第9話 暴走
2017/8/17 戦闘描写を修正しました。
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咄嗟に後退していたことが救いだったと言える。
上半身と下半身が真っ二つになることだけは避けられた天上天下だったが、言うまでも無く致命傷。鮮血を撒き散らしながらも、魔法の発現は維持したまま。気を失ってもおかしくはないこの状態でも、そうなってしまえば絶命しか道が無いことくらい、彼には考えるまでも無く分かっていた。
相対する白い魔法使いの強さは圧倒的であった。
国際指名手配犯が多く在籍し、その中でも頂点に限りなく近い力を有していると自負している天上天下でも、そう評価してしまうほどの魔法使いだった。
(何だ、こいつの魔法は? 何だ、この男の魔力の多さは?)
咄嗟に首を捻る。自らの被るフードをかする角度で手刀が突き抜けた。頬から鮮血が噴き出す。『発現の兆候』で読み取れた段階で回避行動に移るのでは、もう手遅れ。後はいかに軽傷でそれを回避するかを考えるしか、天上天下には手段が無かった。
(移動速度がおかしいな。転移魔法か……、そうなるとこいつは中条聖夜ということか? ローブは『黄金色の旋律』の物。あの仮面も先のアギルメスタ杯で着用していた物と同じか?)
背後に回っていた白い魔法使いを迎撃しようと、天上天下が蹴りを放つ。しかし、その時には既に白い魔法使いは天上天下から離れた正面に立っていた。
(盛者必衰から上げられていた報告書とは違い過ぎるぞ。並みの兵では逃げ回ることもできずに即死だろう。即戦力の人材じゃないか。これでまだ学生? ライセンスを取得して1年未満のルーキー? 何の冗談だ。何より――)
そこまで天上天下が考えた時だった。
(来るっ)
それはもはや直感だった。『発現の兆候』を感じ取るよりも早く、天上天下はその場を跳躍することで離脱した。
直後。
天上天下が直前までいた空間、そこにあった物全てが音も立てずに消失した。
そう。
そこにあったもの全てが、だ。
デスクや紙媒体の資料、実験器具などその他もろもろ、そこにあった床の一部までもが四角形に抉り取られている。天上天下が瞬き1つしている時間で、この現象が生み出されているのだ。
(中条聖夜は転移を得意とする魔法使いでは無かったのか? 複数の対象を同時に転移できる? いや、それでは抉り取られている床が説明できない)
天上天下の視線が、もう一度その現象が引き起こされた場所を見る。
そこで、閃いた。
閃いてしまった。
「貴様、まさか……。対象の座標を指定するのではなく、8つの座標を結ぶ空間を指定しているのか?」
自分の口にしていることが天上天下には信じられなかった。それがどのようなプロセスを踏んで実行されている魔法なのか、天上天下には分からない。だが、人間を1人転移させるのと比べて、空間そのものを転移させることが、どれだけの魔力を消費して為せる業なのか。
漠然とした予想はできる。
できてしまう。
それは、凡人とは比較にならないほど膨大な魔力を保有する、天上天下ですら戦慄してしまうほどの魔法。
「中条聖夜……、貴様はいったい」
天上天下がそこまで口にした時だった。
それは。
身を裂くような咆哮。
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地下5階から地上まで僅か数秒で帰還した花園剛は、まず初めに携帯電話を取り出した。地下では電波が届かないため、外に連絡する為にはここまで戻ってくる必要があったのだ。
「状況は最悪だ。『七属星』の何名かを外に割り当てて欲しい。鼠は一匹も逃がすなと伝えてくれ」
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異質な魔力を感じ取った縁は、即座に方向転換した。
エレベーターシャフト内を一気に駆け上る。最上階へ到達する前から既に確信していた。最上階の開かずの扉が、解放されているということに。
つまり。
シャフト内から抜け出た縁は、それを目撃した。
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花園剛に連絡を任せた岩舟龍朗とその従者である藤宮誠は、地下5階のコントロールルームへと急いでいた。しかし、その道中で藤宮が立ち止まる。
「どうした?」
「……血の臭いがするでござるな」
「それはどっちの話をしているんだ?」
そんなことを今更ながらに口にする時点で、自らの主に仕えるには不十分だということ。主からの質問に、藤宮は改めて答え直した。
「コントロールルームが機能していないことは想定内。もう1つ……、こちらには何があるでござるか?」
「業務用エレベーターだ」
龍朗は端的にそう答える。
直後、自分たちの遥か頭上からの震動が断続して襲い掛かってきた。
「鼠どもは余程地獄を見たいようだな」
「お望みとあらば、即座に」
「ならさっさと行動しろ」
「御意」
目的地は、変わらずコントロールルームだ。
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「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっ!!!!」
身を裂くような咆哮が最上階に響き渡った。
終始天上天下を圧倒する展開だったはずの聖夜が、先に崩れ落ちた。
両手で頭を抱えて蹲る。
その光景を側壁に寄り掛かる格好で天上天下が見据えていた。
「……限界が訪れたようだな」
それは必然だった。
天上天下が見る限り、聖夜が使用していた魔法は、常人では一度発現するだけで相当量の魔力を消費するため、戦闘では一切使い物にならないはずのものだった。いや、そもそも一般的な魔法使いでは、例え魔力が足りていたとしても発現量の問題で実現しない可能性もある。一度の魔法に込められる魔力の量にも個人差はある。聖夜の使っていた魔法は、常人では決して発現できないものだった。
例え、聖夜と同じ無系統魔法を持っていたとしても。
「天地神明が貴様に興味を抱いていた理由を垣間見た気がするぞ、中条聖夜」
血を吐きながら天上天下はそう評価する。
だが。
「生憎と、俺に貴様の捕縛命令は出ていないんだ。その無系統に興味はあるが、貴様は俺たちの下につくタマではあるまい。ここを見て、魔力の暴走を引き起こすくらいだからな」
天上天下の表情が皮肉で染まる。彼は聖夜の身に起こった事象について、ほぼ正確に当たりを付けていた。
「悪く思うな」
血に塗れた左手に魔力が収束する。聖夜によって両断されていた刀が淡い光を放ち、瞬く間にもとの形へと戻った。
「貴様をここで殺す」
跳躍。
重傷を感じさせない一歩で距離を詰めた天上天下が、刃を振り下ろす。
そこへ。
「させると思っているのかい」
御堂縁が割り込んだ。
無系統魔法“神の契約解除術”。
天上天下の握っていた刀が砕ける。眼前に迫った蹴りをバク転で躱した天上天下が、新たに発現した身体強化魔法の力を借りて、より遠くへと跳躍した。
「……御堂、……縁か」
血塗れになった腹部を左手で抑え、天上天下がその名を呼ぶ。
「久しぶりだね、天上天下。随分と手負いのようじゃないか。もしかすると……、これはチャンスなのかな?」
縁の口角が歪み、一歩を踏み出した瞬間。
天井を突き破り、彼らの頭上から無慈悲の雨が降り注いだ。
「これはっ!?」
背後に庇っていた聖夜を含めた障壁魔法を展開した縁だったが、それが僅かな停滞も得られずに突き破られたのを見て、無系統魔法の連続行使へと切り替えた。
その光景を見据えながらも、自らが引き起こした魔法を回避しつつ、天上天下は人差し指を側壁へと向ける。そして、無造作にその先端を動かした。その動きに沿うようにして『絶縁体』仕様の側壁が細切れになる。
「待て!!」
縁の制止の声に、天上天下が振り返る。
夕陽の差し込む空を背景にした彼は、自らの鮮血も重なり真っ赤に染まっていた。
「初見殺しとは良く言ったものだ。いずれ、返礼はしよう。俺よりその少年を気にしてやるといい。自らの魔力に呑まれて死ぬぞ」
それだけ告げた天上天下は、その身を実験棟の外へと躊躇いなく投じた。
追いかけるべきか、聖夜の介抱にあたるべきか。
逡巡は一瞬。縁は聖夜を選んだ。『絶縁体』仕様の天井を突き破り、突如として降り注いで来た凶弾は止んでいる。先ほどまで燃えていたであろうこの空間も、既に下火だ。
それを確認してから、蹲る聖夜の身体を床へと転がす。縁はその両眼を限界まで見開いた。
「魔力暴走か!!」
聖夜の魔力容量がどれほどのものなのか、縁は知らない。そして、聖夜が普段は魔力容量の一部しか使用できておらず、魔力のほとんどを持て余し気味であることも縁は理解していない。しかし、普段使用していない領域の魔力まで強引に引き出したせいで、濁流の如く魔力が溢れ出している現状だけは、完全に理解した。
「こういうのは俺じゃなく鈴音の専売特許なんだけどねぇ!!」
両手を聖夜の胸に当て、縁は自らの魔力を聖夜の身体に流し込み始めた。暴走気味に次から次へと生成され、外へと溢れ出てくる魔力と逆流し、生成器官に蓋をするイメージで。
本当なら安全な場所に移動してから、欲を言えば鈴音と合流してから処置を開始したいところではあったが、この状態で放置しておく方がよっぽど危険であると縁は理解していた。
「まったく! どれだけの魔力を持っているのかなぁ君は!!」
いくら得意ではないと言っても、これだけやりにくい相手の経験は縁に無い。自らの魔力を押しのけ、より一層の勢いで溢れ出ようとする魔力を、縁は必死に押し留める。
そこで、ようやく彼は気付いた。
「……水属性の治癒魔法?」
具体的には聖夜の頭部を覆うような位置で、治癒魔法が展開されている。縁は作業を続行しながらも、まじまじと聖夜の表情を見据えた。痛みに呻くその顔からは、決して安定した魔法が発現できるようには見えない。そもそも聖夜にはほとんど意識が残っていないだろう。
縁の視線は、徐々に下へと下がり、聖夜の腕に装着されているMCへと向けられる。そこから聖夜の物とはまた違った魔力のようなものを縁は感じ取った。
「……なるほど。彼の急成長の理由はこれか」
縁はそのMCがインテリジェンス・アイテムであることを看破した。そして、このMCが所有者の意思によらず、自らの判断で魔法を発現できるであろうことも。
ただ、縁はそれ以上の詮索をやめた。
手元に展開している魔法の操作に、全力を注ぐ。
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「まったく……、とんだ大誤算だ」
自らの治癒魔法では現状維持するので精一杯である天上天下は、実験棟に隣接する日本魔法協議会の屋上で吐き捨てるようにしてそう言った。
浅草流派の女にとどめを刺さなかったこともそう。
中条聖夜にとどめを刺せなかったこともそう。
天上天下は警戒を怠らぬまま、その視線を実験棟から協議会のエントランス付近へと向けた。中から何人もの協議員の他、それなりの実力を有していると思われる魔法使いも現れる。協議会と実験棟を囲う塀の外には、多数のパトカーやジャーナリストたちの姿も散見された。
「……潮時だな。だが、やるべきことはしておかねばならん」
手負いの身である天上天下からすると、この場からこっそりと逃げ出すだけでも一苦労だ。だが、ただ尻尾を巻いて逃げ出すわけにもいかない。隣接する実験棟の屋上を見上げる。難攻不落が撒いた火の手では、証拠を隠滅し切れないだろう。沙羅双樹からの援軍が、これから構成されるであろう包囲網を突破できるとも思えない。
天上天下は、左手を実験棟の屋上付近へと無造作に向けた。
「『毘沙門“天”』」
澄んだ音色と共に発現された錫杖が、新たな凶刃を生み出す。そしてそれらと共に、錫杖自身も自壊した。
花びらのように可憐に散りゆくと思えたそれらは、瞬く間に実験棟の最上階から下数階を砕き始める。そこには中条聖夜がおり、御堂縁がおり、おそらく難攻不落がいるだろう。しかし、天上天下はまったく躊躇わなかった。
下から数々の悲鳴が上がる。それはジャーナリストや野次馬のものだろう。天上天下は確認しなかった。数度同じ魔法を発現し、念入りに砕いていく。聖夜や縁が外へ逃げるところを目撃できれば、一緒に斬殺してやろうかと考えていた天上天下だったが、その場に姿を現した人物へ視線を向けることで監視の目を解く。
「裏切り者がいるな。現職か……、退いた家の中にいたのかは不明だが」
真っ赤な夕陽に照らされ、その者の髪は血のように輝いていた。魔法服ではなく身に纏ってはいるのはスーツだったが、その隆々な体格は決して隠せない。
「……花園、……剛」
天上天下が忌々しそうな表情を取り繕おうともせずに吐き捨てる。
日本五大名家『五光』が一角、花園家現当主。
剛は既に致命傷を負っている天上天下を視界に入れたまま、手にした携帯電話にこう付け加えて通話を切った。
「協議会屋上に鼠を発見。協議員を近づけさせるな。巻き込まない自信が無い」
「この建物はお前たちの持ち物だろう? きちんと扉から出てきたらどうだ?」
身体強化魔法を使用して外からひとっ跳びでここまでやって来た剛へ、天上天下がそう皮肉る。しかし、剛はそんな無駄口に付き合う気はさらさらなかった。
「お前が誰なのか、何をしにここへ来たのか。そして……、内通者が誰なのか。それは後ほどゆっくりと聞き出すことにしよう。――『業火の型』」
全身強化魔法。
攻撃特化の火属性を付加。
直接詠唱によって暴力的なまでの熱を全身から放出する剛へ、天上天下は頭を振った。
「不運なものだな」
その言葉に、剛は片眉を吊り上げる。
「何を馬鹿なことを。ここは、この国の魔法を司る者たちの総本山だ。不用意に侵入すればこういった事態に至ることくらい理解できているものと思っていたが」
「そうではない」
血塗れになった左手に魔力を収束させながら、天上天下はフードの奥で不敵に笑った。
「この俺の前に立ってしまったお前のことが不運だ、と言ったのだよ」
「抜かせ!!」
天上天下と花園剛。
最高戦力同士が、協議会の屋上で激突した。
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外部からの攻撃に晒された縁は、やむを得ず治療を一時中断し、聖夜を背負って実験棟の下へ下へと移動していた。エレベーターシャフト側からの損傷が激しかったため、天上天下が作り出した風穴を利用してだ。
「『絶縁体』を破壊できるとは……、吸収量を超えるだけの魔力を使用しているということか? なんて荒業を実現するんだ」
驚愕を通り越して半ば呆れの境地の至っている縁は毒づく。そして、舌打ちしてから携帯電話をポケットへとねじ込んだ。
下へ。
下へ。
天上天下が作り出した風穴を、下へ下へと落ちていく。
そこで声が掛かった。
「聖夜様っ!!」
落下を止め、縁は何階かは分からないフロアへと着地した。そこへエマが一歩で距離を詰める。
「あぁ、聖夜様!! いったいどうされたのですか!?」
縁が背負った聖夜に、エマがおろおろと声を掛けるが反応は無い。縁はさっさと話を進めることにした。
「今、話しかけても無駄だ。彼はもう使えないよ」
「あぁ!?」
「客観的な指摘をしただけだ。それとも叩き起こして無理やり戦闘復帰させたいのかい」
縁の強い口調に、激昂しかけたエマが言葉に詰まる。
「難攻不落はどうした」
「……逃がしてしまったわ」
エマの答えに、縁は眉を潜めた。エマは頬をひくつかせながらも正直に答える。
「言い訳はしない」
「結構、ならば仕方が無い」
もともと縁は、防御に特化した難攻不落の障壁をエマが突破できるとは考えていなかった。特に難攻不落が撤退を視野に入れた逃げの戦法を取ってきたのならば尚更だ。
「中条君は君に預けよう。男1人くらいなら、君でも背負えるだろう?」
言われるがまま意識の無い聖夜をエマが受け取った。エマがきちんと聖夜を背負えるところまで手伝った縁が、人差し指を下に向ける。
「君たちは先に離脱しろ」
エマが怪訝な表情を浮かべた。
「貴方は?」
「俺は少々野暮用が残っているんだ。何だ、心配してくれるのかい? あぁ、その顔は少々傷付くからやめてくれたまえ」
縁は苦笑しながらエマを手で払う仕草を見せる。
「早く行け。中条君のことは頼んだ」
「……ごめんなさい。貴方も気を付けなさいね」
エマからの忠告に、縁は目を丸くした。既に縁から視線を外し、床に大きく空いた風穴へと身を投じるエマは言う。
「聖夜様は、それなりに貴方のことを信頼しているようだから。それだけよ」
聖夜を背負ったエマの姿は、すぐに見えなくなった。頭上から響き渡る轟音の中、縁は改めて携帯電話を取り出す。そして発信履歴の一番上に表示されている番号へ掛け直した。
しかし。
「……鈴音、なぜ繋がらない」
舌打ち1つ。
縁は表情を歪めながら吐き捨てるように口にする。
コール音すら鳴らない。通話口から聞こえてくるのは、『電波の届かない場所にいるか、電源が切られている』という案内だけだ。
鈴音には、一攫千金と合縁奇縁の保護を頼んでいた。そして、以降は縁か聖夜の指示を待つように、と。だからこそ、縁は腑に落ちないのだ。
(指示待ちの状態で、電波の届かない位置で待機しているほど鈴音は馬鹿じゃない。ならば、他の理由を考えるべき。そもそもコール音すら鳴らないということは、電源が切れているか電波が届かないかの二択。前者は無い。そして、本来ならば後者も無い。だが、そうならざるを得ないような事態に陥った可能性を考えるべきか)
そこで縁は、実験棟へ向かう最中に遭遇した2人組を思い出した。
(『断罪者』に妨害されたか? ……それは無いか。彼らは『T・メイカー』への干渉を嫌っていたようだし、一緒にいるところを見られている鈴音に手を出すとは思えない。それに、仮に相対しても鈴音なら素直に一攫千金たちを手渡すだろう。中条君には申し訳ないが、それほど価値のある者でも無いのだし)
頭上から鳴り響いていた轟音が落ち着いたことに眉を潜めながらも、縁は視線を下へと戻す。
(実験棟の外へ出られたのなら、浅草の人間との合流は済んでいるはずだ。ならば、仮に鈴音が電波の届かない場所にいれば門下の人間が仲介に入るはず。だとするならば、実験棟からの脱出に失敗したか)
縁はエマからやや遅れてその身をフロアに生じた風穴へと投じた。
(実験棟内で携帯電話の通じない場所に閉じこもったか? 流石に候補が多過ぎて絞り込めないな。……違うか。閉じこもる必要があるということは、助けを求めたいということ。電波が届かない場所を選ぶはずがない。さて、そうなると鈴音が行きそうな場所か)
実験棟内の地図を脳内に展開した縁は、1つだけ心当たりが有った。
「コントロールルームか。確かに地下なら電波は届かないだろうね」
次回の更新予定日は、7月1日(金)です。