏み込んできた。
おそらく、この差は俺を護衛する役目を担う立場からくるもの。
エマは譲らないだろう。
だが、俺だって譲れなかった。
ちっぽけな意地が。
既に破綻しかかっている今回の目標への執念が。
エマの気持ちに気付きながらも答えられない俺の理由だった。
全てを話してしまえば、きっとエマは止まらないから。
エマは答えない。
俺もこれ以上を口にする気はない。
お互いが無言のまま、沈黙が続く。
ただ、意外なことにエマが折れてくれた。
「……分かりました。聖夜様がそこまで仰るのなら今は聞きません。今は」
大事なことなので2回言いましたと言わんばかりのアクセントを付けつつ、エマは「今は」と口にした。でも、それでいい。日本に戻ってしまえば、魔法世界まで再び向かうにしてもいくつかの行程を踏まないといけなくなる。それまでにこいつが起こすであろう暴挙を何とか食い止めればいいだけだ。
☆
迸る殺意から一変して咽返るような色香を振りまきながら「折角ですので一夜を共にするのはどうでしょう」と言ってくるエマを追い出し、ようやく1人になれた俺はそのままベッドへと倒れ込んだ。
《お疲れ~》
そんな俺をウリウムが労わってくれる。
だが、俺は忘れていない。
こいつは自分の声が俺にしか聞こえていないのを良い事に、俺が必死に頭を回転させながら説明している間中、ずっと笑っていやがったのだ。くそう、本当に他人事だと思いやがって。
《良い仲間を持ったわね、マスター。まさか正攻法でエマちゃんが折れてくれるとは思わなかったわ》
「だな」
頭の良いエマが気付かないわけがない。
昨晩のあのタイミングで、俺を害することが出来る奴はギルドにいないとエマは確信していた。それなのに、俺は仮面やローブは破損したから捨てたと答えている。そして、スペードとのやり取りで、アルティア・エースとやらかしていると口にしてしまっている俺。
《単独で殴り込みになんていかないわよね?》
「大丈夫だと信じたい。そこまで読めたのなら、俺がどう思っているのかも伝わっているはずだ」
いくらエマでも、これから王城へ殴り込みに行ったりはしないだろう。
しないはずだ。
《ふふふ。随分と信頼しているじゃない。妬けちゃうな~》
「茶化すなよ」
そう言いつつ、上半身を起こす。
正直、もう眠い。
昨晩あんなことがあったせいであまり寝れていないのだ。今日はもうやることもないし、このまま寝てしまおう。
ベッドから立ち上がり、目覚ましをセットする。
そして、部屋の電気を消そうとして。
部屋に取り付けられている、インターフォンが鳴った。
「……誰だ?」
エマ達の誰かが忘れ物でもしたのかと辺りを見回してみるが何もない。もしかすると、前のクラスで仲の良かった将人達が来たのかなと思い、扉へと向かう。
扉を開く前に誰が来たのかを確認しようと覗き窓へと目を向けて、頭を捻ることになった。
「誰?」
見知らぬ女性が1人で扉の前に立っていた。
赤のチェックが入った上質なローブを身に纏った女性。頭まですっぽりと覆っていたはずのローブを手で下した瞬間、人の目を惹く綺麗な銀髪が彼女の胸元まで流れ落ちた。ローブを下ろして素顔を見せたということは、少なくとも俺に対して正体を隠すつもりはないらしい。
いや、違うか。
彼女の訪問先には、だ。
部屋を間違えている可能性だってある。
「どちらさまですか?」
扉は開かず、扉越しに声を掛ける。
「お休みのところ申し訳ございません。先に私の身分を明かしますのでご確認ください」
女性はそう言うとクリアカードを取り出し、扉の覗き窓へと近付けてきた。身分証明書としてのページが開かれたそのカードを見て、その女性の正体を知った。
シルベスター・レイリー。
先ほどエマが口にしていたグループの1人。
ギルドランクS『白銀色の戦乙女』のリーダーに位置する女性だった。
創造都市メルティにてスペードと遭遇した際、エースと貴族都市ゴシャスで戦った一件は聖夜が口にしていました。エマ達は聖夜とエースが戦ったことを知らない状態で話を進めていましたが、その部分を「知っているけど触れていない」という流れに変えています。それに加えて、エマとの会話の流れも変更。
申し訳ございません。
指摘して下さった方、ありがとうございます。謝らないといけない場面なのに、ちゃんと読み込んでくれて嬉しいと思ってしまっている私を許してください。